新間寿さんの通夜で語った藤波辰爾の思い…「猪木さんと一緒に、もう1回なんか大きなことをやろうとしてんじゃないかな?」

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 4月21日に90歳で肺炎で亡くなった“過激な仕掛け人”新間寿さんの通夜が、29日に実家である新宿区・感通寺にて営まれた。

新間さんは日本プロレス時代の力道山さんから指導を受け、新日本プロレス入社後は『アントニオ猪木対モハメド・アリ』を実現させ、『初代タイガーマスク』を生み出し、アントニオ猪木さんのスポーツ平和党でも幹事長を務めた。
 晩年は初代タイガーマスク・佐山サトルとともに『ストロングスタイルプロレス』を年に数回開催しており、自分の足で後楽園ホールのリングに上がりしっかりとしたマイクを行っていた。

 通夜には初代タイガーマスク・佐山サトルや前田日明さん、永田裕志、藤波辰爾などが参列。
藤波は「僕ちょうど亡くなる3日前に電話で話せた。僕のプロレスの歴史はもう全て、新間さんのニューヨークから始まってるから。僕が今ここにいるのも新間さんの力が大きかった。僕が頑張れるのも、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのリングに上がった時に新間さんが『カンピオン、なんかやれよ』ってに対しての激励みたいな感じでね、ほんともう耳についてね、リング上がる時っていつもそれを思い出すんですよ。もうその言葉が聞けなくなると思うと非常に残念だけど、でも自分の心にね、その言葉は肝に銘じてきた。あの人はすごいですよ。プロレスが好きなんだね、あの人の右に出れる人いないんじゃないかな。亡くなるまでもプロレス一筋。猪木さんの異種格闘技戦からそう、長州と俺の名勝負数え唄もそう。タイガーマスクもそうだし、全てどこも必ず避けて通れない、新日本プロレスというかこの日本プロレス界にかつてない方だよね。多分猪木さんと一緒に、もう1回なんか大きなことをやろうとしてんじゃないかな?(笑)猪木さんと久々にね。願うっていうか、そう思ってますよ」と語り涙をこらえた。

 なお6月12日のストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会は、新間寿さんの追悼大会を予定しているとのことだ。

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