ターザン後藤さんと大仁田厚の後継者が“インディー統一”をかけた頂上決戦!「愛してるプロレスで家族に飯を食わせたい」と語るパパレスラー同士で王座戦が決定!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『RISING 1』が開催。デビュー25周年を迎える大家健がガッツ石島からインディー統一無差別級王座を奪取した。

 TTTプロレスリングは、故・ターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の遺志を受け継ぐガッツ石島が旗揚げした団体。90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦しており、令和最新型の“平成”を創り上げている。
 旗揚げ直後にコロナ禍に見舞われていきなり解散の危機に瀕したTTTだったが、その後は右肩上がりに勢力を拡大。2024年12月28日に後楽園ホール大会へ初進出し、2025年1月9日に2回目の後楽園大会を実施。2027年1月9日にも後楽園大会開催が決まっているなど、団体は上昇気流に乗っている。

 TTTは数多のインディー団体の若手を参戦させ、王座挑戦などのチャンスを与えてきた。しかし、団体の中心に君臨し続けているのは45歳のガッツ石島。一時は自分の格を上げるために勢いある若手を潰しているのではないかという“老害説”が囁かれていたが、ガッツ自身も新世代に追い越されないよう必死に抗っていることが判明。社会の隅に追いやられがちな中高年に元気を与える存在として支持を集めている。

 今大会でガッツの持つTTTの至宝・インディー統一無差別級王座に挑戦したのは48歳の大家健。学生プロレス出身という同じルーツを持つ2人は20年来の付き合いだが、意外にもシングルマッチの経験は少ない。
 大家の挑戦表明を受けたガッツは「俺とお前のシングルは1勝1敗だな。いいじゃないか。45歳と48歳!熱いタイトルマッチやろうじゃねーか!」とガッチリ握手。インディー統一をかけた頂上決戦はベテラン同士のアラフィフ対決となった。

 ガッツはターザン後藤さんの後継者的存在。そして大家は大仁田厚への強いリスペクト持ち、大仁田からもその魂を認められている存在。この試合は後藤さんと大仁田のスピリットがぶつかり合う試合という見方も出来る。


 2人の試合は、開始直後から最後の最後まで小細工一切無しの無骨なぶつかり合いが展開。どこか懐かしい全身でぶつかり合う形のヘッドバッド合戦や、チョップ、エルボー、ラリアットの撃ち合いと愚直なまでの肉弾戦を展開。
 長い付き合いだからこそ互いを知り尽くしている両者は、普段の試合では見せない引き出しを開けて奇襲。ガッツの腕十字、大家のミサイルキックなど珍しい技が出るとファンからは驚きの声が上がる。
 終盤には、圧倒的な体格差で当たり負けた大家が滅多打ちにされる展開となるが、大家の真骨頂はボロボロにされてからのド根性。130kgはあろうかというガッツをカミカゼで叩きつけ、DDO、炎のスピアーと猛攻。2発目の炎のスピアーにガッツがカウンターでフライング・ニールキックを叩き込み、ゴーストバスター2連撃と王者の意地を見せる。
 それでも立ち上がった大家は雄叫びを上げながらのエルボー猛連打でガッツを怯ませ、延髄ラリアット。ガッツも倒れず耐えてラリアットを放つが、これをかわした大家が炎のスピアーをクリーンヒットさせて3カウントを奪取。大家が執念の王座戴冠を果たした。

 マイクを取った大家は「ガッツ、お前とはずっとやり合って四半世紀以上経つ。俺はお前を大切な仲間だと思ってる。俺は今年25周年。それを前面に押し出してやっていくことを決めました。その第1戦目、最初の相手がガッツで良かったと思う。ありがとうッ!」と叫んで握手を求める。ガッツはその手を握り返しつつ、ガッチリと抱擁を交わしてからリングを降りる。


 その後、定アキラがリングに上って「暑苦しいわ」とマイクを奪い取る。
 定は当初はTTTに外敵として乗り込んできたものの、紆余曲折を経て正規軍の一員として奮戦中。
 定は「所属が本来行くべきかもしんないけど、俺だって我慢出来ねえ。このTTTってのは俺の第二の家みたいなもんなんだよ。大家さん、アンタが絶対に断れねえ理由を言ってやろうか。今日、保育園で息子の発表会があってな。『ウチのパパはつえー』ってみんなに言って回ったんだよ。でも、俺今ベルトなんもねぇんだよ。世間ではプロレスがどういう扱いされてるか知らねーけど、俺はこの愛してるプロレスで、愛してる子どもたちに夢を見さして、愛してるプロレスで飯食わしてーんだよ。そのために、同じパパレスラーのアンタのそのベルトに挑戦させろよ。どっちがつえーパパレスラーか決めようじゃねーかよ」と挑戦表明。

 これを受けた大家も「俺がさぁ、この25周年のために言おうと思ってたこと全部言うんじゃねーよお前なぁ?!俺はさぁ!情けねーレスラーだってなぁ!ずっと言われ続けてきたよ!でもさぁ!今定アキラが言ったように、俺にもなんと子どもが3人います!3人の子どもを背負って!愛してる奥さんを守って!家族全員を守っていきたい!俺はそういうチャンピオンになりたいと思ってる!だからオイ定アキラ、オイ!お父さん対決だ?俺だってぜってー負けるわけねーだろ!なあ?!オイ!いつでもやってやるよ!受けてやるよッ!受けてやるよッ!受けてやるよッ!オイ!」と呼応。

 両者の王座戦は、3月14日の新木場1stRING大会で行われることが決定。バレンタインデーだったこの日に娘からチョコをもらっているというパパ2人は、互いにホワイトデーで“ベルトを巻いた強くてカッコいいパパの姿”という最高のお返しをすることを誓った。

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