怪獣を史上初の電撃爆破!死闘を制した人間を魔王が爆殺!

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6日、鶴見爆破アリーナ(旧:鶴見青果市場)で『怪獣プロレス サンダーボルト』が開催。史上初となるサンダーボルト電撃爆破で怪獣vs人間の闘いが行われた。

 『怪獣プロレス』はバークリー音楽大学卒というプロレス界では異色の経歴を持つ雷神矢口(矢口壹琅)が今は亡き盟友・ハヤブサさんとともに昔から構想を練っていたというエンターテインメント団体。
 矢口みずからが代表取締役に就任し、怪獣研究家UMA研究家の山口敏太郎さんや成田亨の唯一の弟子として世界的に有名な怪獣造形作家・赤松和光(株式会社マーミット代表)さんも関わっている。
 出演俳優も豪華そのもの。仮面ライダー2号(一文字隼人)役として知られる佐々木剛さん、ウルトラシリーズや『超人バロム・1』の白鳥健太郎役として知られる高野浩幸さん、ウルトラシリーズや数多の戦隊モノに出演している萩原佐代子さんなど、特撮界隈のレジェンド俳優たちが数多く出演している。
 時空怪獣、宇宙怪獣、地球怪獣、バイオモンスター、UMAなどが大暴れする怪獣プロレスだが、今回は史上初の試みとして怪獣と爆破戦を行うことに。この闘いが雷神矢口と因縁深いキラー・ゴロゴとの決着戦となった。


 試合前にエスパー清田さんによる祈りの舞が行われ、雷神矢口が降ろした天の雷が会場に注入されると、爆破の威力が通常の10倍になったとアナウンスされる。
 1人と1体は会場中を暴れまわり、客席内でゴロゴが有刺鉄線バットを叩き込むと初めてプロレスを見るお客さんも多く阿鼻叫喚に。リングに戻ると矢口は浅草スープレックス(=ダブルアーム・スープレックス)からSTFで捕らえて反撃するも、大怪獣ブルゲーターが乱入し矢口を羽交い締めに。そこにゴロゴがサンダーボルトハンマーを叩き込み矢口を爆破する。
 思った以上の威力でゴロゴも吹っ飛び動きが止まるが、ブルゲーターとともに連携攻撃を繰り出していくも矢口がダブルラリアットでなぎ倒し反撃。ブルゲーターに雷神ボンバー、ゴロゴをサンダーストラックで叩きつけ、サンダーボルトハンマーを手にするとブルゲーターとゴロゴを殴りつけまとめて爆破。これで動かなくなったゴロゴをフォールし3カウントを奪った。

 勝利した矢口だったが、突然会場に曲が鳴り響きエスパー清田の祈りの舞が妨害される。そこへ初登場となる魔王ビーストが現れ、リングで矢口と向かい合うとラリアットでなぎ倒しチョークスラムで叩きつける。
 ぐったりとする矢口に向けて魔界の斧を取り出すと、矢口のボディを切り裂き爆破。そのままフラフラと矢口は有刺鉄線ロープにもたれかかり爆破されてしまう。
 満足そうに魔王ビーストは会場をあとにし、急いでエスパー清田さんが矢口を蘇生。
 一命を取り留めた矢口は「やられても、やられても、また立ち上がれば良いんですよ。どんなに、この世の中に蹴落とされても、また立ち上がれば良いんですよ!俺はこんな世の中だけど、絶対に、ここのみんなが笑顔で、もっともっと人生を楽しんでいけるように、俺はこれからも体を張って怪獣プロレスを守ってみせます!俺の親友ハヤブサが、いつもこの会場に来て応援してくれてる。昨日もこの音楽が俺の胸に流れて、号泣しながら運転してました。みんなと、みんなと、怪獣プロレス、一度だけでいい、輝きたいと思います!色々言いたいことあったんだけど、爆破がすごくて、頭が吹っ飛びました。一つだけ皆さんに聞きたい。怪獣プロレス、面白かったですか!?またやってもいいですか!?またみんなと一緒に、夢を見ましょう。もっとみんな笑顔に!愛と平和だ!1!2!3!ガォー!ありがとう!」と叫び、会場から大きな拍手と歓声を浴びてリングをあとにした。

 またこの日は初代怪獣ガールズオーディション最終選考に残った天野美桜(あまのみお)さん、桃原愛日(とうばるあさひ)さん、兎神結愛(とがみゆあ)さん、天羽えう(あまうえう)さんの公開投票が行われ、悪魔と人間のハーフというミスティック・アーノが連れてきた小さな巨獣マミトラーとともにダンスを披露した他、世界中の怪獣を集めて怪獣NO.1を決めるIKGP(インターナショナル怪獣グランプリ)が開幕。本栖湖のUMA・モッシー、河崎実監督の映画から生まれたザ・シャーク、古代怪獣トイズキング、甲府星人を倒した広島の獣人系UMAヒバゴンがAブロック進出。IKGPコミッショナーを務めていた“過激な仕掛け人”新間寿さんの追悼セレモニーも行われた。

 独自路線ながらも老若男女が楽しめるプロレスの大切な部分を感じる怪獣プロレス。次回大会は未定ながら、是非一度その身で体感してほしい。

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