ガンプロ軍がFREEDOMS軍との全面対抗戦の初戦で勝利!渡瀬瑞基は8・26後楽園での葛西純戦に必勝宣言

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 ガンバレ☆プロレスが8月11日、東京・高島平区民館で『インファナル・アフェア2025』を開催した。7・19新木場で勃発したガンプロとFREEDOMSの全面対抗戦の第1ラウンドはガンプロ軍がホームで先勝し、8・17横浜武道館(FREEDOMS)、8・26後楽園ホールでの勝利を期した。

 この日のメインイベントで勝村周一朗&渡瀬瑞基&入江茂弘のガンプロ精鋭陣が佐々木貴&マンモス佐々木&正岡大介と対戦。まずは勝村と貴が先発し、勝村がアームロックで攻め立てた。マンモスがラリアットで渡瀬と入江を2人まとめて吹っ飛ばす。場外戦になると、正岡が勝村にイスを次々にぶん投げた。入江が体当たりでマンモスを場外に落とすと、渡瀬がトップロープ超えプランチャ。勝村が貴にハイキック、ワキ固め。そこに渡瀬がドロップキックで追撃もエスケープ。勝村と貴がエルボー合戦。貴がハイキックを見舞えば、勝村はジャンピング・ハイキックで返した。渡瀬が貴にカーフブランディング、ダイビング・フットスタンプもカウントは2。さらに渡瀬がヴェネチアン狙いも、かわした貴が飛びつきDDT。正岡が渡瀬にムーサルト・プレスもカット。勝村が正岡に飛びヒザ、入江がキャノンボール、渡瀬が低空ミサイルキック、ダイビング・フットスタンプもカット。ならばと、渡瀬は正岡にエルボー、垂直落下式ブレーンバスター、ヴェネチアンを決めて3カウントを奪取した。


 マイクを持った貴は「3つ取ったからって油断するんじぇねぇぞ。対抗戦はまだ始まったばかり。たまたまホームで勝ったくらいで調子乗ってんじぇねぇ。勝村! 次の対抗戦は8・17横浜武道館。おまえの地元で赤っ恥かかせてやるよ。それから、おまえ(渡瀬)、調子乗ってんじゃねぇよ。26日、葛西純と蛍光灯デスマッチやるんだってな。どういう教育してんだ、ガンプロは! こんなド素人がカリスマと蛍光灯デスマッチだって!」と挑発。怒った大家健は「誰だって、初めてはあるだろ。団体始めたときは初めてだろ。それでもFREEDOMSはデカい団体になってる。挑戦させてやってもいいだろ。俺はそういう気持ちを尊重したい。コテンパンにやられるかもしれない。でも、渡瀬は初めてでも、負ける気で行く奴なんていないでしょ。この俺がFREEDOMSと戦います。佐々木貴、てめえとは当たりませんけど、後楽園で俺たちは絶対勝ちます。渡瀬も葛西純に絶対に勝ちます」と言い返した。

渡瀬は「初めてだよ。蛍光灯。分かんねぇよ。俺が強いのか、弱いのか。でも、蛍光灯じゃない1対1のシングルマッチだったら、今の葛西純に俺は絶対勝てる。うまく蛍光灯を使おうなんて思ってねぇよ。俺の10年を葛西純に全部ぶつけてやる。だから初めてだからってなめんじゃねぇぞ」と意気上がった。

これを聞いた貴が「今言った言葉、絶対飲み込むんじゃねぇぞ。どんな結果で、どんなにズタボロにされて、どんな体になろうとも、言い訳なんかできないからな。それくらいの覚悟で8月26日、葛西純が待ってる後楽園に上がってこい。楽しみにしてるよ」と言えば、渡瀬は「どんなボロボロになっても、次の9月のガンプロの大会にピンピンで戻って来る。これからまだまだ続くんだろ。俺も後楽園の葛西純だけじゃねぇ。これからもFREEDOMS、もっともっとやろうぜ!」と応じた。

 この後、FREEDOMSの8・17横浜で今成夢人&勝村&中村宗達vs高岩竜一&GENTARO&ドラゴン・リブレ、ガンプロの8・26後楽園で大家&勝村&冨永真一郎vs杉浦透&平田智也&リブレがマッチアップされており、団体と団体の威信を懸けた戦いが続く。

 DDTの2015年8月23日、両国国技館でのヤス・ウラノ&彰人&中津良太vs梅田公太&井上麻生(現MAO)&渡瀬戦でデビューした渡瀬は、2016年9月30日、DNAの北沢大会で葛西とハードコアマッチで対戦し惨敗。試合後、葛西から「おまえはまだ若い。もっと強くなれ。それでもまだ俺に挑戦する勇気があるなら、おまえのデスマッチデビュー戦は、この俺が務めてやる」と言われたという。その言葉が心に突き刺さっていた渡瀬は10周年記念試合で、“デスマッチのカリスマ”を相手に、あえて初めてのデスマッチに挑む。


 試合後、後楽園でのFREEDOMSとの対抗戦に臨む勝村は「今日のメインでFREEDOMSから素晴らしい3人が来てくれて。後楽園でFREEDOMSを迎え撃つんで。負けてられないという気持ちが強くなりました。この3人でガンプロを代表して戦いたいと思います」と、冨永は「我々ベテラン、中堅でトリオを組んで、ホームで負けるわけにはいかない」と話した。

 大家は「佐々木貴が言うけどさ、誰だって初めてはあるでしょう? 渡瀬は蛍光灯初めてかもしれません。でも、めっちゃ才能あったらどうするんだ? 勝つか負けるかはリングに立って試合が終わるまで分からないから、初めてとか関係ないんだよ。渡瀬の心意気一つ、俺たちの心意気一つでしょ。死ぬときがゴールだよ。そのときまでプロレスラーとして、人間として高めて成長していかなきゃいけない。8月26日までどんどん成長してFREEDOMSに勝ちます。渡瀬も葛西純に絶対勝ちます」とキッパリ。

 渡瀬は「(葛西戦に向け)今はもういい精神状態だなって。誰もが最初は素人なんで、デビュー戦もそうだし、なめるもくそもない。葛西純はたぶんそう思ってない。そう思ってたら足元すくいやすいけど、そうじゃない相手だと思うから。(相手の土俵で戦う?)蛍光灯の使い方とか慣れ、痛みの経験とかは向こうのほうが上ですけど、10年経った今の俺と葛西純なら、絶対負けないんで」と必勝を期した。


 かたや、FREEDOMS軍大将の貴は「今日から本格的に対抗戦スタートして、たまたま負けたかもしれないけど、まだ初戦。まだ試合決まってるんで。ホームで1個勝ったくらいで調子乗られたら困るんで。8月17日、横浜武道館に乗り込んで来い。今度はこっちのホームでボコボコにしてやる。その先の後楽園、言うだけ言って試合が終わって後悔しないように。今のうちにしっかり覚悟決めて来い。デスマッチ生半可じゃねぇぞ。俺らはそれを生業にしてんだ。1回試しにやってみたいとかそんな気で来たら、とんでもないことになるから。腹据えて来い。デスマッチをなめんな。俺らそれでメシ食ってんだ。思い出作りとかそんなんで来たら、レスラー人生1回で終わらせてやる」と臨戦態勢を整えていた。

 また、8・26後楽園に渡瀬と同じ試合でデビューしたMAO(DDT)の参戦が電撃決定。新体制3回目となる年内最後の後楽園大会が12月27日に決まった。

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