【インタビュー】「ピンクのベルトを引っさげて里村明衣子に勝ちます!」“戦うバービー人形”Chi Chiが引退を控える里村明衣子とシングルマッチへ臨む!

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 じゃじゃ馬トーナメント制覇、ZONESとのライバル対決を制し、11.21新木場で“女子プロレス界の横綱”里村明衣子に挑むChi Chi。秋晴れの本牧でお話を聞いてきました!
(収録日11月6日、取材&衣装協力:MOONEYES)

「実はこのお店、前から来たかったんですよ。車で通るたんびに『かわいいな~、行きたいな~』って思ってて」

――おお!それは嬉しいです!カフェは60年代のアメリカモチーフ、まさにバービー生誕直後ですから。

(しばし店内をウロウロしMOON Cafeをお借りしてインタビュー開始)

――改めてじゃじゃ馬トーナメント優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます!所属の2分の1がじゃじゃ馬優勝経験者という、異様な団体でございます(笑)」

――次回はソイ選手が優勝、と続いて欲しいですね。
「結構私よりもプレッシャー感じてるんじゃないですか。まさかEvo女で二連覇するなんか誰も思わないじゃないですか。二連覇しちゃったもんだからもう三連覇しかない、みたいなっちゃうじゃないですか。あの子プレッシャー感じやすい子なので」

――そのじゃじゃ馬の勢いそのままにZONES選手とのシングル、見事勝利しました。
「里村選手との対戦権(11.21新木場大会)が掛かってたっていうのもあるんですけど、いざ試合になるとそんなこと考えてられないというか、リング上にいる相手を倒すっていうことだけで精一杯でした。3月以来かな、Evo女1周年のときにZONESとシングルやって私負けてて。今まで1勝3敗1引き分けだったんですね。上海に遠征に行ったときも私とZONESのシングルでその時も私負けてて。負けが多かったんですけど私もZONESも様々経験積んで3月とは違う戦いだったんじゃないかなと思います」

――戦績よりも今どっちが強いんだっていう。
「なんかでもZONES強くなってましたね。勝ったから言えるんですけど、それがすごい嬉しくて。やっぱり前のままだったら、止まってたら「お前何してんだよ!」ってなるんですけど、やっぱ向こうも強くなってて。その上で勝てたってことが嬉しいんですよね。でも全然余裕の勝利とかではなかったし、これからもどんどんどんどん上を目指していかなければいけないんですけど、なんかそれが嬉しかったって思うんです」

――成長を確かめ合うことができた。青春ですよ。
「ふふふ、なんかそんなふうに思うなんて想像してなかったですけど、試合の前は。やっぱ手数も多くなってるし、パワーだけじゃなくて何て言うんですかね、器用なんだか不器用なんだかわかんないですけど、ちょっと出来る部分が増えてる気がして。パワーだけじゃない選手になってきたんだなって感じました」

――良いライバルですね。
「やっぱZONESが強くなってるっていうことは私はもっと強くならなきゃいけないって思うんです。私を高めてくれる存在なんです。ZONESにはもうどんどん強くなってもらって、私もどんどん強くなってっていう関係性でいきたいですね」

――凄く嬉しそうです。今「お互い強くなって」と話してるところ。
「そうですね。本当に旗揚げメンバーっていうのもあって。小さい団体じゃないですか。私とZONESがもう先頭に立ってどんどんどんどん個人で大きくなって、それが団体が大きくなることに繋がると思ってるんで、私達がどんどん頑張ってそれを見たソイとMiyunaが『私ももっと頑張らなきゃ』とかって思ってくれたら一番いいですよね」

――もう後輩レスラーが2人ですもんね。
「二人がデビューして、また練習生が新しくいるんですよね。だからもう練習では後輩とか練習生の指導をしなきゃいけない立場になってきてて。私も新人なのに、未熟者なのに教えなきゃいけないみたいな。なんか15歳で母になった気分(笑)。でも教えることによって自分も成長していくというか。自分もちゃんとやらなきゃいけないってお尻を叩かれてる気分になるんです。絶対に後輩に抜かされないようにしながら後輩を指導してく、みたいな」

――まだまだ自分を高めないといけない時期でもあります。
「なので自分は外に練習行ったりとかしてますね。それこそ伊藤道場さんの、伊藤薫さんがやってる道場の練習に参加させてもらったりとか。そこにSareeeさんが来て指導してくださったりとか。男子からは習えない女子プロレスの要素みたいなのを学んでEvo女に持って帰ったりとかしてます。あとは最近トレーニングも金原さん(金原弘光氏、元Uインター)に見てもらってて。そういうところで自分自身もトレーニングしつつ、自分たちの合同練習では指導もやりつつ、自分の練習もしてます」

――日々なかなかの密度で、濃い練習をされてそうですね。
「もう休みがほとんどないですね。試合がなければ何かしらの練習やトレーニングに参加しちゃうんで。金原さんのところもSareeeさんに紹介していただいたんです。『一緒に行く?』って。なんかSareeeさんにはホントにもう毎週のようにご飯連れてっていただいたり。あんまりプロレスで悩むことは無いんですけど、ここはどうしたらいいですかとか、私はこう思ってるんですけどどう思いますかとか、プロレスに関してのことをすごい聞くんです。全部アドバイスくださったりとか『それ良いからそのまま続けて』とか言ってくださったり。ホントもう何から何までお世話になってます。私がこういうのを今後やっていきたいからこれを教えて欲しいとか、このトレーニングはどうしたらいいかとか、もう何でも相談してしまうんです。Sareeeさん優しすぎて(笑)。身近に尊敬する高い山があるっていうのはホントにありがたいです」

――11.5後楽園ストロングスタイルプロレスでは雪妃真矢選手とシングルでした。
「はい、ダーク・ウナギさんが欠場で。雪妃さんとは9月にもEvo女でシングル戦ってるんですけど、雪妃さんは何か場を支配する力というか、それがすごいんですよ。どこのリングか何て関係ない、私のスタイルをここでやるだけ。『どうだ!』っていう」

――自分の中から今最適なスタイルを選択するけど「私を曲げない感」がありますよね。
「飲み込む力、支配する力みたいなのわかりますかね?そこにお客さんも全部乗るんで。スゴイ悔しかったのは、雪妃さんはシンプルに強いしお客さんのことも乗せるの上手いから会場が『Chi-Chiは弱いし、なんかかわいそう』みたいな雰囲気になって、スゴイ応援されたことなんですよ。でも私はとにかくそれが悔しくて。私なんかが応援してもらえるのはすごくありがたいことなんですけど、雪妃さんにそうさせられたというか、Chi-Chiを応援するように仕向けられたみたいなのが悔しくて(グッと拳を握る)。弱くなくても応援される選手になりたい!って思いました」

――声援まで完全にコントロールされた感じ、それめちゃくちゃ悔しいですよね…
「試合中にそれを感じながら戦うんですよ、私!この応援は雪妃さんありきだなって思っちゃうと『すげえ、かなわね~、今は』でも同時に『悔しい~!』ってなりました」

――「今は」ですね。里村選手も相当支配力があると思います。
「里村さんは何て言うんですかね、なんか歩くパワースポットじゃないですけど(笑)、もう入場のときからオーラがすごいんすよ。もう貫禄オーラ、ブワ~って出てますよね。それにまず飲み込まれないようにしないと」

――目力も強列ですからね。
「里村さんからしたら私なんてまだ2年目のキャンキャン言ってる小娘みたいな感じだと思うんですね。いつもEvo女のことを褒めてくださるんですけど、それはもしかしたらプロレスラーとしてじゃなくて仙女のトップとして、設立者としてこの子らもなんか頑張ってるなっていう感じで褒めてくださってるだけなのか。わかんないですけど、今度プロレスラーとして一対一でリング上がったときに里村さんにどういう印象を残せるのか、本当に大事だなと思うんです。誰が相手でも自分のプロレスをするっていう目標でやってるので、くじけずビビらず挑んで勝利を奪いたいと思います」

――2年目で素晴らしい経験になりますよ、きっと。
「いやホントに仙女所属の選手でもこれからするのかわかんないですけど、里村さんとシングルなんてなかなかできないじゃないですか。いやあ~、びっくりしましたよね。私全然プロレスを見てきてなかったんで、私がデビューしてから里村さんはずっと日本でプロレスの試合してなくて何年ぶりかに日本で試合するってなった時が、小橋さんの「Fortune Dream」だったんです。それ絶対観に行きたいと思って、里村さんに観に行かせていただきますってお伝えしてから行ったんですよ」

――どうでした?初めての「ナマ里村」は。
「ホントにずっと試合やってなかったの?ってぐらいスゴくて、何か上手に言葉にできないんですけど、全てに圧倒されました。オーラから何からスタミナもスゴイですし、なんかプロレスがスゴくて。ひとつの大会で印象に残るのってやっぱ1人とか2人じゃないですか。その日通して見ても里村さんってなるくらい、スゴかったんですよ。大会としては男子プロレスがメインじゃないですか。その中で女子プロレスであんだけ魅せられるって本当すごいなと思っちゃって、観れてよかったなって思ってます」

――仙女旗揚げ戦のアジャvs里村なんかもイイですよ。里村さんが表情、目力でお客さんを引き込んでいく感じが。ホントに探して見てほしいです。
「顔だけで言えば私もすごい顔が険しいとかいろいろ言われます」

――例の地獄のような顔してたやつ(笑)
「あれもすごい顔しようと思ってやってるわけじゃないですよ。もうなんか、内側から溢れる闘争心があれになっちゃった。それがあまりにも怖かったんで面白くなっちゃって載せたんですけど(笑)」

――選手コールと共にアップしたところ、素晴らしかったですよ!
 https://x.com/ChiChi_evo/status/1853323451588600015
「戦うバービー人形とか言っといてこれ?みたいな(笑)」

――では最後に里村戦に向けた決意をお願いします!
「はい、詳しくは言えませんけど手数を増やして攻めていけたらいいなと思ってます。里村さんとは11.21新木場で戦うんですが、その前に11.9新潟で仙女のワールドジュニアのベルトをかけたタイトルマッチ※があるので、必ずそのベルトを持って、そのベルトを腰に巻いて、里村さんと戦って、里村さんから絶対に勝ちたいと思います!皆様、ぜひ見に来てください!」

(※11.9見事勝利し宣言通りタイトル奪取!俄然11.21が楽しみになりました! 聞き手:スレンダー川口)

<おまけ>
実はMOONEYESに来たかったというChi Chi、カフェだと思ってたそうでアパレルの方も店内をウロウロ。メルトンジャケットはオーバーサイズをさらっとセレクトするところ、コーデュロイのキャップは何気にTシャツロゴとブーツのピンクに合わせつつ異素材でトーン違いの演出をしてるところ、オシャレバービーでした!


右は忙しいはずなのに快く撮影に協力してくださったMOONYES広報の佐藤さん。Chi-Chiは車好きでもありガレージの様子に質問しきり。Chi-Chi着用のメルトンジャケットとコーデュロイキャップの他、ちなみにこの時期人気なのはこちらのスウェット。

まさに撮影したガレージをそのままイラストに起こしたもの(Designed by Wildman Ishii)。背中にMOON!そんなMOONEYESさんは、12.1パシフィコ横浜で国内最大級のカーショーを開催!


『32nd YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2024』
日程:2024年12月1日
時刻:8:00~17:00
会場 : 神奈川県・パシフィコ横浜
<公式サイト>
https://yokohamahotrodcustomshow.com/
<チケット>
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=52443

トップレベルの Custom Car & Motorcycle ビルダーが手掛ける、世界に一台だけのスペシャル マシンが集結!YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW は日本国内はもちろん世界中で注目を集める Motor Showです。さらに一日楽しめるベンダーブース、ペイントコンテストなどなど楽しい企画が満載です。昨年は過去最高の動員数 25,000人 を迎え、今年も盛り上がる事必至の Special な 1Day に是非お越しください。

MOON CafeやChi Chi着用アイテムはオフィシャルサイトで
https://www.mooneyes.co.jp/

『Evolution新木場大会#27』
日程:2024年11月21日(木)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
<チケット>
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=53029

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