「骨が180度反対向いてた。でもレスラーの人生は痛みでしょう!」女子レスラーが左肘脱臼したまま王座戦に挑みタッグベルト防衛!

21日、後楽園ホールにてアイスリボン『雨のち、リボン2025』が開催。第5試合では[BAD BUTTS]杏ちゃむ&Yappyの持つインターナショナルリボンタッグ王座にPURE-Jの[CREAKARI]久令愛(くれあ)&AKARIが挑戦した。
5月25日の北沢大会でリボンタッグ王者になったBAD BUTTSが、4月13日のSKIPシティ大会で敗北しているCREAKARIを次期挑戦者に逆指名。
だがYappyが左肘を脱臼していたことが発覚し、片腕が使えないハンデを背負った状態での王座戦となった。

試合は杏ちゃむが孤軍奮闘し、Yappyが出てくると右腕でのラリアットやスタナー、ヒップアタックからのヒッププレスと攻め立てる。さらにサイドバスターで叩きつけるが左腕が添えられないためパワーが足りず、AKARIが脇固めから腕十字で左腕を捕らえていく。さらに久令愛が左腕に蹴りを叩き込んでいき、Yappyは苦悶の表情に。
AKARIがラリアットから久令愛がケンカキック、さらにAKARIが619から合体フェイスバスターで叩きつける連携攻撃を見せていき、久令愛が杏ちゃむにダブルリストアームサルトからAKARIがダイビングエルボードロップを投下し、久令愛がトドメとばかりに旋回式ダイビングボディプレスを投下。
なんとか杏ちゃむが返すとYappyがAKARIのラリアットを久令愛に誤爆させチャンスを作り、AKARIに合体DDTから久令愛に合体パワーボム。杏ちゃむがダイビングフットスタンプを投下し、Yappyがサイドバスターから杏ちゃむがPKと連撃し、最後は久令愛を杏ちゃむが腕ひしぎで捕らえレフェリーが試合をストップした。

勝利した杏ちゃむは「Yappyが怪我をして未だに怪我が治ってない状態で私はすっごく不安だったけど、しかも自分たちで選んだ、私達が認める強いタッグチームだったからこそ、私も最後は勝てたけどギブをとれなかったことは悔しいし色んな課題が残ってる。次も、誰が来ても、防衛しようね」と険しい表情ながら先を見据える。
Yappyは「絶対防衛する。初めてのベルトなんで、返上しない。怪我しても防衛する。誰でも。3ヶ月安静にしてと言われたけど、そしたらベルトは返上しかないでしょう。嫌なので片手でもやる!痛くてもやる!180度骨が反対向いてすごく痛かったよ。でもレスラーの人生は痛みでしょう!だからどうでもいい、試合みたいな痛みだから大丈夫」と腕をおさえながらも防衛を続ける覚悟を語った。