「榊原がボケてるっていうなら他の団体を見りゃあいいじゃん」大晦日RIZINを榊原CEOが総括!「RIZINの戦略にまんまとUFCがハマってる」と10年の歩みに手応え

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 12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』が開催。大会後に榊原信行CEOが大会総括を行った。


 まず榊原CEOは「人生の中でプロモーターとしていろんな大会を創って『完結したな』というときをPRIDEの時代もRIZINでも迎えられずTo be Continuedになる。ひょっとしたら朝倉未来が3度目のチャレンジでベルトを巻くという瞬間が訪れていたなら、RIZINとしての10年間が一区切りとなり、ひょっとすると1つの作品として完結していたかもしれないというくらいのファンの期待と熱気があった。『そうはいかないんだぁ』っていう。そういう思いをたくさんしてきたんで免疫が付いてしまっている自分がいるんですが(笑)今日の大晦日という日に、朝倉未来に期待をして朝倉未来の勝利を信じてこの会場に足を運んで応援してたファンからすると『最悪の年末だ!』と思ってるかもしれないけど、それでも明日は来るんだから、ここは本当にみんなの思いを胸を全部背負って1歩前にチャレンジした朝倉未来の生き様を見て、前を向いてほしい」と10年間を振り返りつつ、朝倉未来vsシェイドゥラエフ戦について触れる。
 記者から「未来選手はこの試合に引退をかけていたか」という質問が飛ぶと「聞いてないですね。引退をかけていないと思います。この試合の結果を受けて彼の気持ちがどう動くのかわからないですけど。みんなには言わずしてこの試合を引退試合にすると未来は考えてなかった、と考えています」と回答。
 「レフェリーが試合を止めるのが早すぎたのではないか」という質問には「みんな早いとか遅いとか言うんですけど、まずタイトルマッチであるということ。朝倉未来はまだ動いてたし、レフェリーもポジションを変えて未来の表情を追っていたので、本当に思いを背負ってやる試合でもあるしね。タイトルマッチっていうのは逆に選手同士の闘いの中で決着が付くように、なるべくTKOで進めたくないという。そういう未来の怪我の状況によってはストップが早かった、遅かったという声が出ると思ってましたけど、じゃあもっと早く止めて……よくあるじゃないですか。『まだ俺やれたのに!』って。難しいところではあるんですけど、僕が見てたリングサイドからは未来がどういう状況か見えなかったんでね。表情が見えない中でレフェリーが良いタイミングで止めたなと思いましたけどね」とプロモーターとして複雑な思いを語った。

 ライト級王座戦については「初代王者サトシからずっと動くことがなかったベルトがついに動きました。ベルトも大きく局面が代わるタイミングが2026年に起きると思います。ノジモフはあの一瞬を狙っていたのかもしれませんが、あの決着をサトシがどう考えるかですけど、タイトルをかけたダイレクトリマッチももちろん視野に入れてますけども、まずは身体の回復を待って、早急にサトシが何をしていきたいかと聞いていきたい。今回も急に対戦相手がノジモフという全くタイプの違う選手に変わったこともあるけど、3週間でノジモフにアジャストした試合ではあった。受けてくれたのはサトシの決断ではあるんですが、サトシの『誰とオファーしても断らない』というチャンピオンとして守り続けたいんだ思いでこのカードが成立したところもあるので、サトシ陣営と2026年のアクションプランを考えたいと思います。ノジモフ選手はこの勝利がフロックじゃないってことを証明して防衛して、新しいライト級の見どころになってほしい」と熱い思いを吐露。

 スーパーアトム級王座については「 RENAが10年前にこのさいたまスーパーアリーナで扉を開く第1試合を務めてきたRENAがRIZIN10周年という大晦日に戻ってきてくれたことを嬉しく思うし、試合間隔が空いた中で絶対王者の伊澤選手からダウンを奪うという。その瞬間さいたまもどよめいてましたけど、RENAとして存在感をしっかり見せてくれました。ただ伊澤選手の圧倒的強さと言うか、リカバリーというか、王者として懐が広く変に焦ることなく1本決めてみせるところはやっぱり王者だなって姿を見せてもらったんで。来年からはスーパーアトム級で、若くてジョシカクの未来を担う選手がたくさん生まれてるので、これまで52kgで闘ってた世界の強豪も中々海外でRIZINほどメジャーな舞台はなくなってるんです。ジョシカクで。UFCはありますけど、世界を見渡すと52kgがコンスタントに組まれることも無いんで。RIZINのジョシカクは存在感があるものだと思うんで、52kgから49kg転向組からも積極的にラブコールが来てるんで、スーパーアトム級の景色も変わると思うんで、期待していただければ。RIZINでパウンド・フォー・パウンドで世界1位は伊澤ですから。伊澤星花はRIZINの中でチャンピオンで世界一です。その伊澤を有してるわけですから。世界から道なる強豪を連れてきてレベルの高い女子角の魅力が大爆発するカードを組んでいきたいと思います」と語った。

 扇久保博正がフライ級王者となったことに関連して、記者から「UFCでもフライ級が堀口恭司やマネル・ケイプらがUFCで活躍してRIZIN色に染まってきた」という声が出ると、榊原CEOは上機嫌に。
 「RIZINの戦略にまんまとUFCがハマってますね(笑)RIZINで磨いた選手たち、RIZINでベルトを巻いた選手がUFCで活躍してるのは僕らの戦略なんで。自分たちオリジナルのものが創れなくなっちゃうんじゃないですか?RIZINから全部供給してもらうというか、RIZINで創った選手を契約で持ってっちゃうとか。プロモーターのエゴで選手の自由を奪ったり契約で縛って塩漬けにするっていうのは最低な行為だと思ってるんで。もちろん僕らは自分たちで磨いた選手がこのRIZINを愛してRIZINで末永く闘い続けてくれることを願ってますけど、当然RIZINの中でやることを終えたその先にUFCとか他に目指すところがあるという思いが去来したものに関しては極力認めてあげたいなというのはこれまでもこれからも変わらないので。堀口恭司がああいう形で、みんなはどう思ってるかわからないけど、まあまあやらしい、UFCとしてはマッチメイクというか対応だったと思います。でもそんなのひっくり返して余りある勝ちっぷりとマイクパフォーマンスで一気にUFCのフライ級のトップ戦線にジャンピングしちゃうっていう。まあビジネスだからそうなるわなって。UFCのランキングってあんま意味わからなくなってきたね」と語る。

 しかし、同じ記者が「堀口選手は『UFCではマットが滑りにくい』と言っていた。それに倣えば立ち技が強い選手がもっと輝けるのでは」という旨の質問をすると、榊原CEOは気分を害した様子。
 「すべての可能性を否定したくはないし、今が完成形だと思っていない。リングマットも照明とかでどんどん乾いていくことで滑りやすくなることもある」としつつ、若干苛つきながら「リングにするのかケージにするのかって問題もファンから言われるんですけど、ケージはLANDMARKでやってますから。僕はリングで見るMMAってものを、ケージでは見られない魅力をファンのみんなに届けられると。それは榊原がボケてるっていう人がいるかもしれませんが、そういう人はケージの団体はいっぱいあるんだから、そっちで見とけばいいじゃんって。ONEでもUFCでもPFLでもケージでやってんだから、それを見りゃあいいじゃん。自分はリングという舞台でやってるってことに自分としてのアイデンティとこだわりを持ってやってるんで」と強いこだわりを論じた。

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