「猪木さんに呼ばれてここに来た」柴田勝頼がアントニオ猪木さん追悼大会でトム・ローラーとUWFルールで対戦決定!
14日、都内某所にて、12月28日に両国国技館で開催される『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』の記者会見が行われた。
『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』は、アントニオ猪木さんのマネジメントを務めていたIGF(猪木元気ファクトリー)と、谷川貞治氏が大会プロデューサーを務める巌流島がタッグを組んで開催する猪木さんの追悼イベント。小川直也が“令和猪木軍”の総監督に就任し、“令和猪木軍vs世界格闘技軍”をテーマとした9vs9の異種格闘技戦が展開されていく。
今大会では、新日本プロレスやRIZINの協力のもとに行われるという触れ込みであったが、先月25日に第1回目のカード発表記者会見が行われた際には両団体の選手・関係者の姿はなく、小川総監督が「どういうことなのこれ?聞いた話と違うじゃねえか!今日ここに(新日本やRIZINの選手が)いないってことは本当に不満に思います」とブチ切れて騒然となる場面もあった。
今月9日に行われた第2回目の会見では、RIZINの榊原信行CEOが謎の白覆面を被った矢地祐介を連れてサプライズ登場し、矢地祐介vs木村“フィリップ”ミノルという豪華カードを決定したことで小川総監督と榊原CEOが和解。さらに会見終了間際に安田忠夫が貴賢神を連れて乱入してきたことで貴賢神の参戦も緊急決定するなど、一寸先はハプニングな記者会見が展開されてきた。
残る新日本プロレスとの関わりについて谷川Pは「サプライズ、期待してください!」と含みをもたせており、残るカード数的に最後と思われる今回の会見内容には注目が集まっていた。
谷川Pが連れてきた新日本プロレスの選手の正体はなんと柴田勝頼。新日本プロレス提供試合としてUWFルールにて柴田勝頼vsトム・ローラーの試合が行われることが発表された。
谷川Pは「実は猪木さんが亡くなられた後、このINOKI BOM-BA-YEをやるという構想が出てきたとき、誰よりもまっさきに柴田勝頼選手から『是非参戦させて欲しい』連絡がありました。柴田選手が『なんとか出たい』と新日本プロレスを口説いてくれたんです。ネタバレですけど、交渉なんてホントしてないです。柴田選手の思いがすごかった」と柴田の参戦は本人の強い思いによるものだと明かす。
柴田は、「猪木さんに呼ばれてここに来ました。自分なりのやり方でアントニオ猪木を弔わせていただきたいと思います。以上!」と侠気溢れるコメントを発表。
今回の試合について新日本プロレスから『頭部への攻撃は一切禁止のUWFルールで試合をして欲しい』と条件を付けられていたことが明かされると、柴田は「自分としてはなんでもいいんですよ。頭部がどうのとかこだわってなくて。実際に先月アメリカで試合してきたばっかりで。でも色々うまく話が進まなかった部分もありました。なので、最悪、俺辞めてでも出ようかなぐらいに思ってました。今ちょっと遅くなりましたけど、ここに来ていろんなことがクリアになって大会にこぎつけた感じです。新日本プロレスのご理解あってのことなので、そこはしっかりやりたいと思います」と語った。
そして柴田は会見の最後に自ら挙手して発言し、「小川総監督が『プロレスラーなら出るのが務め』と仰っていましたけど、これは自分の宿命だと思ってます。以上!」と並々ならぬ覚悟を見せた。
『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』
日程:2022年12月28日(水)
開始:15:00
会場:東京都・両国国技館
<新規発表カード>
▼新日本プロレス提供試合 UWFルール 30分1本勝負 無差別級(※頭部への攻撃は禁止)
柴田勝頼
vs
トム・ローラー
<既報カード>
▼ルール調整中 71.0kg
木村“フィリップ”ミノル
vs
矢地祐介
▼巌流島ルール 3分3R 無差別級
貴賢神
vs
ミスターX
▼巌流島ルール 3分3R 58.0kg
龍聖
vs
ダウサコン・モータッサナイ
▼MMAルール 5分3R 88.5kg
ラファエル・ロバト・ジュニア
vs
岩崎大河
▼MMAルール 5分3R 92.0kg
イゴール・タナベ
vs
メルビン・マヌーフ
▼巌流島特別ルール 5分3R 無差別級
ジョシュ・バーネット
vs
シビサイ頌真
▼巌流島特別ルール 3分3R 無差別級
関根“シュレック”秀樹
vs
ヤン・ソウクップ
▼キックボクシング 3分3R 72.5kg
宇佐美秀メイソン
vs
アルバート・クラウス
▼巌流島特別ルール 5分3R 77.0kg
マーカス・レロ・アウレリオ
vs
ガロア・ボファンド