【試合詳細】7・7 マリーゴールド新潟大会 高橋奈七永&桜井麻衣&石川奈青vs野崎渚&CHIAKI&ゼイダ・スティール 林下詩美&MIRAIvs青野未来&ボジラ 松井珠紗vsビクトリア弓月 翔月なつみvsマイラ・グレース 天麗皇希vs南小桃

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『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』
日程:2024年7月7日(日)
開始:13:00
会場:新潟県・新潟市東区プラザ
観衆:248人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○天麗皇希
8分15秒 スパイン・バスター→ジャックナイフ
●南小桃

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○翔月なつみ
7分32秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
●マイラ・グレース

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○松井珠紗
11分10秒 ヨーロピアン・クラッチ
●ビクトリア弓月

▼タッグマッチ 20分1本勝負
林下詩美/△MIRAI
20分0秒 時間切れ引き分け
△青野未来/ボジラ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[パッション・シスターズ(仮)]高橋奈七永/○桜井麻衣/石川奈青
17分10秒 ダイビング・エルボードロップ→エビ固め
野崎渚(フリー)/CHIAKI/●ゼイダ・スティール

奈七永&石川&桜井のパッション・シスターズが快勝し「神取忍を付き人にする」と啖呵!MIRAIと青野の前哨戦はフルタイムドロー!

オープニング


 右橈骨遠位端骨折により欠場中のジュリアがリング上で挨拶を実施。オッキー沖田リングアナの合いの手とともに進行していく。

ジュリア「新潟の諸君、ごきげんよォ~!盛り上がってる?盛り上がってるぅ?盛り上がらないだったら帰りますよお?(※大・ジュリアコールを起こす)いいねえ!OK!今日も新潟大会スタートするということで、今日は私の方から対戦カードを発表させていただきたいと思います!マリーゴールド初の新潟大会ということで(※対戦カード読み上げ)」

――ジュリア選手、新潟のプロレス熱は熱いです!
ジュリア「伝わってますよ!ごめんね?さっき『帰るよ』とか意地悪なこと言いましたけども(笑)」

――世界のジャイアント馬場さんの聖地・新潟初上陸!注目のカードは
ジュリア「やはり7月13日両国国技館大会までもう1週間でございますよ。ここにいるみんなは両国まで来てくれるんですよね?(笑)まだチケットは会場で売っていますし、来られない方もPPVでご覧いただけます。そのうえで私が注目しているカードは、セミのMIRAIと青野未来に決着が付くのか、今日は勝敗が付くのか。そこが私は見どころだと思いますし、あとはなんといっても面白いと思うのが高橋奈七永&石川奈青&桜井麻衣のパッション・シスターズ!(笑)このパッション・シスターズ。あとCHIAKIと野崎渚が共闘しだして。ここもなにかが生まれるんじゃないかなと。そしてLLPW-Xの神取忍&井上貴子&NØRIに挑むパッション・シスターズがどんな勢いを見せてくれるのかなと。両国に向けて全試合どんな勢いを見せてくれるのかなと。第1試合からすべて注目でございます!皆さん!腹から声出す準備はできてるか?!できてるか~ッ?!それではマリーゴールド新潟大会、スタートッ!」

第1試合


 元気よく「お願いします!」と握手を求める小桃に対し、皇希も爽やかに「お願いします!」と両手でその手を握り返す。

 ゴングとともに小桃が突っ込んでドロップキック。そのまま2発、3発と撃ち込んでいき、ボディスラムを狙う。逆に皇希がボディスラムで叩きつけ、かかと落としからの逆エビ固めで速攻を狙う。かなりの急角度で反り上げるが、小桃は必死のロープブレイク。
 皇希はエルボー連打からロープに飛んで串刺しビッグブート。さらにロープへ振るが、小桃はドロップキックで突っ込む。そのまま小桃がドロップキック4連発も、皇希は倒れず耐えてビッグブート。小桃も倒れず耐えてヘッドロックからロープ駆け上がり式の首投げから腕十字。皇希はなんとかロープブレイク。
 小桃はエルボー合戦を仕掛けていくが、皇希が圧倒。小桃は諦めずに連打してロープに飛ぶが、皇希がカウンターのビッグブートから170cmプレス。皇希はカナディアン・フェイスバスターを狙うが、小桃が首固めで切り返し、さらに逆さ押さえ込み、回転エビ固めと丸め込み攻勢から変形フェイスクラッシャー。そのまま腕固めで絞り上げるが、皇希がロープに足をかける。
 追撃を狙う小桃だったが、皇希が振り払ってビッグブートからカナディアン・フェイスバスター。さらにアメジスト・バタフライを狙ってコーナーに上るが、小桃がデッドリードライブで投げ落とし、ロープへ飛ぶ。
 皇希は素早くバックを取ってRKOで切り返してロープに飛ぶが、小桃がトルネード・クラッチ。カウント2.9でキックアウトした皇希へ小桃がドロップキックで追撃してロープに飛ぶが、皇希がカウンターのスパインバスター。そのまま両足を離さずジャックナイフ式エビ固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
天麗皇希
「初の新潟、まずはひとまず勝ててよかったかなと思います。昨日の大阪で悔しい負け方をしちゃったので。ここで勝利をすることができたっていうのは自分の中ではすごく大きくて。でも今日のこのカード、本当は智香がこの第1試合で南小桃と闘う予定だったんですけど、体調崩して欠場になってしまって。智香が一番悔しいと思うけど、でも、智香の代わりにここに立てるのって私しかいないと思うので、私が真っ先に『やります』と名乗り出ました。東京で休んでる智香、お前の席はちゃんと守っておいたから。両国に向けてしっかりもう1回体作り直して、また私の隣に帰ってこいよ。じゃあ、また東京でな」

南小桃
「新潟、皇希さんとのシングル。皇希さん大きいですけど、やっぱり1つ1つの技のダメージが大きかったです。でも、大きい人に小さい私が勝つ。それがプロレスだと思います。次は私が皇希さんだけじゃなく、大きい選手全員から勝ちたいと思います」

第2試合


 試合前にはマイラが和やかに握手を求める。翔月は最初こそ警戒していたものの、最後は微笑みとともに握手で返す。

 ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い、グラウンドでのヘッドロックの奪い合いから再びスタンドでのリストの取り合いへ。巧みなテクニックで翻弄した翔月は「玉ねぎヘア!」とマイラのヘアスタイルをぐちゃぐちゃにしながらヘアホイップ。
 翔月が引き起こすと、マイラは強烈なエルボー3連発からトラースキック、ソバット、水面蹴り、低空ドロップキックと得意の連撃。翔月は「効かねえぞ。ナメんなコラ」とエルボーを撃ち込んでいくも、マイラが足を取って転ばせてヒップアタック。
 マイラはロープに飛び、翔月のトラースキックをスライディングでかわしながら転ばせボーダーシティ・ストレッチ。翔月がエビ固めで切り返すも、キックアウトしたマイラが串刺しエルボーからバックドロップを狙う。翔月はヘッドロックで切り返しながらロープをまたいでエプロンに出ると、ロープを絡めた卍固め。さらにランニングニーから脇固めも、マイラはロープに足をかけてブレイク。
 翔月はロープの反動を使ってのダブルニードロップ。さらに串刺しドロップキックから串刺しランニング・ダブルニーを発射も、これをかわしたマイラが変形619からスイングDDT。マイラはコーナーに上ってダイビング・ルー・テーズ・プレスを決め、トラースキックからロープに飛ぶが、翔月がカウンターのハイキックを叩き込み、間髪入れずにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらに必殺のダイビング・ダブルニードロップを決めて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
翔月なつみ
「初めての新潟。自分の大切なベルト戦がかかった両国国技館前、本当に最後の一戦だったので。昨日ちょっと松井とタッグ組んで上手く行かなかったからさ。今日は弓月もいるけど、3WAYでバチバチにやってやろうと思ってたけど、なんか急にカード変わっちゃったんで。まあマイラには申し訳ないけど、結構厳しく。自分もちょっと疲れもあったけど厳しくやってやって無事に勝てたんで。この松井に対するフラストレーションはもう全部両国にぶつけろってことだと思ってるんで。自分が初めてのマリーゴールドのベルトを、一番最初に手にして、もちろんそこで終わりじゃなくて、そこから白、赤、そしてタッグのベルトもちっちゃくても獲れるってところを見せてやるんで。皆さん両国を楽しみにしていてください」

マイラ・グレース
「分かってる。ここで私が結果を出せれば最悪の状態から脱せられる。今の私は最高ではない。だけど、最高になるために日本に来たの。だから今は誰がベルトを巻くかは気にしない。今の私ではあのベルトを手にすることはできないから。でも、彼女たちの試合はしっかり見ておくわ」

第3試合


 余裕たっぷりの様子の松井が握手を求めていくも、弓月はじっと睨みつけながらこれを拒否。

ゴングが鳴ると、ロックアップから松井がヘッドロック。互いにロープへ取んで側転やドロップダウンで攻撃をかわし合うスピーディーな攻防が展開されていき、弓月のドロップキックをすかした松井がアームドラッグ。互いに足払いからカバーに入る攻防からクリーンブレイク。
 松井は手4つを仕掛けていくが、弓月が応じようとすると「バカタレ!」とガットショット。コーナーに振って串刺しジャンピングニーを見舞うが、弓月も串刺しドロップキックで反撃してヘアホイップ3連発。さらにボディスラムを狙うが、松井が逆にボディスラム。主導権を弓月に渡さない。
 松井はストレッチ・マフラー。弓月がロープブレイクしてもロープに足を絡めたニーロック、ヒザ裏へのガットショット連打からヒザへのニードロップと一点集中攻撃。弓月は足を引きずりながらもエルボーで反撃していくが、松井が強烈な一撃でふっ飛ばして「来いよオラッ!」と両手を広げる。弓月も打ち返していってエルボー合戦に。なんとか打ち勝ってロープに飛ぶ弓月だったが、松井がカサドーラ・フットスタンプで切り返してコーナーに上る。松井はミサイルキックでふっ飛ばしていくが、弓月も三角飛びフェイスクラッシャーで反撃。
 弓月はエルボーを発射も、かわした松井がスクールボーイからのストレッチ・マフラー。弓月は必死のロープブレイク。しかし、松井は手を緩めることなく串刺しスライディング・クロスボディからダイビング・クロスボディを狙うが、かわした弓月がトラースキック。さらに払い腰2連発からの一本背負い。続けて得意のダブルリスト・アームサルトを見舞うもカウントは2。
 弓月は強烈なビンタを見舞ってロープに飛ぶも、松井が「ナメんじゃねぇッ!」とカウンターのブサイク・ニー。さらにコーナーに上ってミサイルキック、変形MARUMARUスープレックス・ホールド。これを返されるとロープに飛ぶが、弓月が絡め取ってローリング・アロー。これを返された弓月はカサドーラで組み付くも、松井はエビ固めで切り返してシーソーゲームに。エビ固めの応酬の中で素早くヨーロピアン・クラッチで捕らえた松井が3カウントを奪った。

 試合後、松井が弓月を見下ろしながらなにかを語りかけると、弓月は下からエルボー。松井は弓月の顔面を蹴飛ばしてから退場していった。

第4試合


 7月13日の両国国技館大会で初代ユナイテッド・ナショナル王座をかけて争うボジラ、MIRAI、青野の3人に詩美を加えた豪華なタッグマッチ。

 詩美とボジラの対面でゴング。
 手4つで組み合って力比べも、ボジラが圧倒的優勢。詩美がリストロックからヘッドロックに捕らえショルダータックルでぶつかって行くが、倒れたのは詩美の方。ボジラはロープに飛ぶとショルダータックルで詩美を軽々ふっ飛ばす。さらにボジラが串刺しボディスプラッシュを発射も、詩美がかわすとMIRAIが飛び込んできて串刺しラリアット。詩美も串刺しバックエルボーからの低空ドロップキックで追撃し、MIRAIにタッチ。
 MIRAIは首投げからスリーパーホールド。ボジラは絞められたまま悠々と起き上がって腰投げで切り返し、ボディプレスで圧殺。青野が激しくタッチを求めたため、ボジラはこれに応じてタッチ。
 青野はMIRAIをドロップキックでふっ飛ばし、サッカーボールキックを4連打。さらにシュミット式バックブリーカーから逆エビ固めと背中への集中攻撃。長時間捕まったものの、MIRAIは自力でロープブレイク。青野はラリアットを発射するが、MIRAIがこれを巻き取って担ぎ、変形バックフリップ。詩美にタッチ。
 詩美は青野をコーナーに振って串刺しバックエルボーからの低空ドロップキック。さらにキャメルクラッチからボディスラムで叩きつけてMIRAIにタッチ。
 MIRAIはボディスラムからコーナーに叩きつけて串刺しエルボーを猛連打。青野も怒涛のエルボー連打で打ち返していくが、MIRAIがロープに取んでランニング・バックエルボー。詩美にタッチ。
 詩美は青野に首投げから後頭部への低空ドロップキック。青野は背中へのダメージが大きく、エルボーにも力が入らない。詩美は「来いよ。そんなもんか」と余裕の挑発。青野のドロップキックをすかして自爆させたうえで串刺しラリアットを狙うが、青野がカウンターのドロップキックでコーナーまでふっ飛ばし、串刺しドロップキックで追撃。ボジラにタッチ。
 ボジラは詩美を軽々ファイヤーマンで担いでからリフトアップスラム。カットに来たMIRAIも担いで詩美の上にボディスラム。エルボー合戦となるが、ここでもボジラが圧倒。詩美を担いで投げっぱなしブロックバスターで放り捨て、串刺しボディスプラッシュ。さらにコーナーに上っていくが、MIRAIが足にすがりついて妨害。詩美が下からボジラをファイヤーマンで担ぎバックフリップで叩きつけるという膂力を見せつける。
 詩美はそのまま必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、ボジラがバックを取り返して投げっぱなしジャーマン・スープレックス。さらにロープに飛ぶが、MIRAIがエプロンから一撃。ボジラがよろけたところに詩美が投げっぱなしジャーマン・スープレックスから正調ジャーマン・スープレックス。完璧に決まるも、これは青野がカット。詩美がMIRAIにタッチ。
 MIRAIはボジラにスライディング・コンプリートショットからカーブストンプ。さらに変形クロスフェイスで絞り上げるもボジラがロープブレイク。MIRAIがラリアットを狙うが、ボジラがキャッチしてコーナーに上げ、デッドリードライブからショルダータックル。さらにぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつけるもカウントは2。ならばとボジラはデスバレーボムを狙うが、MIRAIが回転エビ固めで切り返してゆりかもめ。ボジラはなんとかロープに足をかける。MIRAIはラリアットを狙ってロープに飛ぶが、キャッチしたボジラが旋回式ボディスラム。ロープに飛ぶが、青野がコーナーから手を伸ばして勝手にタッチ。怒るボジラを場外へと放り出してしまう。
 青野はMIRAIにランニング・ミドルからローキック連打。さらにキャプチュードから串刺しラリアットを発射。これをかわしたMIRAIが串刺しラリアットからコーナーに上ってリバーススプラッシュ式セントーン。再びコーナーに上ってミサイルキックを狙うが、青野がかわしてラリアット。MIRAIもラリアットで迎撃し、「負けるか!」「倒れろ!」「お前が倒れろ!」と意地と意地の正面衝突が続く。

 MIRAIが「倒れろ!倒れろよ!」と怒涛のエルボー連打からロープに飛ぶが、青野はその場式の変形パワースラムで迎撃。さらに青野が串刺しラリアットからコーナーに上ってミサイルキック。さらにスライディング・ラリアットからバズソーキックを放つが、かわしたMIRAIが変形ドラゴンスクリュー。詩美を呼び込んでサンドイッチ式ラリアットを見舞い、SSコロンビアwithミケーレから渾身のラリアット。カバーに入るも、ボジラがぶっこ抜いて豪快な投げっぱなしジャーマン・スープレックス。さらに詩美もラリアットでふっ飛ばして青野を援護。青野がMIRAIにラリアットからダブルアーム・スープレックス。さらにスタイルズ・クラッシュを決めてカバーに入るも、カウント2が叩かれたところで20分フルタイムドローを告げるゴングが打ち鳴らされた。

青野「なんでだよ!クソーッ!悔しい!悔しい悔しい悔しい!悔しいのはもういい!私は輝くためにこのマリーゴールドに来た!だから!7月13日、MIRAIから勝ってボジラを倒して私が白いベルトを巻く!そして青野未来もマリーゴールドももっともっと輝かせる!絶対に!絶対に輝くから、見てろッ!」

 青野がボジラにマイクを渡す。

ボジラ「お前が何を言っているのか全くわからん。ドイツ語か英語で話せ!いいか?まあいい。1つだけ確かなことがある。来週7月13日は私が勝ってユナイテッド・ナショナルのベルトを巻くことになる。なぜなら……SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だからだッ!」

MIRAI「……今日は、今日は、ボロボロだなあ。ちょっと、ちょっと、両国前にこれは情けねーよ。けど、けど、どんなにやられても立ち上がって最後に立っているのがヒーローだから。絶対に両国、最後に勝ってベルト巻いてるのは、このMIRAIです」

 ボジラ、MIRAI、青野が三つ巴でバチバチのにらみ合いを展開する中、詩美がマイクを取る。

詩美「へいへい、ちょっと待って?白いベルト、すごく盛り上がってるようだけど、、7月13日、林下詩美の対戦カードを皆さんもちろんご存知ですよね?相手はイヨ・スカイ。私のずっと憧れていた人。だけど、両国国技館では憧れなんてものはない。全部捨ててこの林下詩美がイヨ・スカイに勝利してみせますので、皆さん絶対に見ていてください。イヨ・スカイに勝って、7月13日、確実に主役はこの林下詩美です!」

<試合後コメント>
ボジラ
「リング上でアイツらが何を言っていたのかは分からないが、来週7月13日にボジラが初代ユナイテッド・ナショナルチャンピオンになるということだけは分かっている。誰が私と闘うことになるのかはわからないが、誰が相手でも関係ない。私が全員を倒すだけだ。デカさこそが正義だということを知っているボジリアンたちよ、来週からは私を『チャンピオンのボジラ』と呼ぶことができるぞ」

MIRAI
「新潟大会、ありがとうございました。結果はドローだけど、今日はちょっとやられ過ぎ。ボロボロで、今日は情け無い。両国大会まであと6日になりました。まだ6日あると捉えるか、もう6日しか無いと捉えるかで結果が決まってくるくらい大事じゃないかと思います。今日の反省もしっかり頭に入れて、この6日間で自分はもっともっと成長します。ボロボロになっても最後に立ってるのがヒーローなんだよ」

林下詩美
「今日は白いベルト戦に向けたボジラ、MIRAI、青野未来さん。3人の熱い試合を眼の前で見ました。でも、林下詩美だって熱さは負けてない。7月13日、イヨ・スカイに私が必ず勝ちます。7月13日の主役は間違いなく林下詩美です。イヨ・スカイ、貴女への憧れはもう捨てました。私が必ず貴女から3カウント獲ってみせます!」

青野未来
「本当に、悔しくて悔しくて、悔しくて!悔しさでおかしくなりそうです!でも1週間後に私はチャンスを掴むしかないので、この先を、未来を決めるのは自分だと思って、両国国技館でチャンスを掴んで、今までの悔しさを全部そこで晴らしたいと思います。見ててください。ありがとうございました」

第5試合


 パッション・シスターズが奇襲をかけ、3人でCHIAKIに集中攻撃。桜井のカニバサミから奈七永&石川のエルボードロップ。3人で腕を組んでのトリプルエルボードロップが炸裂。さらに3人でCHIAKIをロープに振り、奈七永&桜井が石川を担いでドロップキックの形でぶつけようとするも、野崎が急円に入ってCHIAKIとダブルビッグブートで相手3人を同時にふっ飛ばす。
 全員入り乱れた場外乱闘となり、野崎が大量のイスを用いて奈七永をボコボコに。

 リング上ではCHIAKIが石川をアイアンクローで絞め上げ、さらに顔面ウォッシュから野崎にタッチ。
 野崎は石川にキャメルクラッチから顔面バーン。さらにコーナーにくくりつけてマシンガンダブルチョップからブレーンバスター。野崎がゼイダにタッチ。
 ゼイダは石川をコーナーに振って串刺しエルボースマッシュから串刺しジャンピングニー、顔面への低空ドロップキックと連撃。さらにゼイダはトラースキックからDDTと連撃してCHIAKIにタッチ。
 石川は「ナメんな!」とCHIAKIにエルボー連打からダブルアーム・スープレックスを狙うが、CHIAKIが振り払ってロープに飛ぶ。石川はショルダータックルでなぎ倒してロープに飛ぶが、場外から野崎が足払い。CHIAKIは石川の顔面をコーナーに何度も叩きつけて串刺しスピアーを狙うが、石川がカウンターのランニング・ネックブリーカー・ドロップからダブルアーム・スープレックス。奈七永にタッチ。
 奈七永はCHIAKIをショルダータックルで倒し、桜井&石川とともにトレイン攻撃。さらに3人で「パッション!パッション!」と掛け声を上げながら交互にマシンガンチョップ。奈七永がバックドロップを狙うが、野崎がビッグブートを見舞って救出。さらに野崎&CHIAKIがダブルのビッグブートを発射も、奈七永がキャッチして2人にまとめてドラゴンスクリュー。さらにCHIAKIに足4の字固め、ゼイダにアルバトロスを見舞う同時攻撃。CHIAKIが「助けて!助けて!」と悲鳴を上げると野崎が救出し、九死に一生を得る。
 奈七永が引き起こすと、CHIAKIは振り払って「奈七永!」と強烈なチョップ。奈七永は「奈七永じゃねーよ!」とさらに強烈なチョップで返す。CHIAKIは「奈七永さん!」とチョップも、奈七永は「奈七永さんじゃねーよ!」と理不尽にキレながらビンタ。奈七永がラリアットを狙うが、CHIAKIがヘッドバッドで迎撃し野崎にタッチ。
 野崎は奈七永の顔面へのビッグブートからおしゃれキックを発射も、これを奈七永が回避。すかさず桜井が取んできてビッグブートで追撃。2人で野崎をロープに振るが、野崎はドロップキックで2人まとめてふっ飛ばす。ゼイダが奈七永にトラースキック、CHIAKIが串刺しスピアーと追撃するも、奈七永は1人1人ラリアットでぶっ倒す圧倒的な強さを誇示して桜井にタッチ。
 桜井は野崎にミサイルキックから低空ドロップキック。さらにシャイニング・バスターを狙うが、野崎が振り払ってビッグブートからスリーパーホールド。大外刈りで倒してからドルミルに移行するも、奈七永が必死のカット。
 野崎は桜井にザキゴェを狙うが、桜井がカウンターのビッグブート。野崎もビッグブートで顔面を蹴飛ばしていき、同技での意地の張り合いに。桜井が競り勝ってロープに飛ぶが、野崎のカウンターのビッグブートがクリーンヒット。野崎はザキゴェでふっ飛ばし、ゼイダにタッチ。
 ゼイダは桜井にエルボー連打からバッククラッカー。野崎がおしゃれキックで追撃して場外に落とすと、ゼイダがトペ・スイシーダで取んでいく。ゼイダは桜井をリングに戻し、ジャンピング・コンプリートショット。ロープに飛ぶが、エプロンから奈七永が捕獲。石川が串刺しラリアット、桜井が串刺しビッグブートを見舞い、桜井&石川がダブルブレーンバスター。
 桜井はゼイダに足を使ったファイナルカットからダイビング・エルボードロップを狙うが、野崎がイスを投げつけて妨害。野崎が桜井を雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、ゼイダがコーナーに上っていく。すると今度は奈七永がゼイダを妨害して雪崩式ブレーンバスター。桜井がゼイダをレッグラリアートで吹っ飛ばすが、CHIAKIがレフェリーを場外に引きずり落として妨害。
 リング上は無法地帯となり、野崎が桜井をイスでぶん殴る。ゼイダが桜井を羽交い締めにし、野崎が再びイスを振り下ろすが、これがゼイダに誤爆。奈七永が野崎をラリアットでなぎ倒して排除し、奈七永のバックドロップ+石川のランニング・ネックブリーカー・ドロップの合体攻撃。さらに桜井がゼイダへ庶民征伐からダイビング・エルボードロップを決めて3カウントを奪った。

 この結末に納得が行かない野崎&CHIAKIが殴りかかり、パッション・シスターズと乱闘。さらに遺恨を深めていった。

桜井「新潟大会にお越しの庶民の皆様!ごきげんよう!今日はこのおパッション・シスターズが勝ちましたわぁ~!我々、7月13日の両国国技館大会でLLPW-Xと闘いますが、超・庶民レジェンドの神取忍に、私たち2人(桜井&石川)は『付き人ですか?』って全く相手にされなくて、すんごい悔しいんですけど!貴女もそうよね?!」
石川「おうおうおう!メッチャ悔しいよ!でも石川奈青は泥水大好き女だからな!今までもさんざん悔しいこと言われてきたけど、両国国技館で神取忍に一泡吹かせてやるよ!そして今日はここ新潟県で試合ができて本当に嬉しく思っています。石川は石川県出身なので、同じく北陸の血が流れてる者として新潟で試合できたこと、メインでパッションで勝利できたこと、本当に本当に嬉しいです!新潟の皆さんのパワーを両国国技館で神取忍にぶつけてぶっ倒してまた新潟に戻ってくるので、皆さん楽しみにしていてください!ありがとうございました!」
奈七永「(※大・パッションコールを受けて)ありがとパッショーーン!!新潟ありがとう!最高だパッション!あのね、みんな熱い気持ち、パッション、心にあるでしょ?毎日仕事とか色々頑張ってここに来てくれたんでしょ?だったらこのマリーゴールドのリングからまたエネルギーもらって帰ってさ、今度また新潟に来て大会やったときは、来てくれるかな?来てくれるかな?!パッション!パッション!パッション!おっしゃー!絶対また新潟にやって来るんでね。7月13日の両国大会も新潟からも来ちゃってもいいんだからね?ちゃんと注目しといて。この3人で神取忍&井上貴子!ぶっ倒すぞパッショーーン!!それでは貴婦人様、締めのマイクをお願いします!」
桜井「先ほどひとこと言い忘れたのですが、私は今夜お高級なお寿司を食べて帰りますが、貴方たち庶民はバスセンターのカレーでも食べて帰りなさい。そして庶民代表・石川奈青、締めの言葉を皆さんに説明して頂戴!」
石川「任せとけパッショーーン!皆さん、私たちが『シャイン・フォーエバー!』と言ったら一緒に『マリーゴールド!』と大きな声で叫んでください!」
桜井「それでは皆さん、お立ちください。それでは行きますわよ?シャイン!」
石川「フォーエバー!」
奈七永「マリーゴールド!ありがとォーーッ!!」

<試合後コメント>
高橋奈七永&石川奈青&桜井麻衣
奈七永「おっしゃー!パッション・シスターズ……いや、おパッション・シスターズ!いい感じじゃんよォッ!7月13日の両国を目前にしてですよ、初めてタッグ組んだけれども……けれども!そんなことは関係ない!それぞれのパッションがいい感じでリングで融合して融合してさらに燃え上がってこの勝利につながったんですよ!だから、神取忍&井上貴子?ハァァ~?!ナメんじゃねーぞ!桜井も石川も一緒にぶつかるから覚悟しとけ!」
石川「いやぁ~!今日は新潟大会ということで!私は北陸、石川県出身なので同じ北陸県民として試合ができて、そしてこのおパッション・シスターズで勝利できて、本当に嬉しいので、今日のこの新潟のパワーを両国で神取忍&井上貴子にぶつけたいと思います!パッショーーン!!」
桜井「今日感じたパッションを両国で最大限に拡大して、付き人とか言ってた神取忍を後悔させてやるよ!」
奈七永「貴婦人様の付き人にさせたら?」
石川「おぉっ!」
桜井「私の付き人になったらどう?」
奈七永「なかなか面白いねえ。いいじゃん!おっしゃ!じゃあパッションで立ち向かっていくぞ!パッショーーン!!」
石川「パッショーーン!!」
桜井「パッショーーン!!」

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