【試合結果】1・4 東京女子後楽園ホール大会 【プリプリ選手権】優宇vs中島翔子 赤井沙希様vs山下実優
『東京女子プロレス'17』
日程:2017年1月4日
会場:東京・後楽園ホール
観衆:940人
▼Fantasyが始まる~プロレス教室師弟対決~ 15分1本勝負
○チェリー(DDT)
7分3秒 春爛漫
●のどかおねえさん
▼桃色スパークリング~桃知みなみ卒業スペシャル3WAYマッチ~ 20分1本勝負
○辰巳リカ
7分40秒 ドラゴンスリーパー
●黒音まほ
※ハイパーミサヲwith桃知みなみ
▼大きな愛でもてなして~婚勝軍vs人妻軍~ 20分1本勝負
[人妻軍]ローラ・ジェームス(フリー)/○清水愛(フリー)
7分25秒 釣りガール式ばくだん固め
[婚勝軍]●滝川あずさ/のの子
※特別レフェリー:ジョーイ・ライアン、特別リングアナウンサー:井上マイク
▼アイドルサバイバル~どっちが強くてかわいいんだ、ハッキリさせろ!~ 15分1本勝負
[Cheer1]○才木玲佳(フリー)
7分52秒 タワーブリッジ
[LinQ]●伊藤麻希(フリー)
▼魔法少女の逆襲~ユカの仇は姉が討つ!~ 20分1本勝負
●キャンディス・レラエ(フリー)
10分31秒 ミルクラッチα
○ミル・クラウン
▼甘い罠に気をつけろ~沙希様パリ凱旋試合~ 20分1本勝負
[SIN美威獅鬼軍]○赤井沙希
12分9秒 二段蹴り式顔面キック→エビ固め
●山下実優
▼「本気で熱いイッテンヨン!」TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
【王者】○優宇
21分34秒 ラストライド→片エビ固め
【挑戦者】●中島翔子
※第2代王者が2度目の防衛に成功
優宇が中島を倒し王座防衛!才木玲佳がLinQ伊藤麻希とのアイドル対決を制しベルトに挑戦表明!桃知みなみが東女卒業!
オープニング
本日で東京女子プロレス卒業となる“世界初アニメチックアイドル”桃知みなみが最後の前説をおこなった。
第1試合
のどかおねえさんが「いつも私と私の体操に付き合ってくださってありがとうございました。今日これから最後の体操です。準備はできてますか?よしでは皆、心残りのないようにしっかり準備体操だ!いこうか!」と桃知を呼び込みピンポンパン体操。
バックの取り合いからグラウンドの攻防になりお互い距離を取る。ロックアップからおねえさんがロープに押し込み、エルボー連打もチェリーがロープに振りロープワークで走らせ続けるとカニばさみで倒しお転婆ダッシュ。
チェリーはボディスラムからフットスタンプ。チェリーはショルダーアームブリーカーからコーナーに振ってヒップアタック。マウントからエルボー連打しキーロック。おねえさんはロープへ足を伸ばす。
エルボーの打ち合いからおねえさんがショルダー・タックルで倒し、ボディスラムからランニングクロスボディアタック。フォールも2。
チェリーが腕ひしぎからナガタロックもおねえさんはロープへ。チェリーはボディスラムからフォールも2。
おねえさんは背中にエルボーからエルボー。エルボー合戦となりおねえさんがエルボー連打からアルゼンチン。チェリーが着地しボディブローから走り込むも、おねえさんは担ぎ上げてバックフリップ。フォールも2。
チェリーは走り込んできたお姉さんを巻き込んで春爛漫。これでおねえさんはギブアップ。
<試合後コメント>
のどかおねえさん
――プロレス教室時代の先生であるチェリー選手とシングルマッチをやって如何だったでしょうか
「もう最初に出てくる言葉は『ありがとう』ですね。ありがとうございます、ですね。この一年間の想いがチェリーさんにぶつけられた気がします!ぶつけきれてたかは私にはわからないんですけど、全部チェリーさんが受け止めてくださったと思います。ありがとうございます」
――試合後にチェリー選手から健闘をたたえられたシーンがありましたが何と声をかけられたのですか
「よく頑張ったね、みたいな感じです。試合の後、なんか感極まっちゃって、涙が出ちゃったんですけど、負けて悔しい気持ちももちろんあるんですけど、チェリーさんに本当にありがとうございますという気持ちです。はい」
チェリー
――東京女子に参戦してプロレス教室時代の生徒であるのどかおねえさんと対戦して如何だったでしょうか
「のどかおねえさん、頑張ってプロレスデビューして丸一年で、プロレスやっていく中で色々大変なこととか、苦しいこととか、つらいこととかたくさんあったと思うんですけど、やっぱりプロレス続けてれば想像もしてなかったような嬉しいこととか楽しいこととか、すごくたくさんあると思うので、のどかおねえさんにはプロレスラーになってよかったなって思ってほしいので、頑張ってほしいです。プロレスラーになって良かったなって思える道を作るのはやっぱり自分の努力次第だと思うので、プロレスラーになってよかったと思ってもらえるように、この先、まっすぐに頑張ってほしいと思います」
――先生として点数をつけるならどれくらい
「点数は付けない主義なんですけど、わからないんですけど、すごく気持ちは伝わって、私も試合後に感極まってしまいました」
――今日はあまり悪い面を出さなかったと思うのですが、それは弟子だから
「そうですね、今日はプロレス教室の生徒さんだったということで、ちょっとかっこいいところを見せたくて、悪いところは封印しました!」
――最後のエルボーの打ち合いは気持ちで受け止めた
「もう、やるかやられるかですよ。私も必死でした。プロレスやってていろいろあると思うんでそれを全部リングの上でさらけ出していこうっていう思いで出してこいって言ってたんですけど。やるかやられるか、私も必死に打ち返しました」
――その気持ちは十分伝わったと
「はい!もう、伝わりました!存分に!」
――今後師弟タッグの可能性はありますか?
「あぁ、いいですね!タッグ、やりたいですね」
第2試合
ハイパミ「そして、最後に、本日のスペシャルセコンド!世界初アニメチックアイドル桃知みなみの入場です!(hideのバースデーライブイベント「hide Birthday Party 2016」に出演した桃知はhideの「ever free」にのり入場)みなさーん、おまたせしました!後楽園ホールにお集まりの大きいちびっこ達!こんにちはー!東京女子プロレスの愛と平和を守るハイパーミサヲと、世界初アニメチックアイドル桃知みなみのおでましだー!今日は試合前に、私長年の調査の結果を発表したいと思います。私黒音まほが悪魔であるという事実を知ってから、夜な夜な日夜研究に研究を重ね、国立国会図書館などに行き色々な悪魔の文献を探しました。弱点ありますね悪魔!その弱点とは!これだ!(にんにくと十字架、大幣などなどを持ち出す)効いてる、効いてる、色々なもの持ってきて古今東西色んな悪魔よけを持ってきたかいがあったってもんだ。これで邪のものは消えました。よし、リカさん、安心してこの私と一対一の闘いしましょうよろしくお願いします」
リカ「にんにくきらい」
ハイパミ「そんな、にんにく嫌いってことはにんにく嫌いイコール悪魔。リカさんは悪魔。試しに嗅いでみてください(リカは倒れる)そんなー!この世は嘘ばっかりだ!」
と叫ぶと、まほが復活しガットショットから場外に投げ捨て試合開始。
まほが桃知に襲いかかるがリカがカット。さらにハイパミとまほにストンピングから、まほをコーナーに振ってハイパミとリカがトレイン攻撃。ハイパミがサーフボードストレッチからリカがエンジェルアタック連発。ハイパミがそのまま反り上げるが、ギブアップしないとみるやリカがコーナーに登りダイビングエンジェルアタック。ハイパミがフォールもリカがカット。
リカはハイパミの足を蹴りつけリングに叩きつけるとヒールホールド。これを離すとリカがエルボードロップからフォールもまほがカット。
まほはトーキックからハイパミの背中にハンマーを落とし顔面をリングに叩きつける。そのままチョーク攻撃からフォールも、これはフォールが認められず。
まほは走り込もうとするが、桃知がまほの足を掴んでリカが串刺しドロップキック。リカはドラゴンスクリューから足4の字固め。
リカは走り込むがまほはスリーパー。さらに噛み付くと走り込んでネックブリーカードロップ。これはハイパミがカット。
まほはハイパミにナックル連打から逆片エビ固め。桃知がハイパミの手を引っ張りロープへ。
まほは桃知をリングに投げ入れる。まほは桃知に走り込むがリカがトーキックでカットし羽交い締めに。そこへハイパミがにんにくの束をまほにフルスイングするがこれがリカに誤爆しリングがにんにくまみれに。まほはハイパミを場外に投げ捨て、桃知をコーナに振ると走り込むが、桃知はこれを避けて、走り込んできたまほにジャンピングネックブリーカードロップ。
そこへハイパミがアイアムアヒーローを投下しフォールもリカがカット。リカがハイパミを場外に投げ捨てまほにスリーパーからドラゴンスリーパー。これでまほはギブアップ。
<試合後コメント>
ハイパーミサヲ&桃知みなみ
――東京女子で試合は最後ということで
ミサヲ「そうですね、中々悪魔と戦うのはつらいものがありまして……色んな部分で助けてもらったと思ってます」
桃知「もっちぃ~~」
――桃知さんは最後ネックブリーカーは特訓の成果が出たんじゃないでしょうか
桃知「もぉー師匠にすごくたくさん教えてもらったんですよぉ」
ミサヲ「特訓の成果だね」
桃知「実際ね、リング上でゾンビ……悪魔?もう怖くってぇ。逃げ回ってたもっちなんですけど、最後なんとか特訓の成果を出すことができて、本当にありがとうもっちでした」
ミサヲ「ナイスコンビネーションだったと思う」
桃知「ありがとうもっち~~」
――今日、東京女子最後になりますが、思い出とか最後に言っておきたいこととかありますか
桃知「最後に言っておきたいことですかぁ?これからもっともっと大きくなっていく団体を離れていくのはちょっと寂しいもっちなんですけど、もっちも自分の一番やりたいことでもっともっと大きくなってビッグになって東京女子プロレスにまたね、何かしらで帰ってくることが出来たらいいなって思うもっち」
ミサヲ「うん、うん、いいねー」
Cheer1&LinQライブ
まずは才木玲佳が所属するCheer1がライブを行うために登場。
Cheer1「皆さんあけましておめでとうございます!応援ガールズユニットのCheer1です!私達が今日この会場に来たのは、我らがれいたんこと、才木玲佳が、LinQの伊藤麻希さんとアイドル対決。負けられない闘いということで、応援のためにやってまいりました!私達は普段カバー曲で活動をしているんですけど、とうとう今日、いつも応援してくださっている皆さんのおかげで、オリジナル曲を披露させてもらいます!一年間やってきたので大分気持ちが高まってるんですけど、一年間カバー曲でやってきて、応援してくださっている皆さんのおかげなんですけどほんとに正真正銘初披露になるので、皆さん知らないとは思うんですが、一緒に盛り上がって、そしてついてきてくれたら嬉しいなって思います。それでは聞いてください『Ready Go』」
この日初披露となるオリジナル曲『Ready Go』を熱唱した。
続いてLinQが登場し、伊藤をセンターに『カロリーなんて』を歌うと
LinQ「新年あけましておめでとうございます。私たちLinQです。今日は女子プロレスのリングに伊藤麻希を応援しに来ました!ちょっと伊藤ちゃん、調子はどうよ?」
伊藤「調子はすごくいい!」
LinQ「ほんとに?」
伊藤「すっごくいいよ!」
LinQ「全然筋肉ないけど」
伊藤「頑張ってるのよ今!相手は筋肉アイドルだからさ」
LinQ「すごいよねマッチョ」
伊藤「見た?アイドルなのにあの体型にしちゃうんだよ!もう怖いよね~横に並んだらもやしになっちゃうもん」
LinQ「まあ確かにもやしも顔でかいからね」
伊藤「良いこと言うちょっとー。確かに、昨日緊張してポテトチップスやけ食いしちゃってさ、塩分摂りすぎちゃってぶくぶくになっちゃって、でも今日は可愛さがありあまってるから、ボコボコにされても可愛さをキープして、攻撃されても可愛さをキープして、とりあえず可愛い~って」
LinQ「チョット待って、今日自分の顔見た?大丈夫?でも負けてる所はもやしかもしれないけど勝ってる所は?絶対勝ってるって自信があるところは?
伊藤「アイドル歴でしょ?で、伊藤は顔面偏差値が伊藤の方が2倍あるでしょ」
LinQ「待って待って、スルーしないぞ。今なんて?」
伊藤「顔面偏差値が2倍高い」
LinQ「何いってんの?」
伊藤「相手慶応大学卒らしいの」
LinQ「すご~い」
伊藤「でも伊藤は顔面偏差値でいうと、才木は短大卒伊藤が慶応卒になるから」
LinQ「待って」
伊藤「結果伊藤勝ってるなって」
LinQ「ほんと顔と口がでかくてほんとごめんなさい」
伊藤「ごめんなさーい」
LinQ「でも私達九州からやってきて、伊藤ちゃん応援するけんさ、頑張ってよ!」
伊藤「ありがとう。そんなさ、伊藤にピッタリな伊藤の応援ソングがあるって言ってたよね?」
LinQ「伊藤さんの曲じゃないんですけど、私達LinQ新曲を出すんですけど、その曲は悲しい時や苦しい時とか乗り越えなきゃいけないときあるじゃないですか?そんなときに聞く応援ソングになっていて、伊藤さんにぴったりだなと思って。今日はね。なので伊藤さんに向かって歌いたいと思います。それでは聞いてください『負けないぞ』(歌い終えると)伊藤ちゃん、九州代表としてマジで勝ってね(円陣を組み)私達LinQが、笑顔の架け橋になりますように!Love in 九州!」
第3試合
婚勝軍が相手にするのは、新婚のローラ・ジェームスと清水愛。レフェリーにローラの旦那のジョーイ・ライアン、リングアナに清水愛の旦那の井上マイクを迎えての試合となる。
清水愛は結婚式プロレスで使用した白無垢ガウンで登場。井上マイクが傘を持ちともに入場。マイクが「世界で一番可愛い私の最愛の妻、清水愛」とコールする。
いちゃつく4人に婚勝軍が急襲。
あずさが清水をフォールもライアンはユックりカウントを叩く。のの子は「はーいジョーイ」と胸をアピールするが、ローラは振り向かせてラリアットを狙うも避けたのの子がショルダータックルから手ぶらツイスト。あずさが実況を始めると結婚式の予行練習として、のの子とともにローラをロープに振ってケーキ入刀。フォールもライアンはカウントをゆっくり叩く。
ローラはあずさをヘッドシザースから自分の尻に叩きつけて、清水にタッチ。
清水はストンピングから拝み渡り。アームホイップからギロチンドロップを投下しフォールも2。
清水はロメロスペシャルから背後に叩きつけてフォールも2。清水はローラにタッチ。
ローラはボディスラムからサーフボードストレッチ。あずさはローラをライアンに突き飛ばすが、ライアンは受け止めいちゃつき始める。あずさは放送コードブレイカーをローラに叩き込みのの子にタッチ。
のの子はボディスプラッシュで次々ふっとばすと、コーナーに叩きつけてKカップアタック。のの子はアームホイップからボディプレスを投下しフォールも、ライアンはとてもゆっくりカウントを叩く。
のの子はボインメーカーを発射も、避けたローラにボディスプラッシュから走り込むが、ローラはヒップアタックで迎撃。両者タッチ。
清水愛がフライングクロスチョップからコーナーに振って串刺しバックエルボー。更にカミカゼからフォールものの子がカット。
清水は走り込むが、あずさがXファクターからのの子がリングにゼクシィを投げ入れ、それを受け取ったあずさが清水を殴ろうとするが、清水は避けてロープに飛ぶ。だがのの子がエプロンから蹴りつけ清水を羽交い締めに。
あずさがゼクシィで清水を殴ろうとするが、井上マイクが「やるなら俺をやれ」と正面に立ちはだかる。ならばとマイクを殴ろうとするが清水が前に出て「この人はプロレスラーじゃないんです。やるなら私を!」と両手を広げる。困惑しながらも殴ろうとしたあずさの前にライアンが「俺をやれ」と立ちはだかり、仕方なくライアンを殴ろうとするとローラが立ちはだかる。目の前で愛を見せつけられたあずさは、死んだ魚のような目でその様子を見ると無心でゼクシィを振りかぶるが、これを4人が避けてのの子に誤爆。
我に返ったあずさの口にローラがキャンディーを詰め込みレッグスタナーから清水が釣りガール式爆弾固め。これで3カウント。
<試合後コメント>
婚勝軍
――新妻軍と対戦して、最後誤爆が敗因となってしまいましたが
滝川「なんですかね、のの子さん、あれは。わたくし最初からちょっと心から乱されたんですけれども。アレはパワーに変わるはずでしたよね」
のの子「はい~」
滝川「私たち、イルミネーションの中でもカップルを見て、それぞれの私生活でも街行くラブラブカップルを見てエネルギーを溜めてきたはずじゃないですか」
のの子「はい……」
滝川「あんなことになるはずじゃなかったんですよ。こんな屈辱的な思いをするとは……しかもこのゼクシィ、年に一度の特大号で、いつもより若干分厚いんです」
のの子「そうなんです。二割増しくらいなんです」
滝川「すごく重くて……この重みが……新年早々ずっしり来ました……」
のの子「いやー……ねぇ……勝てるはずだったのになあ」
滝川「勝って、勝利の後にどなたか現れて、のの子さんは大金持ちと、私は小金持ちと結婚が決まり、ゼクシィさんの表紙や結婚までのスケジュール細かい流れの特集を組んでもらうはずだったんですけど……」
のの子「ゼクシィのCMは若手女優の登竜門、私たちも次はCM行けると思ったんですけどね……」
――婚勝軍、今後はどうして行くんですか
滝川「引き続き……」
のの子「そうですね、でも今日試合をしてみて、やっぱり結婚って、『強さ』って、証明されたって」
滝川「確かに確かに……」
のの子「納得しちゃった部分もあって」
滝川「そうですね やっぱり結婚とか、旦那様がそばにいるっていうのは、やっぱり違うんだなって改めて思ったので」
のの子「そうなんです」
滝川「そういった意味ではプラスになりましたね」
のの子「そう、私達、ますます嫁に行かなきゃ!と思っております!これからも爆裂に、私たち、婚勝道を進んでいきますのでよろしくお願いします!」
滝川「お二人にも聞きましょう。どうやって幸せな結婚ができるか」
のの子「確かに」
滝川「では皆様、記者の皆様、メディアの皆様、私たちはもっと世の中にアピールして素敵な旦那様を皆様の力でゲットしてくださいお願いします」
第4試合
ロックアップから才木がロープに押し込みクリーンブレイク。伊藤がロックアップから髪を掴んでロープに押し込み「顔でかいだと!」とキレ始める。
手4つから才木がリストをとると、腕固めからヘッドロック。伊藤が切り返しヘッドロックから「顔でかくなれ」と呪いをかけると、ショルダータックルで倒す。才木がコーナーに振って串刺しエルボーから前から後ろからサッカーボールキックを連続で叩き込みフォールも2。
伊藤のエルボーに才木はミドルキックで倒し、伊藤をコーナーに押し込み背中にミドルキック連打からお姫様抱っこで投げようとするが、伊藤は奇声攻撃。
伊藤はボディスラムを狙うが、耐えた才木が逆にボディスラムで投げるかと思いきや伊藤が必死に暴れてボディスラム。フォールも2。伊藤は逆エビ固めも2。才木は必死にロープへ。
エルボー合戦から才木がミドルキックで倒しフォールも2。再度ミドルキックで倒し、起き上がるのを待って再度ミドルキック。気合を入れて立ち上がった伊藤に再々度ミドルキックも、伊藤はキャッチしロープに振るとドロップキック。伊藤は走り込むも才木はリープフロッグからドロップキックでふっ飛ばし、ブレーンバスターからフォールも2。才木はタワーブリッジで担ぎ上げ伊藤はギブアップ。
<試合後コメント>
伊藤麻希
「あー、うあー、正直、才木玲佳選手、舐めてましたねー。あんなに強いと思ってなくて、でも、ホントに、ホントに強かったんですよ。口では言い表せないんですけど、ホントに強くて、私も絶対負けたくないと思って初めてあんな声出ました、あの、ホント意識なかったですね。『あ゛あ゛あ゛あ゛!!』って。メチャ強かったです、ハイ」
――プロレスの聖地といわれる後楽園ホール……
「後楽園ですねぇ!そう!デビューして三週間しか経ってないんですけど三週間で後楽園に立てるってすごい幸せだなぁって思って……もっと頑張ろうって思いました」
――今後何を目標に
「今後は、えーっと……そうだった!アイドル兼プロレスラーっていうのが売り……なんですけど、あ。すみません売りって言っちゃいました。あの、伊藤の所属しているアイドルグループ、あのLinQって言うんですけど、今年の6月に解体しちゃうかもしれないんですよ。福岡市民会館と、中野サンプラザを埋めないと、伊藤アイドルクビにされるんですよ。だからちょっとプロレスのファンをいっぱい獲得して自分のグループに持ってこさせたいなって思って。そのためにもっとプロレス、自分らしさと技術と体力とかちゃんとつけたいなと思いましたね。マジでクビになりたくないですよ伊藤ぅ~~!頑張りたいですアイドルもプロレスもぉ~~!頑張りまぁす!!」
第5試合
バックの取り合いからキャンディスが髪を掴んでいくがこれはブレイク。
リストの取り合いからクラウンがロープの反動を使いバク宙してのアームホイップからドロップキックで場外に叩き出し、飛びついてのコルバタ。
クラウンはリングに投げ入れようとするがキャンディスはエプロンで一回転し水面蹴り。リングに投げ入れフォールも2。
キャンディスは変形の腕固めから指をロックしフォールも2。キャンディスはフェースロック。
クラウンはロープに振ってドロップキックも、キャンディスはロープを掴みこれをスカしてコーナーに叩き込みエルボー。逆コーナーに振って串刺し攻撃も、足を伸ばしてカットしたクラウンがコーナーに登ると、走り込んで来たキャンディスをロープ上で側転して避けてドロップキック。フォールも2。
クラウンは変形ネックロックから丸め込むが2。クラウンはヘッドシザースホイップからコーナーに振ろうとするが、逆にキャンディスがコーナーに振りボディスプラッシュ。さらに串刺しニーからフォールも2。キャンディスはネックブリーカードロップからフォールも2。
キャンディスはボールスープレックスを狙うがクラウンはこれを交わしてハイキック。避けたキャンディスにサミングからレフェリーに突き飛ばし、視界を失ったキャンディスはレフェリーにボールスープレックスを狙うが、これはレフェリーが耐えると、クラウンはキャンディスに延髄斬り。
クラウンはボディスラムから変形ライオンサルトを狙うが、これを避けたキャンディスがボールスープレックス。着地したクラウンがボディスラムから改めて変形ライオンサルトを狙うも、キャンディスはレフェリーを突き飛ばしバランスを崩したクラウンにボールスープレックス。フォールも2。
クラウンはロープに振られるも619で一回転し戻るもキャンディスはスクールボーイ。切り替えしあいこれをクラウンがミルクラッチαで3カウント。
第6試合
沙希様「皆様ごきげんよう。新年明けましておめでとうございまし。今日は新美威獅鬼軍の結成パーティーにお集まりいただきありがとう。紹介しますね、SIN美威獅鬼軍のマーサよ。マーサは庶民の出だけどとある事情でうちの屋敷でメイドとして引き取ることになったのよ」
マーサ「皆様、はじめまして、マーサです」
沙希様「なーにあなた、マーサが覚えてるじゃないの。そのしかめっつらさげてくださる?マーサ、覚えなくていいのよ、ハーブティーでも飲んでとっとと落ち着きましょう。それでは皆様、ごめんあそばせ(帰ろうとする沙希様に山下が詰め寄り)なあにあなたせっかちなペリカンさんね。いいこと、一つね、良いこと教えてあげるわ。トランキーロ、おあせになってはダメよ」
山下がビッグブーツも沙希様はこれをお避けになる。ロックアップから山下がロープに押し込むと、沙希様が体勢をお変えになるとグーパンチのフェイントからクリーンブレイク。山下が走り込みヘッドロックからショルダータックル。沙希様は髪をお引きになると山下がリングに倒れ顎をお踏みになる。
沙希様を逆にコーナーに叩きこんだ山下が顔面を踏み潰す。沙希様はお怒りになり、コーナーに押し込みガットショット連発から顎を背中が反り上がるほどお踏みになる。
沙希様は強烈なビンタからロープに駆けるも山下は追走ニーから背中にドロップキック。ロープに飛ぶもマーサが場外からモップで足をかけて倒す。山下はマーサに詰め寄るが、沙希様がエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。
沙希様はエプロンに山下の顎を叩きつけ、さらに鉄柱に振りエルボーからミドルキックでお倒しになる。沙希様はリングに山下を転がすと、優雅にリングインしロープに振ってバックエルボーからニードロップ。フォールも2。
山下はエルボー連打から沙希様をロープに振るが、沙希様はサッキーカッターで叩きつけ背中にサッカーボールキック。さらに正面からサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
沙希様は山下の腕を変形羽折り固め。山下はロープへ。沙希様はコーナーに振るとおみ足を伸ばし串刺しビッグブーツ。更に串刺しビッグブーツも山下は避けてロープに飛ぶが、沙希様はカウンターのビッグブーツからエルボー!走り込むも、山下はジャンピングラリアットで迎撃。
山下は二段蹴り式のローから水面蹴りで倒し空手チョップを叩き込む。さらにバックブリーカーからフォールも2。
山下はスリーパーで捕らえるが、沙希様はロープへ足を伸ばし無事ブレイク。
エルボー合戦から山下がビッグブーツ。沙希様もビッグブーツでお返しになりロープに飛ぶが、山下は追走ニー。沙希様も追走ビッグブーツからハイキック。山下はすぐに立ち上がりジャーマン。両者ダウン。
沙希様は裏拳から新人賞も避けた山下がハイキック。フォールも2。
山下がミドルキックもキャッチした沙希様の足を取り丸め込むとキャメルクラッチ。マーサがレフェリーの注意を引き、沙希様のギブアップを阻止すると、山下はこれを離してマーサに詰め寄る。そこへ沙希様はビッグブーツも山下は避けてマーサに誤爆。
山下はコーナーに振り串刺しニー。山下はアティテュード・アジャストメントを叩き込んでフォールも2。山下はソバットからクラッシュラビットヒートも避けた沙希様が後頭部に新人賞から新人賞を叩き込んでフォールも2。
沙希様はハイキックを側頭部から顔面に叩き込み、ふらつく山下に新人賞。これで見事勝利あそばした。
沙希様「大したことないわねぇって言いたいところだけど、あなた、なかなかやるじゃない。私が最後にお試合してから一年半、この一年半で色んなっものを背負って色んなものを経験してきたのが戦っていて伝わったわ。ペリカンさん、いえ山下実優さん、ここは、対立し合うのではなく、手を取り合って、この団体を盛り上げていきませんこと?山下実優、お立ちなさい。一緒に団体を盛り上げましょう(山下は手をつかもうとするが)オリャー(手を蹴り飛ばして)そんなこと言うわけなくってよ。マーサ!リング上が汚れているわ。掃除してあげて。私不細工アレルギーで蕁麻疹が出ちゃうの。ぶつぶつができたらたまらなくってよ。マーサったら慌てんぼうさんのドジっ子ちゃんね、可愛いわよねぇ、そうね、ボンクラ、ボンクラはどこにいらっしゃるの?あなたよ、ボンクラ、次のこの団体のお試合はいつなの?」
甲田代表「1月21日王子大会になります」
沙希様「あー、そう。私今ちょっと覚えられないから、あとで問い合わせてちょうだい。そこで私とマーサの、タッグを正式に組むからそこで相応しい対戦相手を用意しておくことね。返事は!」
甲田代表「はい」
沙希様「マーサ、私もう身体中汚れて疲れちゃった。バラとシャンパンの泡風呂入れてちょうだい。それでは皆さま。SIN美威獅鬼軍とかわいこちゃんのマーサをよろしくお願いします。それではみなさま、王子大会でお会いましょう。ごめんあそばせ」
<試合後コメント>
山下実優
――SIN美威獅鬼軍に負けて悔しい結果となってしまいましたが
「そうですね、結果が出てるので……もう悔しいしかないですね。しかも打撃で負けてるんで。ホントに自分の弱さが出てしまったんじゃないかなと思うので、しっかりまた、2017年はホントに自分はベルトを狙いに行きたいので、このままじゃダメなので、ホントにまたちょっと強くなってまたぶっ倒したいと思います」
――SIN美威獅鬼軍はまた今後も参戦してくるようですが
「そこに関してはあまり興味は無いというか……あの、沙希様……沙希様?かなんか知らないですけど、あの負けた分絶対に借りは返したいので絶対また強くなってまた戦える時が来たら絶対にその時は倒したいと思います
――勧誘されたときはどんな
「あの時は負けた直後でなんかもう、自分の意思も考えられずにたたなんだかこう『団体を大きくしていきましょう』って言葉がなんか、同じ気持ちなのかもしれないっていうのが、一瞬思って手を取ろうとしたんですけど……もうちょっと一瞬の気の迷いというか、言葉に騙されました」
SIN美威獅鬼軍
――久々にお帰りになられた東京女子は如何だったでしょうか
「そうねぇ。なんも変わってなくてガッカリしちゃったわぁ。でも醜さ・汚らしさ・安っぽさだけが増しててガックリしちゃいましたわ」
――ずっと沙希様がいない間も ベルトこそ持っていませんでしたがエースとして君臨していたわけですが
「なんかちょっと……チン(顎)が伸びたんじゃなくって? それくらいしか感じなかったわ」
――SIN美威獅鬼軍は新メンバーを迎えられて今後も参戦していくわけですが
「そぉねぇ、あたくしはこの手袋をしているのはブスアレルギーなの。だから、そうねぇ、マーサが試合したいって言うならあたくしはこの団体に出てもよろしくってよ? だから、そうねぇ、このモップでお掃除して、汚いものが嫌いだから、あたくしは。クリーンな世界に、世界平和を願っております」
――今日、アイドルの選手なんかも出ていましたが、SIN美威獅鬼軍に勧誘しようという思いはありますか
「視界にございません。……そうねぇ、あと皆さん久しぶりだからお忘れかもしれないけれど、リングコールで間違っていたんじゃなくって?私は、『沙希様』よ?それで次から王子では統一してほしいわねぇ? マーサ?」
(マーサが沙希様に耳打ちをする)
「はぁ?なんですってぇ?マーサがこの汚いフケ汚れに怯えてるじゃないのよ!ホントに、何か一言言ったらどうなのよ」
――週プロ加藤記者「マーサさんのプロフィールは、どんな……」
「は?」
――週プロ加藤記者「すっ、スリーサイズとか……」
「お黙り!!!レディーになんてこと聞くの。失礼しちゃう。マーサ、行くわよ!!ちょっと貴方、老けたんじゃなくって?」
第7試合
バックの取り合いから優宇がタックルで倒しグラウンドの攻防。中島がフロントネックロックも優宇がサイドポジションから潰していく。
優宇は腕ひしぎを狙うが、これを抜けた中島がガードポジションも優宇が腕を取ってフロントチョーク。中島はロープへ。
優宇は改めて中央に引きずりフロントチョーク。中島は抜けてヘッドロックから立ち上がるも優宇はグラウンドに引き込みヘッドシザース。ブリッジして抜けた中島がヘッドロックも2。
中島は小手返しからショルダータックル。優宇のエルボーを避けるが、優宇はコーナーに振り串刺し攻撃。エプロンに避けた中島にショルダーアタックも、中島はこれをカットしロープを使ったネックブリーカードロップ。中島は首投げから首4の字。
中島はこれを離すとエプロンに引きずり優宇の上半身をエプロンに叩きつけ落下させる。
優宇はエプロンに登るが、中島はガットショットからロープにぶら下がった優宇の背中にドロップキック。中島はネックブリーカードロップからフォールも2。
中島は首投げからローリングネックブリーカードロップ。フォールも2。バックの取り合いから中島がヘッドシザースでリングに叩き込みバタフライロック。
優宇はその状態のまま担ぎ上げてコーナーに叩きつけると、逆コーナーに振って串刺し攻撃。中島はこれを足を伸ばすが、優宇はその足を掴んでリングに叩きつけると、逆コーナーに振り串刺しバックエルボー。さらにコーナーに逆さ吊りにして串刺しバックエルボー。フォールも2。
優宇は起き上がりこぼし式のチョップを連発しフォールも2。優宇はロープに振ってブラックホールスラムからフォールも2。
優宇はオクラホマスタンピードを狙うが、中島が着地しエルボー連打から走り込むも、優宇はキャッチしオクラホマスタンピード。フォールも2。
優宇はラリアットも、避けた中島がライダーキックを発射。避けた優宇が走り込むも中島はドロップキックで場外に叩き出す。中島はトペ・アトミコ。
中島はコーナーに振って、串刺しエルボーから8×4式のブルドッキングヘッドロック。中島はライダーキックからフォールも2。
中島はフェイスバスターからダブルアームDDTで突き刺しバタフライロック。優宇はロープへ。中島はタランチュラ。これを離すとコーナーに登るが、優宇は雪崩式一本背負いで叩きつけるとコーナーに振ろうとするが逆に振った中島が串刺しエルボー。これをキャッチした優宇が力任せに振り回し投げ捨てると、ジョン・ウーでふっとばす。フォールも2。
優宇が強烈なチョップで倒し、立ち上がると再度強烈なチョップで倒す。優宇のチョップと中島のエルボーの打ち合い。中島がエルボー連打からロープに飛んでドロップキック。これを受けきった優宇が走り込むも中島は飛びつきネックブリーカーで倒しダブルダウン。優宇はチョップから巴投げ。さらに腕ひしぎを狙うが、これを中島が丸め込むが2。中島はウラカンラナも2。中島はノーザンライトスープレックスホールドも2。
中島は投げようとするが優宇がリバース。優宇はロープに振ってニーリフトも中島は丸め込むも2。中島はライダーキックから619。中島はダブルアームDDTからノーザンライトスープレックスを狙うが、優宇が払い腰から腕ひしぎ。中島はロープへ。
優宇がフルネルソンから力任せにリングに叩きつけてスリーパー。中島は落ちたかに見せかけて丸め込むが2。中島は走り込むが優宇がパワースラム。フォールも2。優宇がラストライドで叩きつけて3カウント。
エンディング
優宇「まずは、沢山のご来場と、沢山のご声援ありがとうございました!なんとか、もう一度このベルトを、デビュー一周年の今日にまた巻くことが出来ました。中島さん強かったです。本当に本当に強かったです。そんな中島さんと闘えたのが本当に嬉しいです。私は、このベルトと一緒にまた闘っていきたいです。このベルトも、沢山の防衛戦をやっていきたいと思います(才木玲佳がリングへ)」
才木「優宇さん、まずはベルトの防衛おめでとうございます。優宇さんと私、まだシングルマッチで闘ってないですよね?次の挑戦者、この筋肉担当元気やる気才木玲佳、どうですか?」
優宇「才木さん、私は才木さん、東京女子の仲間の一人だと思ってます。だからこそ、このベルトをかけて、東京女子のベルトをかけて闘いましょう。ただし!勝つのは私です(才木と握手し、才木はリングを後にする)私はこうして、東京女子プロレスで試合ができていることがすごく幸せです。大好きな東京女子の皆さん、リングに上ってきてください。マリカも上がってください。改めまして、本日はたくさんのご来場ありがとうございます!また東京女子プロレス、ここ聖地後楽園ホールに戻ってきたいと思いますので、これからも頑張ります!2017年、東京女子プロレスをよろしくお願いします。本日は!本当にありがとうございました!」
<試合後コメント>
中島翔子
――優宇選手に敗れて悔しい結果になってしまいましたが
「なんか自分の……なんか、全部……出し切れたし、やれることは全部やってきたし、それで駄目だったので……また目標が消えてしまったような気持ちで、あの……ここまで全力を出してきたので、まあ、また全部それもやってきたことが全部消えてしまったみたいで……消えてしまったと思ってるんですよ……今日までのことが。優宇さんは強いし。なんかもうまた目標は一からになったと思ってるんですけど、やっぱりプロレスが好きだなぁって思ったんですよ。だからこれからもなんか、続くんだなあと思ったんで、なんか私は私で頑張ろうと思います。はい」
――序盤は敢えて優宇選手の得意なグラウンドに挑んでいったように見えたのですが
「そうですね、なんか負けず嫌いなんですよ。なんかもうちょっと……頑張ります」
――今また新しい目標を見つけるという発言がありましたが、東京女子にはSIN美威獅鬼軍も出来ましたし、才木選手もベルト挑戦に名乗りを上げました。中島選手の目標は
「私の目標は、みんなに勝つことですかね。みんなに勝って、二番目に強くなったら多分一番強い人間に挑戦できると思ってるので、二番目に強くなることですかね」
才木玲佳
――伊藤選手とアイドル対決やってみていかがだったでしょうか
才木「いやー、そうですね!やっぱりアイドルとしての戦いだったなと思います。なんか伊藤ちゃんすごい気持ちが強くて、なんか蹴っても蹴っても立ち向かってきたし、なんかそういう姿に同じアイドルとしてすごい熱いものを感じたし、だからこそなんかこう最後、別に喧嘩してたわけじゃないけど、仲直り?みたいな、寄り添ってあげたいなって思いました。結果的に『アイドルは強いんだぞ』っていうのが皆さんに伝わったかなと思います」
――その勢いでメイン終了後、優宇選手に挑戦表明したわけですが
「やっぱり中々簡単には倒せない相手だなっていうのは感じてます。私はまだプロレスを初めて一年も経ってないし、そんな分際で、なんですけど、ホントにいつかはベルトに挑戦したいなって気持ちは持ってて。で、優宇さんが持ってる内に、ていうのもありますし、ちょっと今回、表明させていただきました!」
――優宇選手からは「東京女子の仲間だと思っている」という発言がありましたが、東京女子のベルトというものについての思い入れはありますか
「そうですね、私、デビューはWRESTLE-1でもともとは戦ってたんですけど、今では東京女子が主戦場となってますし、自分の中でも他の選手の試合を見ててすごい思い入れがある団体ではあるので、その団体でのベルトは、ベルトを獲りたいなって気持ちはすごくあります」
――東京女子はSIN美威獅鬼軍という可愛い人だけが入れるユニットがあるんですけど、興味は
「特には……あまり……ない、ですね。まあアイドルなんでもちろんルックスも自信はあるんですけども。特にそういうところに入ろうっていうのはないですね」
――アイドルとして後楽園ホールで歌ったということに関しては如何でしょう。新曲も初めて歌ったということですが
「そうなんです!はい!なんか、感慨深かったですね!やっててすごく楽しかったんですけど、やっぱ皆さんの応援があってチアワンの新曲、オリジナル曲っていうのもありますし、この聖地、後楽園ホールじゃないですか。中々普通のアイドルが経験できないことを経験させてもらったなって思ってます」
優宇
――後楽園ホールで中島選手の挑戦を退けましたが、率直な感想は
「もう一回巻けたことが本当に嬉しいです。負けちゃうかもとかって自信がなかったわけじゃなくて、また戻ってきたことが、また巻くことが出来たっていうのが本当にうれしいです」
――序盤、中島選手は敢えて優宇選手が得意としているグラウンドで挑んできたように見えたが
「そうですね。自分が得意としているグラウンドで中島さんも戦える。でも、中島さんは私に持ってない、コーナーから飛んだりとか、私が憧れるようなプロレスをする人なんです。中島さんは。だから私が思ってないような動きとかをするので、強さが、スピードもあるし、強かったです」
――そんな優宇選手は基本的に柔道ベースの技が多かったですが、フィニッシュはラストライド
「あの技は私の恩師にあたる、木村浩一郎さんのフィニッシャー技なんです。だから、やっぱりいつかやりたいっていうか、そうですね……練習はしてました。でも出すときがいつか分からなくて……あの払腰を返されると思ってなかったんで、これやるしかないなと思って出しました」
――試合後、才木選手が挑戦に名乗りを上げましたが、才木選手の印象は
「才木さん……プライベートではれいたんって呼んでますけど、敢えて才木さんと呼ばせていただきます。才木さん……筋肉アイドルって言ってますけど、あの筋肉は努力の結晶だと思ってますし、練習もやってますし、私も才木さんに負けないくらい、才木さんと防衛戦するにあたって練習しないといけないなと思っています」
――デビューから負け無しで来て、2017年、チャンピオンとして東京女子をどのようにしていきたいと思っていますか
「私は結構この戦い、絶対負けられないって思ってて、結構いろんなことから逃げてきた部分があったんですけど、今日この後楽園ホールでメインに立つって決まって、絶対負けられないし、逃げられない。ここで勝ったら自分の中で2017年、新しく何か変わると思ってて。負けない自分を今、新年、2017年始まって手に入れたと思うんで、さらに強さに磨きをかけていきたいと思います。東京女子を引っ張っていきます」