ケニー・オメガに暴行を加えたゲイブ・キッドに「プロ失格」と罰金&厳重注意
6日、東京都・テレビ朝日社内にて新日本プロレスが記者会見を実施。ケニー・オメガを襲撃したゲイブ・キッドへの処分が発表された。
ケニー・オメガは2010年代後半に新日本プロレスのトップに君臨し続けた存在であり、新日本退団後にはAEWの旗揚げに参画し副社長に就任。一時は両団体の間には大きな壁があるものと目されていたが、現在は積極的に交流しており蜜月の関係にあるとも言える。
AEWが躍進を続けているが、ケニー自身は憩室炎を患って昨年から長期欠場。
そんな中、4日の新日本プロレス大阪大会に突然ケニーが登場し、1・5東京ドーム大会での復帰を宣言。ファンはケニーの帰還を大歓迎するが、事件はバックステージで起きた。
コメントを終えたケニーが控室に帰ろうとしたところでゲイブ・キッドが襲撃。2人は激しい乱闘を繰り広げた。
ゲイブは、新日本プロレスの選手であることを強く強く誇りに思っている選手であり、AEWおよびケニーを以前から激しく挑発していた。一度新日本を捨てた選手があっさり帰還したことに対して激怒したことは想像に難くない。
この日の会見冒頭に登場した棚橋弘至社長は「本件に関しまして、状況を深く受け止め、社内で協議し、欠場選手への暴行はプロ失格であるという結論に達しました。つきましては、ゲイブ・キッド選手には厳重注意と罰金を科すことを決定しました。併せまして、AEWならびにケニー・オメガ選手には謝罪申し上げます」とゲイブへの処分を発表するとともに陳謝。リング外での反則の報いは5カウントを待つまでもなく速やかに下された。