脱いだらすごい元アイスリボンのグラドルレスラー・勇気みなみがマリーゴールドで白星再デビュー!

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 19日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。南ゆうき改め“勇気みなみ”が再デビューを果たした。

 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
 スターダムおよびアクトレスガールズを離脱した選手を中心に構成されており、全員がハングリー精神をむき出しにしていることから士気は高い。生え抜き第1号として南小桃がデビューした他、元センダイガールズの瀬戸レア(丸森レア)、府川唯未の娘で元WAVEの田中きずなが入団。大向美智子の娘である15歳の心希(しんの)、女子ビーチレスリング全国一位のエリートである17歳の山岡聖怜(やまおか・せり)を始めとして多数の練習生を抱える一大勢力となりつつある。
 7月13日に旗揚げ2ヶ月弱で行なわれた両国国技館大会も成功を収めており、ますます勢いに乗っている団体だ。

 この日は、旗揚げ時から練習生として加わっていた勇気みなみ(南ゆうき)が待望のデビュー。

 アイスリボンでは女子プロレスラーとしてデビューすることを条件に映画出演ができるプロジェクトをかねてより行っており、映画『スリーカウント』では藤本つかさ、志田光、松本都らがデビュー。
 昨年には、映画『THE CHALLENGER-希望のリング-』の制作に向けて10年ぶりに新人レスラーデビュープロジェクトが始動。南ゆうきはそのメンバーの1人として昨年8月のアイスリボン後楽園ホール大会でプロレスラーデビューを果たした。

 学習院大学卒の才女でありミス湘南フォトジェニックグラドルの南ゆうきは“脱いだらすごい”をキャッチフレーズとして推していき高い人気を獲得。このデビューを機に、役者としてもプロレスラーとしても飛躍することが期待されていた。
 しかし、この映画は様々な“大人の事情”が絡み合って制作が難航。白紙に近い形にまでロールバックし、公式HPも約1年更新されていないなど公開は絶望的な状況だ。

 映画出演という見返りを抜きにしてもアイスリボンでプロレスラーを続ける面々もいる一方、南ゆうきは「映画が中々撮れないとか、なにかしらのアクシデントが起きるっていうのは付き物ではあるんですけど、ただそれに対する対応とか……まあ、最初のオーディションの時点で元々どういう準備が出来てたんだろうってのはあるんですけど」と不満をあらわにしつつ今年3月にアイスリボンを離脱。同年4月に旗揚げが発表されたマリーゴールドに練習生として入団し、デビューを前にリングネームを“勇気みなみ”に改めた。

 勇気のデビュー戦は、マリーゴールドの生え抜き第1号である南小桃とのシングルマッチ。
 元のキャリアを考慮されてか、勇気は赤コーナーから入場。アイスリボン時代のセーラームーン風ミニスカコスチュームではなく、スタイリッシュなロングパンツ姿で登場した。
 


 試合はじっくりとしたグラウンドの攻防に始まり、執拗にバックを取っていく勇気を南が得意の腕関節技で切り返していく展開に。南がドロップキック連打から逆エビ固めでギブアップを迫るが、勇気は気迫のロープブレイク。
 勇気は怒涛のドロップキック連打からリストクラッチ式の変形バックドロップを決めて3カウント。序盤から狙い続けた必殺技が決まり、先輩からシングルマッチで勝利するという華々しいデビューを飾った。

 バックステージに戻った勇気は「小桃さんが2ヶ月先にデビューして、練習生陣ももっともっと食らいついていきたいっていう気持ちで今日のデビュー戦に臨んで、小桃さんに勝てて本当に嬉しかったですが、私はもっともっと早く上の先輩と試合出来るように頑張ります!勇気があればなんでも出来る!」と笑顔。

 そして「心機一転して、もっと自分の意志で、前よりも自分でもっとプロレスに向き合いたいと思ってるし、自分で希望とチャンスを掴みに来たいとここに来ました。細かい動きというよりは自分の体の大きさを活かしたダイナミックさで、『ここでみなみが決めてくれるんじゃないかな』って思ってもらえるような選手になりたいです」と今後の抱負を語った。

 勇気はマリーゴールドのリングで今度こそ希望を掴み取ることが出来るか。

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