19歳の未来の女子エースが試練の七番勝負でウナギ・サヤカに完敗!「私はこれから絶対強くなる!今日よりも明日。明日よりも明後日。きらりの限界突破、見届けろー!」

21日、後楽園ホールにてアイスリボン『雨のち、リボン2025』が開催。第4試合では『若菜きらり試練の七番勝負 第三弾』ウナギ・サヤカvs若菜きらりが行われた。
アイスリボンは2006年に旗揚げされた、定期的に興行を行って現存する女子プロレス団体の中で最古の団体。当時小学3年生でデビューした里歩(現:AEW)、小学5年生でデビューした柊くるみなど現在も活躍する小中学生のキッズレスラーを多数輩出した。
19年の時を経て星ハム子&星いぶきの現役母娘レスラーや、子どもがいる選手も多くなり“女性の社会進出”を象徴する団体へと変貌してきたが、昨年7月に小学5年生からプロレスサークルで練習していたきらりが18歳になりついにデビュー。
5月からスタートした『若菜きらり試練の七番勝負』はBlueshe、高瀬みゆきと続き、この日はウナギと対戦することに。
『発信力のある人』とウナギは題されていたものの、この試合についてあまりSNSで発信しなかったウナギにきらりは激怒して試合開始。
きらりは必死にエルボーを連打していくも、ウナギは軽々と担ぎ上げてボディスラム。きらりの必死の猛攻をウナギは大ふへん固めで捕らえ、これを離すときらりは場外に逃れてうずくまる。
ウナギは容赦なくリングに投げ入れるとギロチンドロップを投下するが、きらりは丸め込み連発からポンスタナー、ダイビングクロスボディと攻め立てる。得意のローリングネックブリーカードロップからミサイルキックを発射するが、受けきったウナギがビッグブーツから城門突破(=シスター・アビゲイル)で叩きつけて3カウントを奪った。

圧勝したウナギは「きらり、お前が相手にならねぇことわかっただろ?私は、残念ながら発信力だけじゃないよ。でも、発信するということに、命をかけてやってる。YoutubeとかインスタとかXとかあわせたら30万人ぐらいいるんだけどさ、私なんかに及ばないこと分かってるけど、お前がアイスリボンで飛び抜けた一番になったら、そこで本当の査定してやるよ」と髪を掴んで挑発。さらに空席が目立つ会場を見て「アイスリボン、参戦する気さらさらないけど、発信力No.1が放っておけないぐらいになれるなら、そしたらお前らまとめて査定してやるよ」と吐き捨ててリングを後にした。
きらりは「まだまだこんなとこじゃ絶対終われない。アイスリボンで、プロレス業界で飛び抜けた選手になって、今度はちゃんと査定してください。その時は、潰す!」と宣言。
さらに他の所属選手へ「皆さん、あんな事言われて悔しくないんですか?私はすっごくすっごく悔しい。絶対にみんなでアイスリボンをもっと盛り上げて、ウナギ・サヤカに今度は向こうから来てもらうぐらい、みんなで一緒に強くなりましょう。私は、強くなりんたいんですけど、一体次の相手は、誰なんですか?」と睨みを聞かせ、これを聞いた藤本つかさが7・26横浜産貿ホール大会で山下りなとの対戦を発表した。
これを聞いたきらりは「私はこれから絶対強くなる。今日よりも明日。明日よりも明後日。きらりの限界突破、見届けろー!」と絶叫。
7番勝負を経て未来のエースが覚醒する片鱗を垣間見せた。