初代タイガーマスクの団体とジャガー横田の団体が協力体制を発表!「『女子プロをナメんなよ』ってこと。学芸会ではなく魂で動いている」

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 26日、都内某所にてストロングスタイルプロレスとワールド女子プロレス・ディアナが会見を行い、両団体が協力体制を取ることが発表された。

 ストロングスタイルプロレスは“初代タイガーマスク”佐山サトル率いる男子団体であり、女子団体であるディアナとの交流の始まりは2020年12月にジャガー横田が初参戦したことに遡る。
 同団体では、2020年3月に団体15周年記念イヤーの新たな試みとして、団体初の女子プロレスマッチを実施。当初は崖のふち女子プロレスの松本都がマッチメイカーを務めていたが、ジャガーの参戦以降はジャガーが女子プロレスマッチのアドバイザーに就任して指揮を執るようになる。
 以降、両団体は親睦を深めていき、今年6月にはディアナ道場にてストロングスタイルプロレスの道場マッチシリーズが開始したり、佐山サトル&ジャガー横田がゼロから育成した“女性版タイガーマスク”タイガー・クイーンを生み出したりと共同作業も増えていただけに、両団体が正式に協力体制を取ることは自然な流れとも言える。

 両団体を橋渡したのはジャガーであり、会見では「どちらの団体の雰囲気も知ったわけですが、その中でやはりどちらも帯に短したすきに長しじゃないですけど、なにか足りないものがあるんじゃないかと考えたときに、両団体が協力し合えれば大きなものになっていくんじゃないかなという案からそれぞれの団体に相談して今日に至っております」とその意図を語る。
 ディアナの代表取締役社長でもある井上京子は「実はデビュー当時、そして若手と呼ばれているときから、初代タイガーマスクの試合を、ま~いかい毎回、もう昔はビデオテープだったんですけど、ビデオが伸びるくらい大好きで大好きで毎日見ておりました。まさか、33年経って自分が団体をやって、そしてこの協力団体という……ここまで来ると誰が思ってましたかね!自分でもびっくりしております!」と喜び、少女のようにはにかみながらタイガーに頭を下げる。

 これを受けたタイガーは「ジャガーさん、京子さん、お2人がいる団体はストロングスタイルがぴったり合うと思います。タイガー・クイーンの話もありますし、プロレス界のために邁進していく、これから私がプロレスに対する恩返しが出来るこの提携を本当に喜んでいます」と笑顔。
 そして、女子団体との提携であることについて聞かれると「まず、『女子プロをナメんなよ』ってことですよね。試合を見て、感動しない人はいないでしょう。そして男子プロレス以上に魂を持ってるってことをひしひしと感じます。男子プロレスは、ちょっと変わってしまった。ちょっとどころじゃない。全然魂が抜けたような試合が……魂が抜けたって言ったら失礼ですけど、実力だけ、形だけ、そういったプロレスではないものを女子プロレスは持ってる。そして、それが学芸会でないことを、魂で動いてるってことはよく分かってます。あの試合を見たら、その影響力が男子プロレスにも及んでほしい。この一言です」と女子プロレスに対する熱い思いを語った。

 なお、両団体が正式に協力体制を取るのは2022年1月1日付からであるが、事実上既に協力関係は始まっており、互いの大会に互いの選手が出場して試合数および選手の露出を増やしていく方針だという。

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