なつぽいvsスターライト・キッドの白いベルト前哨戦は大激戦!妖精と黒虎が12・28両国国技館で雌雄を決す
24日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024』が開催。12月28日の両国国技館大会で白いベルトを争うなつぽいとスターライト・キッドが前哨戦で激突した。
なつぽいとキッドは2015年デビューの同期であり、2020年に2人がスターダムで出会って以降はハイスピード王座戦線で激しい抗争を展開。ときには越境タッグ【チーム♡両思い】を結成して共闘するなど良きライバル関係にある。
ともにハイスピード戦線を離れ、なつぽいは今年7月に悲願であった白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)を戴冠。一方、キッドはトップ戦線には絡み続けてはいるもののスターダム内でシングル王座とは縁遠い位置となってしまっていた。
キッドは、今年11月のタッグリーグ中になつぽいから直接勝利を奪って白いベルトへ挑戦表明。8度目のシングルマッチにしてついに白いベルトをかけて激突することになった。
戦前の記者会見では、キッドが「今回、ワンダーへの挑戦は5度目です。過去の挑戦を振り返れば、マスクに手をかけられ試合後にはハサミまで入れられた屈辱的なジュリア戦。大江戸隊入りして勢いづき始めたころに負けたたむ戦。自信に満ちているときに一番負けたくない上谷に負けて大号泣した上谷戦。ランブルで挑戦権を自力で勝ち取って初シングルでタイトルマッチをした同期のサオリ戦。挑戦回数を重ねるたびに悔しさが増していくばかりで、それと同時にワンダーのベルトに対する強欲さが増していった4年間。今年2月に挑戦して負けてますけど、今回は私のキャリア最大の大舞台での挑戦です。これ以上悔しい思いはしたくないんですよ」と涙声で熱い思いを語っていた。
試合は開始早々に全員入り乱れての場外戦となる荒れた立ち上がり。
キッドが後の先を取る足関節技で一点集中攻撃を重ねていけば、なつぽいは徹底した腕攻めで対抗。しかし、【meltear】としてタッグを組むたむぽいに対し、犬猿の仲である上谷とキッドはmeltearを1人で相手することになる場面が目立つように。ついに仲間割れした上谷とキッドの隙を突き、meltearが猛攻。
なつぽいは多彩な形の腕十字からフェアリアル・ギフト。これを返されるとトラースキックを発射するが、キッドはキャッチしてヌメロ・ドス、旋回式ダイビング・ボディプレス、タイガー・スープレックス・ホールドと猛反撃。なつぽいもぽい捨てジャーマン、フェアリング・リング、フェアリー・マジックと貪欲に勝利を諦めない。
最後はたむと上谷の一騎打ちの構図となり、チームの勝利を優先したなつぽいがプランチャでたむをアシスト。たむがアンドロメダで上谷を丸め込んで3カウントを奪った。
試合後にはH.A.T.E.の面々が乱入してきてたむを袋叩きに。
これを尻目にマイクを取ったキッドは「それぞれの闘いがあるかもしんないけどさあ、両国で一番印象に残る試合すんのはウチらなんだよ!そして私が新ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンになるよ」と宣言し、ベルトを挟んでなつぽいと視殺戦を展開した。