【会見全文】元セクシー女優の虎牙のん(八神のえみ)がプロレスデビュー決定!エチカ・ミヤビが念願の世羅りさと最後のシングルへ!

10月29日、都内某所にてPPPTOKYOが12月9日新宿FACE大会についての記者会見を開催。まずは三富兜翔代表とデビュー戦が決まった虎牙のんが登壇し、対戦カードが発表された。
三富「本日は12月9日新宿FACE公演にて行われる試合について諸々発表していきたいと思います。12月9日新宿FACEでPPPTOKYOから新人が1人デビューいたします。この方になります。お願いします」
虎牙「12月9日、新宿FACEにてデビュー戦させていただきます、PPPTOKYO、虎牙のんと申します。よろしくお願いします」
三富「虎牙のん選手は、もともとセクシー女優の八神のえみさんとして活動していました。 で、ちゃんよた究極生命体スクールの一期生として応募していただきまして、半年間の練習生期間を経て、今回デビューすることになりました。そして12月9日、虎牙のん選手のデビュー戦のカードはこちらになります。虎牙のんプロレスデビュー戦-StarT-虎牙のんvsちゃんよた、シングルマッチになります。本日は対戦相手のちゃんよた選手にも来ていただいておりますので、意気込みの方よろしくお願いします」
(ちゃんよたが登壇)
虎牙「ちゃんよたさんの究極生命体スクールの一期生として、初の弟子として入らせていただいたので、実際に師匠に成果を見ていただけるのと、やっぱり皆さんにも成果を見ていただけるということで、ちょっとプレッシャーはありますが、精一杯12月成果を見せられたらいいなと思います。お願いします」
ちゃんよた「PPPTOKYO究極生命体ちゃんよたです。12月9日の試合でデビュー戦の相手を務めさせていただくということで、自分自身、先日丸4年、プロレスデビューしてから丸4年ってことで、初めてのデビュー戦の相手となります。自分のね、究極生命体スクールの一期生であるのんちゃんと、こうやって戦えるってことはすごく嬉しいですし、デビュー戦の相手に選んでいただいたこと、すごく嬉しいです。私ものんちゃんもバックボーンがセクシー女優っていうことで、元セクシー女優ってことが良いとか悪いとか、それは置いといて、その当時の私たちにとってはそれが最善の判断で、そういうふうにやってきたっていう過去があるんですけど、やっぱり元セクシー女優のプロレスラーとしてデビューして自分が思ったのは、やっぱりお客さんの声だったりとか、それこそ他のプロレスラーの声だったりとかっていうのは、やっぱり最初は厳しいものが多くて、でもやり続けていくと、その声が応援にいつしか変わってくるっていうのを自分自身体験しているので、最初はもしかしたら厳しい声とかもあるかもしれないんですけど、まずデビューして、そこからがスタートなので、頑張って、プロレスラーとして道を歩んでいってほしいなと、私は思っています」

――スクールに入ろう、プロレスラーになろうと思ったきっかけとか理由とかから教えてください
虎牙「はい。元同じセクシー女優っていうので、もともと存在を知っていて、私も筋トレをしていたのもあって、憧れというかリスペクトがあって、元々知っていて活動も見させていただいてたんですけども、それを見ている中で、そのスクールの募集をしていたので、これはちょっとこれを機に入らないとと思って、勇気出して応募して、今ここにいさせていただいているっていう感じになります」
――ここまで練習してきてデビューが決まって、自分の中での手応えみたいなのはいかがですか?得意技とか、この技は試合で使ってみたいみたいなのは
虎牙「やっぱりちゃんよたさんが師匠なので、力を見せれるような、強さを見せれるような技をやってみたいなっていうのはあります」
三富「もともとボディコンテスト出てたんですもんね?」
虎牙「そうです去年、NABBAという大会に出て行って、大会経験者っていうのもあって、力強さっていうのはテーマとして持っていきたいなとは思っています」
――ちゃんよたさんから見ると、生徒というか弟子として見ていかがですか?
ちゃんよた「そうですね、技術の面は、まだまだなところはあるんですけど、すごい根性があるというか、例えば技を最初1回失敗しても、ずっとできるまでやり続けたりとか、そういうところを見てて、すごい肝が据わっている子だなと感じています」
――三富さんは、さっきちゃんよたさんからもありましたけどPPPは異色の経歴みたいな選手が多いっていう中で、こうまあ話題にもなるし、逆にアンチみたいな人もつきやすいみたいな選手をこうデビューさせる、所属させるっていうところで、何かご苦労だったり、あるいは対策じゃないですけど、何かこう考えていることみたいなことがあったら教えてください
三富「まああの、そうですね、そもそもまあうちにそういう磁場があるのか、そういう異色の経歴の人が集まってくるんですけど、やっぱりこうプロレスデビューさせるっていう前提で人となりだったりとか、人間性みたいな部分で、やっぱりそこの部分も人とレベルの違うというか、一定以上能力を持っているなって僕が見込んでいる子をデビューさせているんで、もちろん肩書き的にはアンチみたいなのが出てくるかもしれないんですけど、仕事への向き合い方、プロレスへの向き合い方だったり、そういう部分は自信を持って届けられるし、今結構環境的にもプロレスの技術をだいぶ教え込める環境づくりが徐々に体系化して出来てきているので、そういった面では負けないなっていう自信は結構あります。特にプロレス技術以上に、うちは多分、ちゃんよたも八須もなんですけど、ビースト村山もいて、フィジカルとか体作りにおいては、どこの団体にも負けないノウハウが集約されてるなっていうのは思ってますので、期待しててほしいです」
――逆に話題性もあるけど、まずは試合とか中身を見てほしい
三富「そうですね。内容で勝負できる部分は結構あると思ってます。その内容を見てもらうために、まずは話題を作りたいですし、こういう子たちがなんか世の中でもっとフューチャーされて、いい時代に今なってる気がするので、その辺注目してほしいですね」
――ご本人としては、先ほどちゃんよたさんが言われたような、良い意味でも悪い意味でも話題になるっていうところはどのように捉えて転身しようと思いましたか?
虎牙「先駆者としてちゃんよたさんが元セクシー女優としてプロレスラー、今やっていただいて、あ、やっていただいてって言うのもあれですけど、活躍しているんですけど、私も同じ経歴で元セクシー女優という人間がまた同じ道を歩くということで、セクシー女優とかそういった偏見を少しでもより払拭できるんじゃないかなっていうのは考えています。やっぱり最初はどうしても偏見あると思うんですけど、やっぱり自分の今後の技術とか、見せ方とか、立ち回りでどうにでもなっていけると信じているので、リングでどうにでもなれると示していきたいです」
――虎牙のんという名前に込められた意味っていうのは
虎牙「虎、結構単純な理由にはなるんですけど、私が寅年で、虎っていう生き物が好き。力強くて、俊敏でかっこいいっていうイメージがあるので、私もそういう力強さを求めているっていうのもあって、虎という漢字を使わせていただきました」
三富「かなり結構アーティスト性があって、タトゥーめっちゃ入れてるんですけど、虎のタトゥーも入ってるんですよね?」
虎牙「ここに、肩にタトゥーいます」
三富「なんかそういう表現の幅がすごい広い子だなって思ってます。まあ、お名前はちょっと、前の事務所さんとの都合とかもあるんで、元の名前が使えないっていう中で、自分のこの表現をね、名前に込めてるのはなんか素敵だなと思いました」
――ちゃんよたさんは現役女優をやられながらもプロレスラーデビューをされていて、虎賀さんは今回辞められてプロレスデビューになりますけれど、その辞めるっていう決断をしたのはどういう理由があった?
虎牙「ちゃんよたさんは両立して、どっちも円滑に仕事をしてたと思うんですけど、私はそんなに器用ではなくて、一つに集中してまっすぐ進みたいっていう気持ちがあったのと、プロレスをやっていって、プロレスを知っていく上で、やっぱりプロレスというものに真剣に向き合っていきたいっていう気持ちが強く出たので、私は一旦女優業に幕を閉じて、さらに新しくプロレスを始めようと思って引退をさせていただきました」
――しばらくはプロレス一本
虎牙「はい、プロレスに集中していきたいと思っています」
――辞めて何しようかなっていうところでプロレスがあったっていう感じではなく、プロレスやりたくてっていう感じが大きかったんですか?
虎牙「そうです。やっぱりやっていってより楽しい、自分がやることによって楽しいっていう気持ちがより芽生えていって、プロレスがあったから、プロレスが選択肢にあるし、まあプロレスやろうかなとかじゃなくて、やりたいからやっているっていう、自分自身好きなものに対してしか集中ができなかったりとか続かないっていうのがあるので、やっぱり好きってここまで、やっぱプロレスってつらいじゃないですか?やっぱりイメージ的に、すごく動くし、体力も使うし。それでもここまで練習続けられて、デビューしたいっていう気持ちが出たのはやっぱり好きだからこそやってると思うので。それで今はプロレスやりたいっていう気持ちでやってます」
三富「元々入門した時は並行してやってたんですよ。すみません今日はちょっと撮影なんで練習休みますっていうこともあったんですけど、それがだんだんとね。最初はちゃんよたさんみたいに両方やっていこうみたいな話で進んでたんですけど、本人の中でプロレス1本でやりたいですっていう決断をしたということですよね」
――ちゃんよたさんはデビュー戦の選手にこんなことを期待したい、こんな試合をしてほしい、何か期待することってありますか?
ちゃんよた「そうですね、シンプルに練習してきたことしかできないと思うので、試合だからすごい自分をよく見せようとかじゃなくて、もう今まで自分がやってきたことを出して自分を信じてやってほしいなと思います」
――自分のデビュー直前と比べるとどうですか?
ちゃんよた「自分のデビュー直前よりすごい落ち着いてるなって思いますね。なんかやっぱり肝が据わってるじゃないですけど、私はすごい不安な気持ちが大きかったのを覚えています」
――虎牙さん的には、先日ちゃんよたさんは両国国技館とかにも試合出られてますけれど、自分はデビューしてどういうところに出ていきたいとか、どの団体出てきたいとか、そういう思いっていうのはあるんでしょうか?
虎牙「はい。私スターダムさんがすごく好きで、リアラ選手とエチカ・ミヤビ選手も出ていらっしゃったので、まあそれを追えるような技術を伴えるような選手になりたいなと思っています」
――好きな選手もスターダムの中にいらっしゃる?
虎牙「スターダムにいらっしゃいます(笑)上谷さん、飯田さん」
三富「この人が一番好きっていう人いたじゃないですか?鉄さんが」
虎牙「鉄さんも好きです(照笑)はい、かっこいい」
――いずれNEW BLOODで闘いたい
虎牙「NEW BLOOD出たいです。是非」
三富「岡田さん、よろしくお願いします!」
――先ほどプロレス一本という話もあったんですけれど、PPPの選手はパーソナートレーナーやられていたり、三富さんは不動産やられていたりとか、そういう収入の面ではちょっと別の軸があったりとかするんですけれど、虎牙さんは今後はプロレスだけでは生活多分できないと思うんですが、そこに関しては
虎牙「私がもともと出た専門学校っていうのがイラストレーターの学校だったんですけど、その後しばらくは自分で、まあフリーのイラストレーターとして活躍ってほどでもないですけどしていって、まあお仕事いただけたりとかしてたので、またちょっとそっちの方を伸ばしていきたいなと思ってます」
三富「ちゃんよたさんのイラスト書いてますよね。そういうのをグッズにしたりとか、自分でそういうアート系なセンスがかなりあるんで、なんかそういうのをね、伸ばしていこうみたいな話はしてますよね」
虎牙「やっぱり自分の、過去に諦めてしまったものっていうものではあるので、自分の想像力とかでできるようなアパレルとか、そういうグッズ作成とか、いろいろちょっと楽しめるし、あとあのやりたいことしかできないっていうような性格なので、やっぱできるとか、やりたいことをより伸ばしていけるようにしたいなと思っています」
――三富さんとしては、リアラさんに引き続き所属選手が増えるっていうことなんですけど、そこは経営者として所属が増えるということに関してはどう思われてるんでしょうか?
三富「もちろんこう選手が増えるので大変になる部分はあるんですけど、それ以上に可能性の方が大分あると思うんで。今日後で女子選手4人で写真撮ってほしいんですけど、こうやっぱほぼ生え抜きで女子が4人デビューして、世の中に話題を振りまける選手たちが今ここにいるってことは、団体としてはすごい可能性を今感じています。だからもう一皮二皮団体としても大きくなれる、なんかこうきっかけになればいいかなと思ってますので、頑張ってください。あとまあさっきの補足で言うと、うちは結構そういうそれぞれの才能をちゃんと伸ばしてほしいので、そういう土壌があるので、プロレスラーになることで自分の才能をより開けると思うので、そういう意味でも頑張ってほしいです」
――他団体からもグッズの発注とかOKですか?
三富「OKです」
虎牙「是非よろしくお願いします!」
三富「結構絵描くのめっちゃ上手いので、いずれは漫画とかも描いてください」
虎牙「そうですね、漫画とかいろいろちょっとできることをやっていきたいなと思います」

続いて、エチカ・ミヤビが希望していた対戦カードが実現したということで三富代表から発表があった。
三富「12月9日、新宿FACEの第二弾のもう一つの対戦カードですね。決定したカードはこちらになります。特別試合The Last Dance-愛-ハードコアバウトで。エチカ・ミヤビvs世羅りさ選手の一戦になります。こちら元々、エチカ選手が世羅選手が引退されるまでにどうしてもシングルマッチをもう一度やりたいと。デビュー戦の相手の世羅さんともう一度試合をしたいという思いから、この願いが叶ったような形になります。今日エチカ選手来ていただいているので、意気込みをお願いします」
エチカ「PPPTOKYOのエチカ・ミヤビです。よろしくお願いいたします。意気込みで言わせてもらうと、めちゃくちゃ気合入ってると言いたいところですが、ぶっちゃけデビュー戦より緊張しているかもしれないです。っていうのも、デビューの時、私ものすごく不安があって、すごく賛否あるデビューだったので、このままデビューしていいのかなとか、デビューの時の会見そのまま逃げ出したいなとかって ぶっちゃけ思ってて。でも、会見いざ始まって、世羅選手いらっしゃって、なんだろう、今でも鮮明にあの空間と言葉を覚えてるんですけど、トランスジェンダーとか関係ないよって。女子プロレス厳しいから、女子プロレスの厳しさを教えてあげるっていう風に言ってくれたことが、怖かったのもありますけど、それ以上にすごく嬉しくて、私を受け入れてくれる人が世界があるっていうふうに、そこで初めて思えたので、そういう意味で世羅さんは私にとってすごく特別な存在の選手なんですよね。その世羅さんが引退されるということで、さっきも三富さんおっしゃってましたけど、私の強い要望でこの試合叶いまして。なので、デビュー戦の時よりなんだか緊張しちゃってっていうのが、ぶっちゃけ意気込みというか、試合前の私の思いなんですけど、はい。ハードコア、SNSでのやり取りで世羅さんがそう提案してくれたんですけど、やっぱりこう引退される前ということで、何か世羅さんがデビュー戦の私の相手、プロレスデビューは、私は世羅りさでしたというところで、何かやっぱり引退される前、もしかしたら最後の試合、世羅さんとできるチャンスなので、何かを世羅さんから学びたい、サムシング何かをいただきたいと思っているところ、ハードコアマッチやろうよという風に言っていただいて、それでもすごく緊張してるんですけど、まぁ世羅りさでデビューしたエチカ・ミヤビは、プロレスデビューしたエチカ・ミヤビは、世羅りさでハードコアデビューして、また私はさらなるステージへと行けるのかなと思うと、緊張半分ですけど、それよりもワクワクがあります。もっともっとプロレスって広がるんだな、楽しめるんだなと思うとワクワクが止まらないですね。意気込みとしては以上です」
――ハードコアは今まで凶器って多分使われたことがないと思うんですけれど、そこに関してこういう凶器を使いたいであったり、凶器を使うことへの、武器を使ってぶん殴るのでそこに対する怖さみたいなものはありますか?
エチカ「そうですね。ぶっちゃけ武器使ったことがあるかないかって言われたら持ってきたことあるんですよ。竹刀を持ってきてたこととかあるんですけど、宮本裕向さんとタッグ組んだりとか、さしてヤンキータッグみたいなやらせて頂いた時に、宮本さんに貸せって言われて、抑えとけって。抑えてて、避けられて私バチーンって竹刀頭で受けたんですけど、あの痛みって半端ないんですよね。だから、それを人にできるかっていうのはちょっと不安ではあるんですけど、でもなんだろう、やるって決めた以上、生半可な感じで行きたくはないので、ガッツリぶん殴ってやろうか、それが世羅さんに対する礼節でもありますし。何の武器使うかっていうところに関しては、そうですね、もちろんハードコアなのでラダーだったりとか、イスだったりとか、テーブルだったりとか、定番のものありますけど、それじゃ面白くないですよね。まあ、ここで名言はしないです。でもエチカ・ミヤビっていう風に、まあ知ってる方は私のいろんな経歴だったりとか、どんな人なんだろうっていうのを思った時に、そうですね、まあわかるかもしれないです。私が12月持ってくるサムシングにご期待いただければと。ちょっと面白いことしようかなと思ってます」
三富「飲みの席ではだいぶ凶器持ち出してますよね」
エチカ「飲みの席ではそうですね(苦笑)はい、そうですね」
三富「リング上の方がむしろ真面目みたいな」
エチカ「はい。プロレスに対して私はものすごく真摯に生きたいと思って。まあアルコールはあの、やめて、さすがにリングでは持ち込まないかな(苦笑)でも、はい、飲みの席では狂気じみてます(苦笑)」
――これからハードコアは、今回世羅さんだからっていう感じなのか、これから女子ハードコア戦線みたいなことに参入していきたいのかではどんな感じでしょう?
エチカ「私としては、さっきもその意気込みのところで少し触れましたが、ハードコアに触れることで、もっとさらなるプロレスの世界が広がるっていう期待感が私の中であるのが一つあります。そし世羅さんだからっていうのももちろんあります。多分世羅選手とデビューで試合していなかったら、私は多分そのハードコアっていうところに触れなかったと思いますし、世羅選手がデスマッチだったりハードコアだったり、そういうフィールドでやられているからっていうのが一つ要因ではありますが、私としてはプロレスすごく好きなので、ハードコアだったりとかを見ててワクワクするところもあるので、自分がそこに行って行けるんだと。プロレスの世界もっと広がれたと思うと、もうこれからもやっていけたらいいなと。さらなる自分が見つかればいいなと思っています」
三富「八須もフリーダムズさん出て、ハードコアとかデスマッチやってるんで、PPPの中でもそのスタイルができる人が1人2人と増えていくと、まあいろんな団体さんともね、試合できるし、可能性は広がるなと思いますね」
――デビュー戦以来の世羅さんとのシングルっていうことで、ここが変わった、ここが成長した、こんなところがデビュー戦とは違う、ここをぶつけたいみたいなところってどんなところでしょう?
エチカ「まず本当にこう、技がとかっていうよりは、まず圧倒的に、多分プロレスに向き合う姿勢だったりが違うと思うので、そこを見せたいなと。やっぱりデビューの時って緊張もありましたし、私プロレスもともとずっと見てきてフリークでっていう人じゃなかったので、そういうなんだろうな?練習期間6ヶ月とか7ヶ月とかそれくらいでのプロレスへの向き合い方というか。この間3周年迎えまして4年目になりまして今だと向き合い方違うし、長くはないんですけど、やっていれば愛も深まるし、そういうところが多分試合に出てくると思うので。そうですね、パワーだったりそういうところじゃないです。もっと根本的なプロレスへの向き合い方、アイディア、愛だったりを試合で見せたいなと。それがやっぱ引退される世羅さんへの、私ってこんだけプロレス好きになりました。成長しました。なぜなら、あなたがプロレス界で私をこう出迎えてくれたからですっていうのを伝えたいですね」
――先日の記念試合でも泥すすってきたみたいなことおっしゃってますけど、自分の中で今思う、プロレスラーになってこんな経験までしてきたんだぞ自分はっていうような、誇れるじゃないですけどインパクトに残って、こういうこここまでプロレスやってきたんだと思えるところってどんなところですか?
エチカ「そうですね、泥水すすってきた、必ずしも私は苦労話っていうのが美談だったりとか、みんなに『ああすごいね、頑張ったね』っていう風に言ってもらうためのものではないと思ってるんですけども、まあなんですかね、苦労したというかっていうところで言ったら、本当にこう失礼になっちゃいますけども、参戦させていただいたところのマットプロレスだったりとかで、本当にお客さん一人、フィリピンパブみたいな。で、フィリピンのお姉ちゃんに鼻で笑われながらプロレスやったりとか、あとは、そうですね、私もプロレス以外で、飲み屋で働いたりもしていましたが、そこでやっぱりそのなんですかね?レスラーなんだろうみたいな感じで、腕相撲しようみたいな。まあちょっと軽んじられるじゃないですけど、お酒の席でプロレスというね、職業、私のフィールドを軽んじられるようなことたくさんあって。まあでもそれでもふざけんなと言えないじゃないですか、お仕事なので笑って、何この野郎って思いながら、絶対にその今笑ってきたやつらがテレビだったりとか、大きな団体メディアに出てた時に、あんなこと言わなきゃよかったなっていう風に、もっと仲良くしとけばよかったなっていう風に思ってもらえるように頑張るしかないなと。そういう悔しさだったりとか、自分の実力のなさから、ガラガラのマットプロレスだったりとか、様々なところで苦労とは言いたくないですけど、そういう悔しい思いをしてきているので、そうですね、そういう気持ちは人一倍あるかな」
三富「あれいい話ですよ。前にHANAKO選手と試合する直前、1週間ぐらい前に、HANAKO選手スターダムで同じ関内駅の左側の横浜武道館で試合してる同じ時間に、関内駅の反対側の居酒屋でマットプロレス3人ぐらいの前でやってて、その2人が新宿FACEでめっちゃいい試合したんで、結構感動しました」
エチカ「はい、そうですね・・・結構、なんだろうな・・・」
三富「同じ日同じ時間に、3000人4000人の前で試合してる人と、3人の前で試合してる人が良い試合したのは結構感動しましたよ。そういうことを経験してるんでね。世羅さんに全部ぶつけてください」
エチカ「悔しさ、やる選手やる選手との自分との格差、落差を感じながら、でも負けてないとずっと思って試合してます。それは別にPPPに所属してこのなんていうんですかね?よく三富さんが言う言葉で言ったら、我々のエネルギー磁場がある上で自信持てたりとか。それもやっぱり3年目にして、ようやく自分っていうものが持てた、自信っていうものが持てた、私のプロレスっていうのが持ってたっていうのも、ここにPPPにいたから。もっと言ったら世羅さんのデビュー戦があったから、私はプロレスラーとしてデビューできたし、自信が持てるようになったと。人間としてそういう意味で成長したと思っているので」
――先程メディアに出られて仲良くすればよかったなって思わせるみたいなこともありましたけど、最近トランスジェンダーとしてNHKであったりであるとか色々とメディアに出演されてますけど、その
トランスジェンダーとしてももう自信はだいぶついた
エチカ「そうですね。ぶっちゃけその、これが適切に捉えられるかどうかわからないんですけど、自分もトランスジェンダーだって思って生活することはあんまりないので、トランスジェンダーとして自信がっていうのがどういうあれで言ってるのかわからないですけど、答えるとすれば、いち人間としてすごく自信がついたというか、あるので、例えばそのトランスジェンダーという枠でNHKだったりとかノンフィクションさんだったりとかそういうところに出た時に、恥ずかしくないように堂々と振る舞えるっていうのが一つあります。私なんてっていうのがずっとあったんですけど、でもそういうアイデアはなくなりましたね。そういう気持ちはなくなりましたね。私だから呼ばれてるし、私だからしかできないからいるんですよってキャスティングされてるしっていうのを最近ちょっとようやくここに来て学べたというか勉強できたので、そういう自信を持って、トランスジェンダーというよりかはいち人間として、その上にトランスジェンダーというパッケージがあって、みんなに堂々とエチカ・ミヤビを見せれると思っているので。答えになってるか分からないですが、そういう意味で人間として自信がついたので、トランスジェンダーとしても自信がついたってことになると思います」
――3年やられてきてプロレスラーとしてはもちろん自信はついたと思うんですけれど、当然今回世羅さんと再戦することで相手を倒すつもりでいかれる
エチカ「もちろんです。緊張しているとは言いましたけれども、試合をするってなって、どうしよう、どうしようっていう自分はもういなくなりましたね。世羅さんのフィールドです、ハードコア。そこに私が、なんていうんですかね?まあ学ばせていただくっていうとちょっと違いますけど、まぁ世羅さんのところにお邪魔して試合させていただくみたいな形にはなると思うんですけど、でも私は負ける気はないというか。ハードコアって自分の思うがままの、何使ってもいいっていうことじゃないですか。だから私の得意なことがもっと広がるかできるかもしれないし、そうですね。そういった意味で、エチカしかできないハードコアを世羅さんにぶつけられると思うとワクワクしますし、それで倒したいなと思っています」
『PPPTOKYO 「Galaxy Revolution –夢幻なる宴-」』
日程:2025年12月9日(火)
開演:19:00
会場:新宿FACE
▼虎牙のんプロレスデビュー戦-StarT-
虎牙のん
vs
ちゃんよた
▼特別試合ハードコアバウト The Last Dance-愛-
エチカ・ミヤビ
vs
世羅りさ(プロミネンス)
▼Emperor of Party-The Moment Championship-8分1本勝負
11.9川崎の勝者
vs
高橋幸光(飯伏プロレス研究所)
vs
中村宗達(ガンバレ☆プロレス)
















