谷川P、正気か暴言か!?「大晦日やらせて。10%以上取る」
1月3日(火)、千葉・舞浜アンフィシアターで武道大会『巌流島~世界武術団体対抗戦2017inMAIHAMA』がおこなわれた。
途中、ロビーで餅つきと餅のふるまい、鏡割りと日本酒のふるまいがあったが、餅つきの前、臼の前で以前の広報担当から昇格している谷川貞治・巌流島プロデューサーから、衝撃の発言があった。
「今年はですね、もしよかったらホント、僕に大晦日やらせてもらえれば、10%以上は絶対、視聴率取るんで。頑張ります。よろしくお願いします」
周囲を取り囲んでいた来場者からは「オーッ!!」という歓声と拍手も沸き起こった。
この発言は昨年大晦日、フジテレビの「RIZIN」の視聴率が関東7.1%、関西6.2%に終わったことを受けてのものか。
魔裟斗VS五味隆典のTBS「KYOKUGEN」は、関東6.5%、関西8.2%。両番組とも、前年と比べて見劣りがする(いずれもビデオリサーチ調べ。どちらも長時間番組なので、視聴率が最も高い時間帯のものを表示)。観客動員力ではまだ差のある「RIZIN」と「巌流島」だが、この日、CSのフジテレビONEで生放送された「巌流島」としては、地上波にどんどん進出したいところ。大会コンセプトには自信をみなぎらせる谷川Pだが、果たして今年の年末、谷川Pの夢はかなうのか。
この日、日本サイドと世界選抜に分かれて5対5でおこなわれた「世界武術団体対抗戦」は、3勝2敗で世界選抜の勝利に終わったが、大将戦で沖縄拳法空手の菊野克紀がブラジルのケビン・ソウザを1ラウンド、左ロングフックの一撃で葬り去り、2015年3月、ブラジルでおこなわれたUFCファイトナイトで1ラウンドKO負けした雪辱を晴らした。
長身のソウザに対し、間合いを制して試合をコントロールし、試合を自分のものにした菊野のファイトは素晴らしいもので、絶賛されるべき勝利だった。
(写真・文/フリーライター安西伸一)