「忘れていた全日本プロレスの闘いを取り戻せた」NOAHを飛び出した潮﨑豪が全日本プロレス入団!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2026』が開催。潮﨑豪が全日本プロレス入団を発表した。

 潮崎は小橋建太の付き人を経て2004年にNOAHでプロレスデビュー。生え抜きのヘビー級選手としてNOAHの中心人物となり、2009年にGHCヘビー初戴冠後は幾度も王者に。しかし2012年に小橋建太さんが引退を発表すると、秋山準、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志さんとともにNOAHを退団。2013年に全日本プロレスに入団するも、2015年に退団しNOAHへフリー参戦。2016年にNOAHに再入団し『I am NOAH』を決めセリフとしていたが、昨年9月30日に潮崎のNOAH退団が発表。この退団は潮崎側から申し入れたものだといい「自分を必要としてくれる場所で挑み続けます」と自身が活躍できるリングを求めての行動であることを明かしていた。

 潮﨑の退団は円満なものとは言えない様子で、丸藤正道をはじめとして内部から厳しい批判の声が上がっていた。そんな中で潮崎はリングネームを“潮﨑豪”へと変更し、昨年10月には世界タッグ王者のザイオン&オデッセイら強大な外国人選手を擁するユニット【HAVOC(はぼっく)】の新メンバーとして全日本に再上陸。宮原健斗の持つ三冠ヘビー級王座へ挑戦表明を行った。

 宮原は、かつて潮﨑が突然全日本を退団した際に一番煽りを受けた存在。戦前には潮﨑の行動を“出たり入ったり”と猛批判してきた。
 しかし、昨年10月22日の三冠王座戦で潮﨑に勝利した宮原が「潮﨑豪、出たり入ったり!ベルトを返上したり!ユニットを野放しにしても……いいじゃねーか!誰だそんなちいちゃいこと言ってた奴は!全日本プロレスという場所は誰のものでもないんだ。この全日本プロレスは強くてカッコ良くて、デカいヘビー級が集まるリングだ。潮﨑豪、なかなかお似合いじゃねーか?」と潮﨑の全日本復帰を歓迎し、熱いハグを交わす。一番怒る資格のある宮原がいの一番に許したこともあり、ファンもこの一戦を機に潮﨑に温かい声援を贈るようになっていた。

 全日本プロレスの1月2日の後楽園ホール大会と言えば、新入団選手の発表。
 この日のオープニングでは、潮﨑の全日本入団、そしてOSW所属の小藤将太が全日本プロレスとW所属となることが発表。潮﨑はファンからの大声援を受けて目に涙を浮かべながら「全日本プロレス、潮﨑豪です!よろしくお願いします!」と叫んだ。

 この日の第1試合では、潮﨑豪vs小藤将太のシングルマッチが実施。全日本の新年闘い始めは新入団選手2人による試合となった。


 ゴングが鳴ると、2人はクリーンに握手。
 試合は基礎に忠実なレスリングに始まり、強気に攻めていく小藤を潮﨑がどっしりと受け止めるという構図で展開。潮﨑がショルダータックルで倒せば、小藤もドロップキックから全日本式アームドラッグを連発して会場を沸かせていく。
 小藤がエルボーを打ち込んでいくが、潮﨑は余裕の微笑みを浮かべながら受け切る。ならばと小藤が挑発するかのように潮﨑の得意とする逆水平チョップを連打すると、潮﨑も笑みを消してマシンガン・エルボーからランニング袈裟斬りチョップ。
 小藤も敢えて逆水平チョップで勝負しに行く意地を見せるが、潮﨑はランニング袈裟斬りチョップでなぎ倒してバックドロップ。小藤も諦めることなく得意のミサイルキックから卍固めを決めるが、潮﨑が背負投げのような形で軽々と投げ捨てる。それでも小藤はランニング・エルボーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、さらなるランニング・エルボーの連打と猛攻を仕掛けるが、潮﨑の余裕を崩すには至らず。
 潮﨑が左腕でのラリアットでなぎ倒し、垂直落下式フィッシャーマン・バスターからコブラツイスト。小藤もこれを耐え抜いてエルボーを連打からの丸め込み連発で粘るが、すべてを返した潮﨑が逆水平チョップでなぎ倒してからの豪腕ラリアットで3カウントを奪った。

 バックステージに戻った潮﨑は「俺にとって、小藤将太にとって、そして全日本プロレスにとってものすごく意味のある闘いだったと感じてますよ。そこでこうやって忘れていた全日本プロレスの闘い……全日本プロレスの闘いというのを、自分としても忘れかけていたものを取り戻せましたね」と王道マットに早くも馴染んだ感触を得た様子。

 再入団を決意した理由を問われると「こうやって全日本プロレス、このリングでHAVOCとして闘うことになって、闘い続けて、全日本プロレスの素晴らしさ、熱さ、強さ、そして未来。そこを感じました。潮﨑豪の胸を躍らせる未来というのをね、俺は体感したかった。未来がどうのっていうキャリアでもないし歳でも無いと思うけど、すべてにおいての明るさ、それはリング上だけじゃない、未来への明るさがある。そういうのを含めて、もう1度じっくりと腰を据えて、このリングに腰を据えて闘おうと思うようになりました」と胸中を吐露。
 ファンからの「おかえり!」という温かい声援に関しては苦笑しつつ「俺はでもそこはね、出戻りの出戻りの、とかそういうのは気にしないよ。それを含めて潮﨑豪だ。これから全日本プロレス、この全身全霊の潮﨑豪をよろしくお願いします!」と語った。

 なお、潮﨑はこの日のメインイベントで行われた全選手参加バトルロイヤルにも出場。
 最後の4人まで生き残るものの、コーナーに上ったところを小藤のドロップキックを被弾し、場外へ転落して失格に。早速小藤にやり返された潮﨑は苦笑いを浮かべながら退場していった。


 余談だが、潮﨑&小藤の全日本入団の裏では物悲しいエピソードも明かされていた。
 フリーとして約5年も全日本プロレスに参戦している羆嵐だが、パートナーの大森北斗によって「5年間、全日本の所属になりたいなりたいって願って、今年もダメだったよ!今年も全然ダメだった!全く声が掛かってないらしい。ずっと上の人達にも話を出し続けて!全然まだ話が来ないらしい!」という内情を暴露されてしまう。
 羆嵐は「相手にされてないよ……」としょんぼり語るが、北斗は「結果を残すしか俺たちには生き残る道は無いと思うよ。世界のベルト獲ってよ、そのあとも結果出し続けてよ、やるしかねーよ。俺たちを無視出来ないようにしてやるよ」と2人での世界タッグ王座奪取を宣言して羆嵐を鼓舞した。

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