【試合詳細】4・14 高橋奈七永プロデュース興行 高橋奈七永&優宇&MIRAIvs橋本千紘&水波綾&山下りな 松本浩代vs後藤智香 青野未来&高瀬みゆきvs堀田祐美子&叶ミク 高橋奈七永&中西百重vsビクトリア弓月&山岡聖怜 林下詩美vsZONES

『マッスルバージャパンpresents 終わりよければすべてパッション!!』
日程:2024年4月14日(月)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE
観衆:503人(超満員)
▼キッスの世界歌のコーナー
▼1st PASSION! シングルマッチ 15分1本勝負
○林下詩美
8分25秒 トーチャーラック・ボム→片エビ固め
●ZONES(Evolution)
▼2ndPASSION!〜ナナモモ・ファイナル〜タッグマッチ 15分1本勝負
[ナナモモ]△高橋奈七永/中西百重(フリー)
15分0秒 時間切れ引き分け
ビクトリア弓月/△山岡聖怜
▼3rd PASSION!タッグマッチ 15分1本勝負
○青野未来/高瀬みゆき(フリー)
11分38秒 ダブルアーム・スープレックス→片エビ固め
堀田祐美子(T-HEARTS)/●叶ミク(T-HEARTS)
▼セミファイナルPASSION!シングルマッチ 20分1本勝負
○松本浩代(フリー)
12分29秒 顔壊
●後藤智香
▼インイベントPASSION!〜パッション大爆発〜 6人タッグ 30分1本勝負
○高橋奈七永/優宇/MIRAI
26分11秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
橋本千紘(仙女)/水波綾(フリー)/●山下りな(フリー)
キッスの世界&ナナモモが最後の復活!奈七永の自伝が発売決定!引退女子プロレスの現在と未来を託された弓月&聖怜が躍動!青野が師匠・堀田を認めさせる成長を誇示!
オープニング
オープニングライブとして高橋奈苗、納見佳容、脇澤美穂、中西百重のキッスの世界が当時風の衣装で登場し『バクバクKiss』を披露。
奈苗(奈七永)「皆さ~ん、こんにちパッショーン!たくさんたくさんお集まりいただき、そして配信で見てるみんなも、元気ですかー!?ありがとうございます。キッスの世界リングで歌うのは、何年ぶり?2000年ぶり!?25年ぶり?まだいける?よっしゃー!諦めなければ終わらないのでね。はい、ちょっとあのね」
納見「疲れちゃった」
奈苗(奈七永)「百重さんどうですか?」
中西「いやえっと、こんなにたくさんのお客さんお集まりいただきありがとうございます。キッスの世界だけを見に今日来られた方もいるかもしれないね。ね?」
奈苗(奈七永)「タオルとかさ」
中西「そう。そう今日は私あのナナモモファイナルということで、最後のナナモモタッグを楽しみに頑張りたいと思います。このあと!気持ちを切り替えて、頑張ります!」
奈苗(奈七永)「すいませんあの一つ、あの皆さんに、見ていただきたいVTRがあります。スクリーンの方ご覧ください」
リングアナ代読「みなさん!元気ですか?!キッスの世界プロデューサーのつんく♂です!(ナナモモ「つんくさーん!」)なんと本日、一夜限りの再結成ということで、再結成おめでとうございます!4人で集まれるなんて、すごいね!バクバクKissを歌ってくれたのも、思い返せば早、四半世紀前!!早いね~。今日はどんなふうに歌ってくれるか、お集まりの皆さんもとても楽しみにしてくれているはず!再びみなさんをバクバクさせてくださいね!そして、本年、モーニング娘。流でいうところの卒業をするという高橋奈七永選手。最終試合まで気合でファンを楽しませてください!てか、堀田選手もまだまだ現役やし、高橋選手含めたキッスの世界のメンバーまた現役に戻ってくるでしょ!?なんてね!では、今日も最後までバクバク頼みますよ!2025年4月14日、キッスの世界プロデューサーつんく♂」
奈苗(奈七永)「ありがとうございます!すごーい!」
中西「いやこれ正直、勝手にやっちゃっていいのかなっとか思ってたの!公認だったんだ!?じゃあ大丈夫なんだ」
奈苗(奈七永)「はい」
中西「すげー!」
奈苗(奈七永)「コメントもいただくことできました」
納見「知らなかった~」
奈苗(奈七永)「つんく♂さんありがとうございま~す!」
中西「ありがとうございます!」
奈苗(奈七永)「つんく♂さんありがと~!ありがとうございます、それでは、えっと、終わりよければすべてパッション、スタートで、はじめたいと思います。よろしいですか?皆さんも、声出して、いきますよー!ではいきます」
キッスの世界「終わりよければすべてパッション、スタートー!」
(ナナモモがリングを去り、ミホカヨが残る)
脇澤「こんにちはー脇澤美穂です」
納見「こんにちは、納見佳容です。よろしくお願いします」
沖田リングアナ「納見さん久々じゃないですか?」
納見「はい、久しぶりです。今日結構緊張したんですけど、もっと歌えると思ってたんで驚きました。自分たちに驚きました」
沖田リングアナ「始まる前声カスカスでしたけど本番大丈夫でした」
納見「なんか、リハーサル見ててくれたスタッフが、老いを感じたって言ってました」
沖田リングアナ「いい歳の重ねかたというかね。脇澤さんはいかがでしたか?」
脇澤「はい、ちょっと間違えましたね。あたし実は、土曜日ちょっと高熱を出しまして、ちょっと声が出なかったんですよ。だからちょっと皆さんに、あの、音程外れちゃった音がみんな、ほんとはもっと歌が上手いはずなんですけども、ね?声がね、ガラガラでごめんなさい。ちょっともっとほんとはハスキーな声だよね」
沖田リングアナ「先ほどつんく♂さんからもありました四半世紀前ですけども、このキッスの世界をやりますよって聞いたときはどんな気分でしたか?」
脇澤「どうでしたか?納見さん。私は、もう正直、私歌が下手じゃないですか?さっき言ったのと全然違うんすけど下手だから、ちょっといいのかなと思いながらも、嬉しかったです。出せるということがCDを。納見さんどうですか?」
納見「そうあの、つんく♂さんが一番忙しい時期だったので、よく引き受けてくれたなと。頑張らないとなーというので、すごい嬉しかったし、すごいワクワクして、活動を始めたと思います」
沖田リングアナ「つんく♂ファミリーのくくりでいいんですか?」
脇澤「そうですね」
納見「当時はつんく♂ファミリーの末端って言われてました」
脇澤「あのでもだって、皆さん知ってますよね?つんく♂ファミリーのグッズがあるんですよ。そこにキッスの世界って入ってるんですよ。知ってた?つんく♂さんが今まで出したCDの中にキッスの世界ちゃんと入ってる」
納見「へ~」
脇澤「だからファミリーなんですよ」
納見「よかったですね~」
脇澤「よかったですね~って(苦笑)」
沖田リングアナ「でも、あの時代、アテナ、テレビの中継があってそしてキッスの世界を見て、いま現役とか引退された、憧れたレスラーたちも結構いらっしゃいましたよね?」
納見「結構アテナ見てましたって言ってくれる人はたくさんいて」
脇澤「今日もいたんじゃない?いないか?今日もいたよね?」
沖田リングアナ「今日たくさんのOGの方たちがいらっしゃってて、キッスの世界見に来ましたって人多かったです」
脇澤「ほんとですか?(苦笑)嬉しいですね。大丈夫ですか?」
納見「はい」
脇澤「ぐだぐだ。嬉しいです」
沖田リングアナ「そしてあの時代、全日本女子プロレスといえば屋外とかのオープンの試合、多かったですけど、それでもちゃんと歌ってたんですよね着替えて」
脇澤「ね」
納見「そうあの、今ナナモモが今すっごい早着替えしてると思うんですけど、おんなじように」
脇澤「そうそうそうそう、歌のコーナーっていっつも一番最初にあるんだよね」
納見「現場であって、一本目始まったらばーって着替えて、どの会場も早着替えして」
脇澤「ね。第1試合でもね、すぐ着替えてすぐ出てくるじゃん。さっき歌ってた人だーってなる感じだよね」
納見「はい」
脇澤「あーさっきの人だ~って」
納見「冬も夏もこの衣装で」
沖田リングアナ「冬もですか!?」
脇澤「冬も」
納見「はい、やってました」
沖田リングアナ「素晴らしい活躍でございました。このあとナナモモが復活致します。そして最後でございます。それも含めましてナナモモにも是非メッセージをお願いしたいんですが、高橋さんがついに引退しますんでそれも踏まえて是非お願いいたします」
脇澤「じゃあ脇澤から、ちょっと奈七永さんについて語りたいと思います。30分ぐらいになっちゃうんですけど、簡単に。もうさみしいですね~ほんとに。奈七永さんのみんなファンでしょ?みんな、全員。ほんとに私は、ほんとに引退しないと思ってたんで、もう家で試合も見に来ないでずーっと横になって、こうやって鼻くそほじって、ね?絶対引退しないと思ってたじゃん!?だから安心してたんですけど、もう引退するって発表したからもう、もう毎試合見に行きます、頑張って。ね。ね、皆で応援しましょうナナちゃんを。オー!パッション!パッション」
納見「そうですね、奈七永さんは、やっぱり私は、奈七永さんが全女でプロレスのスタートを切った平成7年から一緒にやっていたので、もう奈七永さんが逃げちゃったりとか、そういう事も一緒に経験したので、なんか今こんなに皆に慕われて、下、後輩にも慕われて、これだけたくさんのファンの人に応援されてっていうのが、慕われキャラになったのが、やっぱり、すごくなんか、あの、感慨深いし」
脇澤「みんな奈七永さん奈七永さんって言ってる」
納見「そうなんですよ~」
脇澤「あんな、ね。練習もサボってたのに。すごいみんな練習熱心だったから」
納見「そういう面もあったんで、なんか、こんなに大きくなって、こんなにパッション撒き散らして引退迎えるっていうのは、すごいことだと思います。最後まで応援したいと思います」
第1試合
ショルダータックルのぶつかりあいを詩美が制し、投げようとするが耐えたZONESが投げようとする。だが詩美がボディスラムで投げ捨てフォールも2。
詩美はストンピングから逆エビ固め。ZONESはロープを掴みブレイク。
ZONESはエルボー連打も詩美は強烈なエルボーからコーナーに振るが、ZONESはショルダータックルで迎撃しエルボードロップ。避けた詩美がロープに飛ぶが、避けたZONESがロープに飛んでジャンピングショルダーアタック。引き起こしてチョップを打ち込んでいき、コーナーに押し込んでマシンガンチョップ。逆コーナーに振って串刺しラリアットからダイビングエルボードロップ。フォールも2。
ZONESは担ごうとするも、耐えた詩美にガットショットからロープに飛ぶが、詩美がカウンターで担ぐも、着地したZONESとラリアットの相打ち連発。ZONESがカウンターで担ぐとバックフリップからボディビルポーズをきめていき、引き起こそうとするが詩美が担いでバックフリップ。詩美もポーズを決めてからコウモリ吊り落としで叩きつけフォールも2。
詩美はコーナーに登るが、ZONESがエルボーからデッドリードライブで落としマフラーホールド。詩美はロープを掴みブレイク。
ZONESはロープに飛ぼうとするが、バックを取った詩美がZONESのバックエルボーを避けてエルボー。ロープに飛ぶがZONESが追走ラリアットからロープに飛び、詩美も追走ラリアット。さらにバックエルボーからロープに振るが、ZONESはラリアットでなぎ倒しフォールも2。
ZONESは担ぐも、着地した詩美が投げ捨てジャーマン。すぐに立ち上がったZONESがラリアットも、避けた詩美が投げ捨てジャーマン。
詩美は走り込むが、ZONESがカウンターのブレーンバスターからフォールも2。
ZONESはロープを往復してラリアットも、避けた詩美がジャーマンスープレックスホールドも2。
詩美はラリアットで叩き伏せフォールも2。
詩美はトーチャーラックボムで叩きつけ3カウント。
<試合後コメント>
林下詩美
「終わりよければすべてパッション、大事なパッション、1試合目、この林下詩美が勝ちました!私は暑苦しいのは大嫌いです。でも高橋奈七永みたいな熱い熱いパッションを持った女は大好きです。残り時間は限られていますけど、こうして終わりよければすべてパッション、自分が出れたことは光栄ですよ。高橋奈七永のパッション……私じゃないか。もっと引き継げる奴がいますよね?高橋奈七永のパッションを最後まで見守りたいと思います」
ZONES
「終わりよければすべてパッション、ありがとうございました!おああ!スゲェ!メッチャ楽しかったです!クソ強い!林下詩美選手、初体験!マジで、血湧き肉躍る、パッションしまくりの試合でした!こういうふうに完全燃焼パッションを繰り返していけば、奈七永さんが言ってたような『自分の殻破っていけよ』っていうのが絶対達成できると思うんで。これからも1試合1試合完全燃焼パッションをして、奈七永さんのパッションをここで、小さいけどまだ、大きく大きく育てていきます。今日は参戦させてくださって本当にありがとうございました!パッションッ!」
第2試合
黒毛和牛20人前を激励賞でもらい喜ぶナナモモだったが、コーナーに戻ったナナモモを弓月と聖怜がドロップキックで奇襲し場外乱闘で試合開始。
弓月がコーナーからのプランチャを投下し、ナナモモをリングに投げ入れると弓月が奈七永、聖怜が中西をコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにロープ際に座らせると、弓月が中西に、聖怜が奈七永に低空ドロップキック。
中西をロープに振ってダブル攻撃を狙うが、側転で逃れた中西が聖怜にカニバサミ、奈七永が弓月にショルダータックル。奈七永が聖怜の背中にエルボードロップから、中西がお転婆ダッシュ。
中西は後頭部にナックルからキャメルクラッチで捕らえ、キッスの世界で四方にポーズをきめる。
弓月が納見と脇澤を蹴散らしていくが、奈七永が聖怜に首投げから背中へのサッカーボールキック。グラウンドの攻防から奈七永が潰し、引き起こすも聖怜がエルボー連打。ロープに飛ぶが奈七永はショルダータックルで迎撃し中西にタッチ。
中西はドロップキック連発からボディスラム。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。再々々度フォールも2。再々々々度フォールも2。
切り返した聖怜がフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも中西はロープに足を伸ばしブレイク。
中西はコーナーに押し込み、コーナーに振ろうとするが聖怜が逆に振るも、中西はコーナーに駆け上がる。だが弓月がロープを揺らすと中西は落下し、弓月がハイキックから聖怜がジャーマン。フォールも2。
聖怜はスパインバスターからフォールも奈七永がカット。
聖怜は弓月にタッチ。
弓月はミサイルキックからロコモーションノーザンライトスープレックスホールドも2。
弓月はコーナーに振るが、中西はコーナーに駆け上がり走り込んできた弓月にムーンサルトアタック。さらにジャーマンスープレックスホールドも2。
バックを取るが、逃れた弓月がハイキックも、避けた中西がエルボーからコーナーに振る。だが弓月もコーナーに駆け上がりムーンサルトアタックで迎撃し、再度コーナーに登るが奈七永がエルボーからビンタ連発。正面に上り雪崩式ブレーンバスターから、中西がフロッグスプラッシュを投下しフォールも2。
中西がロープに飛ぶが、聖怜が走り込みスピアー。奈七永が聖怜にラリアットも、弓月が奈七永にトラースキック。中西が弓月を羽交い締めにして奈七永が延髄斬りもこれは中西に誤爆。そこを弓月がフォールも2。
弓月は走り込んできた中西の腕を巻き込んでローリングアローも2。
聖怜が中西にジャーマンから弓月がジャックナイフも奈七永がカット。
奈七永が弓月にバックドロップから中西がジャックナイフも2。
中西はモモラッチをフェイントに丸め込むが2。
中西はルーテーズプレスからフォールも聖怜がカット。
中西は奈七永にタッチ。
奈七永はショートレンジラリアットでなぎ倒し、聖怜にもエルボーから弓月にエルボー。避けた弓月がトラースキックから走り込むが、奈七永はラリアットで叩き伏せファルコンアロー。フォールも聖怜がカット。
奈七永がロープに飛ぶが、弓月はトラースキックで迎撃し聖怜にタッチ。
聖怜は串刺しスピアーからエルボー連打。奈七永が切り返してエルボー連打も、聖怜も切り返してエルボー連打。さらに串刺しスピアーからノーザンライトスープレックスホールドも2。
聖怜は担ごうとするが、奈七永が逆に担ぐも、着地した聖怜とビンタの打ち合い。聖怜が左右のビンタからビンタを連打し、ビンタの打ち合いから奈七永が左右のビンタ。さらにバックドロップからフォールも2。
奈七永と中西はナナモモダイバーを狙うが聖怜が耐えると弓月がまとめてミサイルキック。聖怜は奈七永に俵返しからフォールも2。
聖怜が担いで弓月がロープに飛ぶも、場外から中西が弓月の足を掴んで場外に引きずり落とし、奈七永が聖怜を丸め込むと切り返しあうが2。
聖怜がロープに飛ぶが、奈七永がラリアットで迎撃しフォールも2。
ナナモモダイバーで聖怜を叩きつけフォールも弓月がカット。
奈七永は担ごうとするが、聖怜がリバースしてフォールも2。
奈七永はバックドロップからショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
奈七永はショートレンジラリアットからフォールもここで時間切れに。
奈七永「はいはいはいちょっと待って。ちょっと待って。おいお前ら、おいお前ら!おいマリーゴールドの、未来なのか?」
聖怜「未来だよ!」
奈七永「未来か、ビクトリア弓月は」
弓月「もちろん。私も未来だ」
奈七永「未来ということは今じゃないんですか?今の積み重ねでしか未来はやってこないぞ。まあこっちも、勝てなかったから偉そうなこと言えませんけど!お前ら、死にものぐるいでもっともっと上を目指せ。じゃないと今日のことが無駄になると思うんで、お前らが対角に立ってくれたこと、今日嬉しかったよ。ナナモモの最後だから、この日のこと、忘れるかもしれないけど、いつか、強くなった時に、ちょっとでも思い出してくれたら嬉しいよ。それまで、奈七永は見てるし、きっと百重も」
中西「見てるー!」
奈七永「ありがとうございました!握手しようか」
聖怜は「ありがとうございました」と両手で握手し、奈七永は抱きとめる。弓月は中西と握手し、奈七永とも握手して抱き合った。
<試合後コメント>
ビクトリア弓月&山岡聖怜
聖怜「ありがとうございました。ずっと奈七永さんの横だったので、いつか絶対闘いたいと思っていたんですけど、今日初めて闘うことが出来て。そして、奈七永さんの張り手の強さを知れて、歯ァ取れちゃったし……。でももっと、闘いたいと思いました。また私と闘ってください。ありがとうございました」
弓月「ナナモモファイナル、この最後の試合、お2人と闘うのはきっと無いと思うんですけど、だから今日ちょっと自分的には不甲斐ないというか、ちょっと心残りがある試合になってしまったなと感じています。でも、あの2人と、聖怜と組んでドローっていう結果、これは私たちが少しでも成長した証だと思うし、こうやってナナモモと今日闘えたのも、あの2人が私たちを少し認めた……認めるじゃないですけど、私たちになにか言葉を残してくれたような、そんな気がします。最後言われたこともしっかり心に刻み込んで、マリーゴールドの未来と言い続けているけど、マリーゴールドの今っていうのもしっかり意識して、これからマリーゴールドを引っ張っていく、そんな存在になっていきたいと思います」
中西百重
「試合後、時間無かったから言わなかったですけど、奈七永が辞めるのに時間が無いと。奈七永以上のパッションを今の若手、誰が見せてくれるのかと。早く奈七永以上のパッションを見せて、奈七永が『この子達なら大丈夫だ』と安心し5月24日の引退試合を迎えられるように、安心させて親孝行を出来るのはどいつだというふうに、若手全員、なんなら配信を見ている他の団体の選手、なんなら先輩方も含めて(笑)みんなどんな気持ちで試合してるんだと。この、たま~に出てきてえらそーなことは言えないんですけど、ちょっとリングから離れて、ときどき試合を動画とかで見させていただくんですけど、みんなそれぞれ試合に対しての意気込みというか、モチベーションというかはそれぞれ違うと思うんですけど、果たして奈七永以上のものを持ってる人はいるのかと。そういう疑問がありまして。ほんとは叫びたかったんですけど、奈七永に締めてもらいました。もっと1人1人が考えるべきなんじゃないかなと自分は思います。こうやって満員のお客さんで新宿FACEが埋まって、それは当たり前じゃないと。1人1人みなさんが苦労してチケットをゲットしてくれて、時間を作ってくれて、足を運んでくださる1人1人のお客さんのために本当に命かけて闘ってもらいたい。私は試合が決まってこの2ヶ月、結構大変な気持ちでトレーニングしたつもりなので。そういうところを伝えたい。みんな頑張れよと。奈七永以上のパッションで。よろしくなと」
――今日対戦した2人についての印象は
「嬉しかったです、正直。すっごい思いっきり来てくれたんで。『あぁ、そうだ。この痛みだ』っていうのを久々に、数回リングに上ってますけど、引退して20年経って、20年ぶりの痛みを今日正直初めて感じました。こんなに脳みそに響くんだと」
――最後のナナモモはどうだったか
「『最後のナナモモだ!』って感じる余裕がないくらい若手の聖怜と弓月に来られたので、結構いっぱいいっぱい追い込まれたナナモモで終わっちゃったって感じですね。逆に気持ちよかったです。勝つ、負けるとかそういうのが無くなってました。久々にこの勘定になりました。気持ちよかったというか」
――キッスの世界復活の感想を
「キッスの世界も正直あんまり練習する時間がなくて(笑)意外と久々の割にはみんな身体で覚えてたんじゃないかっていう同窓会的な感じですごい嬉しかったんですよ。キッスの世界も歌い終わった後にコスチュームに着替えてる感じも、スイッチの切り替え方、このスピードの速さっていうのも久々な感じだなと。全部が今日20年ぶりの感覚でした」
――衣装は当時のもの?
「当時のです。そのままです。プロモーションビデオを撮ったそのままの衣装です。奈七永が保管してくれてました。前回なんかイベントで15年前に使ったときに『これ、ナナの引退前にもう1回使うときあるよね。じゃあナナ持っててね』って言って。あるだけのものなんですけど。ブーツとか違ったり。保管してました。この日のために」
――モモ☆ラッチは決めたかった?
「決めたかったですけど、これが決まらなかったっていうのはなにか意味があるんじゃないですかね(笑)簡単には出せないっていうね」
――5月24日はどういう形で関わりたいか
「私は今日気持ちよく終えたので、観客席から。セコンドまで行っちゃうと試合に出ちゃうんでダメです(笑)ちゃんと送り届けたいというか……それが私の送り届け方?ちょっとわかんないです(笑)」
第3試合
先発はミクと高瀬。ロックアップをスカしたミクとバックの取り合い。高瀬がヘッドロックで捕らえ絞り上げると、ミクはエルボー連打で逃れ突き飛ばすが、高瀬がミクを飛び越えてエルボー。避けたミクがロープに飛んでドロップキックも、受けきった高瀬がショルダータックル。高瀬は首投げから光の輪も2。
高瀬はストンピングから青野にタッチ。
青野はエルボーからコーナーに叩きつけ、串刺しミドルキックからボディスラム。さらに逆エビ固めで捕らえるもミクはロープを掴みブレイク。
青野はストンピングから高瀬にタッチ。
高瀬はチョップから青野とともにロープに振ってダブルドロップキック。さらに高瀬が足を刈って倒すと、青野がサッカーボールキックから高瀬がギロチンドロップ。さらにダブルのエルボードロップを投下する。
高瀬は顔面を蹴りつけていき、髪を掴んで引き起こすとミクが必死にエルボー連打。高瀬は強烈なエルボーで倒しフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
高瀬はロープに振ってエルボーも、避けたミクが旋回式クロスボディプレス。フォールも2。
ミクは堀田にタッチ。
堀田は背中にサッカーボールキック。さらにエルボーを避けてスリーパーで捕らえるも青野がエルボー連打でカット。
コーナーに振って走り込むが、堀田は次々ラリアットでなぎ倒し、高瀬を投げようとするが切り返した高瀬がエルボー。さらにロープに飛んでのエルボーを連発すると、堀田のエルボーをガードしてボディに膝蹴りから、コーナーに振ろうとするも、逆に堀田が振るが高瀬はブーメランミサイルキック。さらにラリアットからフォールも2。高瀬は青野にタッチ。
青野はドロップキックから串刺し低空ドロップキック。さらに背中にサッカーボールキックから、引き起こすも堀田はローキックで倒し背中にサッカーボールキック。さらに投げようとするが高瀬がラリアットでカットし、高瀬と青野が交互にラリアット連発から青野がハイキック。さらにサンドイッチラリアットから青野がバズソーキックを叩き込みフォールも2。
青野はコーナーに振るが、堀田が正面に登りヘッドバッドから雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
堀田はミクにタッチ。
ミクはロープに飛んでのドロップキック連発。さらにコーナーに上りミサイルキックからフォールも2。
ミクはコーナーに振ろうとするが、逆に青野が振るもミクはブーメランクロスボディからフォールも2。
ミクがバックを取るも、青野がバックエルボーで逃れローキック。さらにビッグブーツからロープに振ろうとするも、耐えたミクにスネ蹴りからパントキック。さらにスライディングラリアットからフォールも2。
青野はフィッシャーマンの体勢も、切り返したミクにミドルキックからフィッシャーマンスープレックスホールドも堀田がカット。
高瀬が堀田にドロップキックから青野とともに走り込むが、堀田はダブルラリアットで迎撃し、ミクをファンタスティックフリップで青野に叩きつける。フォールも2。
ミクはジャーマンスープレックスホールドも2。
ミクはコーナーに上りサマーソルトドロップも、避けた青野がラリアット。ミクはカウンターのスクールボーイも2。
ミクはロープに飛ぶが、青野はカウンターのツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけフォールも2。
青野はバズソーキックからフォールも堀田がレフェリーの視界を塞いでカット。
青野はダブルアームスープレックスからフォールし3カウント。
堀田「青野未来、すごいなお前の蹴り。多分私あばらいったかもしれない」
青野「やったー!」
堀田「スゲー蹴りだわこれ。多分お前一番強いんじゃない女子プロレス界で。あの時代のお前からしてみれば、強くなったね。あの私達はさ、某ガールズのいち員だったからね。この皆教え子。そんな中でね、ほんとに皆強くなってること私は嬉しく思います。ほんとに素晴らしい。いやこの体してね、こんだけすごいのは、うん、ほんとに、トップいけるね。奈七永が引退したあと、誰もがチャンスある中で、お前がいけ」
青野「はい!」
堀田「パッションお前が背負え!」
青野「パッショーン!」
<試合後コメント>
堀田祐美子&叶ミク
堀田「ホントに青野未来、ヤバいっすね!ホントに見えてないことだらけで、すごくこういう機会があって、先週のスターダムの安納から始まって、私はアクトレスガールズの教え子たちと闘うことが出来て、彼女たちの成長を本当に身体で熱く熱く感じます。いやぁ~、やっぱアイツすげーわ!あの蹴りは……前川(久美子)クラスだね。あの強さっていうのが本当に女子プロレスに必要だと思ってるからね。青野未来選手に頑張ってもらいたいと思います」
ミク「ありがとうございました!今回パッション興行参加させていただいて、青野未来選手との対戦が1年ぶりということで、新しく生まれ変わった叶ミク、青野未来選手に叩き込みたかったんですけど、さらにさらに上に行ってる未来さんを肌で感じて、メチャクチャ悔しかったです。私もまだまだだと思うので、もっともっと堀田さんのもとで成長して頑張りたいと思います」
青野未来&高瀬みゆき
高瀬「言わせてやったね!堀田さんに!」
青野「いやぁ、まさかあんな言葉をいただけるなんて。いただける日が来るなんて!」
高瀬「嬉しいね!」
青野「嬉しいです、ホントに!」
高瀬「私も嬉しいよ!未来もいっときは別々のリングに立ったけど、今こうして同じリングに立てて。組むのも珍しいしね?」
青野「すごい久しぶりです。5年ぶりくらいかなって。私ケータイ見て思ったんですけど」
高瀬「組んだことも遠い記憶だもんね。戻ってきたけどこうやって堀田さんを唸らせるくらいの成長を見せてて、私は嬉しいよ!」
青野「ありがとうございます!私はみゆきさんの横に立つことも、熱くて熱くて熱い人なので、それに負けないって思いを今日持ってきたので。みゆきさんの熱さに引っ張ってもらいました。ありがとうございました!」
高瀬「こちらこそありがとう!」
青野「個人的に、堀田さんには昔、リングの上で試合終わった後に『プロレスは顔だけじゃねーんだよ』って。『お前そんな本気でやってんのか』って言われて、ホントに悔しくて。あのとき。堀田さんとの記憶でこれが一番残っていることで。それを今日、リングの上で顔だけじゃない、そして蹴りを褒めていただいたっていうのは、本当に良かったと。私が頑張ってきたっていう証をもらえた気がして、本当に最高に嬉しいです」
高瀬「パッション背負って、てっぺん取ってね!」
青野「はいッ!」
2人「「パッショォーーンッ!」」
第4試合
ロックアップから松本がロープに押し込むが、お互い切り返しあい後藤がクリーンブレイク。
手4つから後藤がガットショットを叩き込みロープに振るも、松本がショルダータックルでなぎ倒す。すぐに立ち上がった後藤とショルダータックルのぶつかりあいから松本がショルダータックルでなぎ倒す。
松本はマウントをとりエルボー連打。後藤が切り返してマウントエルボー連打も、松本も切り返してエルボー連打からボディに乗ってフォールも後藤がブリッジして返す。
松本がストンピングからスリーパー。さらにクロスアームスリーパーの状態からネックブリーカーで叩きつけ、首投げからチンロック。松本は頭頂部にエルボーからフォールも2。
松本はコーナーに押し込み顔面にケンカキック連発。さらに「もっと来いや」と髪を掴んで引き起こすと、後藤はエルボー連打。松本は突き飛ばすと、後藤はビッグブーツ連発。受けきった松本がエルボーでふっ飛ばし、髪を掴んでのエルボー連打から、後藤のビンタをガードして左右のビンタ。さらにローリングエルボーを狙うが、後藤はビッグブーツで迎撃し、コーナーに振ろうとするも逆に松本が振って串刺しラリアット。避けた後藤が走り込むが、松本が足を伸ばしてカット。後藤は負けじと串刺しラリアットも、避けた松本がショートレンジ串刺しラリアットから、コーナーのセカンドロープに寝かせて串刺しボディスプラッシュ。さらにリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下しフォールも2。
松本はエプロンに転がった後藤を担ぐが、暴れて悪地した後藤を場外で連れ回し痛めつける。
投げようとした松本をリバースした後藤が、エプロンを走り込んでのダイビングヒップアタックを投下し、リングに投げ入れヒップアタック。さらにビッグブーツからフォールも2。
後藤はボディスラムからジャイアントスイングで投げ捨て、チョークスラムからフォールも2。
後藤は投げようとするが、耐えた松本が走り込むも、後藤はビッグブーツからロープに飛ぶが、松本が追走ラリアット。後藤も追走ラリアットからチョップの打ち合いへ。後藤はエルボーからロープに振ろうとするも、耐えた松本がショートレンジラリアットからフォールも1。
松本はロープに飛んでラリアットからフォールも2。
松本はインプラントDDTからフォールも2。
松本は顔壊で捕らえギブアップを奪った。
<試合後コメント>
後藤智香
「奈七永さんからいただいた、このパッション興行、奈七永さんの最後のパッション、セミファイナルで、しかもシングルっていう機会をいただいたのに、私は最後、ギブアップしました。でも、奈七永ェーッ!私は絶対にプロレス人生を諦めないッ!そして、松本浩代!……さん!対戦いただきありがとうございました!クッソつえー!“破壊する女”を破壊することは出来なかったけど、必ずどこかでまたもう1回、(※小指を突き出して)約束のマークが出たので、鍛錬して強くなって、またシングルで絶対私が“破壊する女”を破壊します!クソッ!パッショォーーンッ!」
松本浩代
「ありがとうございました!今回のパッション興行、呼ばれて対戦相手にゴチカってなって、本当にいろいろ考えて。やっぱり本音を言えば引退前に高橋奈七永と闘いたかった。けど、奈七永が託したゴチカっていうのに、やっぱり意味を感じたから。自分の中でもゴチカ戦に向けて今日まで心を整えてきたつもりです。闘ってみて、思いがあるのは、高橋奈七永が言うように感じて。闘いからも正直言ったら感じて。なんでダメだダメだって言われてるのか私にはわからないくらい。だから、今日ゴチカに出会えてよかったと思うし、今日があったからゴチカがまた跳ねてまた私の前に立ってくれたら本当に良かったと思うし、奈七永も本当にそれで良かったと思うし。それこそ時代が紡いでいってるのかなと思うし。それは今日からの私の頑張りでもあると思うんで、絶対まだまだ。今年でキャリア19年!まだまだやってやりますよ!まだまだこれから私のパッションは止まりません!今日があってよかった!ありがとうございました!パッショォーーンッ!ゴチカ!」
第5試合
奈七永たちが走り込んで奇襲し、山下をリング中央に引きずると奈七永と優宇でロープに振りダブルのショルダータックル。さらにMIRAIに担がせ奈七永と優宇がロープに飛ぶと合体フェイスバスターで叩きつける。そのまま場外に転がすと優宇がみたらしだんごを投下。
リングに戻し、MIRAIがコーナー下にセットするとリバーススプラッシュ式セントーンを投下しフォールも2。
コーナーに振ってトレイン攻撃に見せかけて、優宇と奈七永が走らせMIRAIが連続串刺しバックエルボー。MIRAIが「お前も走れ」と優宇とともに奈七永を振ると、山下が避けて奈七永をコーナーに自爆させる。そこへ優宇が串刺し攻撃を誤爆し、山下はMIRAIも叩き込むとチョップから3人まとめて串刺しラリアット。山下は水波にタッチ。
水波はMIRAIにマシンガンチョップ。ぐったりと倒れるMIRAIにダメ押しのチョップから背中にもダブルチョップ。MIRAIは足をとって巻き投げて低空ドロップキックから奈七永にタッチ。
奈七永とMIRAIで水波に交互にチョップを打ち込んでいき、ロープに振ってダブルのショルダータックル。奈七永はフォールも2。
水波はコーナーに押し込み橋本にタッチ。
グラウンドの攻防から橋本がマウントを取り、ビンタから引き起こすとヘッドロック。ロープに飛んでショルダータックルのぶつかりあいから、奈七永がロープに振るも橋本がショルダータックルで倒す。すぐに立ち上がった奈七永がショルダータックルで倒すと、リバースインディアンデスロックで絞り上げていく。
水波がチョップで倒すも、その反動で橋本の足が絞られてしまい、山下もチョップで倒すと橋本がのたうつ。山下と水波のダブルチョップで奈七永を倒し、のたうつ橋本をダブルブレーンバスターで奈七永に叩きつけフォールさせるも2。橋本は水波にタッチ。
水波はショルダータックルで倒し「皆さん楽しんでますかー!?」とアピールしてから山下にタッチ。
山下もショルダータックルで倒し、変顔で挑発してから橋本にタッチ。
橋本が走り込むとエルボーの打ち合いから橋本が卍固め。そのまま俵投げで投げ捨て、引き起こすとエルボーの打ち合いへ。橋本がエルボー連打からロープに飛ぶが、エプロンから優宇が羽交い締めにして、奈七永が走り込みエルボーから、優宇とともにロープに振ってダブルのサイドバスター。フォールも2。奈七永は優宇にタッチ。
優宇は走り込んできた山下を担ぐが、水波が走り込みネックブリーカーを狙う。だが優宇はこれもキャッチし二人まとめてサイドバスターで叩きつけ、橋本の手を握っての逆水平チョップ連発。橋本がエルボーを打ち込むも、優宇はダブルチョップからセントーンを投下し、投げようとするが橋本はリバース。橋本が上げようとするが優宇もリバースし、走りこんで来た橋本をクロスボディで迎撃しMIRAIにタッチ。
MIRAIの串刺し攻撃を橋本が避けて走り込むが、飛び越えたMIRAIが橋本の前蹴りもキャッチして足へのエルボー。さらにラリアットも、受けきった橋本とラリアットの相打ち連発。さらにエルボー合戦から橋本がベイダーハンマーで倒し、引き起こすとMIRAIがビンタ。MIRAIはロープに飛ぶが、橋本は追走ラリアットから投げようとするも、MIRAIは逆にブレーンバスターからロープに飛ぶが、橋本は投げ捨てジャーマン。橋本は水波にタッチ。
水波はラリアットからSTOで倒し、ロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
水波は袈裟固めのままローリングして絞り上げるも優宇がカット。
MIRAIがチョップ連発も水波が逆水平チョップで倒す。MIRAIは再度チョップ連発も水波が左右のエルボー連打からロープに飛ぶが、MIRAIは胴締めチキンウィング。これを力任せに投げ捨てた水波だったが、MIRAIはエルボー連打からショートレンジラリアット。さらにラリアットからロープに飛ぶも、水波はカウンターで投げようとするが着地したMIRAIがバックフリップ。
MIRAIは奈七永にタッチ。
奈七永は左右のビンタ連発。エルボーの打ち合いから水波がチョップも、奈七永も左右のチョップで返すが水波はキャッチしてヘッドバッド。さらにローリングエルボーで倒しロープに飛ぶが、奈七永は足を掴んで倒しアンクルホールド。逃れた水波にスライディングエルボーを叩き込んでからバックドロップも、すぐに立ち上がった水波がスピアーを突き刺し山下にタッチ。
山下はラリアットから「パッションバスター!」と予告しブレーンバスターで叩きつける。
バックの取り合いから奈七永が投げ捨てジャーマン。優宇が山下にボディプレス。奈七永もボディプレスからフォールも、橋本がぶっこ抜くがMIRAIが背中にエルボーを打ち込みカット。MIRAIと奈七永でサンドイッチラリアットも橋本が避けて誤爆し、水波が奈七永を、橋本が優宇をラリアットでなぎ倒す。
山下が奈七永にバックドロップからフォールも、優宇がセントーンでカットしようとするが山下が避けて奈七永に誤爆。山下がフォールも2。
奈七永をコーナーに振ってトレイン攻撃を狙うが、奈七永は次々ラリアットでなぎ倒し、MIRAIが串刺しラリアットから、優宇が3人まとめてキャノンボール。さらに奈七永が山下に冷蔵庫爆弾からフォールも2。
奈七永は再度コーナーに上り、冷蔵庫爆弾を投下するが山下は足を伸ばして迎撃。山下はコーナーに上り「今日から私が冷蔵庫だ」と掟破りの冷蔵庫爆弾からフォールも2。
山下はロープに飛ぶが、ラリアットの相打ち連発から山下がショートレンジラリアット。奈七永が延髄斬りも山下はトラースキックを叩き込み、ナックルからローリングラリアットでなぎ倒しフォールも2。
山下は走り込むが奈七永がラリアットで迎撃しフォールも2。
奈七永はクインビーボムを狙うが、水波がラリアットから橋本のラリアット。山下はインプラントで奈七永を突き刺しフォールもMIRAIがカット。
山下はスプラッシュマウンテンを狙うも、着地した奈七永がスクールボーイも2。
ラリアットの相打ちから両者ダウン。
山下はトラースキックを打ち込み、ロープに飛ぶがMIRAIがラリアットで迎撃。優宇と奈七永でナナモモダイバーを叩き込みフォールも橋本がカット。
奈七永がナナラッカからフォールも2。
膝立ちでヘッドバッドの打ち合いからビンタの打ち合い。山下がヘッドバッドも、奈七永も強烈なヘッドバッド。山下のエルボーをガードした奈七永がエルボーからワンセコンドEXで叩きつけフォールし3カウント。
奈七永「皆さん、一緒に、パッションしてくれて、ありがとうございました。そして、組んでくれた、優宇、MIRAI、ありがとうございました(座礼)。水波、橋本、山下、私が、大好きな!パワフルで、熱いスタイルの3人、こうやって、試合ができて、最高だったよ。やっぱさ、もっともっと試合したくなっちゃうな。アニキ、簡潔に一言もらってもいいですか?」
水波「奈七永さん、あなたに、触れることが出来て、あなたと試合ができて、プロレス人生、変わった人、自信がついた人、世の中にたくさんいるんだよー!私もその中の一人だ。今日こうやって、パッション興行、リングで闘えて、改めて、私の心にあなたのパッションが刻まれたよ。私はあなたに支えられてばかりだった。これからは、私がプロレスで!あなたに、恩を返していきます。あなたと出会えて良かったです!ありがとうございましたー!」
奈七永「多分山下と橋本も同じ意見だと思うので、それは後でちょっと聞くとして、あのね、プロレスラーになってね、一番良かったことってね、たくさん夢を叶えていけることだと思ってて、負けたりさ、悩んだりさ、辛い事いっぱいあるけどさ、こんなに応援してくれるお客さんがいるんだからさ、もっともっといけるんだよプロレスラーって。だからみんな諦めないで、夢を掴みにいってほしいし、見てるお客さんもそれぞれの夢を掴みにいってください。そんなパワーに、なれたら、プロレスラーはめちゃくちゃ嬉しいです。そして最後に、一つ、私の夢が、叶ったことがあるので、こちらのVTRをごらんください(高橋奈七永自伝本『終わりよければすべてパッション!!』発売が発表される)いやこの本のために大会をやったわけではございません。一つ、一つの夢の、ずっと本を出したいって夢があって、引退の日に本が出ることが、夢が叶いました。ぜひ皆さんよろしくお願いします。そして最後5月24日代々木で、終わりよければすべてパッションて叫んで笑顔でリングを降りたいと思いますので、最後まで見ててほしいし、その先もプロレス界は続いていくので、プロレスを、そしてマリーゴールドもよろしくお願いします。それじゃ今日の全選手上がってくださーい!(選手がリングへ)皆さん、みんなありがとうございましたー!全女のお父さん、堀田さん!堀田さん!」
堀田「(奈七永を抱きしめ)パッショーン!」
奈七永「ありがとうございました!それでは、みんなで、終わりよければすべてパッショーンて叫んで終わりたいと思います。いいですかー!?もっと声出せいいですかー!?終わりよければ、全て、パッショーン!!ありがとうございましたー!」
<試合後コメント>
水波綾&橋本千紘&山下りな
水波「ということでッ!終わりよければすべてパッション!メインが終わりました!この3人で組むのは中々ないことォ!中々素敵な3人が!私も含め!素敵な3人が揃ったメインイベントで、私はすごく楽しかったでございます!こうやって奈七永さんと最後に対戦することが出来て、もう出来ないと思っていたことだったので、最後の最後で私の気持ち、パッションをぶつけることが出来るキッカケが今日あって、まずは良かったなと思っております!」
橋本「高橋奈七永の厳しさ、そこを私は受け継いでいきたいと思います。あそこまでリングで厳しい人は中々いないので。やっぱもっともっと厳しさを下の世代に教えていくのは私の役目だと思うので。でも、私は今日が奈七永さんと最後じゃないと思ってるので、これが最後じゃイヤだなって思うので、また闘ってください!」
山下「初めて奈七永と試合したときにすごい衝撃を受けたんです。そっから『女子プロレスってこんなに怖くてカッコいいんだ』と。さらに自分の中の女子プロレスのハードルが高まったんです。高橋奈七永のおかげで。これからの若い子がそれを、高橋奈七永に感じられなくなるっていうのはすごくもったいないと思うんですよ。でも!我々が!我々が!そう思わせていきたいなて!思います!」
水波「リングでも言いましたッ!奈七永さんと試合してプロレス人生変わったレスラーの人、たくさんいると思います!その人たちを代表してじゃないけど!今日こうして言わせてもらいたいけど!奈七永さんのそういう姿を見て育った!そういうパッションを!ちゃんと引き継がれていますんで!私らがこれからそういうのを見せていきたいと思います!ということでェ!今日はありがとうございましたァ~ッ!」
高橋奈七永&優宇&MIRAI
奈七永「ありがとうございましたァ!パッション興行、終わりよければすべてパッション……」
(※突然、会場ビル全体に火災感知器作動を告げるけたたましい警告音が響き渡る)
優宇「奈七永さん!どうしてくれるんですか?!」
奈七永「パッションしちゃったぁ?!」
MIRAI「燃えすぎて火が点いちゃいました!」
奈七永「火が点いちゃった?!みんなパッション……新宿FACEのビルもパッション……新宿もパッションしちゃいましたね」
優宇「奈七永さんってこういうところがあるんですよ!持ってるんですよ!」
奈七永「もうね、収まらないのよ。パッションが。火がさぁ、燃え盛っちゃってさぁ」
優宇「ビルごと……!」
奈七永「これ、シャレにならなかったら怖いんですけど(笑)大丈夫でしょうか、逃げなくて大丈夫でしょうか?……はい!最初のキッスの世界から、ナナモモ、そしてこのメインイベント!やり切りました!」
優宇「カッコよかったぁ~!奈七永ェ~!」
奈七永「奈七永じゃねーよ!」
MIRAI「奈七永~♪」
奈七永「奈七永じゃねーよ!なんか、相手のね、山下、水波、橋本。パワフルで熱くて、真っ直ぐプロレスに向き合ってる3人だと思います。そして隣に立ってくれてる2人も真っ直ぐプロレスに向き合ってる2人だと思います。そんなみんなの思い、パッションがもっともっと世の中に伝わってほしいと思うし、今日集まってくれたお客さんとか配信で見てくださったお客さんには、少なからずでも届いてると思うので。これからもっと轟かせてください!」
優宇「もう、私の中に植え付いたパッションを、これからどんどん下の人にも、そして先輩にも轟かせて行きますので!ビルごと燃やすくらいの気持ちで!パッションしていきますよ!」
奈七永「そーだよ!パッション!」
MIRAI「パッション!」
奈七永「パッション!」
MIRAI「……あの、真面目にしてもいいですか?」
奈七永「いや、真面目だよ?!(笑)」
優宇「私のこと下げるなよ?!(笑)」
MIRAI「今日、この試合、自分のプロレスラー人生のすごく大事な1ページになったなっって思うので、本当にこの試合を組んでいただいてありがとうございました。パッションという劇薬に触れた魂をもっともっと自分はパッション以上に輝かせていきたいと思います!見ててください!」
奈七永「約束ね、約束!優宇ちゃんも!」
優宇「約束!」
(※3人で指切り)
奈七永「パッションをちょっとでも心の中に入れて、2人のプロレスのスパイスにしていってください。そしたら私は嬉しいし、安心して引退していけるので、まだまだこれから走ってゴールテープを切りに、まだまだ走っていきます!今日はありがとうございました!」
3人「「「パッショォーーンッ!」」」
奈七永「諦めなければ終わらない!夢は叶えるものだ!」