「堀口恭司はPFLで居場所がない」堀口恭司がBELLATORを離れてRIZINへ専念?榊原信行CEOが海外団体事情を明かす
5日、都内某所にて12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』についての記者会見が実施。堀口恭司とエンカジムーロ・ズールーのRIZINフライ級王座戦が発表された。
堀口はRIZINで初代バンタム級王座戴冠を果たし、BELLATORに渡って日本人初のBELLATORバンタム級王座戴冠を果たすなど世界を股にかけて活躍。その後はフライ級に階級を落とし、昨年の大晦日には神龍誠を制して初代RIZINフライ級王座を戴冠。その試合後に元RIZINガールの川村那月さんへの公開プロポーズを行うなど、リング内外で沸かせるエンターテイナーとしてファンから高く評価されている。
今回堀口はエンカジムーロ・ズールーを相手に防衛戦を行うことに。
堀口はズールーのことを「名前は知らなかったです。正直に言って」としつつ、「映像見たらいい選手だなと思って。すぐ対策を立てましたね。どんな選手でもやっぱ強い部分はあるんで。そこを何も言わず、言わさずに倒すのが王者なんで。しっかり倒したいと思います」と意気込んだ。
堀口は、RIZINが絡まないBELLATORの試合が約2年半組まれていない。
BELLATORに限らず海外大手団体では選手から「試合が組まれない」という文句が噴出しており、リリースも相次いでいる。格闘技界は世界的に見て大きな異変が起きていると言える。
これについてRIZINの榊原信行CEOは「BELLATORというかPFLの体制も中々見えないところではあるし。堀口とすると『フライ級で』という思いが強いんでですね。そうすると、PFLにはもうフライ級は無いので。そうやって考えると、PFLと契約を継続していく必要も無いと言うか、居場所もないですからね。自ずとRIZINと中長期的な向き合いを改めてすることになるのかなと思います」と堀口の今後について言及。
さらに「BELLATORの最大の問題は、ギャラが高いんですよ。それはUFCに流出しないようにというか、UFC以上にギャラを払っていた団体で。BELLATORという営業権を買ったPFLからすると『どうしてこんなべらぼうに高いファイトマネーの選手の契約ばっかりなんだ?』って。今の金額だと使えないと思いますね」とBELLATOR側が抱える問題について指摘。
BELLATORをリリースした選手をRIZINで起用するかどうかを問われると「極論1/10くらいになったら使うと思う」と語るなど、金額の規模の違いを仄めかした。
『RIZIN DECADE』
日程:2024年12月31日(火)
開始:10:00(予定)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
▼フライ級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R 57.0kg
【王者】堀口恭司
vs
【挑戦者】エンカジムーロ・ズールー