全日本プロレスの影の支配者がインディー団体へ本格侵攻!金の力で団体乗っ取りをアピール?!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『RISING 1』が開催。全日本プロレスの影の支配者がTTTへ本格侵攻を開始することが決まった。

 TTTプロレスリングは、故・ターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の遺志を受け継ぐガッツ石島が旗揚げした団体。90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦しており、令和最新型の“平成”を創り上げている。

 TTTが管理するインディー統一6人タッグ王座は、ほぼ全員がなんらかの黒帯を持つという武闘派集団(?)である【黒帯軍団】のKURO-OBI&バナナ千賀&塚本拓海が保持し、2025年11月に同王座を戴冠。柔術のようで柔術でない柔術かもしれないものを駆使して3度の防衛に成功してきた。

 しかし、2026年1月9日の後楽園ホール大会では佐野直&ATM&阿部史典という濃厚なドインディー臭に金の匂いがブレンドされた胡乱な3人が同王座へ挑戦。下馬評を覆して王座奪取に成功してしまう。

 この試合の鍵を握ったのは、“金の力”を前面に出して闘う正体が一切不明のマスクマン・ATMの言動だ。
 ATMは全日本プロレスのメインスポンサーである某企業の“プロレス界のATM”を自称していた某社長レスラーを彷彿とさせるが正体は一切不明。入場時には株式会社カーベルの名前が入った紙袋から餅投げのように記念品を観客席へ投げ込むパフォーマンスを行っているが、正体は一切不明だ。
 ATMは試合中にレフェリーに現金を握らせて買収したり、対戦相手にも現金を握らせようとしたりと資本主義の王道を往くストロングスタイルで大暴れ。敗北してベルトを手放した黒帯軍団が2月大会で王座をかけたリマッチを要求するとATMは笑顔で快諾。富も名声も権力も持っている男には余裕があるのだ。


 試合はATMとKURO-OBIの対面に始まるが、ATMは「どんなもんか、受けてやるよ」と柔術黒帯のKURO-OBIに自信満々に腕を差し出す。
 KURO-OBIの腕十字を受けたATMは「折れたァ!折れたァ!」と腕を押さえてのたうち回るが、人文字で「A!T!M!」とポーズを決めてから札束で腕を撫でると、十字で折れた腕が瞬時に完治。窮地を脱する神秘を見せて、アンチを黙らす賛美の声を湧き起こす。
 しかし、前回の王座戦でATMの買収を跳ね除け「お金よりベルト!」と矜持を叫んだ塚本相手にはマネーパワーは通じない。今回も買収を拒否されると、ATMはレフェリーに歩み寄り「今日も厳正なレフェリングをお願いします」とハグしながらポケットに札束をねじ込んでいく。

 資本主義の犬と化したレフェリーは、ATMのピンチを身を挺して助けるようになり、ATMがカバーされた際にはスローカウント、ATMがカバーした際には超高速カウントを行うようになる。しかし、強大すぎるマネーパワーに神の見えざる手が発動したのか、味方の攻撃がなぜかすべてATMに誤爆するようになりATMは大ピンチに。
 これを助けようとした佐野がKURO-OBIの腕十字に捕まり、ATMがカットのために放ったボディプレスが佐野の腕ごとKURO-OBIを押しつぶす形に。
 佐野も「折れたァ!折れたァ!」と右腕の骨折をアピール。レフェリーが試合を止めようとする中、ATMはこれを止めずにATMポーズを取ることを提案。3人で「A!T!M!」とポーズを取ろうとするが、マネーパワーが無い佐野の腕が治るわけもなく激痛にのたうち回る。そんな様子を見たレフェリーが試合を止め、レフェリーストップ裁定で試合は終わった。

 初防衛に失敗したATMは早速リマッチを要求し、次回大会に株式会社カーベルの社員でもあるプロレスラー、ブレイザー丹内&新(あらた)の投入を宣言。
 さらに「もう1人は、全日本プロレスを影で支配している“X”だ!」と明かすと、阿部が「誰?ロジャー?ロジャー?」と謎の人名を連呼。なぜか関係者の表情がこわばり、ピリついた空気が流れ始める。
 誤解を解くためか、ATMは「(Xの正体は)日本のプロレスラーで納税金額第1位!創業20年間、真っ黒字!年商90億!この団体の社長さんに言っとけ。あっという間にX選手にこの団体は倒れてしまうぞ!」と追加で宣戦布告。一体誰ベル伊藤の話をしているのか全くわからない中、ガバナンスがガバガバのTTT運営陣は3月14日の新木場大会での6人タッグ王座戦を二つ返事で承諾した。

 TTTは一切スポンサーを付けずに文字通りの“インディペンデント”で活動する数少ない団体であり、金に物を言わせてベルトを狙うという巨大資本系レスラーの侵略を受けている形だ。TTTは“インディー統一”をテーマとした団体だけに、その独立性を守るための闘いはこれからも続いていくことになりそうだ。

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