“太陽と月”の王座をかけた同期対決は太陽の吉田綾斗に軍配!木髙イサミが挑戦を表明し後楽園決戦へ!

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 27日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『山﨑工業プレゼンツGRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』が行われた。

 吉田綾斗は2AWの至宝・2AW無差別級王者であり、先月にはシングルトーナメント戦である『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT』でも優勝。名実ともに“最強”の名をほしいままにする吉田だが、シングル王座にはあまり縁が無かった同期の最上九を次期挑戦者に指名。10月27日『有限会社山﨑工業プレゼンツGRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』にて両者の王座戦が決定された。

 2023年5月14日には吉田と最上が2AW無差別王座をかけて対戦する予定であったが、挑戦者の最上が腰痛の悪化により欠場。その後間もなくして吉田も王座から陥落したことで2人の王座戦は実現しないまま今に至っている。

 吉田と最上は2AWの太陽と月と言える。
 きらびやかな舞台に2AW代表として出ていったりシングル王座を戴冠したりと華々しい活躍を見せてきた吉田に対し、ヤンキー風のキャラとは裏腹に仕事人タイプでタッグパートナーを光らせる術に長けた最上という役割が異なる2人は中々頂上決戦で交わることはなかった。
 KAIENTAI DOJO時代にはデビュー1年でタッグ王座を巻いた盟友である2人が9年間で何を積み上げてきたのかを証明し合う試合であり、2AWを旗揚げ時から盛り上げて来た2人がこれからの団体のビジョンを見せていくことになるこの試合はまさに2人がこれまで歩んできたキャリアの総決算とも言える。

前哨戦は吉田が勝ち越す形で終わったが、直接的な決着は1度もついていない。
 試合は序盤、静かな立ち上がりを見せるも中盤からは一転。最上は吉田のランニングネックブリーカーを、吉田は最上のX賦狼怒を繰り出すという互いを知り尽くしているが2人が故の掟破りの攻防を始めとして意地と意地のぶつかり合いに。
 最上が9年間の思いを全て叩き込んでの猛攻をかけていくが、吉田もまた9年間の思いをもって迎撃。最後は吉田が必殺のバックドロップを決めて3カウントを奪った。

 試合後、吉田が「今日のところはありがとうな。ただ、今日お前はタイトル負けたんや。帰れ。いつまでそこに寝てんねん」と言い放てば、最上も「起こして。お前のせいでこうなってんだよ」と言い返す。その後も2人は気心知れた友人のような愛ある言い合いを展開しつつ、最上はボロボロの身体を引きずって夜のD.I.Eでのハードコアマッチへと向かった。

 その後、映像にてプロレスリングBASARAの木髙イサミが登場して挑戦表明。 11月24日の『GRAND SLAM in 後楽園ホール』で吉田とイサミの王座戦が決まった。

 その他、今大会では2AWタッグ選手権試合、インターコンチネンタルタッグ選手権試合も実施。
 タッグ王座は、王者組の【スターライトドリーマーズ】吉野コータロー&笹村あやめが初防衛に失敗し、【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹に王座を明け渡す結果に。新王者組へ【紅炎】花見達也&仁木琢郎、【MJ2】本田アユム&CHANGOが同時に挑戦を表明し、3WAYでの王座戦が決定。
 インターコンチネンタルタッグ王座は、王者組の真霜拳號&ナカ・シュウマがクリス・ヴァイス&朱鷺裕基を制して3度目の防衛に成功。2AWとZERO1の抗争はまだまだ続いていくことになりそうだ。

 11月24日開催の『GRAND SLAM in 後楽園ホール』大会では、2AW無差別級王座&2AWタッグ王座の2大タイトルマッチが実施。この日はフリーの越中詩郎、新日本プロレスの永田裕志選手の参戦も決まるなど豪華な大会になりそうだ。

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