SHO&YOHがジュニアタッグリーグで因縁の王者組に雪辱勝利!「鈴木軍、何回も同じ手は通用しない」と優勝を誓う!
17日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『九州三国志 presents Road to POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』が行われた。
メインイベントでは、現IWGPジュニアタッグ王者組の“鈴木軍”エル・デスペラード&金丸義信が“ROPPONGI 3K”SHO&YOHと対戦。
SHO&YOHは昨年10月の凱旋帰国初戦でジュニアタッグ王座を戴冠。その勢いで直後のジュニアタッグトーナメントを制する活躍を見せたが、今年3月の大田区大会で現王者組に同王座を奪取され、4月の両国国技館大会で高橋ヒロム&BUSHI組を交えた3WAY王座戦でリベンジを試みるもSHOがデスペラードにフォールを奪われているという背景があり、鈴木軍の2人は3Kにとって因縁浅からぬ相手。
YOHは過去に「僕らの信念は生え抜きで新日本プロレスを引っ張っていくこと。俺らの時代で必ず生え抜きで新日本プロレスを作っていかなきゃ意味が無いと思ってるから。必ず、僕達の時代で新日本プロレスのJrを制覇してみせます」と語っており、凱旋帰国から一年を迎えたROPPONGI 3Kの2人にとっては単なるリーグ戦の中の一戦に留まらない意味を持つ試合となっていた。
試合が始まると鈴木軍2人の洗練されたタッグワークで3Kが苦戦を強いられ、3Kもコンビネーションを駆使して逆転の狼煙を上げるものの、金丸がウイスキー噴射で3Kを怯ませデスペラードが2人を蹴散らしていく。続けて金丸がムーンサルトプレス、ディープインパクトと畳み掛け決着を狙うが、YOHが一瞬の隙を突いてファイブスタークラッチでカウント3を奪い雪辱を果たした。
試合後、ロッキー・ロメロがリングに上がり大はしゃぎで2人を祝福。これを受けたYOHが「俺達ROPPONGI 3Kと一緒に!」と叫び、SHOが「いや、新日本ジュニアと一緒に!シビれようぜぇ~!」の決めセリフで興行を締めた。
バックステージに戻ったロッキーは「ROPPONGI 3Kは今日が一周年記念なんだ。今年はトーナメントではなくリーグ戦だから、まだまだこれからだ。何も恐れることはない。これから全員を倒してみせるんだ!明日は休みだけど、お前ら2人はしっかり休めよ。俺は六本木に行ってウイスキーでも煽ってくるよ。ロスインゴ!シンゴ!BUSHI!お前たちのことも忘れてないからな!マ・ジ・で!エンセリオ!BUSHI!」と捲し立て上機嫌で会場を後に。
SHOは「ロッキーさんは俺達がこのリーグ戦でチャンピオンにしてあげたい、そしてまたベルトを取り返させてあげたいっていうのは、言葉は分かんなくてもここ(心)で通じてるから。……多分。今日はYOHさんにしっかりファイブスター決めてもらったんで、最高ですね」と鼻歌交じりに去っていく。
そしてYOHは、「僕はこう語りますよ。『鈴木軍、何回も同じ手は通用しない』!僕らも成長したんで、優勝しますよ。僕らは世界一のチームになりますよ。今日みたいにね、メインを締める機会も毎日来る。超気持ちよかったっす。だから3Kはもっともっと上に行きますよ。ということで、またいい風吹かすんで、いい風浴びに来て下さい」と笑顔でポーズを決めながら優勝を誓った。
絶好調だった現ジュニアタッグ王者の敗戦や、現ジュニア王者・KUSHIDAとクリス・セイビンのタッグがまさかの開幕二連敗を喫するなどジュニアタッグリーグは混迷を極めているが、このシリーズを終えた後の新日本マットにどのような風が吹くのかに目が離せない。