「若さっていうのはなによりも怖い」DRAGON GATEのベテランたちが必死のファイトで世代交代を阻止!

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 25日、神奈川県・横浜武道館にてDRAGON GATE『THE GATE OF BAYSIDE2025』が開催。B×Bハルク&横須賀ススム&Kagetoraがオープン・ザ・トライアングルゲート王座(6人タッグ王座)の初防衛に成功した。

 DRAGON GATEでは世代交代の動きが起きており、20代の選手の成長が目覚ましい。この良い流れが出来ているのは、43歳になってもドリームゲート王者として団体を牽引しているYAMATOの存在が大きい。

 YAMATOは、昨年7月にドリームゲート王座を戴冠した際に14分に渡るマイクでDRAGON GATEへの思いを熱弁。今のドラゲーを支える新世代の頑張りを素直に称賛し「クソぶっかけて辞めていった奴ら」「裏切って敵に寝返った奴」を罵倒。そして団体の負の部分も背負う自分たちベテランがドラゲーの未来を担う若手たちに超満員の会場で試合が出来る環境を創ってやりたいという本音を涙ながらに吐露した。
 このYAMATOの言葉に若手勢は奮起。自分のためだけではなく、団体のため、そしてYAMATOのためにも上の世代を超えて行かなければならないという意識が芽生えた。

 YAMATOもその流れに身を委ねるのではなく、若い世代に追い抜かれないよう全力で抵抗することを宣言。若手に抜かれたいけど抜かれたくない矛盾した思いを抱えるベテランたちで【PARADOX】を結成して時代に抗っている。

 トライアングルゲート王座は【PARADOX】B×Bハルク&横須賀ススム&Kagetoraが保持。この日は令和新世代の【D'Courage】ドラゴン・ダイヤ&菊田円&田中良弥を迎え撃った。


 試合は序盤から【D'Courage】が圧倒していき、ダイヤ&田中がハイスピードファイトで撹乱する中で菊田が突っ込んできて驚異のパワーで制圧していくという盤面が続く。
 菊田のパワーに対抗出来るススムが矢面に立って集中攻撃を受けるも、Kagetoraがトリッキーなファイトで隙を作り出し、ハルクがススムと積極的に連携を取って窮地を脱出。ベテランらしい巧みな試合運びでじわじわと逆転していく。
 最後はススムと菊田の一騎打ちの構図に。ススムがジャンボの勝ち!(※ラリアット)を猛連打していくが、受け切った菊田が顔面にヒップアタックをぶち当てて制圧。菊田も必殺のラリアットを放っていくが、ススムは一歩も引かずにジャンボの勝ち!で迎撃。永遠に続くかと思われた打ち合いをススムが制し、ジャンボの勝ち!固めで3カウントを奪った。

 バックステージに戻ったススムは「若さっていうのはなによりも怖い。でもそれを今日クリア出来たっていうのは今後の俺らの防衛ロードのすごい大きい第一歩」と嬉しさよりもホッとした感情が勝っている様子で語る。
 ハルクも「若さと勢いは感じましたけど、俺らもまだまだ負けないよ。お楽しみはこれからだ!」と不敵に笑い、世代交代まではさせない意地を語った。

 なお、今大会のメインイベントではYAMATOがストロングマシーン・Jを下してドリームゲート王座の5度目の防衛に成功。おじさんたちはまだまだ若者たちの高い壁であり続ける。

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