「27年前全日本女子プロレスで大量離脱から復活した時を思い出した」大量離脱に揺れる女子団体へ堀田祐美子が涙のエール!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 23日、横浜ラジアントホールでアイスリボン『横浜リボン2024・Nov.』が開催。堀田祐美子が来場し、年末での大量離脱が確定しているアイスリボンに涙を流しながらエールを送った。

 定期的に興行をおこなっている現存の女子プロレス団体としては一番歴史ある団体となったアイスリボン。昨年末に選手マネージメントを行う株式会社アイスリボンをDeNAによる横浜ベイスターズ買収などを仕掛けた外部の投資家が立ち上げ、団体運営を行う有限会社ネオプラスと2つの会社が存在している状態に。株式会社アイスリボンからは以前の3倍近い給料が払われていたが、9月末から未払いになり投資家社長も音信不通となってしまう。
 元々アイスリボンを単独で運営していたネオプラスは、株式会社アイスリボンに契約を移籍した選手たちに戻ってくるように提案したが、給料も元の金額に戻ってしまう事や様々な思惑から現役王者の真白優希を筆頭に、紫雷美央、咲蘭、しのせ愛梨沙、芦田美歩、グリズリー藤滝、古川奈苗の7選手が退団することを発表していた。

 この日の第1試合では堀田祐美子率いるT-HEARTS所属の叶ミクが参戦していたことで堀田も来場。
 試合を見届けたのちにマイクを持った堀田は「今回アイスリボンから大量離脱をすると聞いて、私が27年前全日本女子プロレスで大量離脱があった時に私は全女に残りました。色んなことがあって出ていく、それは仕方ない事だと思ってる。でも残った人たち、必ず良いことがあります。私も全女で当時下の子が1年目2年目の中西百重とか高橋奈苗、納見佳容、脇澤美穂ぐらいしか残ってなくて、どうやってこの子達を上にあげようか?どうやって巡業回んなくちゃいけないかって残った子たちで考えたときに、その子たちは頑張って練習してくれました。それで新生・全日本女子プロレスとして活動して、沢山のファンの人がついてくれて全女が復活した時のことを思い出しました」と語り始める。


 「私ができることがあればなんでも協力する」という言葉を聞いた星ハム子が「私は堀田さんの大ファンでした!だから全女が大量離脱した時もファンとして見ていました。私は昔の堀田さんの立場と一緒です!」と叫び、残る選手をリングに上げると12月31日の後楽園ホール大会に出場を直訴。
 すかさず海乃月雫が「堀田さんがおっしゃいましたよね?リングに上も下も関係ないって。私は一番最初にここに残るって宣言しました。だから、私と対戦してください」と直訴。
 トトロさつきも「“残る”じゃなくてこれからもアイスリボンで闘う。引っ張っていく、そういう気持ちでやっています。過去に同じ経験をした方と対戦がしたい。自分とも闘ってください。私が勝つ!」と前に出て堀田を睨みつける。

 これを見た堀田は涙を流しながら「すごいじゃん!残ったみんな熱いじゃない!できるよ!このリングで結果を見せればお客さんついてくるよ!なんで私が泣いてんだろう(苦笑)」と熱い気持ちを受け取り、「残った者って絶対報われないといけない。リング上がった子たちの顔見たときにこれは大丈夫じゃないかなって感じた。アイスリボンが天下とってる時もあったわけだし、だからこそ跳ね返す力もあるだろうし。大量離脱しちゃって人数がいなくても協力してくれる人も出てくると思うし、盛り上げていくことは可能だと私はそう思う。大晦日は、私はシングルでもタッグでも2人が望んだなら対戦したいと思う」と参戦を受け入れた。

 波乱万丈なアイスリボンだが、この日の会場は超満員に。大晦日ではウナギ・サヤカvs紫雷美央の『引退・コントラ・600万』マッチや真白優希vs神姫楽ミサのICE×∞戦、真琴&ハム子vs柳川澄樺&櫻井裕子のリボンタッグ戦も決定し、急速に盛り返したきたアイスリボンの勢いが感じられる日となった。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年12月
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

月別

ページ上部へ戻る