引退を控える中島安里紗が世志琥の思いも背負って“裏切り者”の高橋奈七永をボッコボコに!

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 19日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。引退を控えるSEAdLINNNGの中島安里紗がマリーゴールド参戦を果たした。

 中島は1月11日の新木場大会の試合中に負傷して救急搬送され長期欠場へ。元々首を痛めていたところへこのときの頸髄損傷が加わり、プロレスラーとして致命的なダメージを負ってしまった。
 中島は4月21日に復帰を果たしたが「100%はできても120%はできない」という状態であることを明かし、8月23日のSEAdLINNNG 9周年大会での引退を表明。現在は引退ロードとして様々な団体に積極的に参戦し、数多の選手たちと絆を育んでいる。

 そんな中、SEAdLINNNGの旗揚げ人でもある高橋奈七永が中島との対戦を熱望。
 「私は今を一生懸命生きている。それが信条でこのマリーゴールドにたどり着きました。だけど、1つ、もしかしたら心残りが残るかも知れないんで、今私がいるマリーゴールドのリングに中島安里紗に上がってきて欲しい」と語り、中島のパートナーには【悪魔と天使】の盟友でありマリーゴールドの真紅のベルトの王者であるSareeeを指名。奈七永はこの猛者が集まる闘いへ参戦志願してきた新人の後藤智香をパートナーに出陣した。

 異様な緊迫感が漂う中で両組入場すると、奈七永が2021年12月にSEAdLINNNGを退団する際に当時の王者であった中島から渡された『永久挑戦権』を中島の顔面に掲げ、眼前で破り捨てる。
 試合は髪を掴み合いながらの殴り合いに始まり、中島が“悪魔”と呼ばれる由縁たる凄まじい威力のエルボー&ビンタを奈七永に猛連打。奈七永はこれを真っ向から受けつつエルボー&ビンタで反撃。この壮絶な打撃戦には場内から「うわっ……」というドン引きの声も上がる。
 新人の後藤も根性とパッションを見せ、マリーゴールド&SEAdLINNNGのシングル二冠王であるSareeeに突撃。エルボーでぶっ飛ばされてもフットスタンプで腹を貫かれても攻めの姿勢を崩さず、あわやSareeeから3カウントを奪うという場面を幾度も作った。
 しかし、すべてを受けきったSareeeが後藤のラリアットを巻き込んで脇固め。そのままグラウンドでの卍固めに捕らえてギブアップを奪った。


 奈七永は足早にリングを去ろうとする中島を呼び止め「おい中島!マリーゴールドのこのリングに上がってくれて、本当にありがとう!」と呼びかけて握手を求める。中島は軽く頭を下げてから両手の中指を立ててリングを後に。奈七永はその背中に座礼をして見送った。

 試合後の感想を問われた中島は「見た人たちが答えを探したらいいじゃないですかね。私はこの試合について言葉にするつもりはもうないです」と奈七永への思いは内に秘めたままに。
 しかし、試合後の中指立てポーズについて問われると「これは分かる人には分かるよね?私はSEAdLINNNG全員、ファンも、世志琥の思いだって背負って闘ってるんで。そういうことですよ」と不敵に笑った。


 そこへ、奈七永が突然花束を持って乱入し「嫌かもしれないけど」と花束を押し付ける。
 中島は「こういうね、なんでもかんでも綺麗事にするところが嫌いなんだよ!お前のよ!でも花には罪はねーからもらってやるよ!」と奈七永を花束で小突いてから荒々しく去っていった。

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