「お前はジュリアを一生背負ってけ」WWE行きが濃厚なジュリアがマリーゴールドの後輩たちに熱い思いを託す

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 12日、神奈川県・保土ケ谷区公会堂にて『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。海外挑戦を控えるジュリアが後輩たちに熱い思いを託した。

 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
 スターダムおよびアクトレスガールズを離脱した選手を中心に構成されており、全員がハングリー精神をむき出しにしていることから士気は高い。生え抜き第1号として南小桃がデビューした他、元センダイガールズの瀬戸レア(丸森レア)、府川唯未の娘で元WAVEの田中きずなが入団。大向美智子の娘である心希(しんの)を始めとして多数の練習生を抱える一大勢力となりつつある。
 7月13日に旗揚げ2ヶ月弱で行なわれた両国国技館大会も成功を収めており、ますます勢いに乗っている団体だ。

 ジュリアはマリーゴールドのエースとして期待されていたが、旗揚げ戦にて右手首を骨折し長期欠場へ。2ヶ月弱の欠場を経て両国大会で復帰し、Sareeeと初代マリーゴールド・ワールド王座を争うも敗北。名実ともにエースの座をSareeeに明け渡してしまった。

 ジュリアはスターダム退団後にロッシー小川とともにWWEを視察する姿がWWE公式で大々的に喧伝されるなど、マリーゴールド旗揚げ前から移籍の話が噂されている。事実としてWWEがマリーゴールドの両国大会にイヨ・スカイ(紫雷イオ)を出場させる異例の事態が起きるなど、両団体の距離は近い位置にあると言える。
 そんな中、ジュリアは7月30日の後楽園ホール大会にて海外挑戦を正式発表。8月19日の後楽園ホール大会を日本ラストマッチに定め、日本カウントダウンマッチを開始した。

 この日のメインイベントでは、ジュリア&野崎渚&CHIAKIvs高橋奈七永&桜井麻衣&CHIAKIの6人タッグマッチが実施。
 ジュリアがたっての希望で野崎&CHIAKIをパートナーに指名し、奇しくもジュリアと深い縁のある3人が揃った【パッション・シスターズ】の3人と対戦した。


 試合は、序盤から3人でパリ風おパラダイスロックを決めて「この庶民が!」と合唱したあとに皆でマシンガン・チョップを見舞うなどノリノリで攻め込んでいくが、中盤からはパッション・シスターズがジュリアと思いをぶつけ合うシリアスな展開に。
 ジュリアは憧れの存在でもある奈七永とのシバき合いを見せ、アイスリボン時代から目をかけてきた後輩である石川とは足を止めてのビンタ合戦。8月19日の日本ラストマッチでの一騎打ちが決まっている桜井を相手にした際には敢えて好きなように攻めさせて桜井のパッションを引き出そうとしていく。
 終盤にはCHIAKIがイスを持ち込んで大暴れするも、石川が奪い取って自らの頭を殴ってパッションチャージ。石川はタチアガールやランニング・ネックブリーカー・ドロップと得意技で攻め込んでいくが、最後はCHIAKIが滞空時間の長いフィッシャーマン・バスターで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取ったジュリアは石川に向けて「私がたまたまロッシー小川の家にいたときに、たまたま石川奈青もロッシー小川の家にいて、偶然揃って。そこでさ、『プロレスやらせてください!』って頭下げてた姿見てさ、なんかお前のことだけは他人事じゃいられないんだよな。お前が色々苦労してきて、色々あって今ここに立ってる。プロレスラーはみんな色んな修羅場を乗り越えて強くなってくと思うんだけど、お前はホントにホンットに強い女!そんじょそこらのを超えるような強い女になるって私は思ってるよ。だから、だからさ、イヤにならずにプロレス大好きでい続けて、大好きなプロレス、続けて続けて頑張って続けてたら、いつかお前は夢掴み取ることが出来ると思うよ。諦めんなよ!信じてるぞ!石川奈青ッ!ありがとう!」と語りかけて抱擁。
 奈七永が「いつまでも上から目線いんじゃねーぞコラッ!あぁ?!世界で揉まれて揉まれて苦しい思いして逃げて帰ってくんじゃねーぞ絶対!分かったか!」と活を入れると、ジュリアは不敵に笑いながら「安心しろ。私はな、アンタ、高橋奈七永にもいつまでもいつまでも上から目線でいてやるよ」と切り返した。


 そして、桜井には「ジュリアの日本ラストマッチという重い重いものを背負って、重みに苦しみながらお前はジュリアを背負ってプロレスやってけばいいよ。覚悟あんだよな?ジュリアを一生背負ってけ」と覚悟を問う。
 額を突き合わせての視殺戦の末に桜井が先に突き放すと、ジュリアは「終わり?」と挑発。桜井がビンタで追撃すると、ジュリアはノーザンライト・ボムでぶっ刺して場外へ蹴落とし「帰れ!」と吐き捨てて格の違いを見せつけた。

 バックステージでは、「桜井、今日私の気迫に大分ちょっと負けてたんじゃないの?まだまだ足んねーんだよ。足んねーんだよお前も。気持ちはわかるよ?気持ちはわかるけど、もっとそれを見せてこいよ。じゃないと私、お前が最後で後悔しちゃうかもしれないなあ?そんなのよしてね。イヤだったら今でも対戦相手変えたっていいんだぜ、桜井。8月19日、楽しみにしとけよ。アリベデルチ!またな!」と発破をかけた。

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