5・4後楽園で上福ゆきvs乃蒼ヒカリのインターナショナル・プリンセス王座戦が決定!上福「ヒカリちゃんとの闘いでもあるけど、COVID-19対かみーゆ-28の闘い」
4月26日、埼玉県川口市内にて東京女子プロレスが記者会見を開き、無観客配信大会となった5・4後楽園ホール大会でのインターナショナル・プリンセス(以下、IP)選手権試合、王者・上福ゆきvs挑戦者・乃蒼ヒカリが発表された。
乃蒼は同24日の板橋グリーンホール大会で、卒業した親友の汐凛セナから「ベルト姿を見てみたい」と背中を押され、「シングルだなと思っていて、早め早めに狙いたい」とコメントしていたが、甲田哲也代表は「(4・17)後楽園大会での山下実優戦も負けましたが、ファンの方から高い評価をいただいており、十分にベルトに挑戦する資格があると判断した」と経緯を説明。会見では両者が揃い、調印書にサインを入れて意気込みを述べた。
乃蒼は「私は“山下2連戦”と呼んでいるんですけど、山下りな選手を相手にハードコアデビューしたり、前回の後楽園で山下実優選手とシングルをさせていただき、前回の試合では汐凛セナのラストマッチの相手をしたり。1ヵ月でハードなシングルが組まれて、その中で私は“山下2連戦”で結果を出せず、すごく悔しかった。自分をもっともっとアピールしたいし、リベンジしたい気持ちもある中で、私は目に見える結果を残したいので挑戦をお願いしました。去年11月に上福さんとはトーナメント決勝戦で闘って、私は負けてしまった、正直このベルトは今まで誰かが長く色を付けて持っていたイメージがなかったけど、上福さんがどんどん防衛して上福さんの色にベルトを染め上げているのを見て、すごく悔しかった。私もこの1ヵ月間、いろんなシングルを経験してきて、自信がついたのでこのベルトは証としていただきたいと思う」とコメント。
上福は「ヒカリちゃんの言う通り、このベルトを染めた感、ティファニーブルーが似合う女になってきたと思っていて。11月にヒカリちゃんと試合をして勝って、そこからずーっとタイトルマッチが続いていて、チャンピオンらしくなれたと思ったし。ただ対戦相手がへたれの(桐生)真弥、その次が田舎者の(舞海)魅星ちゃん、その次が“普通の人”角田(奈穂)先輩と闘って、誰もインターナショナルじゃなくね?って思ってて。次は道産子の不気味なヒカリちゃんが来て。わかるけど、まだまだインターナショナルな人と試合をして防衛したいという気持ちがあるから、ガイジンさんと闘うまでは手放したくない。ヒカリちゃんは血の出る試合が好きでヤバいことやっているのはわかっているけど、ゆき的には血が出るのは月イチで十分。そういうことは望んでないので、そういうのはなしで闘いたい。ヒカリちゃんは(アプガプロレスとして)歌が歌えても、一番出てないし、全然動いていない。11月の時も2曲歌ってから2試合しているから、動きが小さいし声も小さいとはいえ、もっと手を抜いたらMAXで来れると思ったら、さらに手を抜く可能性がある。不気味な子の執念ってヤバいし、そこを乗り越えてやっつけないといけないので十字架でもブラ下げて試合をしたい」と話した。
昨年11・7TOKYO DOME CITY HALLでの第5代IP王座決定トーナメント決勝戦を改めて振り返り、乃蒼は「(上福が準決勝で)中島(翔子)さんに勝ったことで動揺してしまった。(自分の力を)100出せたかというとそういうわけでもないのかなと思っていて。ベルトを持ってどんどん強くなっている上福さんを見て焦っている部分もあるし、その勢いを止めたい」と述べ、上福は「私はシングルが苦手だけど、ヒカリちゃんはシングルでも不気味に頑張る子だなと思っている。11月との違いはCOVID-19が増していて、どんどん世の中がコロっている。ヒカリちゃんとの闘いでもあるけど、COVID-19対かみーゆ-28の闘いでもあるかなと思う」と独自の見解をまくし立てた。
無観客試合となったことについては「デビューの頃からお客さんについてきて欲しいと言っていて、無観客だとしても画面の向こうでもお客さんについてきてくれれば、私は頑張れると思うので気にしていない」(乃蒼)、「お客さんがいるとオーディションみたいな気持ちになってしまうときがあるので、お客さんがいなくてさびしい気持ちはあるけど、自分の試合の時間はみんないなくなればいいって思うときがあるので、緊張を少し解き放てるのかなとプラスの考え方をしようと思う」(上福)と、両者とも前向きに話していた。