【インタビュー】「ゴングが鳴ると”緊張”から”緊張感”になるんです」戦うジョジョラー、瀬戸レアインタビュー!
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2.16保土ヶ谷大会では恩師ともいえる高橋奈七永とのシングルマッチを控えている瀬戸レア。ジョジョラーの端っこにいる私としてはやっぱりお話を聞いておきたく、大会前にお時間いただきました(収録日:2月7日 聞き手:スレンダー川口 https://x.com/slender_kg)
「本日はよろし・・あ、それ!」
――はい、ストーン・フリーのロンTです。僕もジョジョは大好きです(笑)
「(なぜか)ありがとうございます(笑)よろしくお願いします。」
――入場時のジョジョポーズは『今日はコレ』って決めて臨んでるんですか。
「初めは1部から8部までの主人公の順番にやって、その後に1部から8部までの悪役を順番にやってたんですよ。それが終わったので今ランダムにやってます。」
――ジョジョの魅力ってなんでしょうね。僕は心理描写が素晴らしいと思って大好きになったんです。
「なんかもう芸術的な絵柄、自分の中ではもうジョジョはマンガの域を超えてて、芸術作品だと思ってるんですよ。それこそルーブル美術館でも展示されてました。」
――「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」のカラー原画が展示されたんですよね。
「内容としても綺麗すぎなくてスゴく好きです。主人公だから正統派であれっていうことも無いですし、あ、ジョナサンなんかは正統派ですけど。もともとの作品自体のテーマが「人間賛歌」でもありますし、それぞれに"人間"がちゃんとありますよね。それが素敵だなって思いますね。」
――もし「スタンドひとつあげます」って言われたら何が欲しいですか。
「欲しいのは「ヘブンズ・ドアー」です!めっちゃ読み込んだ後、姑息に『レアに攻撃は当たらない』って書き込みますよ(笑)」
――僕はトニオの「パール・ジャム」が大好きなんですよ。とにかくみんなを健康にするスタンド、誰も損しないやつ。
「あれ良いですね~。レスラーには絶対必要なスタンドです(笑)。スタンドに限らずジョジョのデザインって独特なんですけどまとまってますよね。あれが荒木先生のスゴイところで。フーゴなんか素肌に穴あきのスーツにネクタイですよ。絶対おかしいハズなんですよ。でもカッコイイ。」
――コスチュームはもっとジョジョ寄りにしないんですか。
「私のコスチュームのバックルは徐倫のバックルなんです。PAMEO POSEとのコラボで公式のやつで、実際にコスチュームで使うって決めて買ったので、あのベルトに合わせた自分の好みのデザインを描きました。どのキャラのオマージュとかではなくて、バックルに合わせたデザインです。自分でジョジョデザインを考える、誰かのキャラのオマージュを作るなんて恐れ多くて。めんどくさいヲタクなんですよ(笑)」
――非公式ジョジョ曲が公式に採用された事例もありますから、もっと出してきましょう。
https://x.com/slender_kg/status/1883132113622556765?s=46&t=cLg4xlN3G2yyzh8GVyrFZA
「それこそ好きが実を結ぶっていうやつですね。」
――歌ってるのは水樹奈々さんやももクロにも楽曲提供されている、しほりさんという方なんですが、ものすごくジョジョ愛を感じる曲ですよ。
「愛とセンスと努力だ。」
――そこだけコロコロコミックみたいですね(笑)。帝国劇場のジョジョミュージカル観に行かれました?
「観に行けなかったんですよ~(泣)。それがほんと悔しいんです!そのころ仙台にいたのもあって全然スケジュール合わなくて、こっちにも戻って来てもちょっとメンタル的にも外に行けなくて。昨年の一番の悔いです。行きたかった!」
――負けた後のコメントぐらい悔しい顔してますよ(笑)。
「ありがたいことに入場の時「クールでかっこいい」って言われることあるんですけど、実は緊張してるだけなんですよ。集中と緊張が同居してて感情が出ないという。」
――集中してるもんだと思ってました。
「普段は人と目を合わせるのは苦手なんですけどひとつ決めてることがあって、試合のときは自分からは絶対目をそらさないって決めてます。ゴングが鳴ると「緊張」から「緊張感」になるんです。だから相手がお客さんにアピールしてぐる~っと回ってても私は嫌っていうほど睨みつけてます。ぐ~っと。」
――ちょっと嫌なこと聞くかもしれませんが、技の失敗動画が話題になってます。
「あ~、あれ初めはすごい恥ずかしかったんですよ。お客さんにも申し訳ないなとか。でもその失敗を提供したのは自分なんだよなっていうふうに、自分が失敗しなければそれは表に出なかったことですし、やっぱ技の失敗も全部自分の落ち度ではあるんですよ。なので逆に今火がついてますね。絶対見返してやるからなって(力強く)」
――単に文句言いたいだけの人もいますし。
「でも、そもそも違法ですからね。有料配信から切り取ってきて上げてるんですから。ダメ、絶対!」
――しかしストレス社会が文句を言わせるんですかね~。
「ストレス感じてるんだったらマリーゴールド観に来てください。頑張って絶対見返してやるから!」
――お前も頑張って観に来いと。
「絶対面白かったって言わせます!」
――素晴らしいです!さて、2.16保土ヶ谷大会ではチャレンジもチャレンジ、高橋奈七永戦が組まれてます。当初から対戦したいとおっしゃってましたね。
「そうなんですよ!引退されるって聞いた時には涙が。仙女を退団してこれからどうしようっていう時期に奈七永さんのSNSを見て、こういう考え方が出来る人がいる団体に入りたいな~って思って、それで(マリーゴールドに)チャレンジしました。」
――ということは恩返しみたいな試合ですね。
「今まで自分が戦いたいというのはおこがましいかなと思ってたんです、ネガティブな思考なんですけど。でも二人でご飯というかいろいろお話聞いていただいたことがあったんです。その時に「奈七永さんと試合がしたい」というお話したら、「そういうのどんどん言ってきなよ!やろうよ!」って言ってくださって。」
――良いですね~。
「SNSでも戦いたい戦いたいって言うようにしてたら実際にこう組まれた。とにかくどんどん言ってって良いんだって思えて。奈七永さんのおかげで自己主張もして良いんだって気付かせてもらえました。」
――じゃあブッ飛ばしますか。
「負ける要素はあっても負けるつもりはないので、ドロップキックで「奈七永さんも月までブっ飛ぶ衝撃」を与えます!」
――締めが仗助!本日はありがとうございました!
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『MARIGOLD New Year's Golden Garden』
会場 : 横浜市保土ヶ谷区公会堂
日時 : 2025/02/16 (日)
開始:13:00
チケット:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=54629
▼チャレンジマッチ
林下詩美
vs
勇気みなみ
▼チャレンジマッチ
桜井麻衣
vs
咲村良子
▼チャレンジマッチ
青野未来
vs
山田奈保
▼チャレンジマッチ
高橋奈七永
vs
瀬戸レア