「アーチュレッタ呼ぶ価値無い」2.90kg体重超過のフアン・アーチュレッタの“言い訳芸”に榊原信行CEOがブチ切れ

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 29日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN.48』が開催された。

 今大会では、元Bellator&元RIZINバンタム級王者であるフアン・アーチュレッタが、元ROAD FCファイターで今年6月にRIZIN初参戦で武田光司から1RTKO勝利を奪ったラジャブアリ・シェイドゥラエフと対戦。
 アーチュレッタは前日計量で2.90kg超過して50%の減点。シェイドゥラエフが勝利した場合のみ公式記録となる条件付きで試合が決定した。

 当日の体重差は10kg近くあったのではないかという2人の試合だが、1Rでシェイドゥラエフが腕十字を決めて一本勝ち。あまりにもあっけない結末となった。

 アーチュレッタといえば、体重超過した試合で負けた後の言い訳だ。
2023年大晦日の朝倉海戦で2.8kgの体重超過をした際には、試合後に「大会の約1週間前から腸炎を発症していた」と原因を明かしていたが、RIZIN側は事前に一切そういった話を聞いていなかったとのこと。
 このカードは本来なら同年7月に行われるはずであったが、大会直前に海がヒザの負傷で欠場して流れていた。その際にアーチュレッタは「彼には失望した。自分からしたら逃げたとしか思っていない」「彼はそうではなかったが私は誰が相手でも闘う。怪我をしようがどんな体調だろうが試合に出続ける」と海を激しく批判していた。
 そうした経緯もあって引っ込みが付かなくなっていた事情もあるのかもしれないが、体重超過した試合で負けたあとに出てくる言い訳としては最悪の部類だった。

 今回の試合後には、アーチュレッタは「試合に入る前はトップファイターと試合をするのと同等の覚悟と準備をして臨んだ。今我々はMMAの未来を目撃している。すべての分野がハイレベルだ。彼のような若手の新鋭と肌を合わせることが出来たことを光栄に思う」とシェイドゥラエフを絶賛。

 その後には「グローブが絡まるといったアクシデントもあった結果決まってしまったと思っている。まだタイトルも諦めていないし、そこまで遠い距離にいるとも思っていない。RIZINのために短い期間でたくさんの活動をした。身体にガタが来ていたのも事実だと思う」と敗因をアクシデントと短いスパンの試合が続いたせいであると言い訳。
 これでRIZINで3連敗であることについて問われると「私は負けたと言っても相手は世界トップレベルの選手ばかりだ。決して並の選手とやって負けているわけではない。自分のピークが過ぎているとは言い切れないと考えている」と自信たっぷりで切り返した。

 これを受け、対戦相手のシェイドゥラエフは「体重オーバーというのは私に対してもRIZINに対しても尊敬の念が欠けている」と不快感をあらわに。


 そして榊原信行CEOも「彼はキャリアもある選手だしBELLATORってアメリカのトッププロモーションでやってた選手の割には……。2度に渡って体重を作ってこれずに、フェザー級に上げてもまだ体重オーバーすんのかよって残念でならないというか、呆れてます。体重オーバーしてあんな結果しか出せないんだったらアーチュレッタ呼ぶ価値無いんじゃないかなって思ってしまう。決してギャラの安い選手ではないし」と苛立ちを隠そうともせずに吐き捨てた。

 過去の栄光は素晴らしいものだが、今はコンディションを整える事もできないアーチュレッタに未来はあるのだろうか?

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