【試合詳細】2・24 HERO新木場大会 【WBCタッグ】ワイルド・ベアー&ワイルド・ZERO vsガッツ石島&神崎ユウキ 真琴&田中きずなvs藤田あかね&炎華 加藤茂郎vsディアブロ
『バリアフリープロレスHERO「HERO39~旗揚げ14周年記念大会」』
日程:2024年2月24日(土)
開始:18:45
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○仲川翔大(フリー)
8分24秒 スワントーンボム→片エビ固め
●こゆき(フリー)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○梶トマト(飯伏プロレス研究所)
6分33秒 首固め
●海和択弥(HERO)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○洞口義浩(フリー)/後藤恵介(フリー)
11分33秒 変型キャプチュードバスター→片エビ固め
大谷譲二(P.P.P.TOKYO)/●櫻井匠(A-TEAM)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
リッキー・フジ(2AW)/○龍寿(フリー)
11分6秒 イオマンテⅡ→片エビ固め
●友龍(HERO)/雷電(A-TEAM)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○加藤茂郎(フリー)
8分39秒 メリケンサック攻撃→エビ固め
●ディアブロ(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○真琴(フリー)/田中きずな(WAVE)
9分56秒 連環の計
藤田あかね(プロミネンス)/●炎華(WAVE)
▼WBCタッグ王座決定戦 60分1本勝負
○ワイルド・ベアー(HERO)/ワイルド・ZERO(フリー)
16分22秒 バックドロップ→体固め
ガッツ石島(TTT)/●神崎ユウキ(TTT)
※ベアー組が第7代王者となる。
ワイルド軍のベアー&ZEROが王座決定戦を制し、WBCタッグ王座戴冠! “打倒・大仁田厚”に向けガッツ石島と共闘へ
聴覚障害レスラーも在籍するバリアフリープロレスHEROが2月24日、東京・新木場1stRINGで『HERO39~旗揚げ14周年記念大会』を開催した。ワイルド軍のワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO組がTTTのガッツ石島、神崎ユウキ組との王座決定戦を制し、WBCタッグ王座を戴冠。ワイルド軍は次大会(4月27日、新木場)での“打倒・大仁田厚”を旗印にガッツとの共闘が確実になった。
第1試合
こゆきが重いキック、ボディアタックで攻める。仲川がミサイルキック。こゆきがフィッシャーマンスープレックスもカウントは2。仲川はバズソーキックからスワントーンボムでトドメ。
第2試合
海和がスリーパー、ドロップキック、ブレーンバスターで攻めていく。海和が走り込んできたところを梶が首固めで丸め込んで3カウント。
第3試合
大谷が洞口にチョップ。後藤が大谷にチョップ。大谷と櫻井は好連係。後藤が2人に串刺しボディアタック。さらに2人まとめてダイビング・セントーンを狙うも、大谷は回避。後藤が櫻井にラリアット。洞口が変型キャプチュードバスターを櫻井に決めて勝負あり。
第4試合
友龍と雷電は久しぶりのタッグ結成。リッキーが雷電にカミカゼ。友龍は龍寿にチョップ連打、ブレーンバスター、ネックブリーカー、逆片エビ固めで攻めていく。龍寿は友龍に低空ドロップキック。友龍は龍寿に首固めもカウントは2。龍寿が友龍にラリアットからイオマンテⅡを叩き込んでジ・エンド。
第5試合
泥沼の抗争を繰り広げる加藤とディアブロがついに一騎打ち。加藤の要求により、豊島会長が特別レフェリーを務める。場外戦での鉄柱攻撃で加藤が流血。ディアブロがフォーク攻撃、チェーン絞首刑も豊島レフェリーが蹴って阻止。加藤はイス攻撃、足4の字固め。ディアブロがチェーン攻撃もサブレフェリーが阻止。レフェリーのブラインドをついて加藤がメリケンサック攻撃から丸め込んで3カウント。試合後、加藤は豊島レフェリーに暴行。
インフォメーションコーナー
4・27新木場に大仁田厚の参戦を発表した。カードは未定ながら、GPSグループでは5年ぶりの有刺鉄線デスマッチになる。
第6試合
WAVEから田中きずな、炎華が初参戦。きずなと炎華は激しくやり合う。藤田が真琴にバックフリップ。真琴が炎華にダブルアーム・スープレックス。真琴が炎華にエッジ直々伝スピアでカウントは2。真琴が連環の計(変型スリーパー)で炎華がタップ。
第7試合
WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)王座は年齢、性別、国籍、障害のあるなしなどあらゆるバリアを取り払った世界で唯一無二のタイトル。同王座は昨年11・25新木場でガッツ、橋之介組が奪取し、今大会ではベアー&ZEROの挑戦を受ける予定だった。ところが橋之介が左肩の負傷のため王座返上。ガッツが新パートナーに神崎を指名し、ベアー&ZEROとの王座決定戦が行われることになった。
ZEROが得意のサブミッション、キックで神崎を攻め立てる。ガッツがZEROにブルドッキングヘッドロック、垂直落下式ブレーンバスターを決めれば、神崎はZEROにボディアタック、フィッシャーマンズ・バスターで攻め込む。ガッツ組がベアーに合体式フェイスバスター、神崎がフロッグスプラッシュでたたみかけるもZEROがカット。ベアー組が神崎に合体式チョークスラムを決め、ZEROがギロチンドロップ。最後はベアーがバックドロップでトドメを刺した。かつてベアーは正規軍の友龍との軍団の枠を超えたコンビで王座に就いたことがあるが、純粋なワイルド軍として初めて王座を戴冠した。
ベアーはガッツ組のセコンドに就いていた橋之介に「待ってるよ。治したらいの一番に挑戦してこい!」と投げ掛けた。この日、4・27新木場に大仁田が参戦することが発表されたが、ガッツに「男ガッツに見込んで、4月27日、大仁田厚がやってくる。ワイルド軍と一緒に倒さないか?」と共闘を申し入れ。ガッツは「相手はデカけりゃデカいほどいいからな。やってやるよ」と受諾。ベアーは「あと一人、これから探したいと思う」と発言し、師匠・大仁田の対角に立つことを宣言した。エンディングでは海和択弥が9・30浅草で遺恨ができていた友龍を襲撃するハプニングが発生した。
バックステージでベアーは「ワイルド軍でベルト獲るのは気分いい。ZEROの負担が大きかったかもしれないけど、パートナーに選んでよかった。橋之介がいつ帰ってくるかわからないけど、地道に防衛して待っててあげるよ」と発言。そして「自分の師匠である大仁田さんが出るのであれば、組んだって面白くないでしょ。ベルト獲った勢いでZEROと対大仁田厚でいきたい。それにはガッツのすごさが改めてわかったし、ガッツの力を借りて。生きのいい海和、正規軍にいるのはもったいない。ワイルドに入るかどうかは別として、こっちに来たら面白いよ。こっちで用意するのはベアー、ZERO、ガッツ、海和。後はGPSでどう判断するかわからないけど、大将に誰をつけるのか。友龍は入るだろうし。後はお任せします。この4人は有刺鉄線怖くない」と大仁田との臨戦態勢を整えていた。
ベルトを取り戻すことができなかったガッツは「神崎を抜てきしていいところまでいけたんで、これで終わりじゃないというのは見せられたんで。あのベルト何回も獲ってるし。俺はミスターWBCだから。また獲りに行く」、神崎は「今日は負けたけど、終わりじゃない。始まり。必ずあのベルト獲ってみせます」とコメント。故ターザン後藤さんの薫陶を受けてプロレスラーになったガッツは、対大仁田に向け「俺は鬼の流れだから。鬼と邪道が戦うのは必然だから。鬼を背負って大仁田厚と戦う」とキッパリ言い切った。