「神取忍を付き人にしてあげますわ!」LLPW-Xとの対抗戦を控える高橋奈七永らパッション・シスターズが大胆不敵な宣戦布告!
7日、新潟県・新潟市東区プラザにてマリーゴールド『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。高橋奈七永ら【パッション・シスターズ】が神取忍を付き人にすることを宣言した。
マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、7月13日に開催する両国国技館大会に向けて驀進中だ。
マリーゴールドでは、高橋奈七永による“パッション注入マッチ”が継続的に行なわれており、キャリアの浅い選手たちへ女子プロレスの魂が伝承されていっている。
そんな中、奈七永は「隅っこの女」「踏み台」「雑草」「期待されてない女」「口だけ」「連敗」「泥水」「ただの当たり屋」「無様」「噛ませ犬」「スペ体質」「不遇」と様々な罵倒を受けながらもメゲない石川に目を付け、パッション師弟タッグを結成。
奈七永は石川と組み、両国国技館大会で神取忍&井上貴子というLLPW-Xの超大物レジェンドとのタッグマッチを宣言。紆余曲折の末に高橋奈七永&石川奈青&桜井麻衣vs神取忍&井上貴子&NØRIの6人タッグマッチが正式決定した。
現在マリーゴールドはLLPW-Xの道場を間借りして練習しているが、使用後の片付け・掃除が不十分であることが指摘されていた。
カード発表記者会見に出席したNØRIは、代わりに掃除をさせられている日々の鬱憤を爆発させて奈七永に喧嘩を売る。
さらに神取は「レスラー生活、今年で37年、38年になるんですけど高橋奈七永選手とは初めて当たります。そういった意味ではすごく楽しみにしてます」とコメントしたものの、石川&桜井に対しては“奈七永の付き人”呼ばわり。端から馬鹿にした態度で臨んだ。
これにブチ切れた奈七永は唐突に「掃除だなんだめんどくせえ!負けたら道場よこせ!」と要求。神取も売られた喧嘩を買う形になり、会見は大乱闘となるなかで終わっていた。
この日のメインイベントでは、高橋奈七永&桜井麻衣&石川奈青vs野崎渚&CHIAKI&ゼイダ・スティールの6人タッグマッチが実施。
奈七永ら3人は今大会から【パッション・シスターズ】として始動する一戦となり、軽快なコンビネーションで序盤から圧倒していく。
しかし、CHIAKI&野崎がダーティファイトで試合を立て直していき、ゼイダの渾身のトペ・スイシーダで逆転。桜井が集中砲火を浴びる形となり、野崎がイスを振り回して大暴れ。
しかし、野崎が振り下ろしたイスがゼイダに誤爆。奈七永が野崎をラリアットでなぎ倒して排除し、奈七永のバックドロップ+石川のランニング・ネックブリーカー・ドロップの合体攻撃。さらに桜井がゼイダへ庶民征伐(※パンプハンドル式スープレックス)からダイビング・エルボードロップを決めて3カウントを奪った。
試合後、桜井は「超・庶民レジェンドの神取忍に、私たち2人(桜井&石川)は『付き人ですか?』って全く相手にされなくて、すんごい悔しいんですけど!」と憤慨。
これに奈七永が「貴婦人様の付き人にさせたら?」と乗っかると、桜井は本当にこんなことを言っても大丈夫なのかと悩むような素振りを見せながらも「私の付き人になったらどう?」と啖呵を切った。
道場をマリーゴールドに乗っ取られ、神取まで付き人として引っ立てられてしまってはLLPW-Xはもはや解散不可避。両国国技館での対抗戦は、LLPW-Xにとってさらに絶対に負けられない一戦となってしまった。