上谷沙弥が“ベルト舐め”で血濡れの中野たむを嘲笑!「私が狂わせたって言うなら責任持ってアンタを終わりにしてやる!」

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 24日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024』が開催。12月28日の両国国技館大会で赤いベルトを争う中野たむと上谷沙弥が前哨戦で激突した。

 上谷とたむの出会いは、たむが2018年にスターダムの姉妹団体として旗揚げした『スターダム★アイドルズ』で上谷がアイドルズの1人としてプロレスデビューしたことに遡る。
 上谷が練習生からやり直してスターダムからデビューした後には、上谷とたむは節目節目でシングルマッチを実施。2021年12月には白いベルトをかけての闘いで上谷がたむを破って師匠超えを果たし、その後は良きライバルとしてしのぎを削ってきた。

 2人は昨年7月にシングルリーグ戦『5★STAR GP 2023』開幕戦でも対戦したが、その際に上谷が照明用鉄柱によじ登って高高度からのダイブを敢行。これで上谷が左ヒジを脱臼して長期離脱。優勝候補筆頭として期待されていた中で開幕戦からリーグに大穴を空ける形となった上谷はメインストリームから外れてしまう。
 約4ヶ月後に元気に復帰した上谷であったが、このときの心の傷は大きく残っていた様子。その後に自身のユニット【Queens Quest】の事実上の崩壊、ファンからの誹謗中傷問題などもあり、さらに心の傷を広げた上谷は闇堕ち。刀羅ナツコ率いる悪の軍団【H.A.T.E.】に加入し、秘め続けてきた狂気を存分に振りまいている。

 11月のタッグリーグでたむと相まみえた上谷は、1年前の5★STAR GPの件を持ち出して「あの日からお前にプロレス人生狂わされたんだよッ!あれからお前に大切なものを奪われた。じゃあ今度はお返しに、私がお前の大切なものを全部奪ってやるよ」と憎悪の炎を燃やしてたむの赤いベルトへ挑戦表明。
 たむも「たむが狂わせたって言うなら責任取るよ。責任取ってアンタを正しい道に引き戻す!」と12月29日の両国国技館大会での赤いベルト戦を宣言。1ヶ月以上に渡ってバチバチの前哨戦を展開している。


 試合は開始早々に全員入り乱れての場外戦となる荒れた立ち上がり。
 南側客席の階段から上谷に突き落とされたたむは出血するも、怯むこと無く感情むき出しの打撃戦を展開。上谷はコーナートップから場外への奈落式フランケンシュタイナーを狙ったり、北側ステージから放送席を飛び越えてのプランチャを発射するなど危険度の高い技もアグレッシブに放つ気迫を見せる。
 【meltear】としてタッグを組むたむぽいに対し、犬猿の仲である上谷とキッドはmeltearを1人で相手することになる場面が目立つように。ついに仲間割れした上谷とキッドの隙を突き、meltearが猛攻。
 たむがタイガー・スープレックス・ホールドを決めるも、上谷は即座にリバース・フランケンシュタイナーからスター・クラッシャーで反撃。さらに旋回式スター・クラッシャーを狙うが、一瞬の隙を突いたたむがアンドロメダで丸め込んで3カウントを奪った。

 試合後にはH.A.T.E.の面々が乱入してきてたむを袋叩きに。上谷は赤いベルトをたむの眼前で掲げながらペロリと舐め上げる挑発行為。怒りの形相を顕にするたむだったが、上谷の額をペロリと舐めることで反撃。上谷はドン引きの表情を浮かべ、たむが一矢報いた形となった。

 最後はスターダムの2024年を振り返るダイジェスト映像が流れ、たむがしっかり締めた後にはH.A.T.E.以外の選手たちが集まって集合写真に収まった。

 バックステージに戻ったたむは、血濡れの手を掲げながら「アンタとの闘い、こういうふうになるってことを思い出したよ。アンタがコーナートップから私を頭から突き落とそうって言うなら、私はどんな高台からでも飛んでアンタをペシャンコにしてやるよ!私たちの狂った試合からアンタの人生は狂ったんだ。私が狂わせたって言うなら、私が責任持ってアンタを終わりにしてやる!」と渦巻く熱い気持ちを叫んだ。

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