【試合詳細】2・18 Evolution新木場大会 Chi ChivsDASH・チサコ ZONESvs稲葉ともか ソイvs小林香萌 石川修司&ブラックめんそーれvs佐藤耕平&SUSHI

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『Evolution新木場大会 #11』
日程:2024年2月18日(日)
開始:12:30
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:220人

▼タッグマッチ 30分1本勝負
石川修司(フリー)/○ブラックめんそーれ(フリー)
12分36秒 エビ固め
佐藤耕平(フリー)/●SUSHI(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ソイ
8分39秒 ミサイルキック→片エビ固め
○小林香萌(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ZONES
10分13秒 一撃必殺!ともか蹴り→エビ固め
○稲葉ともか(JTO)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●Chi Chi
11分6秒 ホルモン・スプラッシュ→片エビ固め
○DASH・チサコ(仙女)

Evolutionに仙女とJTO女子が襲来!1周年記念大会メインはChi ChivsZONESの初期メンシングル対決!サニーがレフェリーデビューしリング復帰!

第1試合


 GMに就任した石川修司が選手としてEvo女のリングに初降臨。試合を裁くのは今大会がレフェリーデビューのサニー。

 SUSHIと石川の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べは石川の圧勝。ならばとSUSHIはショルダータックルでぶつかって行くが、石川はビクともしない。SUSHIは「ヘイラッシャイ!」と威嚇するも、石川は構わずショルダータックルでなぎ倒す。

 石川はめんそーれに自身を背負わせてロープ際でSUSHIに踏みつけ攻撃。サニーが厳格なレフェリングで強く注意する。

 さらにめんそーれはSUSHIの腕を取ってロープ渡りを敢行するが、SUSHIが手を振り払ったためめんそーれが転落してロープに股間を痛打。耕平にタッチ。

 耕平はめんそーれの股間にニードロップを落とし、胸板に強烈なチョップを連打。めんそーれもチョップで反撃するが、耕平は涼しい顔でさらに重たいチョップを連打。ならばとめんそーれがドロップキックを連打していくも耕平は倒れずボディスラムで叩きつける。

 代わるSUSHIはボディスラムからロープに振ってバックエルボー。ヘッドロックで絞り上げてから耕平にタッチ。

 めんそーれはチョップ&ドロップキックを連打。耕平は倒れず耐えて強烈なボディエルボー一発でダウンさせ、コーナーに押し込んで顔面踏みつけ。サニーが素早く反則カウントを取り始めると、耕平が「厳しいな……」とぼやく。

 めんそーれは諦めずにドロップキックを連打。苛立った耕平がラリアットを発射も、めんそーれはこれをかわしてロープに走り、渾身のドロップキックで耕平をふっ飛ばして石川にタッチ。

 石川と耕平のツインタワーズ対決となると、石川が串刺しラリアットからロープに飛んでラリアット。さらにスプラッシュマウンテンを狙うが、耕平がショルダースルーで切り返しサッカーボールキックを猛連打。

 石川は真正面からこれを耐えきり、蹴り足をキャッチしてエルボー合戦へと持ち込む。ゴツゴツとしたエルボー合戦が続き、互角と見るや耕平がゴツリと鈍い音が響くヘッドバッド。石川も倒れず耐えて頭蓋骨同士がぶつかり合う音が響くヘッドバッドで反撃。両者大ダメージを負ってタッチへ。

 めんそーれはハブクローでのサミング&チョップを連打してSUSHIをコーナーに追い込み、ダブルチョップでなぎ倒す。さらに石川とのトレイン攻撃から石川がセカンドからのダイビング・フットスタンプ。さらにめんそーれがセカンドからのスネーク・スパイクを突き立てる。

 めんそーれはコーナートップからのスネーク・スパイクを投下も、SUSHIがかわしてフライングニールキック。さらにフラップジャックから耕平とのトレイン攻撃。続けて耕平がファルコンアローでコーナー下に叩きつけ、SUSHIがダイビング・ヘッドバッドを命中させろ。

 SUSHIはラリアットからTEKKAMAKIを狙うが、めんそーれが首固めで迎撃。
 SUSHIはこれを返してバックを取り、TEKKAMAKIのフェイントからエビ固め。めんそーれがこれをひっくり返して押さえ込み、そのまま3カウントを奪った。

オープニングアクト


 多方面で活躍するダンサーたちの特別チーム『ROYAL WHITE』が前回大会に引き続いて登場し、オープニングアクトを実施。Evo女ファンには大好評ということで、今後のレギュラー定着も十分ありえるとのこと。

 その後は新土裕二リングアナ&上原あかり見習いリングアナにより、「Let‘s Evolution!」の掛け声で本戦スタート。

第2試合


 ソイのデビュー第2戦の相手は小林香萌。小林は「#Evo女はじめまして」と書かれたタンクトップを着用して入場するも、選手コール時にビリビリに破り捨てるという宣戦布告を行う。

 しっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い。さらにヘッドロックを奪い合う攻防からショルダータックルでぶつかり合う。互いにロープへ飛んでぶつかって行くが、小林がモストマスキュラーポーズで雄叫びを上げると、ロープへ飛んでいたソイがびっくりして動きを止めてしまう。

 これで気圧されてしまったか、小林が連続でショルダータックルでなぎ倒していく。ソイも1回倒すことに成功するが、小林は足払いで倒してロープ間を高速で往復しながら連続でセントーンを見舞っていく。

 小林は両手を広げながら「どうした!そんなもんかァ!」と挑発。ソイは胸板へエルボーを連打していくが、小林はビンタ一発で黙らせる。さらに小林がソイをリング内で引き回し、顔面を幾度もコーナーに叩きつけていく。さらに顔面へめり込むスライディングキック。


 ソイは根性のエルボー連打で小林をなぎ倒すことに成功し、ショルダータックル3連打からボディスラム。続けてお返しのセントーンを見舞ってから逆エビ固めも、小林は軽々ロープブレイクして顔面へのショットガンドロップキック。さらに逆エビ固めからロープへの串刺しドロップキック。続けて延髄斬りからラリアットを見舞い、ミサイルキックで3カウントを奪った。

 試合後、小林は倒れ伏すソイに語りかけ握手を求める。ソイがこれに応じると小林はガッチリ抱擁し、ソイの健闘を称えてから退場していった。

第3試合


 前回大会で高橋奈七永にパッションを注入されて一皮むけたZONESは、今回はJTO女子のシングル王座であるQUEEN OF JTOを持つともかに胸を借りる。

 試合前にZONESが握手を求めるも、ともかはこれを拒否。
 ゴングが鳴ると、ZONESが手4つを要求。ともかも応じて組み合っていくが、パワーではZONESが圧勝。腕力勝負では敵わないと見たともかがローキックで体勢を崩し、ヘッドロックに捕らえる。ZONESがそのままバックドロップを狙うと、ともかは大慌てで脱出。ショルダータックル合戦に持ち込むも、形勢は互角。

 ともかは「お前が走れ!」とZONESをロープに走らせ、カニバサミで倒そうとする。しかし、ZONESは圧倒的体幹力で倒れず耐え、エルボードロップを投下。ともかはこれをかわして腕を取り、脇固めで組み伏せる。ZONESは前転して脱出しようとするも、ともかも一緒に前転しながら足もとり、腕と同時に固めていくジャベを見せる。

 ZONESは痛む腕を押さえながらもエルボー連打。これを受けきったともかがサッカーボールキック。ZONESがエルボーを連打も、ともかがキャッチして再び脇固め。ZONESはともかの腕を取りながら前転して脱出し、腕を引き寄せながらのエルボー連打。さらに串刺しラリアットからフライング・ショルダーを見舞って反撃の狼煙を上げる。

 ZONESはバックフリップからラリアットを発射も、ともかが二段蹴りで撃ち落とし腕十字を狙う。ZONESの回避運動に合わせて三角絞めに捕らえるが、ZONESはその腕力だけでクラッチを切って立ち上がり抱え込み式の逆片エビ固めに持ち込むという規格外のパワーを見せつける。

 さらにZONESはコーナーに上ってダイビング・ラリアット。さらにバックフリップを狙うが、着地したともかがボディへの正拳突きからともか刀。さらに稲葉落としを狙うが、ZONESがぶっこ抜いてブレーンバスターからオクラホマスタンピード。

 ZONESはラリアットを1発、2発とヒットさせ雄叫び。ロープに飛んで3発目を放つが、ともかはこれをハイキックで撃ち落とす離れ業を見せる。しかし、ZONESの勢いは止まらず痛む腕で全体重をかけてのラリアット。

 再びファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げるが、ともかが背面着地すると同時にスリーパーホールド。ぐったりとしたZONESにソバットからミドルキックを叩き込み、最後は一撃必殺!ともか蹴りで3カウントを奪った。

 また、この試合後には次回1周年記念大会の日程が発表。3月27日(水)の19:00から新木場1stRINGにて行われる。

第4試合


 前回Evo女vs仙女の対抗戦が行われてから7ヶ月。その際には参戦していなかったチサコがEvo女のリングに初参戦しChi Chiと対峙。

 試合前には互いに両手でガッチリ握手を交わしてからゴングが鳴らされる。
 ロックアップでの力比べはチサコがあっさり押し勝ち、余裕を見せつけるかのようなクリーンブレイク。再び組み合うと今度はChi Chiが押し込み、離れ際にエルボーを連打。

 チサコは前蹴りでふっ飛ばしてからヘッドロック。Chi Chiが抜け出そうとあらゆる方法を試していくが、チサコもまた形を変えながらしつこくヘッドロックで絞り上げる。そのまま試合を終わらせる勢いも、Chi Chiがギブアップを断固拒否したことからチサコはクロスフェイスに切り替える。Chi Chiは必死に足をロープに伸ばしてブレイク。

 チサコはヘアホイップでコーナーに叩きつけ、「カッコだけか!」と挑発しながら激しく顔面を蹴りつける。怒ったChi Chiがエルボー連打から空中胴絞め落としでマウントを取り、上からエルボー連打。上下を入れ替えたチサコがマウントエルボー連打から強烈なビンタで顔面を張り飛ばす。

 チサコは開脚式フェイスクラッシャーから観客にChi Chiの苦痛にゆがむ顔を見せつけるかのようなキャメルクラッチ。さらに髪を掴んで引き倒してから腹部へのフットスタンプから顔面をぶち抜くスライディングキック。

 Chi Chiは場外に転落するも、チサコはすぐに追撃して観客席に叩き込む。Chi Chiもエルボー連打で反撃も、チサコの強烈なビンタ一撃で吹っ飛んで再び客席に突っ込む羽目に。

 場外カウントが進む中でChi Chiがよろよろとリングに戻ると、チサコがすかさずミサイルキックで追撃。さらにコーナートップからのダイビング・フットスタンプを投下も、Chi Chiがこれを回避し卍固め。


 チサコがロープを掴んでブレイクすると、Chi Chiは貫通ビッグブートで顔面をぶち抜き、ミサイルキック、エクスプロイダー、トラースキック、ランニング・ビッグブート、ノーザンライト・スープレックス・ホールドと猛連撃。チサコがエルボーで反撃していくも、Chi Chiは倒れず顔面へのビッグブート連打。

 チサコも負けじと顔面をビッグブートで蹴っ飛ばし、お返しのノーザンライト・スープレックス・ホールドでコーナー下にセット。コーナートップからのダイビング・フットスタンプを腹部に突き刺す。これで試合は終わりかと思われたが、チサコはカウント2で自ら引き起こし、再びコーナーに上ってホルモン・スプラッシュ。これが完璧に決まると、そのまま3カウントが叩かれた。

 チサコは倒れ伏すChi Chiに二言三言言葉をかけてから退場。その後、ZONESとソイがChi Chiを介抱しているところへ石川GMが登場。

石川「これでメイン終わったんですけど、来月はEvolution1周年ということなんで、メインのカードは決めてありまして。ZONESvsChi Chiで。やっぱり、1年間闘ってきた2人がメインを闘ってほしいと思うんで。それで、レフェリーはサニーにやってもらおうと思います。なので、一言ずつ。どうぞ」

ZONES「まず今日は皆さんご来場ありがとうございました。Chi Chiとシングル……マジですか?今初めて聞いたんですけど、この1年間、大きな相手とぶつかって闘って得てきた経験を全部、全てぶつけて、来月Chi ChiからEvo女のリングでの初勝利をしたいと思います。Chi Chi、熱い試合しようよ」
Chi Chi「今日、ご来場ありがとうございました。1周年記念大会、楽しみにしててください。プロレス界1、熱い試合、します。本日は本当にご来場いただきありがとうございました!」

<試合後コメント>

Chi Chi
「ありがとうございました。なんか、『1年自分は何してきたんだ』って思うくらい、ちょっと……なんスかね。本当に情けないですね。前回せっかくEvolutionの大会で初勝利を挙げたのに、また逆戻りしちゃって。しかも納得行かない負けですね、これは。チサコさんは気ィ強いし、私も気持ちが出れば絶対負けないと思ってやって、どんなにやられても立ち上がるつもりでいて。でも最後、2発食らって正直……はぁ~……起き上がれなかったですね。やっぱそこは、もう身体がホントに気持ちについて行ってないっていう練習不足だと思うんで、悔しいですね。心と身体のバランスが、自分でコントロールしなきゃいけないのに取れてないってところが。すべて自分のせいであるので、悔しいです」

――1周年大会のカードが発表されたことについて
「ちょっと今、試合後でぼーっとしちゃってるところはあるんですけど、私とZONESの試合は、Evolutionの“今”をわかりやすく表しているので。自分とZONESの試合が、今のEvolutionのレベルだと思って、全力で。ZONESには絶対負けたくないんで。向こうは相当ビビってるんじゃないですかね?あんな体型してますけど。ビビってんじゃないかなと思います。そこは自分も、体格差もあるんでしっかり身体作っていきたいと思います。自身はあります」

――サニーさんのレフェリーデビューについて思うことは
「サニーのレフェリー、ちょっと今日自分は余裕が無くて見れなかったんですけど、サニーは去年はちょっと明るく振る舞ってるつもりだったと思うんです。本人は。でも、私から見れば、やっぱり落ち込んでたのかなと。『私は裏方だから表に出ないようにする』っていう姿勢が強すぎて、もっと出てもいいのになと思ってました。レフェリーデビューが決まって、本人も違う形ですけど好きなリングに立てるって喜んでたのかなと。SNSとかもまた再開してくれて、今積極的にEvolutionのプロモーション活動にも積極的になってくれて。そういうところで気持ちの変化があったのかなと。そういうのが見れて、自分もすごく嬉しいです」

――同期のZONES選手について「ビビってんじゃないか」と評した理由は
「同期だからとか云々じゃなくて、私自身にビビってるんじゃないかと思いますね。闘いとか普段の練習とか、彼女は一番行動をともにするレスラーなので。そういうところで『あっ、ビビってんじゃないかな』と。多分、イヤなんじゃないですかね、自分と闘うの。もしかしたら」

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