「プロレスラーって今までやりたかったことが全部叶う職業」Evolution女子1周年大会で一期生3人全員がリングに集結!
27日、新木場1stRINGにて『Evolution新木場大会 #12~旗揚げ1周年記念大会~』が開催。メインイベントでは旗揚げメンバーであるZONES(ぞねす)、Chi Chi(ちーちー)、サニーの3人がリングで共演した。
昨年3月に生え抜き選手3名とともに旗揚げしたEvolution(通称:Evo女)。全日本プロレスとは資本的な繋がりはないものの業務提携はしており、諏訪魔&石川修司がプロデューサー&コーチを務めて女子選手を育成してきた。
みっちりと基礎を固めてからデビューしたZONES、Chi Chiは全女時代から生きるベテランたちからも高い評価を受けており、デビュー1年目にして他団体に引っ張りだこ。Chi Chiは数多の強豪を下して夏すみれから“Yシャツクイーン”の座を禅譲され、ZONESはセンダイガールズ主催の新人トーナメント『じゃじゃ馬トーナメント』で優勝を果たすなど新興団体にも関わらず女子プロレス界で確かな存在感を発揮している。
昨年10月にサニーは先天性の脊柱管狭窄症が発覚しプロレスラーを引退したが、2月大会でサニーはレフェリーデビュー。
この日の1周年記念大会メインイベントではZONESとChi Chiのシングルマッチが組まれ、レフェリーをサニーが務める生え抜きによる闘いへ。
普段プロレスを見ないお客さんも多いEvolutionでは、この日紙テープが初めて解禁されたため丁寧なアナウンスとサニーによる実演が行われ超満員の会場は初めて見る紙テープシャワーに興奮。
選手が入場するだけで歓声が沸き、試合が始まるとZONESのエルボーとChi Chiのビッグブーツのゴツゴツした打ち合いに声援が起きる。
パワーではZONESが圧倒するものの、Chi Chiは場外へのエクスプロイダーや得意の卍固めで絞り上げる。だが最後は強烈なビンタの打ち合いとなり、これで膝をついたChi Chiの髪を掴んで引き起こしたZONESがラリアットからデスバレーボムで叩きつけ3カウントを奪った。
敗北したChi Chiは「1年間頑張ってきた努力が、全て努力じゃなく頑張りでもなく、頑張ってきてないって事がここで証明されてしまったのが一番悔しいです。今やってる事の2倍3倍いや10倍とか、それぐらい努力しなければ同期にすら勝てない。私が目標としているもっともっとすごい大先輩とかレジェンドの人たちには足元にも及ばないという事を証明されてしまった。ここで諦めるような諦めのいい自分ではないので、練習生の頃から悔しい思いをたくさんしましたけど辞めたいと思ったことは一度もないので、2年目はもっと進化した自分をお見せ出来るように頑張ってやっていきたいと思います」と意気消沈しながらも闘志を燃やす。
ZONESは「上に行きたい時に鬱陶しいぐらい前に出てきて、しぶとくて、最高の同期、それがChi Chiだなって思いました。こうやって1期生サニーも含めリングに一緒に立って、2期生のソイも一緒にリングに立って!1周年迎えられたことほんとに嬉しく思います。プロレスラーって今までやりたかったことが全部叶う職業だなって思います。強くて美しくなりたいし、それに付随して色んなプロレス以外のこともやってみたいなという気持ちはあるので、それがどんどん形になっていくのがすごく楽しいです」とはにかんだ。
2年目がスタートする来月4月16日新木場大会では、石川修司GM考案のレギュラーオーディションが開催され、ウナギ・サヤカ、花園桃花、チェリー、リアラ、雫あき、フライング・ペンギン、藪下めぐみ、志真うたの8選手が闘うことに。
さらに諏訪魔プロデューサーがEvo男を発足し、7対3の比率でEvo男の試合数を増やしていく可能性があることを示唆した。