【試合詳細】5・26 マリーゴールド新木場大会(昼) MIRAI&桜井麻衣vsSareee&野崎渚 林下詩美vsビクトリア弓月vsボジラ 青野未来&翔月なつみvs松井珠紗&CHIAKI ゼイダ・スティールvsマイラ・グレース 天麗皇希vs石川奈青

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『Marigold Grand Opening Wars 2024』
日程:2024年5月26日
開始:12:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:284人(札止め)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○天麗皇希
9分0秒 アメジスト・バタフライ→片エビ固め
●石川奈青

▼シングルマッチ 15分1本勝負
●ゼイダ・スティール
7分27秒 フォーファンク・クロス→片エビ固め
○マイラ・グレース

▼3WAYマッチ 15分1本勝負
○ボジラ
9分42秒 リバース・スプラッシュ→片エビ固め
●ビクトリア弓月
※もう1人は林下詩美

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○青野未来/翔月なつみ
13分22秒 スタイルズ・クラッシュ→エビ固め
●松井珠紗/CHIAKI

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ミライサク]MIRAI/●桜井麻衣
10分31秒 ダイビング・ダブルフットスタンプ→片エビ固め
○Sareee(フリー)/野崎渚(フリー)

Sareee&野崎がマリーゴールドのド真ん中に立ってリングを制圧!札止めの大入りもロッシー小川は「284人しか入れられないんじゃ新木場でやる意味ない」

オープニング


 大平ひかるリングアナによる対戦カード発表が行われ、その後は右橈骨遠位端骨折によりしばらく欠場することとなったジュリアがリング上で挨拶を行った。

ジュリア「新木場の諸君!ごきげんよう!この度改めてなんですけど、なんと右腕を旗揚げ戦で骨折してしまい、メチャクチャ悔しいです。本当に情けない気持ちなんですけれども、完全に治すために少しの間欠場させていただきます。ジュリアの出場を楽しみにしていたファンの皆さん、本当に申し訳ございません。私がこの怪我をしたのは、ご存じの方もいると思うんですけど、試合のかなり序盤の方だったんですね。私が旗揚げ戦メインイベントで最後まで闘い抜けたのは、間違いなく会場にいた皆さんの熱い声援が力になりました。本当にありがとうございました!みんなの声が、応援の声があるとこんな状態でもあんなに頑張れるんだって、私はすごく感動した1日だったんですね。なので、今日も満員の新木場、選手たちみんな旗揚げ2戦目、高橋奈七永も欠場してちょっとピンチかもしれないんですが、その分頑張ってくれると私は思ってます。なので、皆さんの熱い声援を送って上げてください。よろしくお願いします!なので!皆さん?声出す準備はできてますか?!喉の方はほぐれてますか?盛り上がる準備はできてますか!?できてますか?!本当か?!できてんのかオイ!もっともっと!それでは第1試合から最後までお楽しみください。マリーゴールド新木場大会、スタートだァッ!」

第1試合


 石川は青コーナー、皇希は赤コーナーと既に“序列”が生まれていることが見て取れるリング上。
 試合前に石川が「お願いします!」と握手を求めると、皇希が恐る恐るといった様子で応じて両手で握手。

 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べを制した皇希がロープに押し込んでクリーンに離れる。
 再びロックアップ。今度は石川が押し込んで離れ際にダブルチョップ。石川はヘッドロックで絞り上げ、ロープに振ってエルボーを発射。側転でかわした皇希がビッグブートからカバーも、石川がブリッジで抜けて側転から「ナメんな!」とクロスボディ。
 皇希が手4つを求めるも、石川はボディブローで怯ませてヘアホイップ。コーナーで顔面を踏みつけていき、首投げからボディシザース、サーフボードストレッチ。さらにロープにくくりつけながらスタンド式のキャメルクラッチで捕らえて観客に写真を撮らせる。石川は串刺しスプラッシュからボディスラムを狙うが、皇希がぶっこ抜いてボディスラムで叩きつける。
 皇希は「皇希!170cmプレス!」の掛け声から170cmプレスを発射も、石川がかわして側転式ボディプレスから脇固め。皇希はその長い脚をロープにかけてブレイク。石川はロープに振っていくが、皇希が振り返してパワースラムから170cmプレス。
 皇希は串刺しビッグブートからカナディアン・フェイスバスターを狙うが、形が崩れて倒れてしまう。再び担いでカナディアン・フェイスバスターを決め、コーナーに上ってアメジスト・バタフライを狙う。

 石川は下から追いすがってデッドリードライブ。引き起こしていくも、皇希が振り払ってエルボー。石川も真っ向から応じてエルボー合戦へと発展。皇希がビッグブートを発射も、かわした石川がコードブレイカーからコーナーに上がってダイビング・クロスボディ。

 石川はダブルアーム・スープレックスからジャーマン・スープレックスを狙うが、皇希がRKOで切り返す。皇希がカバーも、石川は下から丸め込んで脱出しエルボー連打。ロープに飛ぶが、皇希がカウンターのスパインバスターで叩きつけ、側頭部を貫くランニング・ビッグブート。最後はアメジスト・バタフライを投下して3カウントを奪った。

<試合後コメント>

皇希
「プロレスラー2戦目、無事に勝つことができました。まあでも、ぶっちゃけ試合にはまだ納得いってなくて、悔しさがすごく残ってるんですけど、でも、Twitterで奈青さんが言ってた女優様って思われてもしょうがないのかなって今思ってたんですけど、それがすごい悔しくて、女優でもプロレスラーでも、こうやって兼業するって決めたから、だからこそもっとそういう風に思われないように、思われても!自分が信じた道をこっから進んでいくんだって新たに、改めて決意をしました。だから今日また勝つことができて、ほんとに良かったです。ありがとうございました」

――旗揚げまでにもっと練習したかったところはある?
「そうですね、まあ練習もしたかったですし体調管理って部分でもやっぱどうしても、甘かった部分はすごいあったと思うんで、そうですね、もっと練習してこっち一本に集中したかったなって気持ちが、今は一番それが強いですね」

――今後もこういう形は続きますが自分なりのやり方は見つけられそうですか?
「そうですねこっから、今回の1戦もそうですけど反省とかももちろんあったので、最初っから全てが上手くいくとは自分でも思っていなかったので、そうですねこっからもっと良いやり方とか、自分のスタミナとか技とか、技術的な部分でも磨いていけるなって改めて思いました」

――これまでの内容をリハーサルで詰めていくやり方と、試合が決まってすぐやるっていうやり方は感覚が違いますか?
「そうですねやっぱ、決まってるのだと心構えとかもできるし、もうこれがこれがっていうのが決まってるから、なんですかね?やっぱ感情的な事も準備ができるし、そこはよりお芝居に近いものになると思うんですけど、全然違いますね(苦笑)」

――プロレスデビューしてからアクトレスガールズ以外の人と闘うのは初めてだと思いますが違いは感じました?
「あぁでも、そうですね、一戦目の時にもアクトレスガールズで一緒にやってきた人達とはいえやっぱり全然違うなと思ったので、そこの差っていうものはあんまり強く感じなくて、でも初めての相手だったのでそうですね、なんというかこう、もっと上手くできたんじゃないかなって思う部分も沢山ありましたね」

――シングル初勝利の嬉しさより悔しさの方が強い
「そうですねなんか、悔しいですね。勝ったのに悔しいですね。なんか言語化できないんですけど、なんか初めてですこの感覚は。勝ったのに悔しいっていう。はい」

石川奈青
「いやー、悔しいですね。なんか、青野未来戦との悔しさとはまたちょっと違って、ほんとに自分自身になんか悔しいっていうかまあ、そうですね、なんか、努力って報われないんだなっていうか、まあ報われなきゃ努力じゃなかったんだなっていうのが自分の中で大きいですね。練習してないくせにとか言って、自分が練習してたとしてもこれで結局結果に出してないと、意味がないので、ほんとに悔しいですね」

――お芝居の人と言ってた人に二連敗という形になりました
「いやそうですね。しかもデビュー二戦目ですよね?ほんとに、いやもっともっと自分自身が自分自身の課題とかもすごくたくさん見えたので、成長して行かないとなって思いました。本当に悔しいです」

――前回以上に気負ってたのか硬かった気がしましたが
「そうですね~やっぱ前回よりカード発表から試合まで日数も短かったですし初対戦の相手だしっていう事もあって、そうですね、自分自身ももっともっとやらなきゃなって思いました。はい」

――期待されている才能みたいなものは感じましたか?
「そうですねやっぱり、なんか、そもそもなんで私が青コーナーだったのかわからないですけど!まあそうやって入場からそうやってあんなデビュー二戦目で、私は入場してくるのでデビュー二戦目は精一杯だったんですけど、あんな踊ってる余裕とかもあって、そういうのも才能なんじゃないですか?自分にはないものなので、そういうのもっともっと、マリーゴールドとしてはそういうのがもっともっとね、輝いていったらいいんじゃないかと思います。自分は自分のできることをもっともっと頑張ろうって思いました」

第2試合


 ゴングが鳴るなりマイラが突き飛ばし、そのままエルボー合戦に発展。マイラがソバットから水面蹴りを発射も、ゼイダがかわしてロープに飛び、マイラの追撃をかわしてセクシーポーズで観衆にアピール。マイラもロープに蜘蛛のように飛びついてセクシーポーズ。観衆が両者に黄色い歓声を上げる。
 ゼイダが追っていって場外戦となり、ゼイダがエプロンに叩きつけるフェイスバスター。さらにゼイダが場外スラムを狙うが、マイラがスイングDDTで切り返して見せる。
 マイラがコーナーに上ってダイビング攻撃を狙うが、ゼイダがかわしてビッグブートからフットスタンプ。さらにゼイダがビンタを見舞いつつ両手を広げて挑発。ゼイダはコーナーに詰めて串刺しバックエルボー連打から串刺しジャンピングニー。2発目を狙うが、マイラがかわしてコーナーに駆け上がり、ダイビング・ルー・テーズ・プレス。
 マイラはコーナーに振って串刺しバックエルボーからバックドロップを狙うが、ゼイダがクラッチを切ってショートレンジ式レインメーカー。さらに変形十字固めの形で転がしていき、ニーリフトから高角度オクラホマロール。

 ゼイダは逆水平チョップ、マイラはエルボーバッドでの打ち合いに。マイラが連打で打ち勝ってロープに飛び、フライング・ラリアットからフィッシャーマンズ・スクリュー。さらに投げようとするが、ゼイダがクラッチを切ってRKOで切り返す。
 ゼイダがコーナーに上っていくが、マイラが下から追いすがってバックドロップ。さらにフォーファンク・クロス(※スイング式フェイスバスター)を狙うが、ゼイダが前方回転エビ固めで脱出しバックスライドを狙う。これを振り払ったマイラがフォーファンク・クロスを決めて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

マイラ・グレース
「今日もゼイラと試合だったけど、今日は時間を無駄にすること無くフィニッシュ出来た。今日の勝利で私がなぜマリーゴールドにいるのかを証明できたと思う」

ゼイダ・スティール
「マイラ、貴女とはこれからよく闘うことになると思う。“マリーゴールドの金髪外国人”は2人もいる余地がない。今日は貴女が私を負かせた。現実的に考えて、貴女は私よりも何年も経験豊富で、世界を旅してきた。だからこそ聞きたい。ねえ、教えて?なぜ私は貴女に1度も負けていないの?1度や2度でもなく、何度も何度も。貴女のコーチは恥ずかしい思いをするべきね。でも私は負け犬ではないからここで失礼するわ。私の良き友人であるロッシーとちょっと話すことがあるから」

第3試合


 ゴングが鳴ると、ボジラが余裕の笑みで2人を挑発しながら手4つを求める。詩美&弓月が2人で協力して力比べに挑むも、ボジラは軽々と突き飛ばしてしまう。
 弓月がドロップキック、詩美がショルダータックルでぶつかって行くもボジラはビクともせず「カモーンッ!」と咆哮し、2人まとめてショルダータックルで吹っ飛ばす怪力を見せる。
 ボジラは2人をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュを連打。さらに弓月をハンマーパンチ一発でなぎ倒し、「ジャパン!アー・ユー・レディ?!」とロコモーション式ブレーンバスターを3連発。これは詩美がカット。
 ボジラは詩美にエルボー連打からボディスラムで叩きつけて場外に排除。弓月は雄叫びを上げながらエルボー連打も、ボジラがエルボー一発で吹っ飛ばす。さらにボジラがロープに振るも、弓月がヒザへの低空ドロップキックから顔面へのドロップキック。さらにスワンダイブ式のアームドラッグを狙うが、ボジラは軽々キャッチ。その背後から詩美がドロップキックでボジラを揺るがせる。
 詩美はボジラにジャーマン・スープレックスを狙うが、ボジラが振り払って串刺しボディスプラッシュ。さらにボジラがコーナーに上っていくが、詩美&弓月が下からダブルドロップキックを見舞い、2人でデッドリードライブを見舞うことに成功。

 詩美がボジラに逆片エビ固め、弓月がキャメルクラッチを同時にかける連携攻撃も、ボジラは匍匐前進で軽々とロープへ。
 詩美がボジラに串刺しラリアット、弓月がドロップキック。さらに2人同時のダブルドロップキックを見舞って2人でカバー。ボジラが軽々と返してみせると、詩美&弓月がダブルブレーンバスターを狙う。しかし、ボジラは2人まとめて高速ブレーンバスターで叩きつけ、ダブルラリアットでマットに突き刺す。

 ボジラは詩美にエルボードロップ。詩美を引き起こしてエルボー合戦へと引き込む。詩美は必死に連打していくが、ボジラの余裕の笑みは崩れず。ボジラは「カモン!●ッチ!」とボディスプラッシュ。さらにラリアットを狙うが、弓月がカットして動きを止め、詩美のラリアット+弓月のドロップキックの合体攻撃。さらに2人でロープに振ろうとするが、ボジラが振り払って弓月を担ぐ。さらに飛び込んできた詩美もキャッチ。暴れて脱出した詩美がドロップキックを見舞い、弓月がスクールボーイで丸め込むもカウントは2。

 詩美&弓月は交互にエルボーを連打してからロープに飛ぶが、ボジラは2人を同時に喉輪でキャッチしてダブルのチョークスラム。さらに弓月、詩美を順番にラリアットふっ飛ばし、ふらりと起きてきた弓月に再びラリアットを見舞って1回転させる。
 ボジラは弓月を高角度スパインバスターで叩きつけるも、詩美が必死のカット。ボジラは詩美をオクラホマ・スタンピートで叩きつけて排除し、弓月をボディスラムでセットしてリバース・スプラッシュで3カウント。

 この試合では詩美と弓月が互いを直接的に攻撃する場面はなく、3WAYというよりハンディキャップの様相を呈した試合をボジラが余裕で制した。

ボジラ「(※大・ボジラコールを受けて)聞こえるか?皆が私の名前を呼んでいる。私が勝ったからだ!これで格の違いが分かっただろ?いいか!デカさこそが正義だ!」

詩美「オイ、日本語喋れよ。何言ってっか全然わかんねーよ。なんだあのバケモノはよ……。オイ、高橋奈七永!今日どこ行ったんだよ?元は高橋奈七永も入れたタッグの試合だったけど、今日欠場で3WAYになって。高橋奈七永と当たるのスゴイ楽しみにしてたのにどうしてくれんだよ、なあ?オイ、スゲー楽しみにしてたのに今日試合できなかったんだ。試合できなかったんだ。次の後楽園ホールで、聞いてるか高橋奈七永!聞いてろよ。私とシングルマッチでパッション注入、してくれよ。高橋奈七永のパッション注入マッチ、何回も見てきたよ、私もぜひそのパッション注入してほしいんで、6月11日の後楽園ホール、林下詩美vs高橋奈七永、シングル。パッション注入マッチ。決定でお願いします」

<試合後コメント>

林下詩美
「ボジラ、でかすぎんだろあいつ!もうあいつでかすぎてあの身体だけで反則反則。で、高橋奈七永今日、欠場か。なんだよなスゲー楽しみにしてたのによ。この借りは、是非次の6月11日後楽園ホールでシングルしてもらわないとな!こんだけ楽しみにしてたんだからシングルぐらいしてくれよ。そんで私にもそのパッション注入してくれよ。高橋奈七永から、パッション注入されれば私はもっともっと、上に上がれるはずだから。奈七永は、高橋奈七永は引退を見据えての入団だっけマリーゴールドに。じゃあそのパッション注入マッチで、私がそのパッション受け継いで、引導渡してあげますよ。悔いのない試合しましょうよ。林下詩美と全力で、パッション注入マッチよろしくお願いします」

ボジラ
「みんな、今日の私を見た?私たちにとってこれはまだ始まりに過ぎない。私はマリーゴールドのベルトを狙っている。ということは誰がベルトを巻くことになるかは誰が考えても分かるね?そして皆が私に挑み、そして死んでいくことになるでしょうね」

第4試合


 翔月と松井の対面でゴング。ゴングと同時に松井がドロップキックで突っ込んでいくも、翔月が上手くいなしてアームドラッグの応酬に。スピーディなグラウンドの攻防から翔月がドロップキックを見舞ってこれを制す。青野にタッチ。

 青野は松井をボディシザースで絞り上げ、そのままサーフボードストレッチ、キャメルクラッチと捕らえていく。翔月にタッチ。
 青野&翔月がサンドイッチ式サッカーボールキックを叩き込み、翔月がカバーから腕を取って脇固め。松井はなんとかロープを掴んでブレイクも、翔月がロープを絡めたアームロックで追撃。
 翔月はロープに飛ぶが、松井が「ナメんじゃねーぞコラ!」とカサドーラ・フットスタンプ。CHIAKIにタッチ。
 CHIAKIは青野、翔月をショルダータックルでふっ飛ばし、2人の頭蓋骨を同時にアイアンクローで捕らえて拷問。さらに2人へ同時に顔面ウォッシュを見舞っていき、松井にタッチ。
 CHIAKIは翔月に串刺しスピアー。松井は串刺しニーからブレーンバスター。さらにロープに飛ぶが、翔月がキチンシンクで迎撃しロープに飛ぶ。松井がカニバサミで転ばせ、エプロンからCHIAKIが一撃。松井がスライディング・クロスボディを見舞ってCHIAKIにタッチ。

 CHIAKIは翔月の背中に側転式ダブルニードロップを見舞い、風車式バックブリーカーで追撃。続けて逆エビ固めを狙うが、翔月が下からサムソンクラッチで切り返し、顔面蹴り連打から背中へのダブルニードロップ。さらに翔月はニーリフト連打から急角度逆エビ固め。これは松井がカット。翔月が青野にタッチ。

 青野はCHIAKIに串刺しドロップキック。さらにローキックで転ばせ、尻餅をついたCHIAKIの顔面に串刺しドロップキック。続けて得意のダブルアーム・スープレックスを狙うが、CHIAKIがショルダースルーで脱出。CHIAKIがフィッシャーマン・バスターを狙うが、青野が振り払ってボディスラム。さらに青野がブレーンバスターを狙うが、CHIAKIがぶっこ抜いてボディスラムで叩きつけ、ロープに飛んでスピアー。CHIAKIはアルゼンチン・バックブリーカーからムーン・ウルフ。完璧に決まるもカウントは2。松井にタッチ。
 松井はコーナーに上がり、青野にセカンドからのムーンサルト・プレス。すぐにまたコーナーに上がり、青野&翔月を2人まとめてダイビング・クロスボディでなぎ倒す。さらに松井がスライディング・キックで顔面を貫き、MKDを狙う。青野がこれを振り払うと、翔月がエプロンから一撃。青野が松井をキャプチュードで叩きつけ、39ロックで捕らえる。CHIAKIがカットに向かうも、翔月が卍固めで捕らえて阻止。松井はなんとかロープを掴む。
 青野は松井をロープにくくりつけて串刺しラリアット。さらに翔月が串刺し蒼魔刀。続けて青野がスライディング・ラリアットを発射も、松井がキャッチして十字架固め。松井は青野&翔月を2人まとめてネックブリーカー&フェイスバスターで叩きつけ、CHIAKIが2人へ同時にスピアー。
 松井は青野に変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからコーナーに上がってミサイルキック。しかし、青野はネックスプリングで跳ね起きてラリアットで叩き伏せる。青野がロープに走るも、CHIAKIが飛び込んできてパワースラム。翔月がCHIAKIを延髄切りで排除、松井が翔月をドロップキックで排除。


 青野が松井にハイキックからダブルアーム・スープレックスを狙うが、松井がバックスライドからマ・ツイカワイストラル。これを返されると、松井がロープに飛ぶも、青野がキャッチしてダブルアーム・スープレックス。さらにロープに飛んでラリアットを狙う。松井がウラカン・ラナでの切り返しを狙うが、これをしっかりキャッチした青野がそのままスタイルズクラッシュで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

青野未来&翔月なつみ
翔月「久しぶりの新木場、後楽園のときも思いましたけどこんなたくさんの皆さんに見ていただいて、こうやってまた自分たちのホームって感じの新木場にこのメンバーで立つことが出来て本当にまずはそこに感動しています。ありがとうございます。だけど、(青野は)見てもらったら分かる通り、あんまり汗かいてない」
青野「いや、メッチャかいてますよ!(笑)」
翔月「自分はあんまり未来ちゃんとタッグを組むことも何回かありましたし、信頼してる部分も、相手の松井とCHIAKIも信頼してる部分はメチャクチャあるけど、みんなここに来て1からのスタートだと思ってるから。仲間だけど、やっぱり1つ抜けた存在でいたいとみんなが思ってる。私的には自分が活躍するポイントに持っていくことが中々出来なかったので、試合の中での悔しさがまだまだあるから。やっぱり青野未来にメチャクチャ汗をかかせられるのは自分じゃないかと思ってるので。ここの対決も楽しみにしています。隣に心強いパートナーがいたので、2戦目にしてやっと勝利、白星なので。私は(笑)初っ端黒星スタートだったので。今日は青野未来のおかげですけど、ここから上に行けるように頑張りたいと思います」
青野「私はいっぱい試合したこの新木場1stRINGなんですけど、全然見える景色が違って。それはすごいなって。ずっとホームのようなところだったので、こんなに景色が違うんだってことに驚いて。嬉しくて、ここに来れてよかったって気持ちと、今日またこの元アクトレスメンバーですけど、私はもちろん信頼もあるし、やり慣れてるからって安心感もあるんですけど、このメンバーだからこそ誰にも負けたくないし、もちろんなつみさんにも負けたくない。どうやったらここで飛び抜けられるかっていうのをすごく考えて試合しました。私が勝てたけどなつみさんが勝ってもおかしくないし、松井珠紗もCHIAKIも気合入ってたと思うので。こっからホントにみんな同じところからのスタートなので気を抜いてられないなって。誰が飛び抜けていくかわからないので、気を抜かずに全員ライバルだと思って、誰にも負けないつもりでやりたいと思います。改めてそれを認識できました。ありがとうございました」

松井珠紗&CHIAKI
松井「言いたいことはいっぱいあるんですけど、まずはマリーゴールドの一員として新木場のリングに立てたことがとっても嬉しいです。ありがとうございました。でも、今までも新木場でたくさん試合をさせていただいてきたんですけど、私はまだ青野未来に勝てないのかと。でも、このマリーゴールドで私は必ず青野未来を超えたいと思います。はい!」
CHIAKI「……ヴァァ~、新木場が、アクトレスのときと見違えるような空間になって。その空気も楽しんでやりたいと思ってたんですけど、結果がついてこないとしょうがないんですよね。自分がもっともっとアシストできるような選手になりたいと心から思ったし、口だけじゃダメだと思ったんで。今一度、強くなれるように気を抜かず頑張っていきたいと思います」
松井「練習、さらに頑張りましょう!」
CHIAKI「お願いします!……ヴァ~、声が枯れてます」

第5試合


 マリーゴールドのリングでMIRAI&桜井の“ミライサク”が復活し、メインイベントで外敵のSareee&野崎を迎撃。

 ミライサクがゴングを待たずに奇襲をかけ、桜井と野崎が場外でやり合う。MIRAIがSareeeをランニング・バックエルボーで倒すも、Sareeeは「ナメんじゃねーぞ!」と強烈なドロップキックからヘアホイップ。MIRAIも強引にヘアホイップで投げ返して意地を見せ、髪を噛み合いながら睨み合いに。
 MIRAIとSareeeが真っ向からエルボー合戦を展開。打ち勝ったSareeeがロープに振るも、MIRAIはショルダータックルでなぎ倒して桜井にタッチ。

 桜井はSareeeをビッグブートで倒してマウントエルボー連打。さらにボディスラムを狙うも、Sareeeがボディスラムで投げ返して重い重いマウントエルボー連打。続けて野崎との合体鎌固めで桜井を拷問。レフェリーに注意されると、Sareeeは髪を掴みながらのダブルレッグロックで桜井を絞り上げていく。桜井がロープを掴むも、Sareeeは背中へのフットスタンプを見舞って容赦ない追撃。野崎にタッチ。
 野崎は桜井にカーブストンプを連打。さらにグリグリと顔面を踏みつけていくも、桜井は野崎の足を跳ね除けてビッグブート連打からかかと落とし。さらに顔面へのスライディング・キックを見舞ってからブレーンバスターの体勢へ。野崎はこれをニーリフト連打で振り払い、余裕の表情を浮かべながら桜井に好きなようにエルボーを打たせる。野崎は「効くかボケッ!」とビッグブートからショットガンドロップキック、串刺しビッグブート、貫通ビッグブート、エプロン上でのおしゃれキックと猛連撃。さらにSareeeのドロップキックから野崎のノアール・ランサーが決まるも、桜井は気迫のキックアウト。
 野崎はニーリフト連打からロープに飛ぶが、桜井はカウンターのレッグラリアートからブレーンバスター・ホールドで一矢報いてMIRAIにタッチ。
 MIRAIはロープに飛んで野崎をショルダータックルでふっ飛ばし、再びロープに走る。野崎は「ナメんな!」と顔面にビッグブートを入れていくが、MIRAIもバックエルボー&追走ラリアット。さらにミラマーレ・ショックを狙うが、野崎が顔面への変形コードブレイカーで切り返していき、ビッグブートを発射。これをキャッチして足払いをかけたMIRAIがロープに飛んでラリアットを狙うも、野崎がキャッチしてレインメーカー式ビッグブート。Sareeeにタッチ。

 SareeeはMIRAIにミサイルキックを突き刺し、「どうしたオラッ!」と髪を掴みながら引き起こす。MIRAIは強烈なエルボーで返礼していくが、SareeeはさらにえげつないエルボーでMIRAIの覚悟を問う。全力のエルボー合戦が展開されていき、MIRAIが連打でロープに押し込むもSareeeは余裕の表情。お返しのフルスイングの一発でMIRAIをKO寸前まで追い込んでからジャーマン・スープレックスを狙うが、桜井がエプロンからネックブリーカーを見舞ってアシスト。MIRAIがSareeeをゆりかもめに捕らえるが、Sareeeは足を伸ばしてロープブレイク。

 MIRAIはSareeeをコーナーに振って串刺しラリアット、スライディング・フェイスクラッシャー、ネックツイストと連撃。Sareeeはエルボーからロープに飛ぶが、MIRAIがカウンターのラリアット。桜井にタッチ。
 桜井はSareeeの顔面にビッグブートを叩き込み、怒涛のエルボー連打。「Sareee!来いよ!」と両手を広げて挑発すると、Sareeeがこの日一番の重いエルボー。桜井も怯まずビンタで反撃し、MIRAIとの合体フェイスクラッシャーからSTF。これは野崎がカット。桜井はSareeeに前落としと狙うが、着地したSareeeが桜井の顔面に強烈なビンタ。Sareeeがコーナーに上っていく。意識が朦朧とする桜井だったが、地対空ビッグブートでSareeeを場外に落としてプランチャで追撃するド根性を見せていく。
 桜井はSareeeをリングに放り込み、桜井のレッグラリアート+MIRAIのラリアットのサンドイッチ攻撃。さらに桜井が前落としで叩きつけてカバーも、野崎がカット。桜井はコーナーに上ってダイビング・エルボードロップを狙うが、野崎が追いすがって雪崩式ブレーンバスター。すかさずSareeeがダイビング・フットスタンプで追撃。完璧に決まるもカウントは2。

 ならばとSareeeは再びコーナーに上がり、もう一発ダイビング・フットスタンプを発射。これを桜井がかわし、MIRAIがショルダータックルで着地狩り。桜井がMPRも、返したSareeeがドロップキック一閃。野崎がノアール・ランサーを叩き込んでロープ際まで吹っ飛ばすと、Sareeeは顔面への貫通ドロップキック。素早くコーナーに上がり、ダイビング・フットスタンプをボディに突き刺して3カウントを奪った。

Sareee「私がマリーゴールドのド真ん中、太陽神のSareeeです!オイ!お前ら(MIRAI&桜井)はどうでもいいんだよ。ジュリア!おいジュリア!両国のウチらの一騎打ち、決まったけど、お前大丈夫かその腕。7月やれんのか?」

(※ジュリアがエプロンに上がってくる)

ジュリア「大丈夫に決まってんだろオイ!間に合わせるんだよ、お前とやるためによ!だからお前はゴチャゴチャゴチャゴチャ言ってねーで両国まで待っとけよオイ!楽しみにしてるよ。お前ら(MIRAI&桜井)もしっかりしろよ!?分かったか?!負けてんじゃねーぞコノヤロー!私も負けたけど!両国で、楽しみにしてるよオイ」

(※弓月がリングに上ってきてマイクを取る)

弓月「Sareeeさん、怪我したジュリアさんの前で吠えてますけど、マリーゴールドにはこのビクトリア弓月がいることをお忘れなく。6月11日、後楽園ホールで私にシングルのチャンスを下さい。私が女子プロレスの序列を切り裂いてやるんで。お楽しみに。よろしくお願いします」

野崎「私からも一言いいですか?石川奈青!お前さあ、SNS見たらすげー強気な発言してて、どんなもんかなと思ってたけど今日も元アクトレスの子に負けたんだろ?お前さあ、こんなんでいいの?(※石川がリングに上がろうとする)いい、来なくていい、来なくていい。そこにいろ。お前、何も言うな。お前の根性、私が……野崎様が叩き直してやるよ」

Sareee「弓月、いいねえ。アイツみたいに上がってこない奴もいる中、弓月、大したもんじゃねーかよお前。6月11日、楽しみだよ。お前とやるの。私はジュリアとの約束通りこのマリーゴールドの選手たちに私の闘いを教えてあげたいと思ってるんですよ。だから、やる気がある奴、ビビってない奴には興味あるけどね、ビビってるような奴には全く興味ねーから。(※石川が「ビビってねーよ!」と抗議)時間の無駄なんだよ。私は誰が来ようが受けてやるよ。っていうことでね。私が締めようかな。私が締めていいですか、皆さん!今日の夜、ここ新木場でマリーゴールドの大会がありますが、私がマリーゴールドのド真ん中。エースは出ないんですけど、皆さん夜も精一杯楽しんでいってください!今日はありがとうございました!」

<試合後コメント>

Sareee&野崎渚
Sareee「ありがとうございました!無事勝利。当たり前の結果かなと思ってます」
野崎「楽しかった?」
Sareee「んん~……なんか物足りなかったですね」
野崎「そうだよね。もっともっと普段あたしたちはもっともっとレベルが高いというか、激しい試合をしているので。でも、私は桜井麻衣と今日、旗揚げ戦の後に2回目の試合をしたんですけど、旗揚げ戦よりは力強くなってたとは思うけど、まだまだだと私は思います」
Sareee「そうですね。MIRAI、桜井麻衣、2人とも気持ちはあると思いますけど、もっともっと来てくんなきゃ。ジュリアが欠場という形になって、今がチャンスじゃん。『なにやってんだよ!』って思いますね。だってトップのジュリアがいないって、みんなが上に行く最大のチャンスですよ。もっともっと熱くなってほしいですよ。あんなもんじゃないだろって思います。でも、弓月。なんですか、あの子。メッチャいいじゃないですか。一騎打ち、どうなんすか?決まったのか分かりませんが、楽しみですよ。マリーゴールドのド真ん中は今日もSareeeということで(笑)」
野崎「私はリング上で一言言ったんですが、今日の1試合目、石川奈青。全部見てたわけじゃないけど、モニターでチラチラ見てた。SNSであんな強気な発言してたから興味あったんですよ。誰にも負けたくないとか、ポスターがどうとか。自分が真ん中に立とうと意識してんだなと思って試合見たけど……なんか口だけじゃんっていうのがもどかしいというか。あんなんでホントにいいのかなって私はすごい思ってマイクしました。なんか『来なくていい』って言われたら、普通来るよね?(笑)」
Sareee「分かります」
野崎「そこが日和ってんのかな~って。ガンガン来てほしかったけど、どっか自信がないのかな。私が根性叩き直してあげます」

――お2人のタッグは初めてですか?
Sareee「前に1回だけ組ませていただきました。(野崎さんは)私がデビューした団体の先輩なんですよ」
野崎「ん、まあまあまあ……」
Sareee「一番最初に私がお世話になってかわいがっていただいた先輩なので、個人的にまたこうやって再会できることがメチャクチャ嬉しいですね」
野崎「こちらこそ楽しかったです。また組もう?」
Sareee「はい!またお願いします!もっともっとマリーゴールド、私が面白くしていこうと思います」

MIRAI&桜井麻衣
桜井「今日はすごい、マリーゴールドをかけた大事な試合で……自分のせいで負けてごめん……(※涙で声をつまらせる)悔しすぎて、もっともっともっと!気合い入れて、ジュリアも言ってましたけど、気合い入れてまたやり直していきたいと思います」
MIRAI「今日の相手のプロレスは、なんだろうな。自分の目指すところのプロレスではないけど、それでもやっぱり強い。強さがあって、結局こうやって負けてしまって。プロレスの難しさをすごく今日は感じました。でも、このリングの中心に立つのは自分なので。自分たちなので。このリングに上がるって言うならぶちのめさないといけないなって思います。今日は悔しさの残る試合でした。以上です」

<大会総括>

ロッシー小川
「3つのシングルマッチを決定します。Sareeevsビクトリア弓月、野崎渚vs石川奈青、は林下詩美vs高橋奈七永の3つを次回6月11日の後楽園ホールで決定で」

――久しぶりの新木場はどうでしたか
「新木場はねえ、昔ほどお客さん入れられないみたいで。『ここでやる意味あんのかな?』って思って(笑)今日は284人なんですよ。札止めでね。昔は400人とか450人とか平気で入れてたんで、そのくらいの頭でいたんですけど、今は動員規制があるんで、ここでやる意味はなんなのかなって感じがします」

――新木場と後楽園の間くらいの規模の会場でやっていきたいと
「新宿FACEがいいんですけど、FACEは売店への導線が悪いんで、どうなのかなと。難しいですね。ここは物販やるにはいいんですよ。外だし。だけど、ちょっとね?(笑)350人くらいは入れてもらわないと、ちょっとやる意味ないですね。当初の目論見とちょっと違うなと。もっと動員いいのかなと思ってたんで。多分、ここに入る団体無いのかなと。逆に言ったら。だからそういう人数で“満員”にしちゃってるんじゃないかなって。年内はあと5~6回借りてるんで、そこまでは頑張りますよ(苦笑)また後楽園とは違った意味でコアな人が来てるんで。そんな感じですかね」

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