全治6ヶ月の負傷で長期欠場の高橋ヒロムに代わりエル・デスペラード&金丸義信がIWGPタッグ王座挑戦に名乗り!「俺たちの腰から適当にかっさらっただけのベルト、返してもらうぞ」

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 22日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to CASTLE ATTACK』が開催され、エル・デスペラード&金丸義信が負傷欠場した高橋ヒロムに代わってIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を表明した。

 ヒロムは19日の盛岡大会で全治半年の負傷(左大胸筋断裂)を負い、長期欠場することに。ヒロムはBUSHIとともに25日の後楽園ホール大会で石森太二&エル・ファンタズモの持つIWGPジュニアタッグ王座への挑戦が決まっており、さらにヒロムはこのジュニアタッグ挑戦を認めさせる交換条件として自身の持つIWGPジュニア王座へファンタズモが挑戦することも認めていた。ヒロム不在となってしまった両王座戦の行方にも注目が集まる中でこの日の大会は行われた。

 この日は予定されていた鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIvs高橋裕二郎&エル・ファンタズモ&石森太二の6人タッグマッチからカード変更の発表があり、ヒロムと裕二郎が抜けたタッグマッチが実施。
 ファンタズモは露骨に気だるげな様子で自らの大胸筋を撫でながら入場し、リングイン後もふてくされていたが、一転して石森とともにL.I.Jの2人を奇襲。これを読んでいた鷹木が1vs2の状況でも難なく撃退し、BUSHIとの軽妙なタッグワークでファンタズモに狙いを定めていくが、ファンタズモが疑惑のサドンデスを鷹木のヒジにヒットさせると流れが変わる。
 ファンタズモと石森はたっぷり時間をかけて鷹木の背中を引っ掻いていき、ファンタズモが華麗な空中殺法で鷹木を圧倒してからサドンデスを発射も鷹木はホップアップ式デスバレーボムで撃退。石森とBUSHIの対面となると、BUSHIが石森とのスピードファイトを制してミサイルキックやトペ・スイシーダ、鷹木との合体バッククラッカーも決めていくが、BUSHIがブシロールを狙った瞬間にファンタズモがその顔面にサドンデス。バタリと倒れ込むBUSHIを石森がカバーし、そのまま3カウント。

 ファンタズモがレフェリー相手に右足の潔白をアピールしながら勝ち名乗りを受け、マイクを取って「ヒロ~ム~?どこだ~い?TIME BOMBはどこ行っちゃったんだ?病院で手術中かい?当分戻ってこれないってことは、タイトルマッチも無しか。不戦勝も決まったことだし、一足先に祝杯をあげよう」と語っていると、突如リングにジュニアタッグの前王者であるデスペラード&金丸が登場。

 デスペラードは石森にロコ・モノを、金丸はファンタズモに急所蹴りから垂直落下式ブレーンバスターを見舞うという手荒な挨拶を終えると、マイクを取ったデスペラードが「ファンタズモ、お前ずーっとヒロムヒロムヒロム言っててBUSHIのことも少しは呼んでやれよ。かわいそうだろ?ただでさえ地味なんだからよ。挑戦者がいねぇ?いるんだよ。お前らが挑戦者だよ。俺たちの腰から適当にかっさらっただけのタッグのベルト、返してもらうぞ。覚悟してかかってこいよ。胸貸してやるぜ!」と25日のメインイベントでの王座戦に名乗りを上げ、金丸とともにベルトを掲げて勝ち誇った。

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