エル・デスペラードが東京ドームで王座戦を行うマスター・ワトへ公開説教!「後先考えないでその場のノリだけで感情も乗せないで喋るな」
23日、東京都・明治記念館にて新日本プロレスが『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』についての記者会見を実施し、エル・デスペラードがマスター・ワトに想いを語った。
新日本プロレスでは、例年年間最大のビッグマッチとして「1・4(イッテンヨン)」こと1月4日の東京ドーム大会を行ってきたが、昨年は史上初の4日&5日の2DAYSの東京ドーム大会を開催。そして今年も4日&5日の東京ドーム大会が決定し、6日にはTDCホール大会も実施することが決まった。
5日の第2試合で行われるIWGPジュニアタッグ選手権試合の会見として、王者組“鈴木軍”エル・デスペラード&金丸義信、挑戦者組の田口隆祐&マスター・ワトが出席。
ワトが「1月5日、東京ドームで鈴木軍の2人から3カウントを獲って、決着をちゃんと付けてからこのIWGPジュニアタッグのベルトを足がかりに、このベルトを足がかりにさらなる頂点を目指したいと思います」と意気込みを語ると、デスペラードが呆れと怒りを込めた口調で語り始める。
デスペラードは「ワト、俺はお前のことが正直、大ッ嫌いだ。対戦相手として相性がどうとかこうとかじゃなくて、お前のセリフには1個も感情を感じない。『ヤらせろ!ヤらせろ!』つって盛りのついた中学生みたいなことばっかり言ってるけど、お前ホントに『ヤらせろ』なんて思ってねえだろ?俺たちが昨日リングに上がる前に、お前がリング上から言ってた言葉、自分で覚えてるか?俺はちょっとムカついたから覚えてんだけど『今すぐやらせろ。ここでやらせろ』つってたんだよ。それに関してはお前、絶対嘘だよな?だって、東京ドームで試合ができる、タイトルマッチができるっていうチャンスを棒に振って、後楽園で『今すぐやらせろ』って。6人いるのに『タッグのチャンピオンシップやらせろ』って。後先考えない奴がその場のノリだけで感情も乗せないで喋ってるとこういうことになるんだよ。後楽園のお客は喜ぶだろうよ。そう言われてさ。『あ、ここでタイトルマッチが見れるかもしれない』って。そのオチはどこに付けるんだよ。見れないんだぞ?考えて喋れや」と公開説教。
ワトが何も言い返せずにいると、デスペラードはさらに「もう1個頭に来てんのはね、このベルトをを獲って『第1歩』とか『足掛かり』とか、そういうことを言ったけど、ベルトである以上、チャンピオンシップのタイトルホルダーなんだよ、俺たちは。な?このタイトルを、『足掛かり』とかそういう位置づけにするな。獲れてもいない奴が。そういう部分ぜぇ~んぶ引っくるめて、俺はお前のことが大ッ嫌いだ」と吐き捨てる。
そして「俺はホントは将来のこととか未来的なこと、展望を言うのは得意じゃないし、言うべきじゃないとも思っているんだが、もう俺は来年のBEST OF THE SUPER Jr.のこととも見てるし、シングルのタイトルのことも見てる。これから続くであろう俺とノブさんのタッグの防衛戦、2回、3回、4回、 5回……何回防衛できるか。その記録自体伸ばす気しかないんだよ。だから、テメーらなんぞにかまけてる暇、ホントは無いんだが、他の挑戦チームが大したものがなく、声も上がってこない。しょうがないからお前らとやってやるんだ。そうじゃないと俺たちが東京ドームっていうでっかいところで試合をするチャンスを棒に振ることになる。ただそれだけのために選ばれた。それだけなんだ、お前たちは」と想いを吐露した。
この日は金丸&デスペラードの試合は無かったものの、ワトは田口隆祐&タイガーマスクとタッグを組み、辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッドのヤングライオン3人と対戦。ワトは危なげなく終始試合を有利に運び、上村に必殺のRPPを見舞って勝利。
年内最後の試合を勝利で飾ったワトは「1月5日、東京ドーム、俺はデスペラード、金丸義信、IWGPジュニアタッグ……俺が2人を倒してさらなる頂点を目指していきたいと思います」と意気込みを語った。
『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』
日程:2021年1月5日(火)
開始:17:00
会場:東京都・東京ドーム
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/鈴木軍】エル・デスペラード/金丸義信
vs
田口隆祐/マスター・ワト
※王者組は2度目の防衛戦