初防衛戦の怪我で王者が約5ヶ月の欠場…「ベルトが輝いていない」と挑戦した彩羽匠が勝利しGHC女子王者へ

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 2日、新宿FACEにてプロレスリングNOAH『MONDAY MAGIC PRIME TIME season Ep2』が開催。第4試合では天麗皇希の持つGHC女子王座に彩羽匠が挑戦した。

 GHC女子王座は、NOSAWA論外がアシスタントディレクターを務めるNOAHの別ブランド『MONDAY MAGIC』で昨年生まれた新王座。初代王座戦は昨年11月にロイヤルランブル形式で行われ、長与千種ら総勢11選手が参加する中で皇希が残り初代王者となった。

 皇希はアイドルや女優活動を経て2021年にアクトレスガールズとしてリングデビュー。170cmの高身長とビジュアルから一気に注目選手のエース候補となるが、度々怪我に悩まされる状況に。
 2024年にアクトレスガールズを電撃退団しマリーゴールド旗揚げに参加。11月にGHC王者になるとプロレス界全体から注目を浴び期待を一身に受けるも、今年1月3日にタッグパートナーの後藤智香を相手に行ったGHC女子初防衛戦で試合中に負傷。なんとか試合は勝利したものの、左膝前十字靭帯断裂と診断され長期欠場となった。

 治療とリハビリを経て約5ヶ月ぶりに5・24代々木大会で復帰した皇希に、彩羽匠が「ベルトが輝いていない」と5・26MONDAY MAGICで挑戦表明。
 彩羽は5・24に真紅のベルトの王者・林下詩美から指名を受けていたが、「一つやりたいことがある」と試合を保留にしていた。それがこのGHC女子王座戦だった。

 試合は彩羽が序盤からグラウンドで圧倒し、容赦ない蹴りやチョップを叩き込んでいく。
 皇希はRKOやバタフライロックで反撃していきビッグブーツ。胴絞めスリーパーからジャックナイフで捕らえ、アメジスト・バタフライを投下する。
 しかし避けた彩羽がバイシクルキックからジャンピングハイキック、ニールキックを叩き込み、スワントーンボムからフォール。なんとか返した皇希をランニングスリーで叩きつけ3カウントを奪った。

 皇希は泣きながら「ぶっちゃけ欠場してなかったらもっと防衛戦いっぱいできてたんじゃないかなとか、欠場してなかったら全然余裕で彩羽匠に勝てたんじゃないかなとか、そんなどうしようもないタラレバばっか考えちゃって・・・でもずっとやりたかった相手ではあったので、滅茶苦茶正直に言うとすっげぇ楽しかった。もっともっと強くなりたいって思ったし、もっともっと強くなれるって改めて確認しました」とコメントし、いつかのリベンジを誓う。

 圧勝した彩羽は「マーベラス対マリーゴールド自分が勝ったんで、マーベラスが強いって証明されてると思います。このベルトを輝かせる、GHC女子というものの格を上げていきたいと思うんで、そのために自分がやりたい、最高の防衛戦ができる相手を見つけてやっていきます。自分が最強で最高の後継者なんで、このGHCのベルトを世界レベルにしていきます」と王者の風格を見せた。

 今の女子プロレス界でも強さではトップクラスにいる長与千種の真紅の後継者・彩羽匠に渡ったGHC女子王座。どのような魔法がかかるのか今後に期待だ。

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