県民から愛される地域密着団体が10周年記念で東京初進出!「プロレスを通じて愛媛を好きになって」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 30日、新宿FACEにて愛媛プロレス『東京初上陸 TOKYO VS EHIME 愛媛の猛者、いざ東京決戦』が開催された。

 愛媛プロレスは2016年に愛媛を盛り上げる手段の一つとして旗揚げされ、地元企業の協力でリングや道場などが一つ一つ増えていき大きくなっていった団体。普段は別の仕事をしながら週末ヒーローとして活動している選手もおり、今治タオルやみかん、石鎚山や鶴姫伝説など愛媛をアピールする様々な要素がマスクマンなどで表現されている。

 エースであるライジングHAYATOは地元・愛媛をアピールしながら全日本プロレスとの2団体所属となり、世界ジュニアやアジアタッグ王座を戴冠。ローカル団体でも知名度が頭一つ抜けた愛媛プロレスは、旗揚げ時は介護施設や障害者施設等の慰問を含め年間11イベント程度だったものが、2024年にはNHKやテレビ朝日など地上波取材を含め年間200イベントを超える状況に。
 地元のお祭りなどを中心に興行数も増え、朝倉未来&朝倉海やシバター、Repezen FoxxなどYoutuberも多く参戦してきた。
 パートナー企業も100社を超え、10周年を迎えて愛媛の魅力をさらに大きく伝えるために東京初進出興行を開催することとなった。


 第1試合は愛媛の県鳥コマドリの化身・コマドリBOYが、デビュー1年半でありながら元自衛官の身体能力を活かした動きで会場を魅了。愛媛出身の社長であるカーベル伊藤も悪の限りを尽くす伊予魔神軍を成敗し、第3試合の『愛媛プロレス名物どたばたばたばたバトルロイヤル』には吉本芸人の『バンビーノ』も出場するとダンソンからのニーブラで次々選手を葬っていった。
 ウナギ・サヤカ、CIMA、田中稔も参戦して胸を貸し、メインイベントでは四国統一ヘビー級王者の石鎚山太郎が、大向美智子とともにヒールファイトを行う土屋クレイジーを相手にベルト防衛に成功。

 山太郎は涙を流しながら「10年前、何もなかった。人もいない、お金もない。でもあるのはプロレスで愛媛を元気にしたい、そんな気持ち。その気持ちに賛同してくれて、三福グループの中矢社長がリングをじゃあ用意しよう。そこからずっと応援してくれました。愛媛プロレスは、自分たちだけじゃ立っていられません。たくさんのたくさんの、数え切れない方々の応援と、歓声と、叱咤激励で、今日こうしてここに来ることができました。本当にありがとうございます!」と感謝。

 そして「感謝感激っていうのが10周年の合言葉なんです。愛媛プロレスの先に愛媛があって、僕たちを見てくれたり、僕たちに感動してくれる人は愛媛を必ず好きになってくれる自信があるので、これからまた10年後、次の20周年の時は、今日来た子供たちがリングの上に立って愛媛を元気にするためにプロレスをしていてくれたら嬉しいなと思います。愛媛なんてダメだよっていう言葉を言わずに、ポジティブな言葉をずっと言って、ポジティブな行動してくれたら、勝手に愛媛は元気になっていく。東京の方のすごかったです、感動しました、楽しかったですっていう声を聞いた時に、1人の方が今度愛媛も行かしてくださいって言ってくれて。僕たちがここで来てやることの意義は、愛媛プロレスを通じて愛媛を知ってもらって、愛媛に来たいなと思わせる。そういうことなんで。また東京でやりたいというよりも、やらなければならないことなんだなっていう風に改めて思いました」と思いを語った。

 愛媛プロレスは6月15日に今治市で初開催が決定。メインイベントでは今治出身のイマバリタオル・マスカラス選手が鈴木みのるとシングルマッチで闘う。
 ローカル団体とはいえ東京のインディー団体とは比べ物にならないぐらいの注目度と活動実績がある愛媛プロレス。見たことが無い人は是非Youtubeなどで確認し、愛媛の魅力に浸ってほしい。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年6月
« 5月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

月別

ページ上部へ戻る