【試合詳細】10・11 みちのくプロレス後楽園ホール大会 剣舞vs闘狂・ガネーシャ ラ・コラソン・タンゴvsイホ・デ・アレブリヘ サイゴン・ゲレーロvsテンクア ラ・エストレージャvsエル・パンテーラ 山谷林檎🍎vsストロングマシーン・J ザ・グレート・サスケvsTiiiDA

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『第7回ふく面ワールドリーグ戦』
日程:2024年10月11日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:750人

▼みちのくプロレス提供試合 15分1本勝負
日向寺塁/ヤッペーマン1号/○ヤッペーマン2号
4分53秒 ウラカン・ラナ
バラモンシュウ(フリー)/卍丸/●Ken45°

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Bブロック1回戦 15分1本勝負
○ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
5分48秒 脇固め
●TiiiDA(日本・沖縄/フリー)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Aブロック1回戦 15分1本勝負
○ミスター・アメリカ(アメリカ)
5分31秒 ラリアット→片エビ固め
●グラス・アミ(台湾)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Bブロック1回戦 15分1本勝負
●山谷林檎🍎(みちのくプロレス)
7分22秒 魔神風車固め
○ストロングマシーン・J(DRAGON GATE)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Aブロック1回戦 15分1本勝負
△ナギナタ(ドミニカ共和国)
15分0秒 時間切れ引き分け
△ビオレント・ジャック(FREEDOMS)

<再試合>
●ナギナタ(ドミニカ共和国)
1分42秒 レフェリーストップ
○ビオレント・ジャック(FREEDOMS)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Bブロック1回戦 15分1本勝負
●ラ・エストレージャ(DRAGON GATE/KUUKAI推薦枠)
3分34秒 パンテーラ・エスペシアル
○エル・パンテーラJr(メキシコ)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Bブロック1回戦 15分1本勝負
●サイゴン・ゲレーロ(ベトナム)
6分26秒 ロメロ・スペシャル
○テンクア(オランダ)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Bブロック1回戦 15分1本勝負
●ラ・コラソン・タンゴ(アルゼンチン)
6分9秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
○イホ・デ・アレブリへ(メキシコ)

▼第7回ふく面ワールドリーグ戦 Aブロック1回戦 15分1本勝負
○剣舞(みちのくプロレス)
9分0秒 ジャガラギ→片エビ固め
●闘狂・ガネーシャ(インド)

8年ぶりに開催のふく面ワールドリーグで剣舞が故郷に錦を飾る絶好調の勝利!初参戦の世界の強豪がルチャ・リブレの妙技を見せ場内大熱狂!

オープニング


 前説の後に新崎人生がリングに上がり挨拶を行った。

人生「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。この7回目のふく面ワールドリーグ戦なんですが、実際は今から8年前、東京オリンピックが本来であれば行われた年の秋にやるはずだったんですけども、皆さんも御存知の通りコロナ禍でできなくなってしまいまして1回飛んだので8年ぶりに今回開催できることになりました。今大会は非常に若い選手が多くて、まだ私も見たことのない選手がたくさん出場しております。皆さんどの選手がこの大会でブレイクしていくのか、一緒に見ていただければと思います。本日は最後までご声援のほど宜しくお願い致します」


 その後は選手入場式が実施。清水勉大会実行委員長が挨拶を行い、清水実行委員長の強い要望によってサスケの出場が決まったことが明かされた。

第1試合


 ふく面ワールドリーグ戦開始を前に、みちのくプロレス提供試合が実施。
 日向寺とKenの対面で試合開始。ショルダータックルでのぶつかり合いはKenが制すも、日向寺が逆水平チョップ連打からショルダータックルでやり返して両者タッチ。

 1号とシュウの対面。1号がひねりを加えたフライング・ヘッドバッドのようなものを放つも、シュウが徒歩で回避したため自爆。シュウがロープに飛ぶと、2号が飛び込んできて1号とともにドロップキックの編隊飛行。シュウら3人を場外に放りだして日向寺&1号&2号でプランチャの編隊飛行……と見せかけてフェイントの後にポーズ。怒ったシュウらが場外に引きずり出して乱闘に発展する。

 シュウが本部席から奪った1冊2000円もするパンフレットを使って1号を殴りつける。シュウがペットボトルから水を口に含むと、1号は奪ったパンフレットで水噴射をガード。幾度もガードしてビチャビチャになったパンフレットをビリビリに破り捨てると、場内からは「千賀死ね!」のコールが沸き起こる。

 その後、シュウは日向寺&ヤッペーマンズをコーナーにセットしボウリング。もちろんストライクが決まり、2号へKen&卍丸がサンドイッチトラースキック。

 シュウがKenへ「今日弟いねーから代わりに持っててくれよ」と2号を羽交い締めにさせ、交通標識を振り下ろすも、これがKenの脳天に誤爆。その隙を見逃さずに2号がKenへウラカン・ラナを放って3カウントを奪った。

第2試合


 この日のサスケは懐かしいルチャ仕様のコスチュームで登場し、入場時から一貫してメシアとしての陽気な振る舞いも無い “本気”モード。

 ゴングが鳴ると、ロックアップ、ヘッドロックからのショルダータックルとサスケが圧倒も、TiiiDAは即座にネックスプリングで跳ね起きて余裕のアピール。サスケの追撃をコーナーを使ってひらりとかわし、アームドラッグで翻弄してからドロップキック。場外へ逃れたサスケへ飛び技を狙うフェイントからエプロンに着地し、ロープを上げてリングインを促すという紳士的な挑発を行う。


 リングインしようとするサスケを強引に放り込んだTiiiDAはヒザで跳ねる変形セントーン・アトミコからジャストフェイスロック。さらにコーナーへの串刺し攻撃を狙うが、サスケがかわしてコーナーからのローリング・ネックブリーカー。さらにスリーパーホールドで絞り上げてからセントーン・アトミコを発射も、TiiiDAがかわして自爆させる。

 TiiiDAは飛距離の長いダイビング・フットスタンプからRKO。さらにトラースキックからロープに飛んでラリアットを狙うが、これをキャッチしたサスケが脇固めで組み伏せてギブアップを奪った。

<試合後コメント>

ザ・グレート・サスケ
――12年ぶりのふく面ワールドリーグ戦はどうだったか
「TiiiDA選手、スゴいね。うん。最初は映像なんかで今回研究させてもらってね。大樹軽いのかなとか、意外と細身かなと思ってたんだけど、それを最大限利用したまさにジュニアヘビー級らしい選手で。ただ今回、なんで私がエントリーしたのかという謎解きを清水努実行委員長が初めてリング上で明かしてくれて、そういう意味だったのかとリング上で武者震いしましたよね。そういった清水実行委員長の思いをしっかり胸に刻んで、まずは1回戦突破できたんで、明日2回戦突破目指します」

――そのコスチュームは決意の現れ?
「いや、正直ね、これもう着たくないんですよ。ただね、これはウチの新崎人生社長からの熱烈なリクエストでね。お客さんが持ってたものを、私が急遽3日間借りてるというね(笑)これで最後ですから勘弁してください(笑)それと勝負とは別次元の話なんで、引き締めていきます、明日も」

第3試合


 ロックアップで組み合うも、アメリカが圧倒的な腕力でアミを吹き飛ばす。アミがショルダータックルでぶつかっていくもアメリカはビクともせず逆に軽々となぎ倒す。アミはネックスプリングで跳ね起き、変幻自在のロープワークで翻弄してからブーメラン・アタック式ティヘラ。


 打点の高いドロップキックで場外に蹴落とし、ノータッチ・トペ・コンヒーロ。リングに戻ってコーナーに上っていくが、アメリカが地対空逆水平チョップで場外へ叩き落とす。リングに戻して投げようとすると、アミがその反動を使って空中からティヘラを狙う。アメリカはこれを許さずそのままパワーボムで叩きつけ、CTBからレッグドロップ。

 さらにブレーンバスターを狙うが、アミが着地してフックキック、リバース・スリングブレイド、変形ゼロ戦キック、セントーン・アトミコと連撃。さらに掌底、裏拳、旋風脚、フットスタンプと打撃のコンビネーションから投げようとするが、アメリカがぶっこ抜いてブレーンバスター。間髪入れずにロープに飛んでラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。

第4試合


 ヘッドロックの攻防から林檎がショルダータックルでぶつかって行くもJはビクともせず。互いにコーナーに振りながら林檎が串刺しバックエルボー、Jが串刺しラリアットを放つ意地の張り合いを見せ、Jのマシンラリアットを避けた林檎がドロップキックからチンクラッシャー。さらにJの打撃をさばきながら投げようとしていくが、Jがスピンキックで側頭部を撃ち抜く。
 
 林檎はチョップを連打していくが、Jは両手を広げて余裕で受け切りつつエルボードロップ2発からウインドミル式エルボードロップ。さらに逆水平チョップ&ハンマーパンチを連打し、ボディスラム、ヒップトス、セントーン、串刺しショルダータックルを連打。さらにコーナーへと振っていくが、林檎がトップまで駆け上ってミサイルキックを発射。



 Jはこれを回避して自爆させ、林檎のマスク剥ぎを狙う。これをレフェリーに咎められると投げ技を狙うが、林檎が着地してレッグラリアート。ジャーマンを巡るバックの取り合いが展開されるも、林檎がロープ際の攻防を制して619。さらに滞空時間の長いミサイルキックを決め、再びコーナーに上がってダイビング・クロスボディを発射も、Jがこれをキャッチしてそのままパワースラムで叩きつけるという離れ業を見せる。


 この後のブレーンバスター合戦には林檎が競り勝つも、Jがすぐにマシンラリアット。さらに山折り、マシンラリアット、魔神風車固めと畳み掛けて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

ストロングマシーン・J
「おい、昨日よ、俺は銭湯に行ったんだよ。それで軽く身体を流してサウナを一通り楽しんで、もう1回身体洗おうと思ったら、身体洗うタオル誰かに盗まれちまったんだよオラッ!この怒りをどうぶつければいいんだってオラッ!そんなことはどうでもよくて、山谷選手、林檎選手、気持ちがメチャクチャ熱かったね。技術うんぬんじゃなくてさ。気持ちでぶつかってきた。今日なんか、メキシコや色んな国からスゴいレスラーがたくさん来てる。その中で自分が何で芽を出そうとするか。アイツはよく分かってんじゃないか。身体うんぬんじゃないよ。ここ(ハート)があれば、可能性はいくらでも広がっていくんだよ。俺がアイツよりももっと上でそれを体現してるから。またいつかやりましょうよ。とにかく俺は優勝してこの歴史に名を刻むこと。そして優勝賞金500万使ってね、世界の船旅にレッツゴーだよ。船酔いするんだけどね、俺ね」

第5試合


 入場時から愛嬌のある動きで早速人気を獲得したナギナタには、観衆から大・ナギナタコールが贈られ、これにジャックは非常に気に入らない様子。ゴングが鳴ってからも「ナギナタ(チャチャチャ)」のコールは止まず、ジャックが自身のコールを煽ってもなかなか声援の量で超えることは出来ない。
 焦れて襲いかかったジャックはナギナタにアームドラッグでいなされるも、すぐにグラウンドに引き込んで弓矢固めへ。ナギナタはすぐに転がって抜け出しクリーンブレイク。

 ナギナタがリストを取っていくが、ジャックが足を刈って倒し腕を固める。そのまま立ってアームドラッグの応酬も、投げられたナギナタがヘッドスプリングで跳ね起きてナギナタコールを煽る。苛立つジャックはすぐにカットに入って行くが、側転やリープフロッグでジャックの攻撃をかわし、ジャックのリープフロッグに合わせて欽ちゃんジャンプをする挑発から人工衛星ヘッドシザースホイップで場外へ。さらに飛び技のフェイントで挑発を重ねる。

 ジャックは「オイ!ナギナタ!ココニキテタタカイマショー!」と場外に呼び出し、降りてきたナギナタをコーナーやエプロンに叩きつけつつバンテージでの首絞め攻撃。リングに戻してスパインバスターからのエルボードロップ、さらにマスク剥ぎを狙うがナギナタが全力で抵抗。
 ナギナタはエルボー連打も、ジャックが強烈な逆水平チョップで倒して腕固め。そのまま左腕を足で固めながら右腕をアームバーに捕らえるジャベから串刺しラリアットを放っていくが、ナギナタがカウンターのドロップキックからお返しのマスク剥ぎを狙う。

 互いにロープに飛んでテクニカルかつスピーディな読み合いを展開。競り勝ったナギナタが延髄斬りからプランチャ、ダイビング・クロスボディ、ブーメラン・アタックと軽快な飛び技を連続で決めて行き、コーナーへと上がる。

 ジャックが追いすがって地対空ジャンピング・ハイキックから雪崩式ブレーンバスター、串刺しジャンピング・ハイキックからスワントーンボム。さらに強烈なラリアットからハイキックを叩き込み、垂直落下式ブレーンバスターを狙うもナギナタがブレーンバスターで切り返す。カウント2でジャックが返したところで15分時間切れ引き分け。


 大会規定により、再び15分1本勝負での再試合が決定。
 ゴングが鳴るとともにナギナタが突っ込んでいってドロップキック。さらにロープに飛ぶがジャックがカウンターのラリアットで叩き伏せ、パッケージ・サイドスラムからラリアットを狙う。


 これをかわしたナギナタがコルバタで場外に放りだし、トペ・スイシーダ。きれいに決まったものの、着地の際に左ヒザを負傷。ナギナタは自力で起き上がれなくなってしまい、続行不可能と判断したレフェリーが試合を止めた。ジャックは不本意そうな浮かない表情を浮かべるも、2回戦進出の切符を掴んだ。

第6試合


 ゴングが鳴るとエストレージャが足払いからロープに飛び、パンテーラも応戦して目まぐるしいロープワークの応酬に。エストレージャがバク宙で攻撃をかわしつつ倒立で歩きながら足を絡めて放つティヘラから旋回式のトペ・スイシーダを放つという身体能力オバケなところを見せつけると場内からは驚嘆の声が上がる。


 エストレージャがリングに戻してエストレージャ・フトゥーロ。さらにロープに飛ぶもパンテーラも巧みなロープワークで翻弄し、ティヘラからコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。エストレージャはこれをかわして連続ヘッドスプリングで跳ねていくも、反撃を着地狩りされて619を被弾。

 パンテーラがスワンダイブ式ミサイルキックで場外に蹴落とし、変形トルニージョ。リングに戻してロープワーク合戦のさなかでキチンシンクをヒットさせたパンテーラは、スライディングDからのパンテーラ・エスペシアル(※山折りと同型)で3カウントを奪った。

第7試合


 バックの取り合いからサイゴンがカニバサミで倒して足関節の取り合いへ。テンクアがアキレス腱固めに捕らえるも、サイゴンはマスクに手をかけることで脱出。

 サイゴンがリストロックで捕らえていくと、テンクアはテクニカルなヘッドスプリングを見せていくが、バク宙した後に頭からぶっ刺さって首がぐにゃりと曲がったことで場内がざわつく。テンクアはうまくダメージを逃していたようですぐに弓矢固めに捕らえ、サイゴンが旋回してプレスする形で脱出。

 テンクアはリストを取ってコーナーに飛び乗ろうとするが、やはりダメージが残ったのか2回失敗。なんとかコーナーからのアームドラッグを決めていくが、その後の場外戦ではサイゴンにいいようにやられてしまう。
 
 リングに戻したサイゴンがサミングからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、これをかわしたテンクアがスクールボーイから十字架固め。さらにコーナーに振っていくが、サイゴンがスイングDDTで切り返し、ジャーマン・スープレックス・ホールド。

 サイゴンがコーナーに振って突っ込むも、テンクアがビッグブーツでカウンターし、エストレージャ・フトゥーロを発射。これをかわして自爆させたサイゴンがバックドロップを狙うが、テンクアは後方に一回転着地。

 テンクアがチンクラッシャーから首固め。これをキックアウトして反撃に転じようとするサイゴンをカニバサミで倒し、ロメロ・スペシャルで吊り上げてギブアップを奪った。

第8試合


 ふく面ワールドリーグ戦に参戦した初のルチャドーラであるアルゼンチン出身のコラソンは、入場時からレフェリーやセコンドのレッカを巻き込んでアルゼンチン・タンゴを踊り狂う。

 ゴングが鳴ると、コラソンがアレブリヘにも一緒にダンスを求めていくが、アレブリヘの答えはショルダータックル。目まぐるしいロープワークの応酬の末にアレブリヘがティヘラを決め、コラソンの手を取りながら踊るフリをして挑発しながらロープ渡り。そのままアームドラッグで場外に放りだしてラ・ケブラーダを放つも、コラソンがアレブリヘのセコンドに付いていた神楽を引っ張り込んで誤爆させ、自身はすぐにリングに戻ってトペ・スイシーダを成功させる。


 コラソンがリングに戻してミサイルキックを見舞い、リストを取りながらタンゴを踊るような動きで翻弄してから延髄斬り。アレブリヘの反撃をひらりひらりとかわしながらエプロンに出るが、アレブリヘがロープ越しのジャンピング・ハイキックで場外に叩き落とし、対角線を抜けていく高度なトペ・スイシーダ。

 アレブリヘがリングに戻して串刺しランニング・ダブルニーからコーナーの上で跳ねて旋回しながらのアラビアン・プレス。さらにロープに飛ぶも、コラソンはカサドーラで迎撃。さらにアレブリヘのパワーボムを回転エビ固めで切り返し、ウラカン・ラナを狙う。これを耐えたアレブリヘが再びパワーボムを狙うが、コラソンも再びウラカン・ラナ。

 コラソンがロープに飛ぶも、アレブリヘがカウンターのトラースキックを叩き込み、三角飛びのスワンダイブ式ムーンサルト・プレスを狙うも足をすべらせてリング内に転落。しかし、すぐに垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すリカバリーを見せて3カウントを奪った。

第9試合


 剣舞は2019年12月13日のみちのくラストマッチで贈呈された寄せ書きフラッグを手に盟友・ラッセとともに入場。対するは、空飛ぶインドゾウこと闘狂・ガネーシャ。

 試合が始まると、ロックアップをスカしたガネーシャが合掌しながらクネクネして観衆にアピール。剣舞が飛びついていくも、ガネーシャは軽々キャッチして振り払い、ショルダータックルで吹っ飛してフットスタンプを発射。これを回避した剣舞がロープワークで翻弄してコルバタ。さらにブーメラン・アタックを発射するも、キャッチしたガネーシャがケブラドーラ・コンヒーロ。さらに軽々と剣舞をリフトアップして旋回し、場外のラッセめがけて投擲。続けざまにノータッチ・トペ・コンヒーロを見舞って絶好調タッグを2人まとめて圧殺。


 ガネーシャは剣舞をリングに戻し、合掌してからのダブルチョップを連打。さらに投げようとしていくが、その反動を使って剣舞が急角度ドロップキック。さらにメサイアDDTを見舞い、場外へと逃れたガネーシャへトップロープに立ってから放つ変形トルニージョ。ラッセとともに観衆へ「絶好調!」と天に指を突き立てる。

 剣舞はコーナートップから飛びついてのティヘラから619、ダイビング・フットスタンプと連撃。さらに飛びついていくが、ガネーシャがホップアップして地対空エルボースマッシュ。ガネーシャがラリアットを発射も、剣舞がキャッチして逆打ち。さらにメサイアDDTを狙うが、ガネーシャが回転の勢いを逆に利用してF5のように放り捨て、ロープに飛んでロケット頭突き。


 ガネーシャは飛距離の長いダイビング・ボディプレスを見舞い、インド式念仏パワーボムを狙うが、剣舞が必死の抵抗。ガネーシャはターンバックル・パワーボムを食らわせてコーナーに上げていくが、剣舞が宙吊りにさせて断崖式厳鬼。

 さらに剣舞がコーナーに上っていくと、ガネーシャがリング中央でジャンプし始める。オスの成体で4トンあると言われるインドゾウの地ならしを受け、剣舞はコーナーからリング内へ落下。これをキャッチしたガネーシャがランニング・スパインバスターからラリアット。


 さらにラリアットを狙うが、剣舞がニュー・トルネード・クラッチで切り返し、ガネーシャの起き上がり際に厳鬼。さらにラッセの技でもあるジャガラキ(※ファイヤーバード・スプラッシュ)を決めて3カウントを奪った。

 試合後、剣舞が人差し指を立てて再戦を誓うと、ガネーシャはガバリと抱きしめてその長い鼻をスリスリすることでその想いに応えた。

剣舞「みちのくプロレスに、帰ってきたぞ~ッ!8年ぶりのふく面ワールド、最高でした!みんなもそうでしょう?でも、まだ1回戦、1回戦です。明日の仙台、矢巾……この熱を矢巾まで持っていきたい。僕がみちのくプロレスに帰ってきた理由、知ってますか?満員の、満員札止めの矢巾大会で優勝する!これが僕の夢です!明日、明後日とこの熱が届くように、皆さん #ふく面ワールド2024 でいっぱいつぶやいてください!今日はご来場。本当にありがとうございました。このままふく面ワールドのてっぺんまで駆け上がるぞ!で!ござるよ!」

<試合後コメント>

剣舞&ラッセ
剣舞「まずは1回戦、ラッセも(セコンドに)付いてくれたから絶好調で突破できました」
ラッセ「絶対行けるって。今日の見てたら絶対優勝できるな。待ってた。待ってた待ってたお前を!いつまで待たせんだよって思ったよ!絶対優勝してくれよ!」
剣舞「お待たせしました。でも、ラッセさん、出てないじゃないですか!」
ラッセ「あっ、ちょっとね、(出場者決定戦で)負けちゃったんだ俺は(笑)今回は絶対お前が出るって思ったらもっと頑張ったかもな?(笑)いや、でも頑張ったんだ!頑張ったんだ!もちろん頑張ったんだ!今回はちょっとね、俺が足りなかった」
剣舞「その想いも僕が繋いでいくので」
ラッセ「絶対優勝して、次俺が優勝して、で、またシングルで決着つけようぜ」
剣舞「それ何年後ですか」
ラッセ「今回(剣舞が)優勝するでしょ?それで2028、それでそっから半年か1年後?2029。オッサンだよテメッ(※ノリツッコミ)」
剣舞「フハハハハ(笑)」
ラッセ「いいじゃん!スゲーもん見せようぜ!」
剣舞「そうですね。とりあえず、まずは今年。久しぶりのふく面ワールド、あんなスゲー奴がいるなんて。やっぱり世界はすごいですね」
ラッセ「広いね。すごいのほじくり出してきたね。ビックリしたよ」
剣舞「足が完全に痺れちゃいましたよ、途中」
ラッセ「俺もなんかしらんけど途中で剣舞が降ってきたりさ、ゾウが降ってきたりさ、よくわかんないのに巻き込まれたけどさ。相方が勝ってくれて良かったよ。ホッとしたよ」
剣舞「この5年ぶりのみちのくプロレス、楽しいねえ!最高です!このままてっぺんまで駆け上るんで、皆さん #ふく面ワールド2024 でいっぱいつぶやいてくださいね!」
ラッセ「俺もつぶやくよ。わかりました。任せてください」
剣舞「じゃあいつものヤツで締めましょう」
ラッセ「剣舞やっていいよ。俺今日出てないもん」
剣舞「え~っ?!ラッセさんからやってもらわないと」
ラッセ「マジで。俺出てないのに締めていいの?」
剣舞「おねがいします」
ラッセ「今回のふく面ワールド、剣舞が必ず優勝するんで、皆さん #ふく面ワールド2024 必ずつぶやいてください。そして剣舞が優勝した次、ラッセも応援よろしくお願いします。じゃっ、行くぞ!剣舞!」
剣舞「ラッセ!」
ラッセ「と言えば?!」
2人「「絶好調~ッ♪」」

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