引退を控える高橋奈七永が中西百重との“ナナモモ”で若き美女王者2人にパッション注入へ!

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 21日、都内某所にてマリーゴールドが記者会見を実施。4月14日に新宿FACEで開催される高橋奈七永プロデュース興行『マッスルバージャパンpresents 終わりよければすべてパッション!!』の対戦カードが発表された。

 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビュー。“女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。
 引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永であったが、マリーゴールド1周年となる2025年5月24日の代々木体育館大会での引退を表明。残り約2ヶ月の引退ロードを全力で駆け抜けている。

 そんな奈七永は4月14日に最後のパッション興行を開催することを発表。
 目玉は奈七永と中西百重の往年の名タッグ【ナナモモ】の一夜限定復活。最後のナナモモの相手となるのは、ビクトリア弓月&山岡聖怜の若きチャンピオン2人。奈七永が「現代の若い選手にナナモモをしっかりと味わってもらいたい」という思いからこの2人を抜擢した。

 弓月はその気の強さを活かしたファイトと愛らしいビジュアルで人気を博し、弱冠20歳でスーパーフライ級王座(※55kg以下の軽量級王座)を戴冠中。2年目に入ったばかりとは思えないその実力には多くの重鎮が太鼓判を押す。
 聖怜はレスリング一家出身のアマレスエリートであり、中学・高校で高い実績を残して鳴り物入りでプロレスデビュー。奈七永のパートナーとしてツインスター王座(※タッグ王座)を戴冠中であり、18歳にして団体の未来を背負う次世代エースだ。

 弓月は「奈七永にやり返したい思い、倒したい思いもありますが、すごく小柄でも大きい選手に立ち向かっていく百重さんの姿にすごく尊敬する部分がありました。そんな百重さんと、私も小柄だからこそ通ずるものがあると思っています」とレジェンドからの吸収に意欲。
 聖怜も「この闘いは絶対に当たり前じゃない闘いだと思っています。だからこそ私は全力でぶつかりに行きたいです。そして、このパッション興行で私は親超えを果たします。ビクトリア弓月と初めてタッグを組む。全力で一緒に倒しに行きましょう」と気炎を上げた。

 他のカードは、松本浩代vs後藤智香、林下詩美vsZONES、青野未来&高瀬みゆきvs堀田祐美子&叶ミク、高橋奈七永&優宇&MIRAIvs橋本千紘&水波綾&山下りなの試合がラインナップ。
 中でも注目すべきは、青野&高瀬というアクトレス時代の同期タッグに、2人の師である堀田が現在の弟子を連れて対峙するという試合。現在の女子プロレス界では簡単には実現に至らないものであり、奈七永の存在がその鍵となったカードだ。
 また、ダブルヘッダーの奈七永もスターダムでタッグ王座を獲った【7Upp】の盟友・優宇、マリーゴールドのエースを狙うMIRAIとタッグを結成。橋本&水波&山下という現在の女子プロレス界の強さの象徴たる3人と対峙する。


 マリーゴールドは長与千種率いるマーベラスとの全面対抗戦も決定しており、当初の鎖国方針から一転して他団体やフリー選手たちに門戸を開き始めている。
 高橋奈七永の引退表明という大事件から女子プロレス界にうっすらと存在した線を超えた動きが出始めており、マリーゴールドも奈七永の引退後にはまた違う姿を見せるかもしれない。

『マッスルバージャパンpresents 終わりよければすべてパッション!!』
日程:2025年4月14日(月)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE

<決定カード>
▼タッグマッチ
[ナナモモ]高橋奈七永/中西百重(フリー)
vs
ビクトリア弓月/山岡聖怜

▼シングルマッチ
松本浩代(フリー)
vs
後藤智香

▼シングルマッチ
林下詩美
vs
ZONES(Evolution)

▼タッグマッチ
青野未来/高瀬みゆき(フリー)
vs
堀田祐美子(T-HEARTS)/叶ミク(T-HEARTS)

▼パッションファイナル 6人タッグマッチ
高橋奈七永/優宇/MIRAI
vs
橋本千紘(仙女)/水波綾(フリー)/山下りな(フリー)

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