岩谷麻優とSareeeのIWGP王座戦が4年越しに実現!アイスリボンの藤本つかさも現れ“禁断の扉”が次々開く!

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 27日、神奈川県・横浜BUNTAIにてスターダム『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』が開催。岩谷麻優がSareeeを下してIWGP女子王座の5度目の防衛に成功した。

 Sareeeはジャガー横田や井上京子が所属するディアナの若きエースとして君臨していた選手であり、24歳という若さでWWE入団が決定。2021年にWWE(NXT)でSarray(サレイ)としてスーパースターデビューを果たした。
 2023年3月にWWEとの契約を満了して帰国し、同年5月16日に新宿FACEにて『Sareee-ISM』を開催して日本復帰。ライバルの橋本千紘との大熱戦を展開し、「私が日本の女子プロレス界を変えて見せる」と決意を新たにした。
 亡きアントニオ猪木さんから“闘魂”を継承しているSareeeの活躍は目覚ましく、国内復帰後には精力的に他団体へと参戦。男子団体である全日本プロレスの参戦や、SEAdLINNNGでのBEYOND THE SEA(シングル王座)戴冠など常に話題を振りまいている。

 そんなSareeeだが、スターダムとの間には不穏な逸話が残っている。
 Sareeeは、2020年2月に当時岩谷麻優が保持していた赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム王座)をかけて闘う予定であったが、Sareeeの体調不良により欠場して試合が流れている。その後、Sareeeはアメリカに渡ったために岩谷戦は幻の試合となった。
 時は流れ、現在の岩谷はIWGP女子王座を戴冠し世界を股にかけて活躍中。Sareeeは帰国当初から「IWGP女子王座は闘魂を持っている私が一番ふさわしい」と挑戦を熱望しており、岩谷戦の実現のために動いていくことを仄めかしていた。

 スターダムと絶縁状態なのではないかと囁かれていたSareeeであったが、今年3月の横浜武道館大会で初参戦。「しっかり前のけじめを付けたい」と岩谷麻優の持つIWGP女子王座に挑戦表明を行った。

 これを受けた岩谷は「数年前から、いつでも私はあなたとやる覚悟は出来てましたよ」とSareeeの挑戦を快諾。さらに「やっと今メチャクチャおいしいところにやってきましたね、Sareeeさんよぉ?今の岩谷麻優からこのベルト、獲れると思うな。自分はまだまだこのベルトの最多防衛記録を狙って、自分の人生に誇りを持って進んでいるので。こんなところで……いや、Sareeeごときに潰されることはないと思いますよ」と防衛に自信を見せていた。

 2011年デビュー組の同期である岩谷とSareeeの試合は、互いの限界を探り合うかのような壮絶な試合に。
 開始直後から感情むき出しの打撃戦が展開され、Sareeeは裏投げを、岩谷はドラゴン・スープレックスを乱れ打ちしていく死闘が展開。
 Sareeeが奥の手のリストクラッチ式裏投げを狙うが、岩谷は必死に抜け出してマウントを取りながらのヘッドバッドを連打するという普段は見せない捨て身の猛攻。さらにドラゴン・スープレックス・ホールド、バズソーキック、トラースキック、バズソーキック、ムーンサルト・プレス、二段階式ドラゴン・スープレックス・ホールドと必殺技フルコースを惜しげもなく繰り出して3カウントを奪った。

 試合後、岩谷は「4年越しのタイトルマッチ、実現させてくれてありがとう。今日こうやってIWGP、このスターダムのリングに上ってくれて、私、超ハッピー♪20111年生、同期、新しいライバルが出来た気がする。今日だけじゃない。またどこかでやれたらいいなと思います。その日まで同期の名を汚すんじゃね―ぞ!」と語りかけ、Sareeeと互いに座礼を交わしてから固く握手。互いに人差し指を立てて再戦を誓った。


 その後、突然アイスリボンの藤本つかさが現れて岩谷との対戦を要求。
 女子プロレス界の“禁断の扉”が次々と開いていく中、その中心にいる岩谷の試練はこれからも続いていきそうだ。

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