【試合詳細】2・8 アイスリボンTOKYO SQUARE大会 【FantastICE】藤田あかね vs 杏ちゃむ 【トライアングルリボン】弓李 vs 米山香織 vs しのせ愛梨紗 勝愛実&清水ひかり vs トトロさつき&星いぶき

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『アイスリボン1400 in TOKYO SQUARE』
日程:2025年2月11日(火・祝)
開始:12:00
会場:TOKYO SQUARE in itabashi
観衆:110人

▼タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子/●緋彩ませ(hotシュシュ)
10分55秒 2回転式ジャックナイフ固め
[きらミク]若菜きらり/○叶ミク(T-HEARTS)

▼シングルマッチ15分1本勝負
○Yappy
8分8秒 マガツマンダラ
●香藤満月(ディアナ)

▼シングルマッチ15分1本勝負
○真琴(フリー)
8分5秒 雁之助クラッチ
●真白優希

▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【挑戦者】○米山香織(ゴキゲンプロレス)
7分13秒 ぐるんちょ
【王者】●弓李
※もう1人は【挑戦者】しのせ愛梨紗(飛鳥プロレス)
※第48代王者2度目の防衛に失敗
※米山が第49代王者となる

▼タッグマッチ20分1本勝負
勝愛実/○清水ひかり(COLOR'S)
17分5秒 キューティースペシャル
トトロさつき/●星いぶき

▼FantastICE選手権試合 30分1本勝負
【王者】○藤田あかね(フリー)
16分00秒 P-ガイスト→片エビ固め
【挑戦者】●杏ちゃむ(信州ガールズ)
※第3代王者が初防衛に成功

藤田が通常のプロレスルールを採用したFantastICE防衛戦は、杏ちゃむ相手に苦戦するも見事防衛成功!米山が弓李に勝利しトライアングルリボン王者に返り咲き!

入場式


 アイスリボン初進出のTOKYOSQUARE in Itabashi。入場式で代表挨拶に立ったのは弓李。「初めての会場で、私きゅーさん、2度目の防衛戦をさせていただきます。初防衛戦の相手も曲者だったんですけど、今回も曲者ということで、無事、防衛して埼玉に帰ろうと思います。」とベルト戦に向けて語った。「(埼玉は)近い。近い。」と選手や観客から突っ込みを入れられながら、最後は高らかに大会スタートを宣言。

第1試合


 2月24日横浜リボンでリボンタッグ王座挑戦者決定三つ巴戦に出場するきらミクがハム子&ませと対戦。リボンタッグ王者のハム子との直接対決のチャンスを得たきらミクはゴングと同時に奇襲攻撃を仕掛け、ませを場外に出すと2人でハム子をロープに振り、ダブルドロップキックを狙うも、ハム子がロープを掴み、これを回避。さらにきらミクにタックルを決め、きらミクをコーナーに振り、ませを呼び込む。ませが串刺しエルボー、ハム子が串刺しボディアタック、続けてダブルのお・し・り・ダーッ!を決める。きらりを捉え、2人で両サイドで腕を持って同時にマットに倒れ込み、きらりの手を打ち付ける。続けて両サイドから顔面をサンドイッチで踏みつけてポーズ。きらりをロープ際に持って行ったませはきらりの腕をロープに絡めるとエプロンに出てのジャンピングアームブリーカー。さらにはりつけドロップキックでカバーもカウント2。
 エルボーを連打したませがきらりのつま先を踏みつける。自らロープに飛んでのクロスボディはきらりがキャッチし、マットに叩きつけカバーもカウント2。きらりがボディスラムでカバーもカウント2。
 ませがコルバタからのヘッドシザースを決めながらのアームブリーカー。ハム子がカットに入るミクをコブラツイストに決める。きらりのバックに回るませ。きらりがバックエルボーも身を低くしてよけたませはきらりの足の間をくぐって挑発し、バックから腕を引き寄せて、きらりを反転させての押さえ込みもカウント2。
 代わったハム子がタックル。ファイヤーマンズキャリーを狙うが着地したきらりがエルボー連打。ミクも加わりハム子の前後に回って交互にエルボーを打ち込む。さらに前後からのサンドイッチ式ドロップキック、ダブルの外掛けからきらりがフットスタンプ。きらりがカバーもカウント2。
 きらりが旋回式スタナーでカバーもカウント2。
 代わったミクがドロップキック4連発でカバーもカウント2。
 ハム子がつっぱり連打。ませを呼び込むと、ませを抱え上げ2階からのドロップキックを決め、ハム子がボディプレスでカバーもカウント2。ませが回転式ボディアタックでカバーもカウント2。
 きらり、ミクが続けてミサイルキック。ミクがカバーもカウント2。
 ハム子が腹アタック連打からシャイニング腹ザードでカバーもカウント2。
 代わったませもシャイニング腹ザードでカバーもカウント2。ミクがませにエルボー。倒れたませだが、すぐに起き上がってエルボーを打ち返す。ませがへデックでミクの脳天をマットに叩きつけ羽根折り固め。きらりがカットしミクとダブルのブレーンバスターを狙うが、ハム子がませの足を引っ張って戻し、その勢いで2人にDDTを決める。ハム子がませをおんぶしてプレス。ませがフットスタンプ。カバーもカウント2。
 きらりがスタナーのアシスト。ミクがサマーソルトドロップでカバーもカウント2。
 ハム子をダブルドロップキックで場外に落とし、ミクがませに逆エビ固め。ロープに逃れたませをきらりと2人でロープに振るが、クローズラインをかわしたませが2人をぶつける。さらにきらミクに飛びついて2人まとめてヘッドシザースで吹っ飛ばす。起き上がったところにハム子が2人まとめてラリアット。ませがミクにダイビングボディアタックでカバーもカウント2。
 ませが回転式ボディアタックでカバーもカウント2。
 バックの取り合いからませが前方回転のエビ固め。これを反転したミクがカバーもカウントは2。ミクが2回転式ジャックナイフ固めでカウント3を奪った。

 試合後、ハム子の前で一歩足を踏み込んで胸を張る得意のポーズを決めるきらミク。ハム子も同じ動きで返すも一歩も引かないきらミク。いい形で巴戦に臨むことができそうだ。

第2試合


 ディアナの香藤が1月13日蒲田大会に続き、2度目の参戦。Yappyとの重量派対決に挑んだ。ロックアップからの押し合いは互角。香藤がYappyをロープに振ってタックルもYappyがこらえる。タックルの打ち合いから香藤がカウンターのクロスボディで押し倒し串刺しラリアットを狙うが、Yappyがガードし、コーナーに上がっての絞首刑。しかし香藤のウエイトを抱え上げきれず。Yappyがロープに飛んでのヒップアタック、旋回式ボディプレスもカウント2。
 自らマットに仰向けにYappyが寝る。「来い!」と香藤を誘発。香藤がボディプレス。今度は香藤が寝る。Yappyがボディプレス。この打ち合いが3回ずつ。ダメージはYappyのほうが大きい。香藤がエルボー連打、Yappyをロープに振ってのボディアタック、逆片エビ固め。ロープに逃れたYappyに香藤が飛び込みボディアタック。Yappyも同じ技を決め、さらに飛び込みの開脚ヒップアタック。Yappyがギロチンドロップでカバーもカウント2。
 Yappyがドラゴンスリーパーからファイナルカットでカバーも香藤が反転。カウントは2。
 香藤が串刺しラリアット、ドロップキック、ボディプレスでカバーもカウント2。
 コーナーに上がった香藤をYappyが肩口に抱えカツ丼でカバーもカウント2。
 Yappyがケンタッキーボムを狙うが香藤がこらえ後方に投げ飛ばす。カバーもカウント2。
 Yappyがアックスボンバーでカバーもカウント2。
 Yappyがウェイストランドでカバーもカウント2。
 Yappyが香藤の腕を巻き込みながらグランドへ移行。ヘッドシザースを決めながら腕を絞め上げるマガツマンダラでギブアップを奪った。

第3試合


 真琴とのまこふしぎでのリボンタッグ挑戦を目論む真白。そのためには現在、真琴が保持するリボンタッグを落とさないことには挑戦できない。真琴の意向は無視して真白が2月2日SKIPシティ大会で一方的に真琴とのシングル戦を決定。真琴が負けた場合はリボンタッグ王座はく奪を条件とし、真琴も後日、真白が負けた場合は真琴のマネジャーである松澤さんの付き人を1ヶ月務めることを条件とした。

 先に入場した真白は真琴のセコンドのハム子からリボンタッグのベルトを奪うと、入場ステージの横に隠れる。真琴が入場し、花道に向かったところを後ろから襲撃。真琴からもベルトを奪い、2本のベルトを掲げて笑顔を見せる。ハム子が真白を襲い、真琴とのむこまこバーガーをリングサイドで狙うが、真白が2人にカウンターで目突きを決める。さらにエプロンからの場外ダイブを決め、ベルトを腰に巻くとリングに戻り真琴の腕を持ってグルグルと真琴を回転させる。続けて変形キャメルクラッチ、横からの低空ドロップキックでカバーもカウント2。
 ようやくベルトを外した真白に真琴がビックブーツ。倒れたところにダブルニードロップでカバーもカウント2。
 「もう終わらせます!」と盛艶のうねりの体勢に入るも上から真白が目突き。さらに低空ドロップキックでカバーもカウント2。
 真白がキーロック。ロープに逃れた真琴にドロップキックでカバーもカウント2。
 真白がコーナートップからの目突きも真琴がかわしビックブーツ、アームブリーカー、脇固め。場外に逃れた真白にハム子が目突き。リングに戻った真白に真琴が飛び込みニー。ロープに飛んだ真琴に真白が目突き。両者ダウン。真琴がビックブーツ2連発。真白がバックドロップ、ソバットでカバーもカウント2。
 真白が変形フィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、真琴がこらえダブルアーム・スープレックスでカバーもカウント2。
 膝立ちの真白にビックブーツ2連発。真白が特盛クラッチを狙うが真琴が逃れる。真白がレッグクラッチホールドもカウントは2。
 真白の両手目突きをガードした真琴だが、真白が真琴の胸元に頭突き。倒れた真琴にソバット。自らロープに飛んだ真白に真琴がお返しの目突き。続けて雁之助クラッチでカウント3を奪った。

 試合後、マイクを手にした真白は「真琴さん、強くなりましたね。私に勝つなんて大金星じゃないですか!」とあくまで上から語るが、「ありがとうございます。でも、私が勝ったってことは、私の条件を飲んでくれるということですよね。1ヶ月間、松澤さんの付き人と、実家の猫もつけろ!」と真琴に言われ、「えーっ!嫌だ!嫌だ!そんなことは認めさせない!松澤さんが私に勝ってから、2人が私に勝ってから言え!」と開き直り、さっさとリングを降りる真白。「お前!待て!」と松澤さんが止めるも「うるせえ!」と目突きを入れた真白は全力疾走で控室へと消えていった。またも微妙な空気に包まれたリング上。セコンドのハム子を招き入れ「やっぱりむこまこだな。」と真琴。「私たちは誰の挑戦でも受ける!むこまこ、リボンタッグチャンピオン!まだまだ行くぞ!」とハム子。2人でむこまこポーズを決め、なんとか締めた。

第4試合


 昨年の大晦日の後楽園ホール大会で愛梨紗とタッグを組み3WAYタッグ戦に出場した米山は愛梨紗の隙を衝き、トライアングルリボン王者の弓李からカウント3を奪取。1月4日横浜リボンでは愛梨紗をシングルで破り、トライアングルリボン王座への挑戦を表明した。昨年7月27日横浜リボンでトライアングルリボン第46代王者となった米山だが、けがのために長期欠場となり、1度も防衛戦をすることもなく王座を返上。アピールこそなかったが、虎視眈々と王座返り咲きを狙っていた。しかし、ここで待ったをかけたのが米山にうまく利用された愛梨紗。今年から飛鳥プロレス所属となった愛梨紗にとってもベルト獲りは大きな目標でもある。神姫楽とのリボンタッグ王座獲りと合わせての2冠王者を目指してのトライアングルリボン王座挑戦となった。

 試合は手六つから弓李がロックを外し、米山と愛梨紗で手四つにする。米山と愛梨紗が手四つを外し弓李に攻撃。コーナーに振って愛梨紗が飛び込むも弓李がかわす。3選手が対角線上を走る展開から米山と愛梨紗がクローズラインを決める。コーナーに弓李を振った米山は飛び込もうとする愛梨紗を丸め込む。弓李がカット。米山が場外へ。弓李が愛梨紗に串刺しエルボー。フィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、愛梨紗がこらえる。弓李がフロントヘッドロックで愛梨紗の背中に爪を立てる。逃れた愛梨紗がタックル3連発でカバーも米山がカット。
 弓李が場外エスケープ。愛梨紗が米山にエルボー連打。米山がモンゴリアンチョップからボディにパンチ、クロスチョップ、セントーンでカバーも弓李がカット。愛梨紗が場外エスケープ。弓李が米山に側転プレス、腕4の字からの窒息攻撃、スリーパー。その背後から愛梨紗が弓李にスリーパー。米山がロープに逃れ場外へ。弓李の足踏みを読んだ愛梨紗が逆に足踏み。愛梨紗のフィッシャーマンズスクリューは弓李がかわしてエルボー、払い腰。米山が入るも弓李が米山をコードブレイカーに決め、自ら愛梨紗の上にプレス。愛梨紗をカバーも愛梨紗が反転しカバー。カウントは2。
 弓李が愛梨紗にビックブーツ。ここで米山が入るも米山と弓李をロープ越しに座らせた愛梨紗が飛び込みクロスボディ。弓李と愛梨紗がバックの取り合い。弓李が愛梨紗を抑えたところに米山がエルボーで飛び込むも愛梨紗がかわし、弓李にヒット。愛梨紗が2人まとめてDDT。2人まとめてカバーもカウント2。
 愛梨紗が米山にフィッシャーマンズスクリュー。カバーも弓李がカット。弓李が米山をフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドも愛梨紗がカット。弓李が愛梨紗にかっぱ巻きで丸め込みもカウント2。
 弓李が逆さ押さえ込みを狙うが、サイドから2人を横に転がした米山が2人をまとめてカバーもカウント2。
 弓李が米山にバッククラッカーを決めカバーも愛梨紗がカット。弓李がコールドスプレー攻撃を仕掛けるが愛梨紗がかわしてチンクラッシャーを決めコーナーに上がるも、ここで再度、弓李がコールドスプレー攻撃。愛梨紗がまともに顔面に浴びる。弓李の背後に忍び寄った米山が弓李にぐるんちょを決め、カウント3を奪取。米山がトライアングルリボン王者返り咲きに成功した。

〈試合後の米山香織〉

「第49代トライアングルリボンチャンピオンになったぞーっ!私は第46代のトライアングルリボンチャンピオンになったんですけど、そのときは膝をけがしてしまって、初防衛戦をする前に返上してしまったので、それがすごい心残りで、今日はもう1回巻くことができて、すごい嬉しいですぅ。これからどんどんゴキゲンな防衛線、やっていくぞーっ!」

第5試合


 3月16日COLOR‘S新木場大会での引退が決まった清水ひかりが参戦。アイスでの試合は今大会と2月24日横浜リボンの2試合のみとなる。アイスでは現在、欠場中の松下楓歩とのひーかほでの活躍をはじめ、印象に残る試合を行ってきた清水。アイスでのラスト2の一戦は勝のパートナーとして、同期のトトロ、いぶきと対戦した。

 先発に出たトトロは勝を指名するも、「私とは最後に試合になるんだぞ!」と清水が先発をアピール。トトロが受け、試合はトトロvs清水でスタート。ロックアップからロープに詰めたトトロがタックルを決める。2発目を狙うが清水がクロスボディ。トトロがキャッチするも清水が着地しアームホイップを狙う。しかしトトロが動かない。トトロがコーナーに振って飛び込むもかわした清水がフェイスクラッシャーでカバーもカウント2。
 起き上がったトトロが清水に歩み寄り「8年間お疲れ!」と2人で肩を組むが、ここにいぶきが入り、トトロと2人で隙を見せた清水の両サイドで腕を絞め上げ、リング4方向にポーズ。代わったいぶきがコーナーに清水を詰めての踏みつけ、はりつけドロップキックでカバーもカウント2。
 代わったトトロがタックルからトトロ物置。さらに代わったいぶきをおぶっての物置攻撃。いぶきがボディスラム、ボディプレスでカバーもカウント2。
 清水が水面蹴り、ランニングヒップアタックでカバーもカウント2。
 代わった勝がタックルでいぶきを吹っ飛ばすが、トトロがアシストに入り、勝をロープに振る。クローズラインを切った勝が2人まとめてフェイスクラッシャー、さらに2人まとめて低空ラリアット。いぶきにダブルアーム式バックブリーカー。カバーもカウント2。
 勝が逆エビ固め。ロープに逃れたいぶきに顔面ウォッシュ連発。怒ったいぶきが同じ技でやり返す。いぶきがカバーもカウント2。
 いぶきが逆水平チョップ、クロスチョップでカバーもカウント2。
 代わったトトロと勝がラリアットの打ち合い。コーナーに振ったトトロが串刺しラリアットも切り返した勝が串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロックを狙うが、トトロがこらえて勝を投げ飛ばす。トトロがラリアットを決め、勝を肩口に抱える。清水がハイキックでカット。勝がバックに回ってのエビ固めもカウント2。
 勝と清水がトラースキックとハイキックを同時にトトロにヒット。清水がダイビングヒップアタック、勝がリバーススプラッシュを決めカバーもカウント2。
 エルボーの打ち合いから勝が飛び込みラリアット。カバーもカウント1で返す。トトロが飛び込みラリアット。これもカウント1で返す。トトロが投げ捨てジャーマン。すぐに勝も投げ捨てジャーマン。それぞれパートナーにチェンジ。いぶきが清水にダブルチョップを狙うが、かわした清水がトラースキックでカバーもカウント2。
 清水がスリーパー。ロープに逃れたいぶきにダイビングフットスタンプもいぶきがかわす。いぶきがコードブレイカー、ダブルチョップでカバーもカウント2。
 いぶきがトラースキック、飛び込みニーでカバーもカウント2。
 いぶきがダイヤモンドカッターを決め、トトロがいぶきをおぶってのプレス。いぶきがカバーもカウント2。
 勝をトトロといぶきがロープに振るが勝が2人まとめてラリアット。勝がいぶきをバックフリップ。清水がダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。
 丸め込みの掛け合いから清水が稲妻レッグラリアットでカバーもカウント2。
 清水がキューティースペシャルでいぶきからカウント3を奪った。

 試合後、マイクを手にした清水は「自分はあと1回、24日(の横浜リボン)がアイスリボンへのラスト参戦となります。アイスリボンでやり残したことがあと1個だけあるんですよね。楓歩。」と欠場中の楓歩をリングに呼び込み「楓歩といっぱいいっぱい話し合って決めました。」とマイクを楓歩に渡す。「私の大切なパートナーの引退前に私自身も思い残すことなく、私は引退を見送りたいと思っています。なので、ラスト参戦の2月24日、横浜リボンにて、1日限定復帰させていただきます!」と楓歩が横浜での限定復帰を宣言。「大切な日になるけど、大切な楓歩だから、復帰前に無理をさせられないので、私、頑張ります。その相手に、やっぱり試合やりたいなって思うのはハム子さん。」とハム子との対戦を希望。リングにハム子が上がるも「ひかり!そこはいぶきだろ!」といぶきから横やりが。これを無視してハム子が「ひーかほの相手、私で良いんですね?」と語り、ひーかほが「よろしくお願いします!」とハム子に再度、対戦を願い出る。「こちらこそ、選んでいただいてありがとうございます!喜んでお受けいたします!」とハム子。この間もいぶきから対戦要求の悲痛な叫びが続く。清水が「そうだね…私がいぶきとって言って、ラスト前に試合させてもらったの。やっぱり最後は親子スターと試合させていただきたいと思います。」といぶきに応え、横浜リボンでの親子スターvsひーかほの一戦が決定した。

第6試合


 1月4日横浜リボンで3年ぶりにアイスリボンのリングに上がったあかね。アイス参戦の理由としてぶち上げたのが21年12月31日後楽園ホール大会で山下りなから奪ったFantastICE王座の防衛戦。まずあかねが目をつけたのは3年前にはアイスにいなかった海乃だったが、海乃が鎖骨骨折により長期欠場に。そこで王座獲りに動いたのが杏ちゃむ。「あなたがいない間のアイスリボンを知っているのは私。」とベルト挑戦を表明。王者が自由に決められる試合ルールに関しては「わしが一番得意なもの」として通常のプロレスルールを採用。アイスリボン・ルールとは異なり、場外カウントありとした。

 試合はバックの取り合い、腕の取り合いでスタート。杏ちゃむがフロントヘッドロックからグランドに持ち込むが、上を取ったあかねがかぶさってのヘッドロック、これを切り返した杏ちゃむがヘッドシザースもロープブレイク。杏ちゃむがバックに回り、足を抱えてグランドへ。今度は杏ちゃむが上を取り、ヘッドロックを決めるもあかねがロープへ。あかねがタックル。杏ちゃむをロープにはりつけて飛び込みのダブルチョップを狙うが、場外のYappyがあかねの足をすくい、場外に出す。杏ちゃむとYappyがあかねを鉄柱へ。Yappyを蹴散らしたあかねが杏ちゃむと花道でやり合う。先にリングに戻った杏ちゃむはあかねを場外カウントアウトにしようと、上がってくるところを妨害。なんとかリングに滑り込んだあかねに杏ちゃむがトラースキック。さらに串刺しエルボー、串刺しダブルニーアタックでカバーもカウント2。
 杏ちゃむがサッカーキック3連発。PKはあかねがかわすも、上体を起こしたところに杏ちゃむが低空ドロップキック。カバーもカウント2。
 杏ちゃむがフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、こらえたあかねがボディスラム。杏ちゃむがコルバタから押さえ込むもカウントは2。
 あかねがはりつけダブルチョップ、水車落とし、エルボードロップでカバーもカウント2。
 あかねがフライングショルダーアタックでカバーもカウント2。
 杏ちゃむがおんぶスリーパー。コーナーに叩きつけてあかねが逃れる。杏ちゃむが再度スリーパー。グランドに持ち込んでの胴締めスリーパーへ。あかねがロープに逃れる。杏ちゃむがコーナー最上段へ。追いついたあかねが雪崩式ブレーンバスター、ファルコンアローを決めるも、すぐに起き上がった杏ちゃむがバズソーキック。両者ダウン。膝立ちでのエルボーの打ち合い。起き上がってのエルボーの打ち合い。杏ちゃむが強烈な張り手を叩き込む。Yappyがリングに投げたBad Buttsのボードを杏ちゃむが「今日はいらない」と場外に蹴り落とす。杏ちゃむがエルボー連打。杏ちゃむのハイキックをかわしたあかねがバックドロップでカバーもカウント2。
 杏ちゃむが脇固めからアームブリーカー。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス、スワントーンボム、バズソーキックでカバーもカウント2。
 あかねを引き起こそうとするが起き上がれない。レフェリーが杏ちゃむをニュートラルコーナーに下げる。ようやく起き上がったあかねが膝立ちのところに杏ちゃむがミドルキック。その蹴り足を掴んだあかねがバックフリップ。杏ちゃむの蹴りをかわし串刺しタックル。杏ちゃむがハイキック。倒れたあかねを起こしての蹴りはあかねがキャッチ。場内に鈍い音が響き渡った強烈なヘッドバット。あかねがみかんでポン。足を抱えてカバーも杏ちゃむが反転。カウントは2。
 あかねがタックルで吹っ飛ばし、杏ちゃむを抱え上げてのP-ガイストでカウント3を奪い、FantastICE王座初防衛を果たした。

〈試合後のリング上〉
あかね「杏ちゃむ、ひとつ謝りたいことがある。お前のことをナメてたわ。ごめんな。初めての防衛戦、きっつい!こんなきついなら、もっと自分に有利なルールにしときゃよかったなって。さっき言ったとおり、ちゃむのことをちょっとナメちゃってたから、通常でも勝てるなって思ったけども、きっついわ!」
杏ちゃむ「私もあかねさんがハードコアルールを言ってくると思って、家にいっぱいガラクタ集めちまったんだよ。でも、通常ルールを選んでくれたから、あかねさんとちゃんとぶつかり合いができたと思います。ありがとうございます。」
あかね「ありがとう。そしてYappy、最初、手を出してきたけど、杏ちゃむを助けるつもりだったんでしょ?でも最後はさぁ、杏ちゃむの気持ちを汲んで、何もしないでいてくれて、Yappyもありがとう。Bad Buttsでもない、デスマッチでもない、ただの杏ちゃむとシングルをして、あなたはすごい選手だと思いました。Bad Buttsじゃなくても全然いいのに、Bad Buttsにこだわりを持ってやるのであれば、何を言われようが、貫き通して頑張ってください。」
杏ちゃむ「そのときはベルト戦じゃなくても、次は私が勝ちたいのでまた試合してください。」
あかね「いつでもいいよ、待ってるよ!次の防衛戦の相手も待っているから、どこの誰でも、どんな奴でも、男子でも待っているから、なんか巴戦とか、タッグ戦線で大変そうだけど、待っているから、わしも。それまでも試合だしてくださいね、お願いします。初めての会場でメインを務められて、勝って終われて本当に良かったと思います。」
※握手回りのあと、出場全選手がリングへ。
あかね「わしが締めていいの?勝さんが締められないのに、3年ぶりに帰ってきて早々に締めていいの?やったーっ!またここで開催することがあるので、(米山に)それまでベルトお互いに守っていきましょう。真琴さんもハムさんも、みんな守って、ここに帰ってきたいと思います!それでは…プロレスでハッピー!アイスリボーン!」

〈試合後の藤田あかね〉

「初防衛しましたんで、ビールいただきます!乾杯!(ビールを半分ほど飲んで)うまっ!勝ったあとのビールは最高ですね。試合後に水分を補給できなかったので、これが試合後、初水分でございます。3年以上ぶりですよね、このベルトを懸けて戦ったのは。いやー本当にさっきマイクでも言ったんですけど、もうちょっとルールを考えれば良かったなっていうぐらい、強かったです、杏ちゃむが。ただ、そのおかげでこのベルトの価値が上がったんじゃないかなと思うので、杏ちゃむには感謝もありますし、勝てた自分に、もっと自信を持って、このベルトをもっともっと防衛して高めていって、もっとアイスリボンを広めたいと思います。」

――アイスリボンを広める?
「もっと世界に。どっか行ったときに持っていきますよ、このベルト。持って行って、海外で防衛戦やっていいですか?いいですよね。たぶん社長もいいっていうと思うので、やってきますよ。もしかしたら、どこかの国にこれを置いて帰ることになるかもしれないですけど、それも含めてこのベルトを懸けていろいろやっていきたいと思います。」

――3年ぶりに動き出したベルトということで、ここからは精力的に動かす?
「はい。どんどん、どんどん。早く誰か挑戦してくれないかな。どこの誰でも、どの性別でも、動物でもいいんで、挑戦してきてください。なんでもかかってこい!」

――アイスリボンにも継続参戦?
「そりゃそうですよ。このベルトを持っている限りは出続けますよ。嫌がられようが何しようが。これからも上がります!」

――3年ぶりに「プロレスでハッピー」を叫んだ感想は?
「帰ってきて早々に締めちゃっていいのかなって。勝さんが締められないっていうのを言ってたじゃないですか?なのに参戦初めて1ヶ月ちょっとじゃないですか?それもちょっと嬉しくなりましたね。なんか、意外と空白の期間がなかった気がするくらいに久しぶりだなっていうのを感じなかったです。お客さんもけっこう締めているのみて、エモさがあったって言ってくれたんで、良かったと思います。」

――アイスリボン初進出の会場で、しかもメイン出場で。
「はい、勝っちゃいました。この会場慣れっていうも強かったと思います。この会場、実は自分4回目なんですよ。なので、会場のことをわかっているというか。ちゃむが道場でやっていたとしたら、広さで全然、違ってくると思うんですよ。いろんなことがあって、今日、勝てたのかなって。ただ、本当にびっくりするくらい(杏ちゃむは)強かったです。」

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