【試合詳細】5・17 アイスリボン道場マッチ 弓李&杏ちゃむ vs 神姫楽ミサ&りこ 星いぶき vs 柳川澄樺 しのせ愛梨紗 vs 叶ミク トトロさつき&若菜きらり vs 松下楓歩&緋彩ませ

『アイスリボン1420~5月生まれプロデュース大会~』
日程:2025年5月7日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:67人
▼杏ちゃむプロデュース「下剋上ルール」タッグマッチ15分1本勝負
●トトロさつき/若菜きらり
10分24秒 サイクロン・サンセット
松下楓歩/○緋彩ませ(hotシュシュ)
※自身のキャリア年数と同じ数のフォールカウントを取れば勝利できる特別ルール
▼弓李プロデュース「きゅうりマッチ」10分1本勝負
△しのせ愛梨紗(飛鳥)
時間切れ引き分け
△叶ミク(T-HEARTS)
<きゅうり対決>
○しのせ愛梨紗(飛鳥)
7本ー4本
●叶ミク(T-HEARTS)
※試合中に音楽が流れたら、その間はきゅうりを食べ続けなければならない。プロレスの勝敗が着いた時点で、より多くきゅうりを食べていた方が勝者。
▼トトロさつきプロデュース「コスチューム着用&技限定」シングルマッチ15分1本勝負
星いぶき
9分54秒 両者レフェリー暴行→無効試合
柳川澄樺(JTO)
※トトロさつきのコスチュームを着用し、トトロさつきの技を使用しないとフォール、ギブアップが認められない特別ルール。
▼バースデー27カウントタッグマッチ 20分1本勝負
○弓李/杏ちゃむ(信州ガールズ)
13分46秒 カッパ巻き→27カウント目奪取
神姫楽ミサ(JTO)/●りこ
※弓李が5月28日で満27歳になる事に因み、通常ルールに加え累積フォールカウント27回目を取った場合でも勝利出来る。
退団を発表した弓李がアイスラストプロデュース大会で有終の美!トトロのコスチューム着用&技限定マッチはいぶきと柳川がレフェリーを暴行し無効試合に!杏ちゃむプロデュースの下克上マッチでは新人のませがフォール勝ち!
オープニング
5月がバースデーの弓李(28日生まれ)、トトロ(11日生まれ)、杏ちゃむ(17日生まれ)、3選手によるプロデュース大会。オープニングは通常の入場式ではなく、主役の3選手が前説を担当。観客の「おめでとう!」コールで大会がスタート。
第1試合
杏ちゃむのプロデュース試合はキャリア年数でフォールカウントの数が決まる変則ルール。キャリア8年のトトロが8カウント、復帰後、初道場マッチの楓歩は3カウント、きらりとませは1カウントと、キャリアの若い選手の下剋上を期待しての一戦として行われた。
試合はトトロvs楓歩でスタート。ロックアップからトトロがヘッドロックを決め、楓歩がロープに振るが、トトロがカウンターのタックルで吹っ飛ばしカバー。カウント7まで十分にインターバルを取ってキックアウトする楓歩。トトロにとっては苦しいカウント・ルールだ。
きらりとませに交代。ロックアップからきらりがヘッドロック。ませがロープに振る。アームホイップの打ち合いから、きらりの足を払ったませがカバーもきらりがノーカウントでキックアウト。きらりがませの頭をコーナーポストに叩きつけ、首投げからロープ際にませを持っていっての物置攻撃。
代わったトトロが続けてませの上に乗ろうとするが、レフェリーのタニー・マウスが必死で阻止させると、ませ、楓歩と3人でトトロの上に乗っての物置攻撃。代わったきらりがませをボディスラム。
きらりのドロップキックを払いのけたませが横入式エビ固めもノーカウントできらりが反転。
今度はませがノーカウントで反転。ここにセコンドのトトロと楓歩がアシストに入り、反転合戦もブレイク。ませがコルバタ、ボディアタックでカバーもノーカウント。
代わった楓歩にきらりがドロップキックを決めカバーもノーカウント。
きらりがトトロを呼び込み2人で楓歩をコーナーに振る。トトロが串刺しボディアタック、きらりが串刺しドロップキック。きらりが再度、楓歩をコーナーに振ろうとするが、楓歩がきらりを振って串刺しエルボー、ロープに飛んでのPKもきらりがかわして丸め込みもノーカウント。
きらりが逆さ押さえ込みを狙うがこらえた楓歩がブレーンバスター。こらえたきらりが丸め込みもノーカウント。
代わったトトロが串刺しラリアット、タックルでカバーもカウント7。
トトロがボディスラムでカバーもカウント7。
トトロが首投げでカバーすると楓歩がカウント7で返す。
タニーが楓歩に休みすぎだろう!とクレーム。トトロがエルボーを決めると、楓歩が大げさに痛がり倒れる。トトロがカバーすると、タニーが高速カウント。楓歩が慌ててカウント7で返す。エルボーの打ち合いから楓歩が足を救い上げて倒しての正面ドロップキック。ロープに飛んでのPKでカバーもカウント2。
代わったませがダイビングボディアタックもトトロがキャッチ。楓歩がアシストでトトロを倒す。カバーはノーカウント。
ませがフットスタンプの往復攻撃でカバーもノーカウント。
ロープに飛んだませにトトロが飛び込みのボディアタック。倒れたませにボディプレスでカバーもカウント7。
トトロがコンバイン。楓歩がミドルキックを入れてカットも、ロックを外したトトロが楓歩に飛び込みラリアット。きらりがませをボディスラムに決め、トトロがおんぶプレス。トトロがカバーもカウント7で楓歩がカット。
ませがトトロの足を掴み、楓歩がトトロにランニングネックブリーカードロップ。ませがカバーもノーカウント。
トトロがファイヤーマンズキャリーもませがバックに回り込んでエビ固めを狙うがトトロが潰してカバーも楓歩がサッカーキック。ませがフォールもノーカウント。
楓歩がハイキックを決め、トトロにませが飛び込みサイクロンサンセット。トトロからカウント1を奪い、ませが下剋上を果たした。
第2試合
弓李のプロデュース試合はアイテムにきゅうりが登場。試合中、弓李が自由なタイミングで音楽を流し、その音楽が流れている間は、選手は試合を中断してひたすらきゅうりを食べ続けなければいけない。しかも試合結果には関係なく、試合終了時点での食べたきゅうりの数が勝敗を分けるという特殊ルール。試合前、愛梨紗がマイクを要求。ミクが前歯2本が使えないことをXでポストしていたことを明かした。それに対してミクは「前歯が使えなくても大丈夫。そのための秘密兵器を用意しました。」とセコンドの海乃がスライサーを手に登場。「このスライサーで食べます。堀田さんのお店で借りてきました。」とミク。スライサーの使用を弓李が許可し、試合開始。
ロックアップでスタートもいきなりきゅうりタイム。組み合った状態でセコンドがきゅうりを食べさせる。試合再開。愛梨紗がロープ際に追い込み、そのままミクを押さえつけて口の中のきゅうりを咀嚼。ここでまたもきゅうりタイム。さらに口を膨らませた状態でリング中央に戻り手四つからの力比べ。愛梨紗が押し倒しブリッジでこらえるミクの上に乗っかる。ここできゅうりタイム。愛梨紗がミクのボディを踏みつけカバー。カウントは2。
ミクをロープにはりつけ腹をロープに押し付ける。さらにキャメルクラッチを決めたところできゅうりタイム。続けて愛梨紗が逆片エビ固めに移行したところできゅうりタイム。ロープに逃れたミクを反転させた愛梨紗がミクの腹をもみくだく。口の中がきゅうりだらけのミクには厳しい攻め。ブレイク後、両者が向かい合ったところできゅうりタイム。ミクと距離を取った愛梨紗がロープを掴みタイムを要求。立て続けのきゅうりタイムにより必死の咀嚼。
両者がある程度、口の中身を消化したところで試合再開。ロープに飛んだミクがカサドーラを狙うが愛梨紗がこらえる。両者が体勢を崩したところできゅうりタイム。ミクが愛梨紗のボディにフロントキック。コーナーに振ってのミサイルキック、ドロップキックでカバーもカウント2。
ミクがボディシザース。さらにダイヤル固め。回っている途中できゅうりタイム。終了後、カウントが入るが2で愛梨紗がキックアウト。
両ひざを衝いたポジションで愛梨紗がミクのボディにエルボー連打。さらに転がせて胃の当たりを踏みつける愛梨紗。カウント2でミクがキックアウト。
ここできゅうりタイムもその途中でタイムアップ。試合は引き分けも勝敗を決めるのはきゅうりの本数。
結果は愛梨紗が7、ミクが4。さすがにスライスよりは直食いのほうが有利だった。
第3試合
トトロのプロデュース試合は生誕興行おなじみのコスチューム着用&技限定マッチ。勝が急遽、体調不良で欠場したため、試合はいぶきvs柳川のシングルマッチに変更された。いぶきが通常のトトロのコスチュームで登場したのに対して、柳川はトトロの夏バージョンコスである、スプラッシュリボンで着用されるスイカコスで登場した。しかもいきなり下半身がいつもよりの重量感を思わせる体型に変身。柳川を見たトトロが「この短期間でよく身体仕上げたな!」とべた褒め。
今回はトトロだからと、柳川が試合前の握手にも応じると、「スイカといえば私の出身地の山形」とすいかの名産地をアカペラで披露も、いぶきが途中で蹴りの突っ込み。柳川がアイテムで持ち込んだジンベイザメの浮き輪マットで反撃。さらに倒れたいぶきにジンベイザメに乗っかってのボディプレス。カウントは2。
柳川が物置攻撃も、起き上がって柳川を落としたいぶきが柳川をロープにはりつけてチョップを狙うが、柳川が「今日はトトロさんが主役」といぶきと2人でトトロをロープにはりつけ、いぶきのチョップと柳川のジンベイザメ攻撃がトトロの歳の数(=36)だけ、交互にトトロにヒット。さらに2人でトトロをロープに振るが、トトロが2人まとめてタックルで吹っ飛ばす。
試合再開。エルボーの打ち合いから柳川がカウンターのボディアタックもいぶきを倒せない。ボディアタックの打ち合いからいぶきがダブルチョップでカバーもカウント2。
起き上がれない柳川に近寄ったいぶきが「お前、何か入れてるな。」と柳川のコスチュームに手を突っ込み、前後から計3枚のバスタオルを抜き取る。いぶきが通常の体型に戻った柳川をコーナーに振ろうとするが、柳川が切り返していぶきを振る。
トトロをおぶろうとするも腰から崩れ、レフェリーのトトロが柳川をおぶっていぶきに突進。これをいぶきがかわしトトロがコーナーに激突。いぶきが柳川をボディプレスでカバーもトトロがダメージからコーナーにうずくまったままカウントが入れられず。トトロに抗議するいぶき。柳川がいぶきをロープに振ってコスチュームから出てきたタオルで熱波攻撃。いぶきをタックルで吹っ飛ばしカバーもカウント2。
柳川がいぶきをファイヤーマンズキャリーもいぶきが逃れる。柳川がバックスピンキックからglesinを決めるもトトロの技ではないので認められず。柳川がカミカゼでカバーもカウント2。コーナーに上がった柳川を捉えたいぶきがカミカゼでカバーもカウント2。
いぶきが動くこと雷霆の如しを狙うも持ち上げ方がわからず。柳川がカウンターのボディアタックでカバーもカウント2。
柳川がラリアットも柳川の腕にダメージが。いぶきとのラリアットの打ち合いは共に決め手とならず。檄を入れるトトロにいらついた2人がトトロをロープに振るも、トトロがまとめてラリアットで吹っ飛ばし「こうやるんだ!」とアピール。
再度トトロがダブルラリアットを狙うも、これをかわした2人がトトロにダブルのトラースキック。さらに柳川、いぶきの順でランニングダブルニーアタックを決め、2人でトトロにダブルの動くこと雷霆の如しを決めようとするが、またも入り方がわからず。2人がさらに襲い掛かったところでトトロがゴングを要求。
試合はノーコンテストに終わった。
第4試合
メインでは弓李と杏ちゃむが誕生日タッグを結成。弓李にとってはアイスリボン所属ラストのプロデュース大会。一方、対角のりこにとってはデビュー後、初のタッグマッチ。しかもメインでタッグ王者の神姫楽のパートナーに抜擢された。さらに神姫楽と杏ちゃむは5月25日の北沢大会で行われるリボンタッグ戦の前哨戦の意味合いも持つ。注目ポイントの多い試合は通常ルールに加えて、弓李が28日に27歳になることから、27カウント目を取った選手が勝ちとなる特別ルールで行われた。
試合は神姫楽vs杏ちゃむでスタート。開始早々、積極的な動きをみせた2人。杏ちゃむがダブルニーアタックで丸め込みを決めカバーも神姫楽が反転する。杏ちゃむも反転。両者が何度も反転し合うため、カウント数があっという間に刻まれてしまい、弓李、りこが入って2人を止める。りこに「もっとカウントを大切にしてください。」とダメ出しされてしまう。弓李、りこに交代、弓李がストンピング、背中引っ搔き、首投げで圧し潰しての窒息攻撃とやりたい放題。代わった杏ちゃむもりこの髪を掴んでコーナーに投げると顔面踏みつけ。カバーもカウント2。
代わった弓李もりこをコーナーに詰めての足踏み、顔面踏みつけ。弓李がボディスラムを狙うがこらえたりこがボディスラム。代わった神姫楽が飛び込みタックル。弓李をコーナーに詰めての猪ムーブも杏ちゃむがカットに入る。弓李と杏ちゃむが神姫楽をロープに振るが、神姫楽が2人に正面ドロップキック。さらに弓李に猪ムーブからの串刺しスピアー、足踏み。コーナーに上がった神姫楽がミサロックを狙うが、弓李が足から崩れてしまう。神姫楽に「また太ったな…」とポツリ。怒った神姫楽がコーナーでの顔面踏みつけ。ロープに飛んだ神姫楽を弓李が飛び込みの丸め込み。カウントは2。
代わった杏ちゃむが串刺しエルボー、串刺しダブルニーアタックでカバーもカウント2。
神姫楽がカウンターのタックル、エルボードロップ、セントーン。神姫楽がミサボムを狙うが着地した杏ちゃむがハイキック。杏ちゃむがロープに飛んだところを神姫楽がタックル、ミサロールもカウント2で杏ちゃむが反転。
またもシーソー状態となり、弓李、りこが試合を止める。神姫楽がりこを抱えて2階からのドロップキックを杏ちゃむにヒット。さらに杏ちゃむにダブルドロップキック。神姫楽がカバーもカウント2。
代わったりこがドロップキックもかわした杏ちゃむが脇固め。しのいだりこがエルボーで反撃。DDT、低空ドロップキックから619も杏ちゃむがかわす。杏ちゃむがフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。
代わった弓李が串刺しエルボー。倒れたりこを踏みつけてロープへ走ろうとする弓李だが、りこが転がってかわす。りこがドロップキック7連発もこらえた弓李がネックブリーカードロップへ。逃れたりこがクリスト。ロープに逃れた弓李をロープにはりつけて、神姫楽がはりつけドロップキック、りこが619。さらに神姫楽がりこをおぶってのヒッププレス。りこがカバーも杏ちゃむがレフェリーの足を引っ張って場外に落とす。この時点で通算フォールカウントは26。
フォールカウント1を取った方が勝ちとなる。弓李が払い腰。杏ちゃむがりこにミドルキック、弓李がボディスラム、側転プレスも、弓李がりこの肩を上げてコーナーに上がる。神姫楽が弓李をカット。首投げで吹っ飛ばし、りこが丸め込みも弓李が切り返す。すぐにりこが切り返す。共にノーカウント。りこが逆さ押さえ込みを狙う。こらえた弓李がエルボースマッシュ、杏ちゃむがミドルキック。弓李がかっぱ巻きでりこからカウント1を奪い、アイスリボン所属ラストのプロデュース大会を自ら有終の美で飾った。
〈試合後のリング上〉
※神姫楽と杏ちゃむ、そこに愛梨紗も加わってのにらみ合いのあと、弓李がマイクを手にする。
弓李「勝ちました~。(杏ちゃむに)勝ちましたね。」
杏ちゃむ「きゅーさん、なんで止めたんですか?私たち、けっこうしっかり…。」
神姫楽「そうですよ、なんで止めたんですか?」
弓李「止めたんですかとかじゃなくて(私にとって)アイスリボンで最後のプロデュース大会なんですよ。ちゃむさんだけじゃないんですよ、プロデューサー。最後だから、ここ(の2人)で終わらせられるとちょっと。うちが悲しい。」
神姫楽「大人げないなあーやっぱり。」
杏ちゃむ「やっぱり自分の見せ場は自分で作らないとなー。」
弓李「もうにじゅうななちゃいになるから。もうね。わがままは通すもので。」
杏ちゃむ「(神姫楽とりこが話そうとするのを遮って)お前の話なんて聞くかーっ!今日のプロデュース大会、楽しかったでしょうかー!今日はトトロさん、弓李さん、私がプロデュースしたけど、毎年、毎月、誕生日の人がいて、いろんな企画ができたらアイスリボン、もっと盛り上がるんじゃないかなと思いまーす。きゅーさん、ぜひ締めをお願いします。」
弓李「ちょっと、トトプロデューサーにもお言葉いただきましょう。」
※トトロがリングに上がる。
トトロ「デビュー9年目にして初めての生誕プロデュース大会でした。この年齢になっても初めてのことができるっていうのは本当に素晴らしいので、どんどん新しいことにもチャレンジしていきたいです。これからもよろしくお願いします。」
※弓李が一度、締めるが、ここで3人へのバースデーケーキが入場。改めて観客と選手から祝福を受けたあと、この日は円陣を組んで、3人で「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。