朝倉未来vs平本蓮は厳しいドーピングチェックが決定!両選手了解し“一歩踏み込んだ形”で事前に白黒つける
31日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにてRIZIN DECADEが開催。2025年5月4日に東京ドームにて朝倉未来vs平本蓮の再戦『THE MATCH 2』の開催が発表された。
未来はストリートファイトに明け暮れる日々から前田日明がプロデュースする『THE OUTSIDER』で格闘家デビュー。無類の強さを見せ“路上の伝説”として名を高める。
2018年にTHE OUTSIDERを卒業しRIZINに参戦。初期からRIZINを支えて日本MMA界を代表する選手となり、Youtuberとしても凄まじい人気を誇る存在に。未来が2021年に創設した全国の喧嘩自慢が1分間で闘い合う『BreakingDown』はプロ格闘技を差し置いて一般層にも響く一大コンテンツとなりつつある。
平本蓮はジュニアキックやジュニアボクシング時代で注目を浴び、新生K-1で活躍。紆余曲折の末にK-1を離脱し2019年からはRIZINで闘っている。
その後、2020年大晦日の『RIZIN.26』でMMAに転向。大会を盛り上げるためのビッグマウスやトラッシュトークで存在感を増していき、過密な参戦でRIZINへ貢献。現在はRIZINのアイコンの1人となっている。
かねてより平本とSNSで煽り合うことが多かった未来は「平本蓮とはプロレスやってるだけ」と楽しんでいる素振りも見せていたが、過激になっていく平本の発言を看過できず昨年1月には「平本蓮を訴えてみたやってみよう 金は掛れます」「本気でやるよ、もう動いてる」と訴訟を宣言。
その火種も鎮火せぬまま両者は今年7月の『超RIZIN.3』で対戦。両者“負けたら引退”を宣言して試合に臨み、敗れた未来は本当に引退。
さらに平本に対して、DEEPやパンクラスなどに参戦していたTRISTAR GYM日本館代表の赤沢幸典が「海外に10年いてまわりの格闘家は当たり前のようにサプリメント感覚でドーピングをしていた。みんながやっているので罪の意識が薄れてしまい、僕もドーピングをしてしまいました」「僕自身は平本のドーピングに加担した」「音声証拠を撮り、平本と僕の共通の知人や記者に渡すことにしました」と突然の自白と暴露。
ドーピングのやり方を平本に指南したという音声データと、『SARMs』『ノルバデックス』といった薬物を平本が赤沢から購入した振込履歴をSNSに投稿し、平本のみならず赤沢に関わっていたTRISTAR GYM所属選手や練習を一緒にしていた選手たち全てにドーピングの疑いが及ぶような格闘技界を揺るがす事件となった。
結果ドーピングチェックは白だったが平本の勝利にもケチが付き。大きな期待を受けて実現された2人の対決は後味の悪い印象しか残さなかった。
これをよしとしなかったRIZINの榊原信行CEOは、今大会のOPにて「未来、引退してる場合じゃない!」「平本も何騙されてんだ!」と活を入れ、2025年5月4日に2人の再戦を行う『THE MATCH 2』の開催を宣言。
『THE MATCH』とは、那須川天心と武尊というキックボクシング界を代表する2人が雌雄を決するべく2022年6月19日に東京ドームで開催された大会。
様々な“大人の事情”によって実現には至らなかった2人の対戦の場として創設された特別な大会であり、天心武尊戦に匹敵するカードが無ければ2回目は開催されないことが語られていた。
改めて本大会について榊原CEOは「(交渉開始は)夏ぐらいですね。本当にその後いろんな事件が世の中に、賛否含めていろいろ渦巻いてしまったんで一旦どうなのかな?というところもありました。僕の中では逆にケチがついてしまったもやもや感も含めて、いろいろ世間で騒がれている中で、ドーピングの結果が出るのを待ってる時からこれは再戦をするしかないんだなっていう風には思ってました。ドーピング白という結果が出て、僕の方から再戦をするべきじゃないかということに対しては『本当にそういう機運が高まって、そういうことが求められるんだったら僕はやりますよ』と言う気持ちを未来は伝えてくれて。平本蓮にはそのまま伝えたって感じです。平本選手も望むところと言うことで、いずれにしてもドーピング問題でケチが付いた話なんで、5月4日前にきちんとドーピング検査の結果を事前に、お互いもういつでもいいって2人とも言ってますから。それは白黒つけさせていただいたうえで5月4日に再戦ということで公明正大で、本当にもやもや感のない形で進められるようにしたいなと思っています。今回すでにドーピングのポリシーを変えましたので、ルールミーティングでも説明をドクター陣からして頂いて、厳しい一歩踏み込んだ形でのドーピングポリシーが決まって。未来と蓮の試合のみに関わらず、普段RIZINで行う試合も更に厳しくなるんですけども、それに準じてきちっとドーピングチェックをして、大会当日ということではなくて今回の未来・蓮に関してはかなり早いタイミングで何回かに分けるのか、その辺はまたドクター陣とも話して事前に明確にしておきたい。それは両選手とも了解をとっています」と、ドーピング問題が二度と起きないようにしっかりと対応すると説明した。
さいたまスーパーアリーナ・スタジアムバージョンよりも大きい東京ドームでの決着戦。武尊vs那須川天心を超える盛り上がりが2025年に実現する。