ワイルド・ベアーが2・24新木場でのWBCタッグ王座獲り宣言!「純粋なワイルド軍でベルトを獲って亡きワイルドセブンとワイルドシューターに報告に行きたい」
聴覚障害プロレスラーも所属するバリアフリープロレスHEROが2月24日、東京・新木場1stRINGで『HERO39』を開催。メインイベントのWBCタッグ王座決定戦(ワイルド・ベアー&ワイルド・ZEROvsガッツ石島&神崎ユウキ)に臨むワイルド軍のリーダー・ベアーが王座獲りを宣言した。
同王座は年齢、性別、国籍、障害のあるなしなど、あらゆるバリアを取り払った世界で唯一無二のタイトル。前大会(昨年11・25新木場)で「れいわ鬼神組」のガッツ、橋之介組が王者組の友龍、後藤恵介組を破り新王者組に。当初、今大会ではガッツ組にベアー&ZEROが挑戦する予定だった。ところが、橋之介が上腕骨大結骨骨折のため欠場となり、本人の申し出により、王座を返上。ガッツの推薦により神崎が代替出場し、王座決定戦として行われることになった。
ベアーはHERO正規軍の友龍(聾レスラー)と軍団の枠を超えてコンビを結成し、2020年2・23新木場で、初代王者組のガッツ&マスクドミステリーを破り王座戴冠。2021年2・20新木場でリッキー・フジ&大和ヒロシに敗れ王座陥落。それ以来、1度も同王座には挑戦しておらず、実に3年ぶりのチャレンジとなる。
「ベルトを落としてから、これというパートナーが定まらなかった。ZEROとも組んだり組まなかったりだったけど、組んでいくうちにだんだん息があって来た。去年の9・30浅草で元タッグチャンピオンのリッキー&大和組に勝って、いけるかなって。それがきっかけ。ちょうどいい感じのときに挑戦できる」(ベアー)。
対戦相手が変わったが、ベアーは「神崎選手は映像をチラッと見ただけで、生では見たことない。空中戦を使ったりで、今時の選手という気はします。未知だけど、自分とZEROのキャリアなら相手が変わってもやることは一緒。ガッツ選手は強敵で、すごい選手だし、やりがいのある選手だし、久しぶりに当たるのは楽しみ。ガッツ選手は神崎選手に根拠がなかったら指名しないと思う。ガッツ選手がチョイスしたのならいい選手だと思う」と分析。
現在、王座は空位だが、HEROから流出した状態。ベアーは「HEROに取り戻すとか、そういう気はない。勝てば、純粋なワイルド軍で初めて獲ることになるんで、ベルトをワイルド軍にもたらす。『ベルトを獲りました』と、亡き(ワイルド)セブンと(ワイルド)シューターに報告に行きたい」と力を込めた。次々大会(4・27新木場)は「ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会」になるが、「もちろんセブンの追悼大会にはベルトを巻いて上がりたい」と意欲。
一方、ワイルド軍と王座を争うガッツは「橋之介の負傷で返上になったWBCのベルトだけど、俺と神崎ユウキのTTT正規軍コンビでキッチリ獲るよ! 休んでる橋之介のためにもね! チャンピオンに返り咲いて“インディー統一”の野望に向けて突っ走ります!!」、神崎は「HERO初参戦でワクワクしています! そして早速タイトル挑戦ということで燃えています! ガッツさんと僕が王者になって、橋之介選手の復帰を待ちます! HEROに神崎ユウキを刻み込みます!!」と意気上がった。
『HERO39』
日程:2024年2月24日(土)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
▼WBCタッグ王座決定戦
ワイルド・ベアー(HERO)/ワイルド・ZERO(フリー)
vs
ガッツ石島(TTT)/神崎ユウキ(TTT)
<その他の対戦カードの見どころ>
▼女子タッグマッチ
真琴(フリー)/田中きずな(WAVE)
Vs
藤田あかね(プロミネンス)/炎華(WAVE)
かつて6年にわたってGPSのコーチを務めた田中稔の愛娘・田中きずなが炎華とともに、WAVEから待望のHERO初参戦。きずなは真琴と、炎華は藤田と組み勝利を目指す。フレッシュコンビとキャリア十分の2人との組み合わせはどういう化学反応を示すか?
▼シングルマッチ
加藤茂郎(フリー)
vs
ディアブロ(フリー)
HEROのみならず、数々のリングで血で血を洗う抗争を繰り広げてきた加藤とディアブロがついに一騎打ちで決着戦を行う。今度こそ決着は付くのか? 加藤は豊島修二会長に特別レフェリーを務めるよう要求し、豊島会長も渋々受諾。加藤の狙いは果たしてどこにあるのか注目が集まる。
▼タッグマッチ
友龍(HERO)/雷電(A-TEAM)
vs
リッキー・フジ(2AW)/龍寿(フリー)
WBCタッグベルトを失った友龍の再起戦は、長年にわたって正規軍を支えてきた雷電とのタッグでリングに立つ。対するは大ベテランのリッキーと実力者・龍寿。強敵を相手に、友龍は新たなスタートを勝利で飾れるか?
▼タッグマッチ
洞口義浩(フリー)/後藤恵介(フリー)
vs
大谷譲二(P.P.P.TOKYO)/櫻井匠(A-TEAM)
同じくWBC王座から陥落した後藤は業師・洞口とのタッグで出陣。殺人チョップの大谷、万能選手の櫻井とのコンビは勝ち気満々! まさに男同士のザ・プロレスリングが展開されるのは必至だ。
▼シングルマッチ
梶トマト(飯伏プロレス研究所)
vs
海和択弥(HERO)
無骨なファイトを繰り広げる海和と、ハイテンション・梶との異色対決が実現。海和はこの一戦を実りあるものにできるか?
▼シングルマッチ
仲川翔大(フリー)
vs
こゆき(フリー)
“プロレス界のはるな愛”こゆきがGPS興行3度目の参戦。GPS合同練習にも参加して、腕を磨いてきたこゆきが、オールマイティファイターの仲川を相手に一矢報いることができるか?