5・3 Marvelous豊洲PIT大会 里村明衣子vs彩羽匠 渡辺智子vs伊藤薫 KAORUvsカサンドラ宮城

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Marvelous旗揚げ戦『WALK THIS WAY!』
日程:5月3日(火・祝)
会場:東京・チームスマイル/豊洲PIT
開始:17:00
観衆:1300人・超満員札止め

▼杉浦一美改、リングネーム門倉凛 Marvelousデビュー戦“初陣”緊張MAX! 20分1本勝負
●門倉凛
13分2秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
○浜田文子(WAVE)

▼桃野美桜日本デビュー戦 “リベンジ”私、少しだけ強くなってるかなぁ? 20分1本勝負
●桃野美桜
10分43秒 ビッグブーツ→片エビ固め
○木村響子(フリー)

▼血縁“血は水よりも濃い” 20分1本勝負
○雫有希
10分58秒 スリーパーホールド
●小波(REINA)

▼異種人類?“悪魔と魔王” 20分1本勝負
○KAORU
10分55秒 ヴァルキリースプラッシュ→体固め
●カサンドラ宮城(センダイガールズ)

▼“同期、友情を超えた現在(いま)” 20分1本勝負
△渡辺智子
20分時間切れ引き分け
△伊藤薫(ディアナ)

▼“赤き道…赤壁の戦い 第一章” 20分1本勝負
●彩羽匠
15分29秒 デスバレーボム→片エビ固め
○里村明衣子(センダイガールズ)

長与千種の団体Marvelousがドラマティックに解禁!“長与の弟子”里村と彩羽がメインで直接対決!

オープニング

 椿鬼奴のムービーメッセージが流れお祝いの歌を歌う。続いてステージの大型スクリーンを使い各選手の幼少期からの写真がスライドで流され、それにあわせて長与千種がそれぞれの選手の思いを代読する。

2016-05-03Marvelous_オープニング1 彩羽匠「生まれて始めてこうなりたいって道が見つかった。生まれて初めて両親に思いを伝えた。どれだけの気持ちを伝えたか、気づいたら家を飛び出して友達の家に居た。初めての家で泣くだけ泣いて、それでも涙が止まらなかった。唯一の宝物のビデオテープ、手にとってずっと眺めていた。お父さんお母さんの気持ち、今私はわかってるよ。照れくさくてなかなか言えない言葉、自分の道を歩かしてくれてありがとう。胸を張って目一杯歩いてみせるからね。ありがとう」

2016-05-03Marvelous_オープニング2 門倉凛「四人兄弟の上から二番目。皆女の子。お姉ちゃんはいるけどでも私もお姉ちゃん。妹達の前ではしっかりしなきゃ。しっかりしてるお姉ちゃんだよって一生懸命頑張ってた。学校でも一生懸命自分はしっかりものなんだって頑張ってきた。でも、少し違和感を覚えてきた。自分の表現が本当はできてないんじゃないかな。自分に素直になりたくなった。私、プロレスの道を選んだけど、この道、本気で本気でホントの自分を探せそうな気がする。いや、探すんだ。強い自分も弱い自分も全部受け止めて、自分の表現を目一杯ここでやっていきたい。そう思えた。見ててね、兄弟たち。見ててね、お母さんお父さん。私、生まれ変わるよ。見てて」

2016-05-03Marvelous_オープニング3 桃野美桜「小さい頃はこうなりたい、ああなりたい。夢が沢山あった。どれも口に出して話ては、笑って頷くだけのお母さん。ある日、一つのビデオテープを見た。見た瞬間私にもできるかな?興味が湧いてきて何度も見た。でも、見れば見るほど、ホントは怖くて泣き虫になっちゃった。私、自分にこんな思いしたの初めて。だけどなれるかな?なれないかな?できるかな?できないかな?考えていたら本当に一気に泣き虫。そんな私をお母さんが泣き虫!そんなんじゃ強くなれないよ、強くなりなさいってそう言ってくれた。私ね、その時に決めたの。もう泣き虫は卒業するから。強くなるからねお母さん。この道で」

2016-05-03Marvelous_オープニング4 雫有希「職業はお坊さんと女子プロレスラー。二つともほんとに私にとっては大きな意味がある。小さいころの私は色んな人に、たくさんいじめられてきた。そう、いじめられっ子っていうのかな?ほんとに傷ついたし、心が涙を流す日がいっぱいあった。私、決めたの。私もっと強くなって、同じように苦しい思いをしてる子たち、必ず助けるって。皆の笑顔が、私の支えになる。私のパワーの源。プロレスという道強くなって、お坊さんという道で人に温かい手を差し伸べる。それが出来た私はとても幸せ。さあ、もう少し強くなるから見ててね皆。待ってて」

2016-05-03Marvelous_オープニング5 渡辺智子「夢って、もちろん寝て見る夢もそう。起きてて叶えていく夢もそう。私の場合、30年かかって初めて叶った夢がある。本当に叶えたかった夢。その人が今近くにいて、私は幸せ。でも、ここからが私の勝負。大好きな人達に、そして一番そばに居たかった人に、頑張ったねお前って笑いながら一言言ってもらえたら私30年待ったかいがある。普段は主婦だけど、この道、辞めなくてよかった。私の道はここからがスタートだから。きっと笑顔で褒めてもらうんだ。30年待ったぶんだけ」

2016-05-03Marvelous_オープニング6 KAORU「数えたらキリがない怪我。一番きつかったのは5年前の怪我。長過ぎる入院と治療の中で辛くって苦しくって情けなくって悔しくって、段々と前を向いて頑張ろうって思えなくなった。むしろ自分が嫌いになりかけてきた。ある日テレビに写ったアーティスト、心が釘付けになった。苦しくても歌を歌い続ける自分の強さを見せつけられた。話したことも会ったこともなかったけど、私の背中をポンと押してくれた気がした。負けないで自分の信じた道に背を向けないで歩いてねってそんな気がした。だから決めたの。この道を精一杯の気持ちで歩いていくって。もう二度と迷わない。自分にありがとうって言える日まで」

2016-05-03Marvelous_オープニング7 映像が終わるとステージに華原朋美が現れ『君がそばで』を熱唱。
 華原朋美は「今そででKAORUさんの映像を見てました。なんかすごく素晴らしい事になってまして、ちょっと私がそう思われてるんだと思うと本当に私もこれから先KAORUさんと同じように精一杯頑張っていかなきゃいけないなと思いました。今回でこのステージ立たせていただくの二回目になるんですけど、私は高校時代から長与千種さんとKAORUさんが好きです。これらかも頑張ってください。陰ながら応援しています。それではここでマーベラスの選手入場です」と選手を呼びこむ。

2016-05-03Marvelous_オープニング8 代表の長与が「皆さん、やっと、やっと、やっとこの日が来ました。ご来場ありがとうございます!うちの選手昨日ほとんで寝てません。各々が緊張しています。この緊張感がたまらなく大好きです!このマーベラス女子プロレス、女子プロレス界においてたくさんの選手を育成し残し、先の時代まで受け継ぐ者達であって欲しいと願います。今日やっと新たな扉を叩きます。みなさん、みなさん、楽しみですか!?楽しみですか!?楽しんでるか!?ナレーションどうだった!?映像はどうだった!?華原朋美どうだった!?ねぇ、最初で燃え尽きますよ!いやいやいや、主役はお客様ですから。皆さん,皆さんが主役です。最後まで、最後まで最後までどうか楽しんでってください!よろしくお願いいたします!選手!退場!」と挨拶しマーベラスのドラマがスタートした。

第1試合

2016-05-03Marvelous_第1試合 会場は凛コールに包まれる。文子ががぶって投げ捨てるとブーイング。ロックアップから再度や文子がリングに叩きつけ、すぐに立ち上がった門倉はロックアップでロープに押し込もうとするがこれは文子がロープに押し込んでクリーンブレイク。
 門倉はすぐに文子を捕まえロープに押し込むとエルボー連打。ロープに飛んだ門倉に文子はビッグブーツを叩き込んで倒すと、ボディスラム2連発。3発目を耐えた門倉が逆にボディスラムで叩きつける。
 立ちあがった文子がボディスラムで叩きつけフォールも2。ボディプレスからフォールも2。再度ボディプレスからフォールも2。
 文子はロープに振って倒すとランニングキック。再度ロープに振って倒すとランニングキック。再々度ロープに振って倒すとランニングキックでフォールも2。

 文子は首投げ3連発からスリーパー。これは門倉がロープへ。
 文子はガットショットから文子のエルボーを避けてバックを取る。門倉はバックを取り返すが、これは文子がバックを取りリングに叩きつけるとエルボードロップ3連発。文子はロメロスペシャル。これを離すとコーナーに叩きつけて串刺しビンタ。再度コーナーに振って串刺しビンタも、門倉はこれを避けて串刺しドロップキック3連発。門倉は対角線を走りこむが文子はニールキック。だが門倉はこれも避けてドロップキック。門倉は首投げ3連発からランニングクロスボディもキャッチした文子がリングに投げ捨てる。

 門倉は立ち上がりエルボー連打も文子のエルボー一発で門倉は膝をつく。門倉は再度エルボー連打、だが文子の強烈なエルボーでリングに倒れる。気合を入れ立ち上がった門倉はエウボー連打。文子は一本足頭突きで倒しフォールも2。

 門倉はドロップキック5連発からフォールも2。門倉はコーナーに振ろうとするが逆に文子が振る。だが走りこんできた文子に門倉はヘッドシザースからコーナーに顔面を叩きつける。
 門倉はスクールボーイも2。今度は首固めも2。門倉は走りこんでフランケンを狙うが、キャッチした文子が片逆エビ固めで潰す。文子は急角度の逆エビ固めも門倉はロープを必死に掴んでブレイク。

 文子はスパインバスターからムーンサルト。これでフォールも門倉が腕を上げる!
 文子はコーナーに振るも門倉はコルバタで投げ捨て、更に走りこむとウラカン・ラナ。文子はなんとか返して、走りこんできた門倉にニールキックからバックドロップ。フォールも2.9!文子はムーンサルトを投下し門倉にトドメを刺した。

第2試合

2016-05-03Marvelous_第2試合 ロックアップから桃野がバックをとるがすぐに腕の取り合い。木村が足を引き倒しSTF。木村はヘッドロックに移行しそのまま引き倒すと股裂き。そのまま馬乗りになりフォールも2。

 木村は桃野をリングに叩きつけ、引き起こし足を刈って倒してフォールも1。
 手4つから腕を捻るとそのままアームホイップ。木村は桃野の顔面を踏みつけていく。レフェリーから注意されても再度桃野の顔面を踏みつけ桃野はロープの向こう側へ上半身をそりあげる。木村はヘアーホイップ3連発から頭に噛み付いていくラフファイト。

 木村はレッグロックからアンクルホールド。桃野はロープを掴む。木村はロープに桃野の足を引っ掛け踏み潰す。木村は桃野の腿を蹴り上げ、のたうつ桃野を挑発。桃野は膝立ちでエルボーを打っていくが、木村は受けきり桃野のランニングエルボーも受けきるとエルボーで吹っ飛ばす。

 木村は桃野をロープに振りエルボーも、桃野はこれを避けてドロップキック。桃野は再度ドロップキック3連発で木村を倒すとフォールも2。
 桃野は木村をブレーンバスターで投げようとするが、これは木村が逆にボディスラム。木村がストンピングからケンカキックも、桃野はフランケンで投げ捨てるが木村はすぐに走りこみショルダータックルで倒す。
 木村は桃野をコーナに振るが、桃野は飛びつき前方回転エビ固め。返した木村の顔面に低空ドロップキックを叩き込んだ桃野はコーナーに登るとダイビングクロスボディ。フォールも2。

 桃野は木村のバックをとるも木村がグラウンドに引き込み腕固め。桃野はロープに足を伸ばす。
 木村は桃野を起こすとブレーンバスターからフォールも2。木村は桃野を担ぐがそのまま桃野を丸め込むも2。桃野はロープに飛んで走りこむが木村がビッグブーツを叩き込んで3カウント!

第3試合

2016-05-03Marvelous_第3試合 両者距離を見合いながら雫がロープに押し込むがクリーンブレイク。グラウンドになり小波がポジションを取っていくも雫がアンクルホールド。これは小波が回転しロープを掴む。

 小波はローキックから雫ががぶって引き倒しグランドに。小波は下から三角絞めを狙うが雫が押しつぶし腕固め。そのまま腕ひしぎに移行するも小波は抜けてフロントネックからレッグロック。雫は力づくで小波をぶっこ抜いて投げ捨てジャーマン。小波はたまらず場外に転げ出る。
 小波はエルボー連打も雫は強烈なエルボー。再度小波はエルボー連打からエルボー合戦。雫のラリアットを小波は脇固め。そのまま腕ひしぎも雫は強引に持ち上げるが小波は腕を伸ばしていく。雫はたまらずロープへ足を伸ばしブレイク。

 小波は膝立ちの雫にミドルキック連発。雫はキャッチしてラリアットも、その腕を蹴り上げた小波がランニングミドルを叩きこみフォールも2。
 バックを取った雫を小波は脇固めからアームロック。雫は強引にアルゼンチンバックブリーカー。だが小波はそのまま巻き込んで腕ひしぎ。雫はロープへ。

 小波はミドルキック連発も雫はキャッチしフィッシャーマンスープレックス2連発。雫はデスバレーを狙うが暴れた小波がローキック連発でからハイキック。ガードした雫に再度ハイキックからロープに飛んでケンカキック。フォールも2。小波はフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
 雫は延髄斬りからチョークスラム。雫は振りかぶっての強烈なラリアットで倒しフォールも2。雫はデスバレーボムを狙うが小波はスリーパー。だがそれを強引にデスバレーで叩きつけた雫は髪を掴んで引き起こし胴締めスリーパー。これで小波はギブアップした。

第4試合

2016-05-03Marvelous_第4試合 KAORUが急襲しガットショットからボディスラム。そのまま紙テープに巻きカンクーントルネードを投下しフォールもこれはレフェリーが無効とカウントを叩かない。

 紙テープまみれになって動けないカサンドラをKAORUが救出すると、再度ボディスラムからフォールも2。カサンドラはヘドバンからケンカキックをKAORUに叩きこみストンピング連打。カサンドラはコーナーに振って串刺しエルボーからフェースクラッシャー。四つん這いのKAORUの顔面にケンカキックからフォールも2。カサンドラはラリアットもKAORUはその腕に浴びせ蹴りからビッグブーツ。リングに投げて倒したカサンドラに変形サーフボードストレッチ。KAORUはカサンドラをロープに括りつけ足を使ったチョーク攻撃。

 KAORUはニーリフト連発からロープに走ろうとするがカサンドラが髪を引っ張って倒しヘアーホイップ。カサンドラは顔面を踏みつけ、再度ヘアーホイップからコーナーで顔面を踏みつけていく。

 カサンドラはコーナーに振るが足を伸ばしてカットしたKAORUがビッグブーツ。KAORUは木の板を取り出しカサンドラの顔面を殴りつけるとブレーンバスターで叩きつけるが、レフェリーは凶器を見ていたためカウントを叩かない。

 KAORUはカサンドラの顔面にコーナーから木の板を斜めに投下するが、カサンドラは「まじあぶねー!」と叫んで避ける。KAORUは再度殴りかかるが木の板ごとカサンドラはドロップキックで貫き四方からドロップキック。フォールも2。

 カサンドラはミサイルキックからフォールも2。カサンドラはブレーンバスターからフォールも2。カサンドラはコーナーに登るがKAORUが顔面を叩き正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 KAORUは垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。KAORUはコーナーに登るが、カサンドラはその尻を叩いて股の間に入り込むとそのままシットダウン式パワーボム。フォールも2。
 カサンドラは木の板を持ちコーナーに登ると、KAORUに投下するがKAORUは真剣白刃取りで木の板を放り投げる。だがそこへカサンドラがミサイルキックを叩き込み、更にバックドロップ2連発でフォールも2。

2016-05-03Marvelous_第4試合2 カサンドラのラリアットを避けたKAORUが走りこむも、カサンドラは担ぎ上げ飛行機投げ。カサンドラは木の板でKAORUの顔面を殴りつけると、KAORUの眼の色が変わりKAORUはヘドバン。動揺したカサンドラだったがビッグブーツで倒しフォールも2。

 カサンドラはヘドバンから走り込もうとするもKAORUが木の板で顔面を殴りつけエクスカリバー。 
 KAORUはカサンドラをセットするとヴァルキリースプラッシュを投下し3カウント。

第5試合

2016-05-03Marvelous_第5試合 開幕渡辺がルーテーズプレス。更に伊藤をロープに振るが伊藤はヒップアタックで迎撃。伊藤はラリアットを叩き込み、渡辺もラリアットで返す。お互いラリアットの打ち合いからラリアットの相打ち。エルボーの打ち合いから伊藤がコーナーに叩きつけ、逆コーナーに振ると追走ラリアットから逆片エビ固め。そのままキャメルクラッチに移行し髪をつかむ。渡辺はロープへ手を伸ばしブレイク。伊藤はその渡辺の背中にフットスタンプを投下。

 伊藤は再度逆片エビ固め。渡辺は必死に這ってロープを掴む。伊藤は渡辺の腕を叩きつけた後足4の字へ。ロープを掴んだ渡辺に伊藤はストンピング連打からロープに振るも、渡辺はロープに飛び乗り振り返り式のクロスボディからロープに飛び乗ってのエルボードロップを投下。そのままスリーパーへ。伊藤は足をロープへ伸ばす。

 伊藤はローキックから渡辺がロープ振り払い腰。渡辺は伊藤をロープに振ると再度払い腰。渡辺はサソリ固めから足4の字へ。伊藤はロープを掴む。

 渡辺はロープに飛ぶと伊藤は追走ラリアットからラリアット。更にガットショットも渡辺はキャッチしドラゴンスクリューからサソリ固め。
 これを離すと渡辺がバックをとるが、これを伊藤がヘッドロックから押しつぶす。伊藤は投げようとするも渡辺がエルボーで抜けてラリアットも、これをキャッチした伊藤がエクスプロイダー。伊藤はロープに飛ぶ渡辺の顔面にビッグブーツを叩き込んで場外に出し場外乱闘。伊藤が場外でラリアットを叩き込んで倒すと、次エプロンから場外に向かってフットスタンプ。
 リングに戻ると伊藤はフットスタンプからエルボードロップ。フォールも2。
 伊藤はダイビングフットスタンプからフォールも2.9!伊藤はコーナーに登ると渡辺が正面に登りコーナー上でエルボー合戦。伊藤が頭突きを叩き込んで落とすも、渡辺は必死にエルボー連打しキャノンボールバスター。渡辺はレインメーカー式のエルボーからキャノンボールバスターを叩き込んでフォールも2。

 渡辺はロープに飛んで走りこむが伊藤がラリアットで迎撃しフォールも2。ここで時間切れ引き分け。

第6試合

2016-05-03Marvelous_第6試合 まずは彩羽がローキックで牽制。里村もローキックで返しキックの打ち合い。彩羽のキックをキャッチして里村がローキック。
 ロックアップから里村がヘッドロック。里村はローキックで彩羽が距離を取る。

 手4つからリストの取り合い。里村は彩羽の腕を蹴ってタックルで倒そうとするがこれはロープ際となりブレイク。

 ロックアップから里村がアームホイップで巻き投げ腕固め。ヘッドロックからショルダータックルで倒しショルダータックルのぶつかり合いからエルボー合戦。里村がスピンキックからヘッドロック。彩羽は抜けてエルボーからボディスラム。里村はガットショットから首投げで倒し背中にサッカーボールキック。再度首投げからコブラツイスト。倒してフォールも2。

 里村は膝立ちの彩羽にミドルキック連発からハイキックでコーナーに押し込みエルボースマッシュ。彩羽をコーナーに振った里村が串刺しエルボーから、彩羽が逆にコーナーに振るも里村は走りこんでエルボーを叩き込む。
 里村は彩羽の側頭部にミドルキック。フラフラと膝立ちになった彩羽の側頭部に再度ミドルキックを叩き込み彩羽は倒れ込みながら場外に落下。 

 彩羽はリングに戻ると里村はエルボースマッシュ2発からスリーパー。彩羽は必死にロープへ足を伸ばす。里村はボディスラムで上がらないと見るや脇固め。彩羽はロープへ。

 里村は彩羽の胸を蹴りあげていき、再度側頭部に蹴りを見舞うと彩羽は気合を入れて立ちあがりエルボーを放つが、里村はミドルキックで彩羽はハーフダウン。その顔面に蹴りを叩き込んだ里村は「起きろ!」と挑発。起き上がった彩羽に里村はニールキックも避けた彩羽がニールキック。

 両者立ち上がるとエルボー合戦から里村がエルボー連打で倒す。彩羽はスピンキックからトラースキックで倒しダブルアームスープレックスからフォールも2。

 彩羽は膝立ちの里村の顎に蹴りを叩き込み、ミドルキックから顔面にトラースキック。膝をついた里村のバックを取りジャーマンスープレックスホールドも2。

 彩羽はロープに飛ぶも里村はスピンキックからエルボースマッシュ。四つん這いになった彩羽の後頭部に側転ダブルニーを投下した里村は彩羽を担ぐも、着地した彩羽が投げようとするが里村はリバース。だが彩羽が立ち上がり顔面を張ってシットダウンパワーボム。フォールも2。

 彩羽はコーナーに登るも里村は正面から顔面を殴り、さらにハイキックを叩き込んで正面に登ると雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが彩羽が強引に持ち上げて正面に投げ捨てるが、飛ぼうとしたところで里村がハイキックから浴びせ蹴りを叩き込み彩羽はコーナーから落下。
 彩羽はハイキックも里村が避けてスリーパー。彩羽は命からがらロープへ足を伸ばすが起き上がれない。

 里村は担ごうとするが耐えた彩羽にハイキックも彩羽は水面蹴りで倒す。ローキックの相打ちから里村のハイキックをガードし彩羽はハイキック。彩羽はフロントスープレックスホールドも2。

2016-05-03Marvelous_第6試合2 彩羽はエルボースマッシュも里村もエルボースマッシュで返し、彩羽はエルボースマッシュで返すとサイドバスターで叩きつけフォールも2。
 彩羽は担ぎ上げようとするが着地した里村の顔面にトラースキック2連発からカナディアンバスター。フォールも2。

 彩羽は担ぐも里村は着地。彩羽はハイキックも里村はオーバーヘッドキックで倒しデスバレーボム。これでフォールも2。里村はデスバレーボムを2連発で叩き込み3カウントを奪った。

 里村はマイクを持つと「オイ匠、あたしはな、デビューしてから、長与千種の弟子ということは一日たりとも忘れてない。それが結果です。長与さん、今日から、長与さん、ライバルですね。お前(彩羽)も、お前もライバルだ。お前にだけは絶対に手を抜かない。また、私の前に来い」と言い彩羽と額を合わせた。

エンディング

2016-05-03Marvelous_エンディング マーベラス全選手がリングに上がり、長与は「本日はご来場まことに、まことに、まことにありがとうございました。女子プロレス、第1試合からメインイベントまで、全てが、全てが、意味深きストーリーのある試合です。今日、皆様の前で2人、若い選手が産声を上げました。見届けてくださってほんとにありがとうございます。同じ血を引く者同士(第1試合&第2試合)、静かな試合混迷な試合、静かながらなんと上手い試合をやったのだろうと心から思います。(KAORUは)新しいキャンバスに穴を開けました。そういう奴です。(渡辺と伊藤は)たった二人しか同期が残っておりません。それでもプロレスが好きでプロレスが好きで、好きでリングに立ってます。この2人、ずっと、見守りたいど思います。(彩羽は)リングの上で、本気で、本気で、本気で悔しい思いをしないと!絶対に伸びません!いい選手にはなりません!本気で悔し泣きをしないと、いい選手にはなりません!里村という壁、ほんとは怖かったと思います。しかし、これが現実です。泣いた分だけ、必ず強くなってもらいましょう。本日はもう一人、ご紹介します。本日5月3日を持ちまして、一人女子レスラーが入団します。どこ行ったかな?お手伝いしてるかな?いらっしゃい。聞こえてるかな?売店いるんじゃないかな?走っております、走っております、まだまだプロとしてデビューはしてませんが、本日5月3日、プロになるために入寮、入団いたします」
田中未来練習生「田中未来といいます。18歳です。千葉県出身です。よろしくお願いします」
長与「一歩一歩ですが、小さな小さな卵が、立派にリングに上ってプロになっていきます。こうして女子プロレスは長く長く長く受け継がれていくものだと信じております。皆さん、GW中にお休みを取っていただきありがとうございました。ありがとうございました。これからも1つずつ、ドラマのある
意味のある、女子プロレスを展開していきます。どうぞ末永くお付き合いください。本日はご来場まことにありがとうございました」と挨拶した。

<試合後コメント>
彩羽匠
――旗揚げ戦のメインでした
「旗揚げをすごい、すごい待ち遠しくて、旗揚げ戦が決まった時はビックリしました。終わってみて、ホントの気持ちを言うと悔しさしかないです」

――楽しみだった気持ちが悔しさに変わった?
「楽しみでもあったけど、ほんとは怖さもありました」

――今の時点で闘ってみて、何度も闘っていますが試合前に思っていたより力の差は大きかったですか?
「…」

――デビュー戦と比べてなど
「…デビュー戦とはまた違う気持ちで闘ったんですけど、やっぱり違いますね。やっぱり背負うものもすごいあったんですけど、力の差、あります。力の差は大きかったです。でも、勝つ方法があるとしたら勝つまで闘うだけです。それだけ」

――終盤何度か狙ったのはランニングスリー?
「ランニングスリーを長与さんから教えていただいたのでそれを出そうと思ったんですけど…上がりきらなかった部分もありますしやっぱりそれまでのダメージもすごいあったというのもあって、決め所で決めれなかったのがすごい自分の中で悔しさもありますね」

――叩き落としたけどランニングスリーではなかった
「ではないです」

――それが決まれば勝機が見いだせてたと思いますか?
「勝てたと思います。でもそれが出せない所が力の差だったと思うんですけど」

――先ほどデビュー戦とは背負うものが違うという言葉もありましたが、今日改めて長与千種の弟子彩羽匠としてデビューしてみて背負うものは違いましたか
「はい。やはり自分、長与さんのもとに行っても里村選手は長与さんの一番弟子っていうのがすごい大きくて、自分の中でもすごい嫉妬してた部分があったので。それを、それが嫌で超えたくて超えたくてやってきたので、すごいまだまだだったというのが今の結果だと思います。でも、勝つより負けるほうが…勝つより負けるほうが、悔しい思いもいっぱいしたし、また試合したら次は絶対に勝つしかないです。もう勝つしかないです。絶対に絶対に、もう本当に勝ちます。絶対勝ちます」

―― 一番弟子は私だって言えるようになりたいですか
「はい」

――マーベラスに移籍してからしばらく長与さんを独り占めしていたと思いますが、後輩も入り一番弟子という意味ではどうでしょう
「こっからです。こっからです。こっからマーベラスとして、彩羽匠として見せていきます」

長与千種
――超満員でしたが
「ね、ビックリしました。ビックリしました」

――そんなに苦戦してたんですか?
「いや最初は苦戦でしたよやっぱり。他にこれを機に次々ってくっついてるじゃないですか女子の興行がね。だからちょっと、大丈夫かなって思ってたんですけど、でも意外と蓋開けてみたらありがたかったですね。ありがたかったです」

――大会前にプロデューサーとして試合始まる前から色々考えてらしたと思いますが試合含めてパッケージとしてはどうでしょう?
「パッケージとしては本当になんだろう?シアターにいる気分で見てもらえたらなと思ったんですね。ほんと豪華絢爛な照明とかっていくらでもここ使えるので、使おうと思ったら使えるんですけど、それよりもやっぱり、なんだろう?一人ずつ描写をしっかりと表に出したかったので、多分プロレスを見た事もある人、あるいはない人っていうのが半々ぐらいだったと思うんですよ。その中で、見た人達は見たことあって楽しめる。けど見たことない人まで楽しませる方法っていうのを自分なりのアイディアとかでどれが正解なのか、どれも正解なんだけどっていう中でのチョイスだったので、だから、このパターンがなんだろうな、素人の人でもわかりやすい。感情移入しやすい形を作ったつもりではありますね」

――試合内容として、まずは日本デビューした新人2人については
「ん~、ある意味あの、ほんとにあの選手、文子にしろ響子にしろ本当にいい選手なので、ほんと百戦錬磨の選手達だったし、いい年数、キャリアを重ねていると思うんですけど、でもあの、さっきポロッと文子が言ってたのは、デビュー戦、誰かのデビュー戦の相手するのは初めてだったらしくて。そして、響子は1試合目より2試合目の方がより緊張すると。ほんとこのキャリアを積んだ人たちのトライアウトでもあったような気がするんですね。もう一度そのいいキャリアだけどそこで胡座かくんじゃなく、もっかい振り出しに戻って自分たちも垣間見て一番最初の頃を見てみようと思った時に、どうやって育てていけばいいか、どうやって相手をしていけばいいか、色んな事が浮かんできたと思うので、あの、ある意味なんだろう、面白かったですよ。見てて面白かった」

――メインは、当然勝たせるつもりで練習を積ませたと思うんですがいかがでした?
「メインに関しては、あの、里村の強さと里村の弱さ。彩羽の強さと彩羽の弱さって両極端自分はわかります。で、なんとなく、ビジョンではこう上手く行けばいいなっていう気持ちはなきにしもあらずだったけど、でもそうさせないだろうと、里村絶対に渡さないだろっていう我の強さを絶対出してくると思ってたので、展開としては負けてはしまいましたけど、彩羽は負けてしまいましたけど、ただ、今日の大義名分は里村に意識をさせることだったので、彩羽匠という人間を意識させていくことだったので、これに関してはお前もライバルと言わせた所は良かったんじゃないかなと思います。勝ち負けってどっかでおまけのような、ボーナストラック、この興行においてはボーナストラックだと自分は思っているので、果たしてそれまでの過程がとても自分の中では大事だと思っているので、デスバレー3連発、しかしランニングスリー0発。この差だと思います。この差だと思います。でも、時に上手くいかないほうがよかったりする。だから今は、これでいいんです」

――所属選手対外部の選手のシングル6試合というフォームでしたが今後はこれがマーベラスのフォームになっていくんでしょうか?
「あの、プロレスでこうじゃなきゃいけないというのがあんまり好きじゃなくって。タッグマッチだと、タッグマッチの難しさっていうのはあるんですけど、よりシングルのほうが一人ずつにフォーカスを合わせていけるんですよね。一人ずつを浮き彫りにさせていくことができるので、このスタンスっていうのは基本自分は辞めたくないですねまだ。しばらくは。誰かエネミーでパートナーでっていうのはよくある事だけども、いやいやシングルでやっぱ、フォーカス絞って一人ずつがキャラクターとしても確立してきて、初めてタッグマッチだと思っているので、まだこれでいいかなって気はします」

――今後、彩羽匠がエース候補なのかエースなのかわからないが彼女の対戦相手のプランニングは
「してます。マーベラスが99%OKの段階をもらっているんですけど、東京タワーの横にあります昔テレビ東京のスタジオだったあそこがですね、400人ぐらいの収容ができるスタジオがあります」

――普段花鳥風月がやっているスターライズタワーですね
「そこでですね、週に一度。毎週毎週、この週の例えば月曜日だったら月曜日。マンデーファイトなのかサンデーファイトなのかどちらか。ようするにそこでは必ず週に一回この曜日では必ずやってるんだよというマーベラスの定期戦をやっていきたいと思います」

――ウィークデーで?
「いや、ウィークデーだけを考えてないですね。ウィークデーだとお客様は入りやすいですけど、あえて月曜日だったり、今日は火曜日ですけど、どの曜日を自分が目指していくかっていうのはもうちょっと煮詰めますが、あとは会場の都合もありますのでかなりロングスパンで毎週一回ずつを押さえていこうと思います」

――いつぐらいから
「秋ぐらいからを考えてます。丁度三ヶ月間色んな所を回って、秋ぐらいになったら丁度いいかなと思ってます。まあこの時間この日毎週マーベラスやってるんだよという形でずっとやっていければいいなと」

――常設小屋みたいな
「そうですね、常設に近いかたちになると思います」

――それ以外にも大会をやっていく
「もちろんです」

――それは全国展開で
「まずはですね、一つの考え方として東京で根を張って、東京で有名にならないものは地方に行っても弱いです。それはね、東京にテレビ局でもマスメディアさんでもそうですけど、なぜ東京に集まっているか。あるいは大阪の人たちがやっぱり東京に進出したいかって、やっぱり80%ぐらいのシェアを全て持ってますから、やっぱり東京で根付いて、なおかつ東京で初めて火がついていけば多分地方行ってもきっと、ひょっとしたらそれこそ離島までどんどん行けるかもしれない。その力をつけるために必ずその、たくさん来てください来てくださいって言われてる所に必ず行けるようにしたいので。その前にやっぱり力をつけないとどうしてもダメだと思いますので。まあそれと同時にレスラー達を芸能プロダクションの方に全て所属させて、一からメディアの方に行けるように今から段取りをしてます」

【写真:MK(Photo’sGate)】

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