アントニオ猪木が新日本プロレスの会場で引退する獣神サンダー・ライガーへメッセージ!「31年よく頑張りましたね」
6日、大田区総合体育館にて行われた獣神サンダー・ライガー引退セレモニーにアントニオ猪木がビデオメッセージを送った。
イッテンヨン東京ドーム、イッテンゴ東京ドームと獣神サンダー・ライガーは引退試合を行い、この日新日本プロレス旗揚げの地である大田区総合体育館で引退セレモニーを行うことに。
奥さんである千景さん&息子の貴光さんより花束の贈呈もありライガーはマスクの下で涙ぐむが、「ある人からのメッセージがございます」とコールされると、スクリーンに写ったのはアントニオ猪木。
猪木は「元気ですかー!元気を売り物にしてきたけれども、俺もう身体がボロボロなんだけど、それにしてもね、世の中全体もちょっと元気をなくして、まぁそんな中でね、何年になるのかな?ライガーは。平成元年?31年よく頑張りましたね。まぁああいう衣装をつけたのも、当時は色んな人間が色んなアイディアを出し合って、これでいこうあれでいこうとか、そんな中で、ライガーというね、まあ当時としても非常に面白いキャラクターで、それで頑張ってきたのでね、まぁともかく、引退っていうとちょっと寂しい気もするけど、逆にまた、新しい時代へまた踏み出す第一歩ということで、ね、あの、一回ゆっくり、もう俺も酒が飲めなくなっちゃったんだけど、まぁそれはともかく、美味しいものを食べながらね、また、若い人たちに次の世代に、夢を贈れるように、頑張ってもらいたいと思います。長い間ご苦労さん。では例のやつで、大丈夫かな?えー、それじゃあ、ちょっと俺もね、気入れないと最近できなくなってきた(苦笑)じゃあいいですかね、いくぞ!1,2,3,ダー!」とメッセージを送り、ライガーはスクリーンに向かって深々と一礼。
改めてメッセージについて聞かれたライガーは「ビックリしました。僕はホントに、アントニオ猪木の教え子としては落第生だったので。よく怒られてましたし、ロクなことしてませんでしたから。でも最後に、猪木さんからああいうメッセージをいただいて、本当にありがたいですね。これもやっぱり感謝ですね。感謝しかありません」と感慨深げにコメントを残した。