「断髪式にお越しの皆さん、愛してまぁ~す!」EVILが棚橋弘至の髪をハサミで切り取る暴挙!ブチ切れた棚橋は「引退だけじゃなくて髪の毛をかける。丸坊主にしてやる」

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 23日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『カンタン酢トマト Presents Road to TOKYO DOME』が開催。EVILが棚橋弘至の断髪式を行った。

 棚橋は立命館大学在籍時に学生プロレスを始め、卒業後の1999年に新日本プロレスに入団。同年10月10日にデビューし、後にIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立するエースへと成長。業界全体が暗黒期に陥っていた時代に太陽の如くプロレス界を照らし続けてきた100年に1人の逸材だ。
 2023年12月には新日本プロレスの代表取締役社長に就任。背広組としての仕事も増え、年齢も48歳とベテランの域に入りリングの最前線から遠ざかりつつあるものの、ファンは口を揃えて棚橋を“エース”と呼ぶ。

 今年10月の両国国技館大会にて、デビュー25周年試合を終えた棚橋は2026年1月4日の東京ドーム大会での引退を表明。
 しかし、これに反応したのは棚橋を愛してやまないEVIL。「テメーの死に場所は俺の手のひらの中」と重すぎる愛を叫び、以前に増して棚橋に因縁をつけるように。2025年1月4日の東京ドーム大会で両者のシングルマッチが決まるとさらに因縁はヒートアップしていった。

 この日の第5試合では、棚橋弘至&エル・ファンタズモ&矢野通&ボルチン・オレッグ&本間朋晃vs“キング・オブ・ダークネス”EVIL&成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信の10人タッグマッチが実施。
 前日の試合後にバックステージで棚橋を襲撃し「お前の断髪式をやってやる」と宣言していたEVILはハサミを手に入場。激怒した棚橋が殴りかかり、乱闘となる中で試合開始。

 快調な滑り出しを見せた棚橋だったが、泣き所のヒザを攻められた上に場外戦でEVILから徹底的に痛めつけられる。その後もH.oTの面々から総出でヒザを攻められた棚橋だったが、SHOにドラゴンスクリューを見舞って自力で生還。
 後を受けたボルチンがH.oT全員を相手取って無双していく中、1・4東京ドーム大会でNJPW WORLD認定TV王座をかけて争うことが決まったファンタズモと成田が火花を散らす。H.oTは標的を棚橋からファンタズモに切り替えて袋叩きにしていくが、成田の改良型プッシュアップバー攻撃をかわしたファンタズモがサドンデス。試合権利を持っていた裕二郎にもボディへの正拳突き、サドンデス、サンダーキス'86と畳み掛けて3カウントを奪った。


 棚橋らが試合後に勝ち名乗りを上げていたところにH.oTが背後から奇襲。
 ディック東郷がスポイラーズチョーカーで棚橋を拘束する中、EVILはハサミで棚橋の髪をたっぷりと切り取ってしまう。
 EVILは「棚橋よ!断髪された気分はどうだ?俺の気分はな、最高だよ!ハーッハッハッハ!断髪式にお越しの皆さん、愛してまぁ~す!ハァ~ッハッハァ!」と最低最悪の挨拶で試合を締めた。

 この暴挙にブチ切れた棚橋は「なんでもありのプロレス界でも、やってはいけないこともあって、最低限守らないといけないルールがあって、EVILはその禁を犯した。この代償は高ぇよ。いいか、東京ドームで、引退だけじゃなくて、髪の毛を懸ける。丸坊主にしてやるよ」と殺意をみなぎらせた。

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